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:: 4作目。1作目以来のエジプトが舞台。16歳のララが登場する。歴代の作品とは違い、エジプトをメインした一拠点のみでストーリーが進んで行く。王家の谷などが登場。この作品で、ララにとって運命を変える事件が起こることとなる。 |
:: 4作目。1作目以来のエジプトが舞台。16歳のララが登場する。歴代の作品とは違い、エジプトをメインした一拠点のみでストーリーが進んで行く。王家の谷などが登場。この作品で、ララにとって運命を変える事件が起こることとなる。ズームアップにより遠く離れた場所を観察する「双眼鏡」。天井の特定の場所につかまり、ぶら下がったまま移動する「モンキースイング」。ぶら下がっているロープにつかまり、登ったり降りたりすることのほかロープにぶら下がったまま振り子のように体を振って、周囲の足場に飛び移る「ロープアクション」が追加されている。遺跡の中には、スイッチを操作すると動き出す足場や、一定条件で開く扉などの仕掛けも多く用意されている。<ref>{{Cite book|title=電撃プレイステーション Vol.143 合併号|date=2000年5月12・26日|year=2000|publisher=メディアワークス|pages=20,21,}}</ref> |
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::'''登場人物''' |
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::* ララ・クロフト / 声 - 田中敦子 |
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2021年10月7日 (木) 11:25時点における版
トゥームレイダー (Tomb Raider) は、1996年にイギリスのゲーム会社 Core Design が制作し、アイドス(2009年よりスクウェア・エニックスの傘下)が発売しているアクションアドベンチャーゲーム、及びこれを第1作とするコンピュータゲームシリーズの名称。開発は6作目『美しき逃亡者』までが Core Design 、7作目『レジェンド』以降はスクウェア・エニックス・ホールディングス傘下でアメリカのCrystal Dynamicsが担当している。リブート2作目『ライズ』はマイクロソフトが販売を担当。全世界シリーズ累計出荷・ダウンロード販売本数は2020年時点で8,100万本以上に達している[1]。
なお、タイトルの「トゥームレイダー(tomb raider)」は、墓に侵入して貴重品や骨董品を持ち帰る者を意味し、1950年代のニューヨークタイムズから用例が見られる[2]。
概要
トレジャーハンターのララ・クロフト(Lara Croft、シリーズ初期の日本語版ではレイラ・クロフトと表記)が世界各地の遺跡で冒険を繰り広げるアクションアドベンチャーゲームである。三人称視点3Dアクションゲームの先駆けとなった。原案を出した生みの親は、トビー・ガード。開発当初、主人公は男性キャラクターとして製作が進んでいたが、インディアナ・ジョーンズに見えてしまうという理由から、思い切って女性キャラクターに設定を変更したところ、ララの「強い女性」というイメージが印象を残し、後の大ヒットへと繋がることになる。
北米、西欧では非常に人気が高く、アンジェリーナ・ジョリー主演で映画化され、彼女自身の出世作にもなった。ゲームの人気もあるが、特にヒロインのララ・クロフトがゲームの主人公の域を超えた人気キャラクターとなっており、テレビ出演、雑誌のグラビア、フランスでは切手、新種のチューリップの名前、ロックバンド「U2」のツアー内登場など、多方面にわたる影響を与えており、「ゲームヒロインとして最も成功した人間の女性」としてギネス・ワールド・レコーズに認定された[3]。
日本における発売元はビクターインタラクティブソフトウェア、カプコン、スパイク、スクウェア・エニックス(旧エニックス時代も含む)、マイクロソフト。
日本語版のララの声優は、1作目が緒方恵美、2〜6作目は田中敦子、7〜9作目は本田貴子、リブート化された10作目以降は甲斐田裕子となっている。
