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'''アレクサンダー・ミラー・カッブ'''（'''Alexander Miller Cobb''', [[1987年]][[10月7日]] - ）は、[[アメリカ合衆国]][[マサチューセッツ州]][[ボストン]]生まれ、[[フロリダ州]][[インディアンリバー郡 (フロリダ州)|インディアンリバー郡]]{{仮リンク|ベロビーチ (フロリダ州)|en|Vero Beach, Florida|label=ベロビーチ}}出身の[[プロ野球選手]]（[[投手]]）。右投右打。[[メジャーリーグベースボール|MLB]]の[[ロサンゼルス・エンゼルス]]所属。愛称は'''スワン'''。<ref>{{Cite web|title=Alex Cobb Stats, Fantasy & News|url=https://www.mlb.com/player/alex-cobb-502171|website=MLB.com|accessdate=2021-08-19|language=en}}</ref> |
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[[File:Alex Cobb 2012.jpg|thumb|150px|タンパベイ・レイズ時代<br>（2012年9月12日）]] |
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2021年9月11日 (土) 23:33時点における版
| ロサンゼルス・エンゼルス #38 | |
|---|---|
 ボルチモア・オリオールズ時代 (2019年4月4日) | |
| 基本情報 | |
| 国籍 |
 アメリカ合衆国 |
| 出身地 |
出生：マサチューセッツ州ボストン 出身：フロリダ州インディアンリバー郡ベロビーチ |
| 生年月日 | 1987年10月7日（37歳） |
| 身長 体重 |
6' 2" ＝約188 cm 205 lb ＝約93 kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打席 | 右投右打 |
| ポジション | 投手 |
| プロ入り | 2006年 MLBドラフト4巡目 |
| 初出場 | 2011年5月1日 |
| 年俸 | $14,250,000 (2018年)[1] |
| 経歴（括弧内はプロチーム在籍年度） | |
| |
この表について
| |
アレクサンダー・ミラー・カッブ（Alexander Miller Cobb, 1987年10月7日 - ）は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン生まれ、フロリダ州インディアンリバー郡ベロビーチ出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。MLBのロサンゼルス・エンゼルス所属。愛称はスワン。[2]
メディアによっては「コブ」とも表記される。
経歴
プロ入り前
フロリダ州ベロビーチで育った少年時代には当時ロサンゼルス・ドジャースが同地のドジャー・タウンでスプリングトレーニングを行っており、その期間中のプレシーズン・ゲームでバットボーイをしていた。
プロ入りとレイズ時代
2006年のMLBドラフト4巡目（全体109位）でタンパベイ・デビルレイズから指名され、プロ入り。
2011年5月1日のロサンゼルス・エンゼルス戦でメジャーデビュー。この1試合の先発のみで、一旦AAA級ダーラム・ブルズへ降格したが、5月31日に再昇格した[3]。6月7日のエンゼルス戦で6回1/3を1失点に抑え、メジャー初勝利を挙げた[4]。
（2012年9月12日）
2012年は、5月にジェフ・ニーマンが負傷により長期離脱した影響でMLBに昇格した。先発ローテーションに定着し、2完投（1完封）を含む11勝を記録した。他の先発投手のジェームズ・シールズ、デビッド・プライス、マット・ムーア、ジェレミー・ヘリクソンの全員が2桁勝利を記録した。
（2013年6月15日）
2013年は、6月15日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦でエリック・ホズマーの打球が頭部を直撃し、その後2ヶ月離脱したものの、最終的に前年と同じ11勝・防御率2.76と好成績を残した。また、10月1日に行われたクリーブランド・インディアンスとのワイルドカードゲームでは先発を務め、7回途中まで無失点で 勝利投手となった。
2014年、前年のカッブの頭部直撃事故などを受けて投手のための防具の開発が進み、MLBによって使用が承認された[5]が、大きな見た目もあった普及しなかった。この年は初めて規定投球回に到達し、3年連続の2桁勝利となる10勝を挙げた。
2015年は早々に開幕投手に指名されていたが、開幕を故障者リストで迎えた。さらに5月には右肘尺側側副靭帯の部分断裂が判明し[6]、トミー・ジョン手術を受ける事となり、同年中の復帰は絶望となった[7]。
2016年9月2日、1年と約4ヵ月ぶりにメジャーのマウンドに復帰した[8]。復帰直後という事もあり、同年は5試合の先発登板で防御率8.59・1勝2敗という内容だった[9]。
2017年は開幕から先発ローテーションに復帰し、7月21日のテキサス・レンジャーズ戦では同じくトミー・ジョン手術を受けた相手先発のダルビッシュ有と、両者8回3失点の投げ合いを演じた。オフの11月2日にFAとなった[10]。球団は1年1740万ドルのクオリファイング・オファーを提示した[11]が、11月16日に拒否した[12]。ドラフト同期のエバン・ロンゴリアとは期せずして同じ年に退団することとなった。
