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2021年11月4日 (木) 22:10時点における版
VfLヴォルフスブルク | ||||
---|---|---|---|---|
原語表記 | Verein für Leibesübungen Wolfsburg Fußball GmbH | |||
愛称 | Wolfs | |||
クラブカラー | 緑 | |||
創設年 | 1945年 | |||
所属リーグ | ブンデスリーガ | |||
所属ディビジョン | 1部 | |||
ホームタウン | ヴォルフスブルク | |||
ホームスタジアム | フォルクスワーゲン・アレーナ | |||
収容人数 | 30,124 | |||
代表者 | フランシスコ・ハビエル・ガルシア・サンス | |||
監督 | フロリアン・コーフェルト | |||
公式サイト | 公式サイト | |||
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■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
VfLヴォルフスブルク(VfL Wolfsburg、正式名称: Verein für Leibesübungen Wolfsburg-Fußball GmbH)は、ドイツ・ニーダーザクセン州・ヴォルフスブルクに本拠地を置くサッカークラブ。ヴォルフスブルクに本社を置く自動車メーカーのフォルクスワーゲンがスポンサーの一つである。
歴史
1945年に創設された。1990年代後半よりクラブの強化が進み、1995年にはブンデスリーガ2部のクラブでありながら、カップ戦で準優勝を果たした。1996-97シーズンにおいて、最終戦でヘルタ・ベルリンを得失点差で逆転、ブンデスリーガ1部へ昇格を果たした。
初のリーグ優勝
2005-06シーズンからの2年間は残留争いに巻き込まれる不本意な成績が続いていたが、2007-08シーズンからシュトゥットガルトやバイエルン・ミュンヘンを率いたフェリックス・マガトが監督に就任。前半戦こそ30得点30失点の11位と不安定な成績で終えたものの、冬の補強でCDナシオナルからGKのディエゴ・ベナリオを、浦和レッドダイヤモンズからMFの長谷部誠らを獲得しDF組織のテコ入れを図る。この補強が功を奏して後半戦は28得点16失点と安定した戦いを見せ、クラブ史上最高の5位でシーズンを終了。2008-09シーズンのUEFAカップ出場権を獲得した。
2008-09シーズンは序盤戦こそ成績が安定しなかったものの、グラフィッチやエディン・ジェコの大ブレイクなどもあり、徐々に順位を上げていった。2009年4月4日のバイエルン・ミュンヘン戦に圧勝して首位に立つと、最終節まで勢いは衰えず、クラブ史上初のリーグ優勝(はもとより、カップ戦を含めドイツの主要国内大会初優勝)を果たした。グラフィッチは28得点で得点王、ジェコは26得点でグラフィッチに次ぐ得点ランク2位となるなど、攻撃力の高さが目立った。なお、同一チームから20得点以上の選手が2人出るのはブンデスリーガ史上初である。また、長谷部誠と大久保嘉人は、奥寺康彦以来31年ぶりにブンデスリーガ優勝を経験した日本人となった。
リーグ優勝達成以降
ドイツ王者として出場した2009-10シーズンのUEFAチャンピオンズリーグではマンチェスター・ユナイテッドやCSKAモスクワ等と同組となり、最終節まで決勝トーナメント進出を争ったものの、マイケル・オーウェンにハットトリックを決められて、1-3でマンチェスター・ユナイテッドに敗れ、グループリーグにて敗退している。リーグも中位に低迷し、 アルミン・フェーは解任された。
2009-10シーズン以降、クラブの予算や戦力に見合わない低迷した成績が続き、2010-11シーズンはあわやブンデスリーガ2部降格という危機にまで陥った。
2010年、ヘルタ・ベルリンのフロントで手腕を振るっていたディーター・ヘーネスをゼネラルマネージャーに招聘。2011年3月には2008-09シーズン優勝時の監督フェリックス・マガトを呼び戻し、彼の主導の下、ここ暫く続いた低迷を打破しようと試みた。
その後、クラブの立ち位置としては、優勝もしくは優勝争いをするレベルまでの戦力および予算を保持していないが、チャンピオンズリーグ出場権(2011-12シーズンからは4位以内)もしくはヨーロッパリーグ出場権(国内カップ戦優勝、リーグ戦5位6位)を狙える、上位グループに位置する戦力を有している。
2014-15シーズンは、ケヴィン・デ・ブライネがエースとして躍動し、20アシストを記録した。他にもバス・ドストやイヴァン・ペリシッチらの活躍もあり、バイエルン・ミュンヘンに次ぐ2位となりCL出場権を獲得。さらに、DFBポカールでは決勝でボルシア・ドルトムントを破り初優勝を達成した。
2015-16年シーズンはマンチェスター・シティに移籍したデブライネの穴を埋めるべくシャルケ04からユリアン・ドラクスラーを獲得した。他にもボルシア・メンヒェングラートバッハからマックス・クルーゼ、バイエルン・ミュンヘンからダンテらを獲得。UEFAチャンピオンズリーグはベスト8まで進んだものの、レアル・マドリードに敗れた。リーグ戦は8位終えた。