なお、シリーズ初期作品の音楽を担当したのは当時Core Designのサウンドクリエーターで、現在はNujazzアーティスト「Atjazz」として活動するマーティン・アイブソンである。
シリーズの変遷
1996年から1作目~3作目までは高い評価と売上を博し、正にアドベンチャーゲームとしての地位を不動のものにした。
長年、大ヒットを記録し続けたトゥームレイダーだったが、1作目から5作目までのゲームシステムがほぼ同一のため、「マンネリ気味」などと言われるようになる。そのため6作目にあたる『トゥームレイダー 美しき逃亡者』で新しいストーリー展開を組み込み、この作品を起点として数作品にまたがるひとつの物語を作ろうと計画。低迷気味だった人気を再燃させようとする。
しかし、思うように開発が進まず、発売日の延期を余儀なくされるなどのトラブルが発生。ようやく発売されたが、ゲームの操作性が非常に悪く、中途半端なままで世に出されたため、世界的に酷評を受けてしまう。これ以降、トゥームレイダーはしばらく日の目を見ることがなくなる。『トゥームレイダー 美しき逃亡者』の後にSCEEが開発したアドベンチャーゲーム『Primal(SAINTS 聖なる魔物)』で、主人公ジェンが墓地で "R.I.P. Laura Cruft 2003(ラウラ・クラフト 安らかに眠る 2003年)"と刻まれた墓を壊すシーンがあるが、これはララ・クロフトの墓の事で、2003年に発売された『美しき逃亡者』の低迷をパロディ化したものである。
一時は、存続危機にまで陥ったトゥームレイダーシリーズだったが、脱却を図るために再構成を練ることになった。その結果『美しき逃亡者』のストーリー自体を封印し、2006年に新たな展開として『トゥームレイダー レジェンド』を発売。トゥームレイダーの生みの親でもあるトビー・ガードを再び製作チームに招き、ゲームシステムを一新した。難易度を下げることで、一般ユーザーからも支持を得ることに成功。欧米で高い売り上げを誇り、世界で450万本の大ヒットを記録する[4]。
2007年にはトゥームレイダー生誕10周年を記念し、1作目の『トゥームレイダース』を『トゥームレイダー アニバーサリー』の名でフルリメイクし、日本では2008年3月27日に一般家庭用ゲーム機で発売された。
2008年には、『トゥームレイダー アンダーワールド』が発売され、世界で200万本超えの売り上げを記録している。
2013年にはサブタイトルを付けずにリブートした「トゥームレイダー」が発売され世界で1,100万本を超えるシリーズ最大の売り上げとなっている[5]。
ストーリー
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登場人物
- ララ・クロフト
- 本作の主人公。若き女性でありながら、秘境を探検して財宝を発見するのが生業のトレジャーハンターである。女性特有の身軽さと天性の身体能力、生来の危機回避能力を活かして、秘境に隠された謎を解き明かしている。「考古学界の天才」という称賛もあるが、「墓荒らし」と揶揄する者もいる[6]。身長180cm、59.7kg、血液型はAB型、スリーサイズは86-60-89。(改訂版では175cm、リブート版では168cm、体重とスリーサイズは非公開に変更されている)
- 原作の設定では1967年2月14日[7]、イギリス・ウィンブルドンに生まれる。父は考古学者でもある貴族のリチャード・クロフト伯爵であり、恵まれた上流階級として生活を送っていた[6]。9歳になったある日、乗っていた飛行機がヒマラヤに墜落し、10日間の遭難を経てたった一人で生還を果たす[6]。同乗していた母アメリアは迷い込んだ遺跡で消息不明となっており、その後のララに冒険家の道を選択させる一因ともなった[6]。
- 事故後はネパール・カトマンズで父と暮らす[6]。16歳になったララは、父の手立てでヴァーナー・フォン・クロイ教授という著名な考古学者に師事し、アンコール・ワットの調査に同行して遺跡発掘のレクチャーを受けることになる[6]。18歳の頃に敬愛していた父・クロフト伯爵を亡くし、莫大な遺産を相続したララは、本格的にトレジャーハンターとしての活動を開始することになる[6]。
- カナダ山中で伝説とされていた「雪男」を発見したことから冒険家としての名声を得たララは、それ以降も秘境探検を続けていき、数々の古代文明の秘密を解き明かしていく[6]。
ララの友人・協力者
- ウィンストン