オリオールズ時代
2018年3月21日にボルチモア・オリオールズと4年総額5700万ドルで契約を結んだ[13]。9月23日に水ぶくれを悪化させたため、シーズンの残りの期間は欠場することになった[14]。4年契約の最初のシーズンを28先発で5勝15敗で152回と1/3回を投げ102奪三振、防御率4.90を記録した。
2019年3月13日に球団から開幕投手に指名された[15]。1週間後、10日間の故障者リストに入って開幕を迎えた[16]。4月28日に腰椎の緊張で3回目の故障者リストに入る[17]。怪我までの成績は、12回と1/3回を投げ9本塁打を許していた。5月22日に60日間の故障者リストに異動された。6月11日には股関節の手術を受ける必要があることが明らかになり、残りのシーズンを欠場した。被打球平均速度(94.9マイル)はMLBで最も高く、また痛打率も最も高かった[18]。
2020年は60試合制の短縮シーズンで、7月の開幕から10試合に登板し、2勝5敗・防御率4.30などを記録した。
エンゼルス時代
2021年2月2日にジャーメイ・ジョーンズとのトレードで、エンゼルスへ移籍した。残り1年1500万ドルの契約のうち、オリオールズが1000万ドルを負担する[19][20]。ディラン・バンディ、アンドリュー・ヒーニーに次ぐ先発3番手として開幕した。
投球スタイル
平均球速91mph（約146km/hのフォーシームとツーシーム、平均79mph（約127km/h）のカーブ、平均85mph（約137km/h）のチェンジアップを投げる。フォーシームとチェンジアップが投球全体の約1/3を占めている[21]。
2014年に通常のカーブからナックルカーブに変更すると、2017年からは新たにスプリッターを投げるようになった[21]。
詳細情報
年度別投手成績
| 年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2011 | TB | 9 | 9 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 0 | .600 | 224 | 52.2 | 49 | 3 | 21 | 1 | 1 | 37 | 2 | 0 | 21 | 20 | 3.42 | 1.33 |
| 2012 | 23 | 23 | 2 | 1 | 1 | 11 | 9 | 0 | 0 | .550 | 569 | 136.1 | 130 | 11 | 40 | 2 | 9 | 106 | 8 | 1 | 67 | 61 | 4.03 | 1.25 | |
| 2013 | 22 | 22 | 1 | 0 | 0 | 11 | 3 | 0 | 0 | .786 | 578 | 143.1 | 120 | 13 | 45 | 4 | 3 | 134 | 5 | 1 | 46 | 44 | 2.76 | 1.15 | |
| 2014 | 27 | 27 | 0 | 0 | 0 | 10 | 9 | 0 | 0 | .526 | 681 | 166.1 | 142 | 11 | 47 | 1 | 10 | 149 | 8 | 0 | 56 | 53 | 2.87 | 1.14 | |
| 2016 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | .333 | 104 | 22.0 | 32 | 5 | 7 | 0 | 0 | 16 | 0 | 0 | 22 | 21 | 8.59 | 1.77 | |
| 2017 | 29 | 29 | 0 | 0 | 0 | 12 | 10 | 0 | 0 | .545 | 742 | 179.1 | 175 | 22 | 44 | 2 | 6 | 128 | 8 | 1 | 78 | 73 | 3.66 | 1.22 | |
| 2018 | BAL | 28 | 28 | 1 | 0 | 0 | 5 | 15 | 0 | 0 | .250 | 661 | 152.1 | 172 | 24 | 43 | 5 | 4 | 102 | 4 | 1 | 93 | 83 | 4.90 | 1.41 |
| 2019 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | .000 | 60 | 12.1 | 21 | 9 | 2 | 0 | 0 | 8 | 0 | 0 | 16 | 15 | 10.95 | 1.86 | |
| 2020 | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 0 | 0 | .286 | 226 | 52.1 | 52 | 8 | 18 | 0 | 2 | 38 | 1 | 0 | 27 | 25 | 4.30 | 1.34 | |
| MLB：8年 | 156 | 156 | 4 | 1 | 1 | 55 | 57 | 0 | 0 | .491 | 3845 | 917.0 | 893 | 106 | 267 | 15 | 35 | 718 | 36 | 4 | 426 | 395 | 3.88 | 1.27 | |
- 2020年度シーズン終了時
年度別守備成績
| 年 度 |
球 団 |
投手（P） | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
| 2011 | TB | 9 | 5 | 6 | 1 | 0 | .917 |
| 2012 | 23 | 18 | 27 | 1 | 3 | .978 | |
