「スーパー戦隊ワールド (映画)」の版間の差分
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| 作品名 = スーパー戦隊ワールド |
| 作品名 = スーパー戦隊ワールド |
2021年9月6日 (月) 07:12時点における版
クレジットなどで確認できないスーツアクターの役柄を記載する場合には、必ず信頼可能な情報源からの出典を示してください。出典の無い情報については、Wikipedia:独自研究は載せないに基づき一定期間ののち除去されるおそれがあります(プロジェクト:特撮/スーツアクターの役名記載についてでの議論に基づく) |
スーパー戦隊ワールド | |
---|---|
監督 | 渡辺勝也 |
脚本 | 鷺山京子 |
出演者 | 和泉史郎 |
音楽 | 川村栄二 |
配給 | 東映 |
公開 | 1994年8月6日 |
上映時間 | 9分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『スーパー戦隊ワールド』(スーパーせんたいワールド)は、イベント用に制作された1994年公開の3D映画。同時上映は『仮面ライダーワールド』『東映ヒーロー大集合』。
概要
『忍者戦隊カクレンジャー』『五星戦隊ダイレンジャー』『恐竜戦隊ジュウレンジャー』『鳥人戦隊ジェットマン』『地球戦隊ファイブマン』が帝王ダイダスの侵略から地球を守るために戦う。
『ファイブマン』から『カクレンジャー』までの戦隊の競演が見られるのも見所の1つであるが、チェンジペガサス(『電撃戦隊チェンジマン』)とドラゴンレンジャー(『恐竜戦隊ジュウレンジャー』)を演じた和泉史郎がダイダスに襲われる青年マサトを演じる。ナレーションは、『カクレンジャー』には専属のナレーターが設けられていない[1]ため前年の『ダイレンジャー』を担当した宮田浩徳が担当。
DVD『スーパー戦隊 THE MOVIE』VOL.4に特典として収録、本来のフィルムは2台のカメラをずらして組み込まれた3D用カメラで撮られているが、収録のものには3Dプログラムはない。
1996年に、本作品でも登場したカクレンジャーと『超力戦隊オーレンジャー』を描いたスーパー戦隊Vシネマ『超力戦隊オーレンジャー オーレVSカクレンジャー』が制作されており、以後、スーパー戦隊Vシネマシリーズが制作され続けている。
この作品のSEは大泉音映とは異なり、別のものを使用した。これは、『救急戦隊ゴーゴーファイブ 激突!新たなる超戦士』も同様にやや異なるSEを使用している。
ストーリー
ある場所で記念撮影をしていたマサトとユカ。その時、空から巨大な怪人が現れた。地球を支配しようと企む悪の帝王ダイダスだ。ダイダスは額の第3の目からザイガン・バンゴ・ダマルを召喚し、マサトとユカを襲う。シャーク号でパトロールしていた忍者戦隊カクレンジャーは直ちに急行、ザイガンたちと戦うが、やがて現れたゾガー・イルバルにマサトとユカを拉致されて戦えない。とその時、地球戦隊ファイブマン・鳥人戦隊ジェットマン・恐竜戦隊ジュウレンジャー・五星戦隊ダイレンジャーの4大戦隊が現れた。早速忍者戦隊は4戦隊と合流し、怪人軍団や戦闘員軍団と決戦、そしてハウリングキャノンとカクレンジャーボールで軍団を全滅させた。
怒ったダイダスは5戦隊の前に立ちはだかる。負けじと各戦隊も、無敵将軍・大連王・大獣神・ジェットイカロス・ファイブロボを出撃させて戦うが、ダイダスは5大巨大ロボ相手にもびくともしない。だがその様子を見ていたマサトはダイダスの第3の目を思い出し、そのことを各戦隊に伝える。それを知った各巨大ロボは次々と第3の目を攻撃し、最後は無敵将軍の「火炎将軍剣」が第3の目に炸裂、ダイダスは爆発四散して果てた。5大戦隊の大勝利だ。
登場戦士
- 全員素顔での出演はないが、オリジナルキャストを使用している戦士もいる。
- カクレンジャーとジェットマン以外は参加困難な状況にあるが、本編では特に触れられていない。
戦隊名 | 備考 |
---|---|
忍者戦隊カクレンジャー | |
五星戦隊ダイレンジャー | [2][3] |
恐竜戦隊ジュウレンジャー | [4][3] |
鳥人戦隊ジェットマン | [5] |
地球戦隊ファイブマン | [6] |
巨大ロボ
- 無敵将軍・大連王・大獣神の3体は厳密には生命体だが、本作品では「巨大ロボ」とされている。
- 各戦隊とも1号ロボのみ登場、2号・3号・要塞ロボは登場せず、従って、強化形態や究極形態は登場しない。
- 各ロボとも、個別状態(ファイブマシン・ジェットマシン・守護獣・気伝獣・獣将)は登場せず、剣を武器にしている。