- 長年クロフト家に仕える執事。アイルランド出身。かつては軍人だったが20代後半で退役し、それ以来唯一の住み込み使用人としてクロフト邸に住み続けている。既婚者で妻がいたが、ララが生まれる前に死別している。
- ララの身の回りの世話のみならず、執事としての務めを超えて彼女の特殊な生き様や冒険を陰から支え、その期待に応え続けている。ララとその両親、そしてクロフト家に対する揺るぎない忠誠心の持ち主である。
- ヴァーナー・フォン・クロイ教授
- 日本語版CV - 阪脩
- オーストリア出身の著名な考古学者。16歳のララをアンコール・ワットの調査に同行させ、彼女に遺跡発掘のノウハウを教え込んだ[6]。
悪役
- ジャクリーヌ・ナトラ
- 日本語版CV - 富沢美智恵(初代)
- 初代「トゥームレイダース」と、そのリメイク作である「アニバーサリー」、「アンダーワールド」に登場。
- ナトラ・テクノロジー社の女社長。著名な冒険家であるララに秘宝「シオン」の探索を依頼する。しかしその実態はかつて存在した大陸「アトランティス」の三皇帝の一人であり、大陸への反逆行為を行ったことで他の二皇帝(ティホカン、クアロペック)によって封印されていた。
- その後アトランティスは滅ぶが、数千年後の現代になって、ナトラが封印された地点のほど近くで核実験が行われ、封印が解けてしまう事態が発生。現代に甦ったナトラは「ナトラ・テクノロジー」社を創設し、ララに三皇帝の秘宝「シオン」を探させるも、本来の目的はアトランティスを滅ぼした「ある実験」を行うためであった[8]。
- ラーソン(初代のみ「ラーセン」名義)
- 日本語版CV - 高木渉(初代、5作目)
- 初代「トゥームレイダース」と5作目「クロニクル[9]」、及び初代のリメイク作である「アニバーサリー」に登場。
- アメリカ出身の傭兵でピエールの部下。ララとは長年のライバル関係だが、猿呼ばわりされたり、何も考えずにララを始末しようとしてピエールに窘められるなど、粗野な面が目立つ。
- 「クロニクル」では秘宝「賢者の石」を手に入れるべく、ララから秘宝の鍵となる石を強奪しようと暗躍する。最後の石を巡ってララと直接対決するが、突如として背後で動き出したガーゴイルに襲われ投げ飛ばされた。
- 初代及び「アニバーサリー」ではナトラの手下として登場。ララにナトラを紹介した張本人であり、ララが秘宝「シオン」を手に入れると始末して強奪しようとするが、返り討ちに遭う。その後、エジプト(「アニバーサリー」ではアトランティス)でララにリベンジを挑むも、再び返り討ちに遭い命を落とす。
- ピエール・デュポン
- 日本語版CV - 石井康嗣(初代、5作目)
- 初代「トゥームレイダース」と5作目「クロニクル[9]」、及び初代のリメイク作である「アニバーサリー」に登場。
- フランス出身。ララを「ミス・クロフト」と呼ぶなど、ラーソンとは異なり一見気品のある性格だが、感情が高ぶるとその荒々しい本性を剥き出しにする。ラーソンからは「ボス」と呼ばれ慕われている。
- 「クロニクル」では秘宝「賢者の石」を手に入れるべく暗躍する。ララが崖から転落しかけている所に出くわし、鍵となる石を引き渡すことを条件に助ける。しかし不意を突かれ、逆に自身が奈落へ落ちる結果となった。
- 初代及び「アニバーサリー」ではナトラの手下として登場。ギリシャで秘宝「シオン」の探索に従事する。後を追ってギリシャに赴いたララの行く手を阻み、秘宝が隠されている王墓でララと遭遇し直接対決するが、銃撃戦の末(「アニバーサリー」では突如動き出したケンタウロスの像に襲われ)死亡した。
シリーズ一覧
発売日 | 作品名 | 機種 | 舞台 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1997年2月 | トゥームレイダー(トゥームレイダース) | PC/Mac (PS/SS) iOS | ペルー、ギリシャ、エジプト、アトランティス | |
1998年1月 | トゥームレイダー2 | PC/Mac/PS/iOS | 中国、ヴェネツィア、海上倉庫、沈没船、チベット、ララの家 | |
1999年3月 | トゥームレイダー3 | PC/Mac/PS | インド、ネバダ、南太平洋の島、ロンドン、南極大陸 | |
2000年6月 | Tomb Raider | GBC | 日本未発売 | |
