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大学でも中距離で活躍した。大学1年では故障で出遅れたが秋の[[日本学生陸上競技対校選手権大会|日本インカレ]]1500mで6位。大学2年以降も何度か不調に苦しみながらも、[[日本学生陸上競技個人選手権大会|日本学生個人]]で800m、日本インカレで800m、1500mを優勝した。大学4年で日本インカレ1500mで優勝した際には学生陸上界では「母娘2代での優勝」と話題になった。
大学でも中距離で活躍した。大学1年では故障で出遅れたが秋の[[日本学生陸上競技対校選手権大会|日本インカレ]]1500mで6位。大学2年以降も何度か不調に苦しみながらも、[[日本学生陸上競技個人選手権大会|日本学生個人]]で800m、日本インカレで800m、1500mを優勝した。大学4年で日本インカレ1500mで優勝した際には学生陸上界では「母娘2代での優勝」と話題になった。


大学卒業後は最強ランナー[[新谷仁美]]とクラブチームNTTCで活動し、800m、1500mで[[日本陸上競技選手権大会|日本選手権]]や国体、さらにアジア選手権でも活躍。2019年の日本選手権1500mでは母親の果たせなかった優勝を果たし、さらに800mも制して2冠となった。NTTC解散後の2020年1月から新谷とともに積水化学に所属し、[[2020年東京オリンピック]]出場を目指して取り組んだ。参加標準記録には達しなかったが、年間ランキング上位に入り1500m代表に選ばれた。同種目の日本選手出場は、[[田中希実 (陸上選手)|田中希実]]とともに初の快挙である。
大学卒業後は最強ランナー[[新谷仁美]]とクラブチームNTTCで活動し、800m、1500mで[[日本陸上競技選手権大会|日本選手権]]や国体、さらにアジア選手権でも活躍。2019年の日本選手権1500mでは母親の果たせなかった優勝を果たし、さらに800mも制して2冠となった。NTTC解散後の2020年1月から新谷とともに積水化学に所属し、[[2020年東京オリンピック]]出場を目指して取り組んだ。参加標準記録には達しなかったが、年間ランキング上位に入り1500m代表に選ばれた。同種目の日本選手出場は、[[田中希実]]とともに初の快挙である。


2021年8月2日の[[2020年東京オリンピックの陸上競技|東京オリンピック陸上]]女子1500m予選では、2組で出走。組9着で予選落ちとなったが、自己記録を2秒62も更新する4分7秒90(日本歴代3位)の快走を見せた<ref>{{Cite news|title=卜部蘭が自己ベスト更新「この一本に集中した」日本人初の1500m出場|newspaper=デイリースポーツ online|date=2021-08-02|url=https://www.daily.co.jp/olympic/tokyo2020/2021/08/02/0014556339.shtml|accessdat=2021-08-02}}</ref><ref>{{Cite news|title=田中希実、日本新で日本勢初出場女子1500Mで準決勝進出の快挙「日本記録を出せば行けると思っていた」|newspaper=スポーツ報知|date=2021-08-02|url=https://hochi.news/articles/20210802-OHT1T51022.html|accessdate=2021-08-02}}</ref>。
2021年8月2日の[[2020年東京オリンピックの陸上競技|東京オリンピック陸上]]女子1500m予選では、2組で出走。組9着で予選落ちとなったが、自己記録を2秒62も更新する4分7秒90(日本歴代3位)の快走を見せた<ref>{{Cite news|title=卜部蘭が自己ベスト更新「この一本に集中した」日本人初の1500m出場|newspaper=デイリースポーツ online|date=2021-08-02|url=https://www.daily.co.jp/olympic/tokyo2020/2021/08/02/0014556339.shtml|accessdat=2021-08-02}}</ref><ref>{{Cite news|title=田中希実、日本新で日本勢初出場女子1500Mで準決勝進出の快挙「日本記録を出せば行けると思っていた」|newspaper=スポーツ報知|date=2021-08-02|url=https://hochi.news/articles/20210802-OHT1T51022.html|accessdate=2021-08-02}}</ref>。

