若いふるさと

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若いふるさと
市民歌の対象 伊達市 (北海道)
作詞	太田武彦
作曲	山本丈晴
採用時期	1968年10月
言語	日本語

「若いふるさと」（わかいふるさと）は、北海道伊達市の市民歌である。作詞・太田武彦、作曲・山本丈晴、編曲・伊藤裕春。

解説

1968年（昭和43年）に当時の有珠郡伊達町が開基100周年を記念して町民歌・町民音頭の2部門で歌詞を一般公募した。町民歌は網走郡美幌町在住の自衛官で前年5月に北海道の道民歌として制定された3曲のうち行進曲「光あふれて」での入選実績がある太田武彦の応募作が採用され、山本丈晴への作曲依頼を経て10月に「伊達町音頭」（作詞・安達花矢、作曲・山本丈晴）と併せ「伊達町民の歌」として制定された。

伊達町は町民歌制定から4年後の1972年（昭和47年）に単独で市制施行して伊達市となり、2006年（平成18年）には大滝村を編入合併しているが町民歌は町の法人格と共に市へ引き継がれて現在に至っている。「若いふるさと」の歌詞には「伊達町」もしくは「伊達市」の地名を含んでおらず、後に成立した同名の福島県伊達市が2016年（平成28年）に制定した「伊達市歌」（作詞・和合亮一、作曲・伊藤康英）が「伊達」の地名を歌詞で明示しているのとは対照的である。

レコード

「若いふるさと/伊達町音頭」
沢和代、久保内成幸とロマネスク・セブン(#1) / 都はるみ(#2)の楽曲
リリース	1980年5月
規格	シングル盤
録音	1980年
ジャンル	市民歌、音頭
レーベル	日本コロムビア （PLS-7295-CP）
作詞者	太田武彦(#1) 安達花矢(#2)
作曲者	山本丈晴(#1, 2)
収録曲
A面 伊達音頭（都はるみ） 伊達音頭（伴奏用） B面 若いふるさと（沢和代） 伊達町音頭（都はるみ）
収録順
伊達音頭 (A) 「若いふるさと/伊達町音頭」 (B)

伊達市では市制施行後の1980年（昭和55年）に新しく市民音頭「伊達音頭」を都はるみの歌唱で日本コロムビアの委託製造によりシングル盤としてレコード化しており、このレコードのB面に「若いふるさと」が沢和代、旧「伊達町音頭」が新「伊達音頭」と同じ都はるみの歌唱で吹き込まれた。

備考

同じ北海道内の新冠郡新冠町が1972年に発表した町民愛唱歌（作詞・小野まさあき、作曲・桑山真弓）の表題も伊達市民歌と同名異曲の「若いふるさと」で、日本コロムビアがライラック・シスターズの歌唱によりレコード（中島一巳「男の判官太鼓」B面）を製造している。

参考文献

• 伊達町企画広報課 編『伊達町勢要覧』（伊達町役場、1969年）

関連項目

• 北海道の市町村歌一覧