2000年7月 | トゥームレイダー4 ラストレベレーション | PC/Mac/PS/DC | カンボジア、エジプト各地 | |
2001年5月 | トゥームレイダー5 クロニクル | PC/Mac/PS | ローマ、ロシア、アイルランド、マンハッタン | |
2001年6月 | Tomb Raider: Curse of the Sword | GBC | 日本未発売 | |
2002年12月 | トゥームレイダープロフェシー | GBA | スウェーデン、カンボジア、イタリア、ルーマニア | |
2003年10月 | トゥームレイダー 美しき逃亡者 | PC/Mac/PS2 | パリ、プラハ | |
2006年10月 | トゥームレイダー レジェンド | Xbox360/PS2/PSP/PC Xbox/GC/NDS/GBA(海外版) |
ボリビア、ペルー、東京都、ガーナ、カザフスタン、イギリス、ネパール | |
2008年3月 | トゥームレイダー アニバーサリー | Xbox360/PS2/PSP/Wii PC/Mac(海外版) |
ペルー、ギリシャ、エジプト、失われた島 | |
2008年11月 | トゥームレイダー アンダーワールド | Xbox360/PS3/PS2/Wii PC/DS(海外版) |
地中海、タイ、ララの家、メキシコ、ヤンマイエン島、アンダマン海、北極海 | |
2010年9月 | ララ・クロフト アンド ガーディアン オブ ライト | Xbox360/PS3/PC | アステカの遺跡(メキシコ) | スピンオフ |
2013年4月 | トゥームレイダー | Xbox360/PS3/PC | 邪馬台国 (絶海の孤島) | |
2014年12月 | ララ・クロフト アンド テンプル オブ オシリス | Xbox one/PS4/PC | オシリスの神殿(エジプト) | スピンオフ |
2015年5月 | Lara Croft: Relic Run | iOS/Android/Windows Phone 8 | スピンオフ 日本未配信 | |
2015年8月 | Lara Croft GO | iOS/Android/PC | 太古の遺跡 | スピンオフ |
2015年11月 | ライズ オブ ザ トゥームレイダー | Xbox one/Xbox 360 PS4/PC |
シリア、キーテジ(ロシア) | |
2018年9月 | シャドウ オブ ザ トゥームレイダー | PS4/Xbox one/PC | コスメル、マヤ遺跡(メキシコ、ペルーのジャングル) |
旧シリーズ
- トゥームレイダー(トゥームレイダース)
- PC/Mac (PS/SS) iOS
- 多様で奥深い操作性、画期的なグラフィック、好奇心をそそるゲーム設定、プレイヤーの緊張感を保つために敵とのバトルをバランスよく織り込んだことなどが評価を受け、世界中で大ヒットを記録した。日本語版のタイトルは本作のみ「トゥームレイダース」とされ、ララ・クラフトの名前も本作と次作のみ「レイラ・クロフト」とされている。全世界で200万以上のセールスを記録した隠れたビッグタイトルと呼ばれている[10]。
- ナトラ・テクノロジーの社長ジャクリーヌ・ナトラから、「シオン」と呼ばれるアーティファクトの探索を依頼される所からストーリーが始まる。舞台はペルー、ギリシャ、エジプト、アトランティスの4つのエリアに分かれている。
- PS版発売時、ゲーム内に隠された「七色の秘宝」を探し出すとプレゼントが抽選で当たるキャンペーンが実施された。
- ストーリー
- ある日、大会社ナトラ・テクノロジーのオーナーから、インカの遺跡に眠る秘宝を探してほしいという依頼が舞い込む。レイラはこの仕事を引き受けるが、狼の群の襲撃をはじめ、数々の苦難に見舞われてしまう。苦労の末、遺跡の奥で秘宝を発見したレイラに、依頼主であるはずのナトラの部下が突然襲いかかる。返り討ちにした一人の男の口から、秘宝はほかにも2つ存在することを知らされる。
- 登場人物
- レイラ(ララ)・クロフト / 声 - 緒方恵美
- 貴族の娘として育てられた。大学卒業後、旅行から帰る途中に人生の岐路が訪れる。飛行機事故にまきこまれヒマラヤの山奥に一人で投げ出される。厳しい数週間を一人で切り抜けたレイラは「危険に満ちた冒険こそ、自分にふさわしい」事に気づく。その道を選んだレイラは親から勘当されるが、現在は趣味となった古代遺跡巡りを通して生計を立てている。運動神経は抜群で拳銃の扱いも熟知している。