16-17シーズンはベシクタシュJKからマリオ・ゴメス、レアル・マドリードからボルハ・マジョラル、VfBシュトゥットガルトからダニエル・ディダヴィ、ボルシア・ドルトムントからヤクブ・ブワシュチコフスキ、PSVアイントホーフェンからジェフリー・ブルマなどを獲得するも、ゴメス以外のプレーヤーの得点が少なく低迷した。冬にはドラクスラーをパリ・サンジェルマンに放出し、1.FSVマインツ05からユヌス・マリ、アヤックス・アムステルダムからリーシェドリー・バズールを獲得した。しかし依然として調子が悪く、16位でシーズンを終えた。しかしブラウンシュヴァイクとの入れ替え戦に無事勝利し、1部残留を決めた。
2017-18シーズンはACミランにリカルド・ロドリゲス、オリンピック・マルセイユにルイス・グスタヴォ、ASモナコにディエゴ・ベナリオを放出した。9月18日にはアンドリース・ヨンカー監督を解任した[1]。
2021-22シーズンは、マルク・ファン・ボメル監督が就任。[2]
タイトル
国内タイトル
- DFBポカール:1回
- 2014-15
- DFLスーパーカップ:1回
- 2015
国際タイトル
- なし
過去の成績
シーズン | ディビジョン | DFBポカール | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リーグ | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 点 | 順位 | ||
1992-93 | ブンデスリーガ2部 | 46 | 16 | 13 | 17 | 65 | 69 | 45 | 14位 | |
1993-94 | ブンデスリーガ2部 | 38 | 15 | 10 | 13 | 47 | 45 | 40 | 5位 | 2回戦敗退 |
1994-95 | ブンデスリーガ2部 | 34 | 15 | 13 | 6 | 51 | 40 | 43 | 4位 | 準優勝 |
1995-96 | ブンデスリーガ2部 | 34 | 10 | 14 | 10 | 41 | 46 | 44 | 12位 | 1回戦敗退 |
1996-97 | ブンデスリーガ2部 | 34 | 14 | 16 | 4 | 52 | 29 | 58 | 2位 | 2回戦敗退 |
1997-98 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 11 | 6 | 17 | 38 | 54 | 39 | 14位 | 2回戦敗退 |
1998-99 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 15 | 10 | 9 | 54 | 49 | 55 | 6位 | 準決勝敗退 |
1999-00 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 12 | 13 | 9 | 51 | 58 | 49 | 7位 | ベスト16 |
2000-01 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 12 | 11 | 11 | 60 | 45 | 47 | 9位 | ベスト16 |
2001-02 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 13 | 7 | 14 | 57 | 49 | 46 | 10位 | ベスト16 |
2002-03 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 13 | 7 | 14 | 39 | 42 | 46 | 8位 | 2回戦敗退 |
2003-04 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 13 | 3 | 18 | 56 | 61 | 42 | 10位 | 2回戦敗退 |
2004-05 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 15 | 3 | 16 | 49 | 51 | 48 | 9位 | 1回戦敗退 |
2005-06 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 7 | 13 | 14 | 33 | 55 | 34 | 15位 | 2回戦敗退 |
2006-07 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 8 | 13 | 13 | 37 | 45 | 37 | 15位 | 準決勝敗退 |
2007-08 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 15 | 9 | 10 | 58 | 46 | 54 | 5位 | 準決勝敗退 |
2008-09 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 21 | 6 | 7 | 80 | 41 | 69 | 1位 | 準々決勝敗退 |
