「ザ・ローリング・ストーンズ No.2」の版間の差分
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| Name = ザ・ローリング・ストーンズ No.2 |
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2021年9月6日 (月) 09:15時点における版
『ザ・ローリング・ストーンズ No.2』 | |||||
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ローリング・ストーンズ の スタジオ・アルバム | |||||
リリース | |||||
録音 | 1964年6月10日 | - 11月8日||||
ジャンル | ロック | ||||
時間 | |||||
レーベル | デッカ | ||||
プロデュース | アンドリュー・ルーグ・オールダム | ||||
専門評論家によるレビュー | |||||
ローリング・ストーンズ U.K. 年表 | |||||
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『ザ・ローリング・ストーンズ No.2』(The Rolling Stones No. 2)は、1965年にリリースされたローリング・ストーンズのイギリスでは2作目となるオリジナルアルバム。
解説
録音はグループ初のアメリカツアーの合間を縫って、大西洋をまたいで散発的に行われた。まず1964年6月10日から11日にかけて、シカゴのチェス・スタジオにて最初の録音が行われ[1]、その後ロンドンに戻り、9月2日から4日、28日から30日にかけてリージェント・サウンド・スタジオにて[2]、さらに11月2日にロサンゼルスのRCAスタジオで、同月8日に再びチェス・スタジオで行った録音でようやく完成となった[3]。
アメリカではイギリスに先んじて2作目のオリジナルアルバム『12×5』がリリースされており、本作のジャケットは『12×5』で使用された写真がそのまま流用された。収録内容は『12×5』にも入れられた「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」、「なぎさのボードウォーク」、「スージーQ」以外は新作となっている。本作も前作『ザ・ローリング・ストーンズ』同様、グループのオリジナル曲は3曲に留まり、大部分がカバーを占めている。
本作の裏ジャケットのライナー・ノーツは、前作同様マネージャーでプロデュースも務めたアンドリュー・ルーグ・オールダムが書いたが、その中の「もし君がパンさえ買えないようなら、盲人の頭を叩いて財布を盗んででも買え」という一文が大きな批判を浴び、上院議会で取り上げられるほどまでに問題が発展した。セカンドプレス以降、この一文は削除されている[4]。
トラブルに苛まれながらも、本作はイギリスのチャートで計10週にわたり1位となり、37週連続でチャートインした[5]。グループにとっては記念すべき作品となったが反響はまちまちで、ジョン・レノンは本作について「アルバムは素晴しいが、5分もかかる曲は気にくわない」と評している[6]。
アブコ・レコードはアメリカ盤のリリースを優先したため、1986年および2002年の旧譜リマスターの際『ザ・ローリング・ストーンズ (アルバム)』と『ザ・ローリング・ストーンズ No.2』を無視した。そのため本作は、2016年発売の15枚組『MONO BOX』のうちの1枚として組み入れられるまでは、製品としては長い間廃盤状態であった。ただし、2011年に両作共ハイレゾリューション・デジタル配信で再発された。
収録曲
SIDE A
- エヴリバディ・ニーズ・サムバディ・トゥ・ラヴ - Everybody Needs Somebody To Love (Solomon Burke/ Jerry Wexler/Bert Russell) 5:03
- ダウン・ホーム・ガール - Down Home Girl (Jerry Lieber/Arthur Butler) 4:11
- ユー・キャント・キャッチ・ミー - You Can't Catch Me (Chuck Berry) 3:38
- タイム・イズ・オン・マイ・サイド - Time Is On My Side (Norman Meade) 2:52[7]
- ホワット・ア・シェイム - What A Shame (Mick Jagger/ Keith Richard) 3:03
- グロウン・アップ・ロング - Grown Up Wrong (Mick Jagger/Keith Richard) 2:03
SIDE B
- ダウン・ザ・ロード・アピース - Down The Road Apiece (Don Raye) 2:55
- なぎさのボードウォーク - Under The Boardwalk (Arthur Resnick/Kenny Young) 2:46
- アイ・キャント・ビー・サティスファイド - I Can't Be Satisfied (McKinley Morganfield) 3:26
- ペイン・イン・マイ・ハート - Pain In My Heart (Naomi Neville) 2:11
- オフ・ザ・フック - Off The Hook (Mick Jagger/Keith Richard) 2:33
- スージーQ - Susie Q (Eleanor Broadwater/ Dale Hawkins/Stan Lewis) 1:50
脚注
注釈
出典
- ^ 『ローリングストーンズ/グッド・タイムズ・バッド・タイムズ』 (テリー・ロウリングス/アンドリュー・ネイル/キース・バッドマン著、筌尾正訳、シンコーミュージック刊、2000年、ISBN 978-4401616541)48-49頁。
- ^ 『ローリングストーンズ/グッド・タイムズ・バッド・タイムズ』 (テリー・ロウリングス/アンドリュー・ネイル/キース・バッドマン著、筌尾正訳、シンコーミュージック刊、2000年、ISBN 978-4401616541)63、65頁。
- ^ 『ローリングストーンズ/グッド・タイムズ・バッド・タイムズ』 (テリー・ロウリングス/アンドリュー・ネイル/キース・バッドマン著、筌尾正訳、シンコーミュージック刊、2000年、ISBN 978-4401616541)71頁。
- ^ 『ストーン・アローン/下』(ビル・ワイマン/レイ・コールマン著、野間けい子訳、ソニー・マガジンズ刊、1992年、ISBN 4-7897-0781-4)24頁。
- ^ ROLLING STONES | full Official Chart History | Official Charts Company:
- ^ 『ストーン・アローン/下』(ビル・ワイマン/レイ・コールマン著、野間けい子訳、ソニー・マガジンズ刊、1992年、ISBN 4-7897-0781-4)10頁。
- ^ イントロが『12×5』に収録されたバージョンと異なっている。