- ジャクリーヌ・ナトラ / 声 - 富沢美智恵
- ナトラ・テクノロジー社のオーナーで冒険の依頼主[11]。
- ラーソン・コンウェイ / 声 - 高木渉
- ナトラの手下の一人。レイラにナトラを紹介する。
- ピエール・デュポン / 声 - 石井康嗣
- ナトラの手下の一人。フランス出身のエセ考古学者。
- バルディ / 声 - 笹原大
- 黒人の大男。ショットガンを使う。
- カウボーイ / 声 - 上田祐司
- カウボーイ風の男。マグナムを使う。
- スケートキッド / 声 - 岡野浩介
- スケートボード乗り。ウージーを使う。
- トゥームレイダー Unfinished Business / GOLD:Shadow of the Cat(北米版タイトル)
-
- PC/Mac(海外でのみ発売)/iOS(同梱)
- トゥームレイダー2
- PC/Mac/PS/iOS
- 1997年発売。シリーズ2作目[12]。日本語版は1998年1月22日発売[13] 伝説の秘宝たる『サイアン』という名の短剣を中心に物語が展開してゆく[14]。
- 前作に比してのグラフィックの驚異的な進歩―特に光の表現の進歩が認められた[14]ほか、「よじ登り」という動作が新たに追加された[13]。建物には銃撃などで壊して進むガラス窓が存在する。暗い所ではトーチを使い明かりを灯したり穴の中に投げ込み底を確認したりする事も可能。乗り物を使用するステージも追加された[15]。
- 前作は遺跡や洞窟などが主な舞台であったが、本作では欧州の街、基地風の近代施設、海底、雪山などが新たにステージに加えられた。実在の場所としては、中国の万里の長城、ベニス、チベットなど[13]。シリーズで初めて鮫[14]や虎が登場した作品である。
- 登場人物
- レイラ(ララ)・クロフト / 声 - 田中敦子
- 主人公。ウィンブルドン生まれの冒険家。
- ジャンニ・バルトーリ
- イタリア人。かつて短剣を手に入れようとチベット僧たちと戦い、船もろとも海底に沈められた。
- マルコ・バルトーリ
- ジャンニの息子で、カルト教団の教祖。信者達を使い短剣を手に入れようと暗躍する。
- チャン
- チベット僧。バルトーリに捕らえられてしまう。
- ウィンストン・スミス
- トゥームレイダー2 GOLD:ゴールデンマスク
-
- PC/Mac/iOS(同梱)
- トゥームレイダー3
- PC/Mac/PS
- 3作目。グラフィックがさらに向上し、作品中にはジャングル、極寒の地、砂漠、ロンドンのような近代的な場所を探索するなど、一味違ったステージを探索できる。この作品以降、主人公名はララ・クロフトに統一される。
- 1つ目の秘宝(アーティファクト)の発見後に出会うウィラード博士の依頼によりアーティファクトを集めるため世界を駆け巡る物語。
- PS版は2枚組みで、オリジナルの海外版の内容が収録されている(規格が2枚組みで他作品との違うため、廉価版が出ていない)。
- トゥームレイダー3 GOLD:ロストアーティファクト
-
- PC/Mac
- ウィラード博士の遺品から隠された5つ目のアーティファクトの存在が判明する。
- 登場人物
- ララ・クロフト / 声 - 田中敦子
- 主人公。ウィンブルドン生まれの冒険家。
- マーク・ウィラード / 声 - 宮本充
- 科学調査会社「RX Tech」所属の科学者。
- ソフィア・リー
- 化粧品会社の女性社長。
- ボブ
- 仮面を被った男。
- ピュナ
- 部族の族長。
- トニー、ランディ、ロリー
- 科学調査会社「RX Tech」の遺跡調査員たち。
- 傷を負った兵士 / 声 - 秋元羊介
- ウィンストン・スミス
- ララの家に仕える執事。
- スティーブン、ポール、スマイス
- ビーグル号の船員たち。過去に南極大陸に上陸し、隕石から作られた秘宝を持ち帰った。生還したのはスティーブンのみ。
- トゥームレイダー4:ラストレベレーション
- PC/Mac/PS/DC