2009-10 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 14 | 8 | 12 | 64 | 58 | 50 | 8位 | 2回戦敗退 |
2010-11 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 9 | 11 | 14 | 43 | 48 | 38 | 15位 | ベスト16 |
2011-12 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 13 | 5 | 16 | 47 | 60 | 44 | 8位 | 1回戦敗退 |
2012-13 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 10 | 13 | 11 | 47 | 52 | 43 | 11位 | 準決勝敗退 |
2013-14 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 18 | 6 | 10 | 63 | 50 | 60 | 5位 | 準決勝敗退 |
2014-15 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 20 | 9 | 5 | 72 | 38 | 69 | 2位 | 優勝 |
2015-16 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 12 | 9 | 13 | 47 | 49 | 45 | 8位 | 2回戦敗退 |
2016-17 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 10 | 7 | 17 | 34 | 52 | 37 | 16位 | ベスト16 |
2017-18 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 6 | 15 | 13 | 36 | 48 | 33 | 16位 | 準々決勝敗退 |
2018-19 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 16 | 7 | 11 | 62 | 50 | 55 | 6位 | ベスト16 |
2019-20 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 13 | 10 | 11 | 48 | 46 | 49 | 7位 | 2回戦敗退 |
2020-21 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 17 | 10 | 7 | 61 | 37 | 61 | 4位 | 準々決勝敗退 |
2021-22 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 位 |
欧州の成績
シーズン | 大会 | ラウンド | 対戦相手 | ホーム | アウェー | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1999-00 | UEFAカップ | 1回戦 | デブレツェニ | 2-0 | 1-2 | 3-2 | |
2回戦 | ローダ | 1-0 | 0-0 | 1-0 | |||
3回戦 | アトレティコ・マドリード | 2-3 | 1-2 | 4-5 | |||
2008-09 | UEFAカップ | 1回戦 | ラピド・ブカレスト | 1-0 | 1-1 | 3-2 | |
グループE | ミラン | — | 2-2 | 1位 | |||
ヘーレンフェーン | 5-1 | — | |||||
ブラガ | — | 2-3 | |||||
ポーツマス | 3-2 | — | |||||
ラウンド32 | パリ・サンジェルマン | 1-3 | 0-2 | 1-5 | |||
2009-10 | UEFAチャンピオンズリーグ | グループB | マンチェスター・ユナイテッド | 1-3 | 1-2 | 3位 | |
CSKAモスクワ | 3-1 | 1-2 | |||||
ベシクタシュ | 0-0 | 3-0 | |||||
UEFAヨーロッパリーグ | ラウンド32 | ビジャレアル | 4-1 | 2-2 | 6-3 | ||
ラウンド16 | ルビン・カザン | 2-1 | 1-1 | 3-2 | |||
準々決勝 | フラム | 0-1 | 1-2 | 1-3 | |||
2014-15 | UEFAヨーロッパリーグ | グループH | エヴァートン | 0-2 | 1-4 | 2位 | |
リール | 1-1 | 3-0 | |||||
クラスノダール | 5-1 | 4-2 | |||||
ラウンド32 | スポルティングCP | 2-0 | 0-0 | 2-0 | |||
ラウンド16 | インテル | 3-1 | 2-1 | 5-2 | |||
準々決勝 | ナポリ | 1-4 | 2-2 | 3-5 | |||
2015-16 | UEFAチャンピオンズリーグ | グループB | マンチェスター・ユナイテッド | 1-2 | 3-2 | 1位 | |
PSV | 2-0 | 0-2 | |||||