- 無敵将軍を除く4体のアナザーフォーメーション(ファイブトレーラー・イカロスハーケン・ダイノタンカー・天空気殿&龍星王)は登場しない。
名称 | 備考 |
---|---|
無敵将軍 | |
大連王 | |
大獣神 | |
ジェットイカロス | バードニックセイバーではなく、イカロスアックスを武器にしていた。 |
ファイブロボ |
登場怪人
地球を支配するために異次元の彼方からやってきた、帝王ダイダス率いる悪の地球攻撃兵団。銀帝軍ゾーンからゴーマまでの戦闘員を復活させ、5大戦隊に挑む。帝王ダイダス、ザイガンを除く怪人の担当声優は不明。
- 帝王ダイダス
- 戦隊ヒーローたちを倒し地球を支配しようと目論む異次元の悪の帝王。通称:異次元の侵略の帝王。ファイブロボ、ジェットイカロス、大獣神、大連王、無敵将軍までの5体のロボットを相手に一歩も引かないほどの強大な力を持つ。額の第3の目が唯一の弱点。
- ザイガン
- ダイダスの片腕である地球攻撃兵団の行動隊長。
- バンゴ
- ザイガンの仲間で地球攻撃兵団の一員。頑丈な鎧で頭部と胸部を覆い、敵の攻撃を跳ね返す。
- ダマル
- バンゴと同じくザイガンの仲間で地球侵略軍団の一員。長槍を武器とする。頭部は『高速戦隊ターボレンジャー』に登場した暴魔獣、フジミボーマ幼態マスクの流用である。
- ゾガー
- 遅れてやって来た地球侵略軍団の怪人。劇中では名前が出ていない。銃と剣を武器にする野獣のような戦士。
- イルバス
- ゾガーとともに人質を連れてやって来た地球攻撃兵団の怪人。同じく名前は劇中未登場。空中から素早い攻撃を仕掛ける。
- 戦闘員集団
-
- バツラー兵
- グリナム兵
- ゴーレム兵
- コットポトロ
キャスト
- マサト、ファイブレッドの声:和泉史郎
- ユカ:愛賀あいり
声の出演
- ニンジャレッド:小川輝晃
- ニンジャホワイト、ファイブイエロー[要出典]:広瀬仁美
- ニンジャブルー:土田大
- ニンジャイエロー:河合秀
- ニンジャブラック:ケイン・コスギ
- リュウレンジャー:和田圭市
- シシレンジャー、テンマレンジャー:羽村英[要出典]
- ティラノレンジャー、ブラックコンドル:望月祐多[要出典]
- レッドホーク[要出典]、ザイガン:小杉十郎太
- 帝王ダイダス:松本大
- ナレーション:宮田浩徳
スーツアクター
- ニンジャレッド[7]:高岩成二
- ニンジャホワイト[要出典]:村上利恵
- ニンジャブルー[要出典]:宮崎剛
- ニンジャイエロー[要出典]:石垣広文
- ニンジャブラック[要出典]:喜多川務
- リュウレンジャー[要出典]:横山一敏
映像ソフト化
- DVD:スーパー戦隊THEMOVIEBOX(2003年6月21日発売)、単巻4巻(2004年7月21日発売)
- BD:スーパー戦隊BD THEMOVIEBOX1976-1995(2011年6月21日発売)、
スタッフ
脚注
- ^ ナレーターに該当するキャラクターとしては「講釈師」(三遊亭圓丈)が存在していた。
- ^ 最終回で解散し、50年後に孫たちがダイレンジャーを再結成させている。
- ^ a b 全戦隊初期メンバーのみの出演であり、『ジュウレンジャー』『ダイレンジャー』に登場した6人目の戦士・ドラゴンレンジャーとキバレンジャーは出演していない。
- ^ 最終回で地上を去っている。さらに「ここにいることはできない」というセリフがある。『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ』のパンフレットの望月祏多(ゲキ / ティラノレンジャー役)へのインタビューでは、坂本浩一(『キョウリュウジャーVSゴーバスターズ』の監督)は「世界を旅していた」という見解を持っているため、「ここにいることはできない」というセリフも単に「(平和になった)ここにいることはできない(=まだ平和になっていない場所に行かなければならない)」ととることができる。
- ^ ブラックコンドル=結城凱は『ジェットマン』最終回で死亡したが、死亡した時点が1995年であり、カクレンジャーが活躍していた時点で生きていても矛盾はない。
- ^ 最終回でスターキャリアに乗り宇宙に旅立っている。ただし、フラッシュマンのように地球にいられなくなったわけではなく、ゾーンに滅ぼされた星々を蘇らせにいっただけであるため帰還は可能。
- ^ 「LIST OF WORKS 高岩成二」『JAE NAKED HERO』太田出版、2010年3月8日、141頁頁。ISBN 978-4-7783-1210-7。
関連項目
- スーパー戦隊Vシネマ
- 非公認戦隊アキバレンジャー - いくつかの類似点が多い。[要出典]