- 4作目。1作目以来のエジプトが舞台。16歳のララが登場する。歴代の作品とは違い、エジプトをメインした一拠点のみでストーリーが進んで行く。王家の谷などが登場。この作品で、ララにとって運命を変える事件が起こることとなる。ズームアップにより遠く離れた場所を観察する「双眼鏡」。天井の特定の場所につかまり、ぶら下がったまま移動する「モンキースイング」。ぶら下がっているロープにつかまり、登ったり降りたりすることのほかロープにぶら下がったまま振り子のように体を振って、周囲の足場に飛び移る「ロープアクション」が追加されている。遺跡の中には、スイッチを操作すると動き出す足場や、一定条件で開く扉などの仕掛けも多く用意されている。[16]
- 登場人物
- ララ・クロフト / 声 - 田中敦子
- 主人公。ウィンブルドン生まれの冒険家。
- ヴァーナー・フォン・クロイ / 声 - 阪脩
- オーストリア出身の著名な考古学者。ララの師匠にしてライバル。
- Tomb Raider:STARRING LARA CROFT
-
- GBC(海外版)
- トゥームレイダー5:クロニクル
- PC/Mac/PS
- 5作目。これまでのララの軌跡をたどるという構成で、歴代作品の間に起こったララの活躍を振り返る。
- ララのパートナーとして、初めてジップが登場する。時計メーカーのタイメックスが製作に協力している。
- 登場人物
- ララ・クロフト / 声 - 田中敦子
- 主人公。ウィンブルドン生まれの冒険家。
- ヴァーナー・フォン・クロイ / 声 - 阪脩
- オーストリア出身の著名な考古学者。ララの師匠にしてライバル。
- ピエール・デュポン / 声 - 石井康嗣
- 1作目に登場したフランス出身のエセ考古学者。
- ラーソン・コンウェイ / 声 - 高木渉
- まぬけなピエールの部下。1作目にも登場した。
- セルゲイ・ミハイロフ
- マフィア。Uボートを動かすために大金を出した。
- イゴール・ヤロフェフ
- ロシア海軍大将。Uボートの艦長だが、その座をセルゲイに渡す。
- ジップ / 声 - 高木渉
- ララをサポートする黒人ハッカー。
- チャールズ・ケイン / 声 - 仲野裕
- 幼少期からララを知る友人。物語の語り部の一人。
- ダンスタン神父
- 物語の語り部の一人。
- ウィンストン・スミス
- ララの家に仕える執事。物語の語り部の一人。
- Tomb Raider:Curse of the Sword
-
- GBC(海外版)
- トゥームレイダー:プロフェシー
-
- GBA
- トゥームレイダー:美しき逃亡者
- PC/Mac/PS2
- 6作目。ララがある事件の容疑者となり、無実を証明するため、追っ手を避けながら事件の真相を探ることとなる。
- グラフィックの飛躍的向上をはじめ、謎解きを中心とした情報収集、ララ以外を操作するなど、今までのシリーズとは違うシステムを導入し、新生トゥームレイダーとしての開発が進んでいたが、ゲームシステム上の問題のため、世界的に酷評を受けた作品でもある。
- レジェンドが発表された際、今作のストーリーや登場人物自体が封印されることとなった。
- 登場人物
- ララ・クロフト / 声 - 田中敦子
- 主人公。ウィンブルドン生まれの冒険家。ヴァーナー博士殺しの罪を着せられる。
- ヴァーナー・フォン・クロイ / 声 - 阪脩
- オーストリア出身の著名な考古学者。ララの師匠にしてライバル。何者かによって殺害される。
- トゥームレイダー:レジェンド
- Xbox360/PS2/PSP/PC
- Xbox/GC/NDS/GBA(海外版)
- トゥームレイダー:アニバーサリー
- Xbox360/PS2/PSP/Wii/PC
- Mac(海外版)
- 8作目。トゥームレイダー誕生10周年を記念し、1作目をレジェンドのエンジンでフルリメイク。オリジナル版とは異なり「まだ人を撃ったことがない」ことや、「まだ冒険者として成熟していない」など、ララに対する設定が新たに追加されている。これらの設定の意味合いは大きく、物語が進むにつれてララが成長していく様子が垣間見ることが出来るよう変更がされた。
- トビー曰く、「最近のゲームは意味もない人殺しが多すぎる」という近年のゲームに対しての意見もあったことにより、人間の敵を極力減らし、動物の敵をメインに制作したという。また、動物を撃っても気持ちが落ち込まないように動物の顔を凶悪に作ったとこのゲームのおまけであるコメンタリーで語っている。
