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「イエロー・サブマリン 〜ソングトラック〜」の版間の差分

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2021年9月6日 (月) 08:34時点における版

ビートルズ > ビートルズの作品 > イエロー・サブマリン 〜ソングトラック〜
『イエロー・サブマリン 〜ソングトラック〜』
ザ・ビートルズコンピレーション・アルバム / サウンドトラック
リリース
録音
ジャンル
時間
レーベル
プロデュース
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
後述を参照
ゴールドディスク
後述を参照
ザ・ビートルズ アルバム 年表
  • イエロー・サブマリン 〜ソングトラック〜
  • (1999年 (1999)
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イエロー・サブマリン 〜ソングトラック〜』(英語: Yellow Submarine Songtrack)は、ビートルズコンピレーション・アルバム。ビートルズを主人公にしたアニメ映画『イエロー・サブマリン』のサウンドトラックアルバム。1999年9月13日にリリースされた。

解説

1969年にリリースされた同映画のサウンドトラック・アルバム『イエロー・サブマリン』に収録されたビートルズの全楽曲と、映画で使われたその他の曲が収録されている。なおジョージ・マーティンによるオーケストラの楽曲は収録されていないため、タイトルが示すとおりサウンドトラックではなくソングトラックである。同時発売のLPは初版のみイエロー・ヴィニール仕様。なお、映画で使用されたビートルズの楽曲の中で、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」は未収録となった[注釈 1]

プロデューサーアビー・ロード・スタジオのエンジニアでもあり、5.1chについての知識もあるピーター・コビンが抜擢された。

全曲でリミックスが行われている。ダビング以前のマスター・テープまでさかのぼり各トラックを同期させることにより、今まで1つのトラックに入っていた各パートの音を分離させ位相や音量等を自由に制御可能になり、音の分離もよくなった。また、特殊なノイズを取り除くプログラムでのコンピュータ処理によって音のノイズも減った。

リミックス作業の効果は音質改善のみならず、サウンドデザインの変更にも及んでいる。顕著な例としては、以下の楽曲が挙げられる。

  • エリナー・リグビー
    ストリングスはまとめてモノラル・ミックスされていたが、ここでは弦楽四部がそれぞれ別に定位したステレオミックスに変わっている。また、1966年のミックスで、最初のコーラスが終わった後の歌いだしの「Ele...」まで左に定位してしまうというミスが生じていたが、本作ではボーカルが中央に定位している。本作以降に収録された同曲は、本作のミックスが採用されている。
  • サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
    ボーカル・トラックがオリジナルでは右チャンネルに固定されていたものが、本アルバムでは中央に変更されている。
  • オンリー・ア・ノーザン・ソング
    従来の作品では、特殊事情により擬似ステレオでの収録だったが、本作ではリアル・ステレオ化されている。

CD発売と前後して、映画『イエロー・サブマリン』もサウンドの5.1ch化および楽曲等のリミックスや画質の補正などを行い、DVDとしてリリースされた。

曲目

特記を除き、作詞作曲はレノン=マッカートニーによるもの。

アナログ盤は「ベイビー・ユーアー・ア・リッチ・マン」以降がB面である。

#タイトル作詞・作曲リード・ボーカル時間
1.イエロー・サブマリン(Yellow Submarine) リンゴ・スター
2.ヘイ・ブルドッグ(Hey Bulldog) ジョン・レノン
3.エリナー・リグビー(Eleanor Rigby) ポール・マッカートニー
4.ラヴ・ユー・トゥ(Love You To)ジョージ・ハリスンジョージ・ハリスン
5.オール・トゥゲザー・ナウ(All Together Now) 
6.ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ(Lucy In The Sky With Diamonds) ジョン・レノン
7.嘘つき女(Think For Yourself)ジョージ・ハリスンジョージ・ハリスン
8.サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band) ポール・マッカートニー
9.ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ(With A Little Help From My Friends) リンゴ・スター
10.ベイビー・ユーアー・ア・リッチマン(Baby, You're A Rich Man) ジョン・レノン
11.オンリー・ア・ノーザン・ソング(Only a Northern Song)ジョージ・ハリスンジョージ・ハリスン
12.愛こそはすべて(オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ)(All You Need Is Love) ジョン・レノン
13.ホエン・アイム・シックスティ・フォー(When I'm Sixty-Four) ポール・マッカートニー
14.ひとりぼっちのあいつ(Nowhere Man) ジョン・レノン
15.イッツ・オール・トゥ・マッチ(It's All Too Much)ジョージ・ハリスンジョージ・ハリスン
合計時間:

チャート成績

認定

国/地域 認定 認定/売上数
フランス (SNEP)[16]
2012 remaster
Diamond 500,000*
日本 (RIAJ)[17] Platinum 177,000[18]
イギリス (BPI)[19] Gold 100,000^
アメリカ合衆国 (RIAA)[20] Gold 500,000^

^ 認定のみに基づく出荷枚数

脚注

注釈

  1. ^ メンバーがイエロー・サブマリンに乗り込み、出発するシーンで「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」のオーケストラのクレッシェンド部分が使用されていた。

出典

  1. ^ Erlewine, Stephen Thomas. Yellow Submarine Songtrack - The Beatles | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年9月18日閲覧。
  2. ^ DeCurtis, Anthony (1999年10月28日). “Rolling Stone : Yellow Submarine Songtrack : Review”. Rolling Stone. 2007年3月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月18日閲覧。
  3. ^ "Austriancharts.at – The Beatles – Yellow Submarine Songtrack" (in German). Hung Medien. 2020年9月19日閲覧。
  4. ^ "Ultratop.be – The Beatles – Yellow Submarine Songtrack" (in French). Hung Medien. 2020年9月19日閲覧。
  5. ^ "Ultratop.be – The Beatles – Yellow Submarine Songtrack" (in Dutch). Hung Medien. 2020年9月19日閲覧。
  6. ^ Top Albums/CDs - Volume 69, No. 24”. RPM. Library and Archives Canada (1999年10月4日). 2014年1月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月19日閲覧。
  7. ^ "Dutchcharts.nl – The Beatles – Yellow Submarine Songtrack" (in Dutch). Hung Medien. 2020年9月19日閲覧。
  8. ^ "Lescharts.com – The Beatles – Yellow Submarine Songtrack". Hung Medien. 2020年9月19日閲覧。
  9. ^ "Offiziellecharts.de – The Beatles – Yellow Submarine Songtrack" (in German). GfK Entertainment Charts. 2020年9月19日閲覧。
  10. ^ a b Hit Parade Italia - Gli album più venduti del 1999” (Italian). hitparadeitalia.it. 2020年9月19日閲覧。
  11. ^ "Norwegiancharts.com – The Beatles – Yellow Submarine Songtrack". Hung Medien. 2020年9月19日閲覧。
  12. ^ "Swedishcharts.com – The Beatles – Yellow Submarine Songtrack". Hung Medien. 2020年9月19日閲覧。
  13. ^ "Swisscharts.com – The Beatles – Yellow Submarine Songtrack". Hung Medien. 2020年9月19日閲覧。
  14. ^ "Official Albums Chart Top 100". Official Charts Company. 2020年9月19日閲覧。
  15. ^ Billboard 200 Chart”. Billboard (1999年10月2日). 2020年9月19日閲覧。
  16. ^ "French album certifications – The Beatles – Yellow Submarine" (French). Syndicat National de l'Édition Phonographique. 2020年9月19日閲覧
  17. ^ GOLD ALBUM他 認定作品 1999年10月度(99年9月21日〜99年10月20日)」『The Record』第481号、日本レコード協会、1999年10月、8頁。 
  18. ^ 『ALBUM CHART-BOOK COMPLETE EDITION 1970-2005』オリコンエンタテインメント、2006年。ISBN 4-87131-077-9 
  19. ^ "British album certifications – The Beatles – Yellow Submarine Songtrack". British Phonographic Industry. 2020年9月19日閲覧 Select albums in the Format field. Select Gold in the Certification field. Type Yellow Submarine Songtrack in the "Search BPI Awards" field and then press Enter.
  20. ^ "American album certifications – The Beatles – Yellow Submarine Songtrack". Recording Industry Association of America. 2020年9月19日閲覧

外部リンク