| 2013 | 22 | 7 | 20 | 1 | 1 | .964 | |
| 2014 | 27 | 7 | 22 | 4 | 3 | .879 | |
| 2016 | 5 | 1 | 6 | 1 | 0 | .875 | |
| 2017 | 29 | 15 | 26 | 3 | 1 | .932 | |
| 2018 | BAL | 28 | 11 | 17 | 0 | 1 | 1.000 |
| 2019 | 3 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1.000 | |
| MLB | 146 | 64 | 127 | 11 | 9 | .946 | |
- 2019年度シーズン終了時
記録
- 1イニング4奪三振：1回（2013年5月10日）
背番号
- 53（2011年 - 2017年）
- 17（2018年 - 2020年）
- 38（2021年 - ）
脚注
- ^ “Alex Cobb Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2018年3月22日閲覧。
- ^ “Alex Cobb Stats, Fantasy & News” (英語). MLB.com. 2021年8月19日閲覧。
- ^ Chastain, Bill; Chiang, Anthony (2011年5月30日). “Rays call up Cobb for Tuesday start” (英語). raysbaseball.com Notebook. 2011年5月31日閲覧。
- ^ MLB.com
- ^ “Pitchers protective caps approved by Major League Baseball” (英語). ESPN (2014年1月28日). 2021年6月6日閲覧。
- ^ “Cobb has partial ligament tear in right elbow”. MLB.com (2015年5月5日). 2021年6月6日閲覧。
- ^ “Rays pitcher Alex Cobb to have season-ending elbow surgery” (英語). ESPN. Associated Press. (2015年5月8日) 2015年5月17日閲覧。
- ^ jtmorgan (2016年9月2日). “Rays ace Alex Cobb makes his return” (英語). DRaysBay. 2016年10月9日閲覧。
- ^ MLB公式プロフィール参照。2018年3月22日閲覧。
- ^ David Adler (2017年11月5日). “Key free agents for all 30 MLB teams” (英語). MLB.com. 2017年12月30日閲覧。
- ^ Bill Chastain (2017年11月6日). “Rays extend qualifying offer to Alex Cobb” (英語). MLB.com. 2018年3月22日閲覧。
- ^ Bill Chastain (2017年11月16日). “Alex Cobb declines Rays qualifying offer” (英語). MLB.com. 2018年3月22日閲覧。
- ^ Brittany Ghiroli (2018年3月21日). “Alex Cobb signs 4-year deal with Orioles” (英語). MLB.com. 2018年3月22日閲覧。
- ^ “Alex Cobb agrees with Orioles on 4-year deal worth $60M” (英語). ESPN. March 21, 2018閲覧。
- ^ http://www.espn.com/mlb/story/_/id/26248649/orioles-name-cobb-start-opening-day
- ^ “MLB notebook: Orioles' Cobb (groin) lands on IL”. Sports.yahoo.com. 2019年10月9日閲覧。
- ^ Mark Brown (2019年4月28日). “Alex Cobb back to injured list as Orioles shuffle roster in flurry of moves” (英語). Camden Chat. 2019年10月9日閲覧。
- ^ “Statcast Leaderboard | baseballsavant.com”. Baseballsavant.mlb.com. 2019年10月9日閲覧。
- ^ “Alex Cobb trade to Angels from Orioles” (英語). MLB.com (2021年2月4日). 2021年6月6日閲覧。
- ^ “Orioles Trade Alex Cobb To Angels” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年2月3日閲覧。
- ^ a b “Alex Cobb Pitch Data”. The Baseball Cube. 2017年8月12日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Alex Cobb stats MiLB.com
- Alex Cobb (@Acobb53) - X（旧Twitter）
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