- Core Designが2005年に「美しき逃亡者」の失敗の後、1作目をリメイクしたPSP及びPS2、PC向けの作品として「Tomb Raider Anniversary Edition」を発表して開発していた。2006年リリースを予定していたが、最終的に開発はキャンセルされた[17]。Core Designがシリーズから撤退した後、Crystal Dynamicsが代わりに本作を開発した。
- ※なお、アニバーサリーは欧米ではレジェンドのDLCとしても発売されている(日本では未実装)。
- トゥームレイダー:アンダーワールド
- Xbox360/PS3/PS2/Wii/PC
- DS(海外版)
- ララ・クロフト アンド ガーディアン オブ ライト
- Xbox360/PS3/PC
- スピンオフとして開発された新作。シリーズ初の試みとしてクォータービュー&マルチプレイを採用している。
- Xbox360版ではXbox LIVEアーケードタイトルとして2010年8月18日より、PS3/PC版では2010年9月28日より配信中。なお、Xbox360版では2010年10月27日のアップデートによりオンラインCO-OPに対応した。
- Tomb Raider Trilogy
-
- PS3 北米11年3月22日に発売
- 3作品が1枚のブルーレイディスクに収録。3作ともトロフィーに対応し、LegendおよびAnniversaryのグラフィックスはHD化。また、アンロック要素としてPlayStation Homeで使用できる男性用・女性用アバターも収録。
新シリーズ
トゥームレイダーとして、過去のストーリーや設定などに縛られることのない再始動(リブート)を表明しており、グラフィック的にも格段の進化を遂げている。ララの容姿もよりリアルになり、アメリカ出身のモデルMegan Farquhar(メーガン・ファルカー)をモデルとしたデザインに変更された。
- Xbox360/PS3/PC
- 2013年4月発売
- トゥームレイダーシリーズの10作目。21歳の若き頃のララが古代日本の邪馬台国の遺跡を舞台に初めてのサバイバルを経験する。
- トゥームレイダーとしての再始動(リブート)を目的としており、あえてタイトルに副題やナンバリングはつけられていない。クリスタル・ダイナミクス代表のダレル・ギャラガーは、「あなたが知っているトゥームレイダーは忘れてください。我々はシリーズでこれまで行われなかったことを探し求めています」と語っている[18]。
- 今作ではララのモーションとボイスアクターはイギリス出身の女優Camilla Luddington(カミラ・ルディントン)が担当。今作から日本語版声優は、甲斐田裕子が担当する。
- オープンワールドを採用し、視界に入る場所に実際に行くことが可能となっている。リブートは成功しシリーズ最大のヒット作となった。
- トゥームレイダー ディフィニティブエディション
- PS4/Xbox One
- 日本では2014年2月22日にPS4版はPS4と同時発売。Xbox One版は2014年9月4日にXbox Oneと同時発売。
- 2013年版トゥームレイダーの完全版。PS3版、360版から画質が向上し、ダウンロードコンテンツも最初から収録されている。
- Xbox One/Xbox 360/PS4/PC
- Xbox One、Xbox 360は2015年11月10日発売。PS4版は2016年10月発売。『トゥームレイダー』に続くリブート第2作。本作では伝説の都市キーテジを探す。
- PS4/Xbox One/PC
- 2018年9月14日発売。『トゥームレイダー』、『ライズ オブ ザ トゥーム レイダー』に続くリブート第3作。
ララの家
主人公ララの屋敷(「ララの家」(Lara's Home))では、操作方法をボイスで指導するジムやプールがある。また、いくつかの「仕掛け」もある。4、5、6作にはララの家はない。
- トゥームレイダース
- 屋敷のホールに積み下ろしの木箱が置いてある。移動できるのは室内のみ。トレーニングジムで操作方法を一通り学ぶことができる。
- トゥームレイダー2
- 執事、庭が追加され、室外に出ることができる。室内も寝室、キッチン、シャワールームなどが追加され、移動できる範囲が増えた。外のアスレチックで各種操作を学ぶことができ、1作目のトレーニングジムは大ホールになっている。庭に迷路が設置されており、謎を解くことで地下金庫へ行くことが出来る。
- トゥームレイダー3