CSKAモスクワ | 1-0 | 2-0 | |||||
ラウンド16 | ヘント | 3-2 | 1-0 | 4-2 | |||
準々決勝 | レアル・マドリード | 2-0 | 0-3 | 2-3 | |||
2019-20 | UEFAヨーロッパリーグ | グループI | ヘント | 1-3 | 2-2 | 2位 | |
サンテティエンヌ | 1-0 | 1-1 | |||||
オレクサンドリーヤ | 3-1 | 1-0 | |||||
ラウンド32 | マルメFF | 2-1 | 3-0 | 5-1 | |||
ラウンド16 | シャフタール・ドネツク | 1-2 | 0-3 | 1-5 | |||
2020-21 | UEFAヨーロッパリーグ | 予選2回戦 | クケシ | — | 4-0 | — | |
予選3回戦 | デスナ・チェルニーヒウ | 2-0 | — | — | |||
プレーオフ | AEKアテネ | — | 1-2 | — | |||
2021-22 | UEFAチャンピオンズリーグ | グループG | リール | 0-0 | 位 | ||
セビージャ | 1-1 | ||||||
レッドブル・ザルツブルク | 1-3 |
現所属メンバー
- ブンデスリーガ 2020-21シーズン 基本フォーメーション
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
|
|
※括弧内の国旗はその他の保有国籍を、星印はEU圏外選手を示す。
ローン移籍選手
- in
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
|
|
- out
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
|
|
2021-2022シーズン移籍
歴代監督
- 出典[4]
|
|
歴代所属選手
- イェスパー・クリスティアンセン 2002-2003
- ディエゴ・ベナリオ 2008-2017
- ケヴィン・ホフラント 2004-2007
- ファクンド・キロガ 2004-2008
- リカルド・コスタ 2007-2010
- マルセル・シェーファー 2007-2017
- クリスティアン・ザッカルド 2008-2009
- アンドレア・バルツァッリ 2008-2011
- アルネ・フリードリヒ 2010-2011
- シモン・ケアー 2010-2013
- クラウディオ・レイナ 1997-1999
- ディートマー・キューバウアー 2000-2002
- ミロスラフ・カルハン 2001-2007
- ロブソン・ポンテ 2001-2003
- シュテファン・エッフェンベルク 2002-2003
- ドゥシャン・ペトコビッチ 2003-2004
- ミルコ・フルゴビッチ 2003-2005
- アンドレス・ダレッサンドロ 2003-2006
- ジョズエ 2007-2013.1
- サシャ・リーター 2007-2011
- クリスティアン・ゲントナー 2007-2010
- ズヴェズダン・ミシモヴィッチ 2008-2010
- 長谷部誠 2008.1-2013
- カリム・ジアニ 2009-2011
- ジエゴ 2010-2014
- クリスティアン・トレーシュ 2010-
- トーマス・ヒッツルスペルガー 2011-2012
- ヴァーツラフ・ピラシュ 2012-2015
- ケヴィン・デ・ブライネ 2014-2015
- ブライアン・マクブライド 1995-1996
- ジョシュア・ケネディ 2000-2002
- トミスラフ・マリッチ 2000-2003, 2004-2005
- マルティン・ペトロフ 2001-2005
- マルコ・トピッチ 2003-2004
- マイク・ハンケ 2005-2007
- アシュカン・デヤガー 2007-2012
- エディン・ジェコ 2007-2010
- グラフィッチ 2007-2011
- 大久保嘉人 2009.1-2009.6
- オバフェミ・マルティンス 2009-2010
- マリオ・マンジュキッチ 2010-2012
- ナシム・ベン・カリファ 2010-2011
- パトリック・ヘルメス 2011-2013
- ディヴォック・オリジ 2017-2018
関連項目
脚注
- ^ ヴォルフスブルク、アンドリース・ヨンカー監督を解任Kicker日本語版 2017年9月18日
- ^ “Mark van Bommel neuer Wölfe-Coach” (ドイツ語). Mark van Bommel neuer Wölfe-Coach (2021年6月3日). 2021年6月4日閲覧。
- ^ “Kader”. VfL Wolfsburg. 2021年8月3日閲覧。
- ^ “VfL Wolfsburg - Trainerhistorie”. kicker.de. 2014年12月18日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- VfLヴォルフスブルク (vflwolfsburgfussball) - Facebook
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