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「花子 (グラフィックソフト)」の版間の差分

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2021年10月9日 (土) 08:13時点における版

花子
開発元 ジャストシステム
最新版
花子2021(31) / 2021年2月5日 (3年前) (2021-02-05)
対応OS Microsoft Windows
種別 ドロー、グラフィック
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト 花子Web
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花子(はなこ)は、ジャストシステムが販売する統合グラフィックソフトウェアであり、同社の登録商標となっている。1987年3月に発売された。現在の最新バージョンは『花子2021』(31)である。現在のところ、Windows版のみが販売されている。「一太郎 スーパープレミアム / プレミアム」にも搭載されている。

特徴

花子は特にバージョン2004 (14)より、「図で考えるための道具」として位置づけられている。アプリケーションの基本はベクトル系の描画(図面の作成)にあるが、同梱の『花子フォトレタッチ』によりラスター系(ビットマップ)のドロー機能が拡張される。

概念的にはAdobe Illustratorや、CorelDRAWMicrosoft Visioと同系統のソフトであるが、それらと異なる点も数多くある。花子の独特な機能(前述の他社ソフトにはない、あるいは著しく異なる機能)は、下記のとおりである。

  • オートレイアウト機能(文字枠内の行挿入/削除に連動し他の文字枠の位置が自動的に調整される。ver.2008 (19)以降)
  • 文字入力ウィンドウ(Ver.2007 (18)以降)
  • オートチャート(図解)機能
  • アニメーションGIF形式での保存
  • クリップウインドウ(Microsoftの作業ウィンドウと類似しているが、複数パレットが一つの画面領域に収まるようになっている)
  • 学校や職場,製図等で使用できる多彩なイラスト(23,000点程度)
  • スライドの作成・表示(Microsoft PowerPointとの互換性あり,部品としても使用することができる。)
  • クリッピング変形(図形の範囲指定した部分を変形する)
  • キーとメニューの完全カスタマイズ化

花子の主なファイル形式は、独自形式のjhdである。また、花子フォトレタッチ(同梱のビットマップエディタ)の主なファイル形式は、.jmgである。

バージョン

MS-DOSの時代にver1と2が発売され、ver3でWindows対応となった。1995年発売のver3.1は現在と同様に一太郎(当時はver6.3)と並んで発売されていた。しかし一太郎がWindows95に対応してバージョン7、8を発売していったのに対して花子はWindows95対応版は発売されなかったが、1998年に一太郎9の登場に合わせ花子9が登場した。なおこの時に花子と一太郎のバージョンが統一されたため、花子のver4~8は欠番となっている。そのため32ビット版は花子9で初めて登場した事になる。

これ以降、一太郎のバージョンアップに合せて花子も新バージョンが発売されるという形態が続いている。花子2004以後はバージョン番号を西暦年とした。「今後一太郎/花子シリーズは毎年発売されるため」としている[1]

関連項目

脚注

外部リンク