- 基本的な内容は2作目の家と変わらないが、2作目で大ホールになったジムが復活。拳銃を手に入れることができ、射撃の的と執事を撃てる(執事は無敵)。2作目で迷路だった場所は4輪バギーの練習場に変化し、地下金庫は大水槽へ変化。屋根裏と歴代のアーティファクトを飾る部屋が追加された。この部屋では、2作目の「サイアンの短剣」、1作目の「恐竜」の頭部などが飾られており、当時は未登場のアーティファクトもあった。その中のひとつは5作目に登場する。
- トゥームレイダー レジェンド
- 「ララの家」が復活。移動できるのは室内のみ(渡り廊下は除く)。コスチュームチェンジができるクローゼットなどが用意されており、衣装を変更することができる。3作目までに登場した家とは内装が異なっており、ガラス張りで仕切られた空間にコンピューターが並べられた部屋がある。
- トゥームレイダー アニバーサリー
- 内装はトゥームレイダースで使用されていた家とは異なり、レジェンドとほぼ同様の内装になっている。レジェンドで使用できたトレーニングジムやプールはリフォーム中という設定。庭が追加され外に出られるようになった。内装はレジェンドと同じものだが、ミュージックルームなどが室内に追加されている。庭には迷路がある。
- トゥームレイダー アンダーワールド
- ステージの1つとして登場する。
映画
- トゥームレイダー (映画)
- 本シリーズの映画作品(2001年公開)
- トゥームレイダー2 (映画)
- 本シリーズの映画作品。『トゥームレイダー (映画)』の続編(2003年公開)
- 本シリーズのリブート
- トゥームレイダー ファースト・ミッション[19]
- 本シリーズの映画作品(2018年公開)
- トゥームレイダー セカンド・ミッション(仮)
- 2021年中に撮影が開始。公開日未定。[20]
パチスロ
脚注
- ^ https://www.hd.square-enix.com/jpn/ir/news/pdf/21q2releaseJPN.pdf
- ^ https://www.lexico.com/definition/tomb_raider
- ^ ララ・クロフト,「最も成功したゲームヒロイン」としてギネスに、4Gamer.net、2006年4月10日。
- ^ https://web.archive.org/web/20160524164628/http://www.hd.square-enix.com/eng/pdf/news/20090330_02en.pdf
- ^ http://jp.gamesindustry.biz/article/1712/17120501/
- ^ a b c d e f g h i 【特別連載】「History of TOMB RAIDER」第6回 ララ・クロフトのプロフィール 2017年1月1日閲覧
- ^ 作品や書籍によって生年設定は異なっている。
- ^ 人気シリーズが完全復活! 最高級のグラフィックスも魅力 - 『トゥームレイダー:アンダーワールド』
- ^ a b 時系列では「クロニクル」→初代「トゥームレイダース」の順。
- ^ PlaStationMagazine No.14. 株式会社徳間書店. (1997年7月25日). p. 102
- ^ 電撃PlayStation Vol.38. メディアワークス. (1997年1月31日)
- ^ Tomb Raider II - MobyGames
- ^ a b c 。『トゥームレイダー』シリーズ年表
- ^ a b c トゥームレイダー2 ― ゲームソフトインプレッション
- ^ 電撃PlayStation Vol.62. 主婦の友社. (1997年12月26日). p. 39
- ^ 電撃プレイステーション Vol.143 合併号. メディアワークス. (2000年5月12・26日). pp. 20,21,
- ^ Tomb Raider Anniversary Edition (Cancelled) [PSP - PS2 - PC] - Unseen 64
- ^ 『トゥームレイダー』新作が発表 「若き日のララ・クロフトがサバイバーとなる!」、ファミ通.com、2010年12月7日
- ^ 映画版「トゥームレイダー」がリブート
- ^ https://news.yahoo.co.jp/articles/a53158cec23a22becbb9ac8a1a75442b31abc191