2021年9月3日 (金) 03:27時点における版

卜部 蘭 Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム うらべ らん
ラテン文字 Ran URABE
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技
種目 中距離走
所属 NIKE TOKYO TC(解散)→積水化学女子陸上競技部
大学 東京学芸大学
生年月日 (1995-06-16) 1995年6月16日(29歳)
出身地 東京都
身長 168cm
成績
オリンピック 1500m:予選敗退 (2021年)
地域大会決勝 アジア選手権
1500m:4位 (2019年)
国内大会決勝 日本選手権
800m:優勝 (2019年, 2021年)
1500m:優勝 (2019年)
自己ベスト
800m 2分02秒74(日本歴代8位)
1500m 4分07秒90(日本歴代3位)
3000m 9分06秒19
獲得メダル
陸上競技
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卜部 蘭(うらべ らん、1995年6月16日 - )は、日本陸上競技選手。専門は中距離走。父・卜部昌次は中央大学箱根駅伝を2度(1区、10区)走り母校のシード権獲得に貢献[1]。母・卜部(旧姓:田島)由紀子は東京女子体育大学日本選手権1500mで準優勝2回、全国女子駅伝8区で区間賞獲得[2]

経歴

東京都新宿区立西戸山中学校(統合後は新宿区立新宿西戸山中学校)、私立白梅学園高等学校東京学芸大学教育学部卒業。大学卒業後、クラブチームNIKE TOKYO TC(NTTC)に所属。同クラブの解散に伴い積水化学に移籍。

中学3年の2010年全日本中学陸上800mで2位となり、さらに全国中学駅伝で1区区間賞をとって全国的に知られるようになった。高校1年で2011年インターハイ800m、国体少年女子B1500mに出場。高校2年では、国体少年女子A800m、日本ユース800mで入賞。高3ではインターハイ800m、国体少年女子A800mでも入賞し、日本ジュニア800mで初の全国優勝を果たした。

大学でも中距離で活躍した。大学1年では故障で出遅れたが秋の日本インカレ1500mで6位。大学2年以降も何度か不調に苦しみながらも、日本学生個人で800m、日本インカレで800m、1500mを優勝した。大学4年で日本インカレ1500mで優勝した際には学生陸上界では「母娘2代での優勝」と話題になった。

大学卒業後は最強ランナー新谷仁美とクラブチームNTTCで活動し、800m、1500mで日本選手権や国体、さらにアジア選手権でも活躍。2019年の日本選手権1500mでは母親の果たせなかった優勝を果たし、さらに800mも制して2冠となった。NTTC解散後の2020年1月から新谷とともに積水化学に所属し、2020年東京オリンピック出場を目指して取り組んだ。参加標準記録には達しなかったが、年間ランキング上位に入り1500m代表に選ばれた。同種目の日本選手出場は、田中希実とともに初の快挙である。

2021年8月2日の東京オリンピック陸上女子1500m予選では、2組で出走。組9着で予選落ちとなったが、自己記録を2秒62も更新する4分7秒90(日本歴代3位)の快走を見せた[3][4]

主な記録

大会 種目 順位 備考
2010年 千葉国際クロスカントリー 中学女子3㎞ 12位[5]
全日本中学陸上・鳥取 800m 2位[6]
全国中学駅伝・山口 1区 区間賞 西戸山中学30位[7]
2011年 第66回国民体育大会・山口 少年女子B1500m 4位[8]
第5回日本ユース陸上 800m 4位[9]
2012年 第67回国民体育大会・岐阜 少年女子共通800m 6位[10]
2013年 大分インターハイ2013 800m 4位[11]
大分インターハイ2013 1500m 9位
第68回国民体育大会・東京 少年女子共通800m 5位[12]
第29回日本ジュニア陸上 800m 優勝[13]
2014年 日本インカレ・熊谷 1500m 6位[14]
2015年 日本学生個人 800m 優勝[15]
日本インカレ・長居 800m 2位[16]
日本インカレ・長居 1500m 優勝 母娘2代制覇
2016年 日本インカレ・熊谷 800m 優勝[17]
日本インカレ・熊谷 1500m 2位
2017年 第101回日本選手権・長居 800m 7位[18]
日本インカレ・福井 800m 4位[19]
日本インカレ・福井 1500m 優勝
2018年 第102回日本選手権・山口 1500m 2位[20]
第73回国民体育大会・福井 成年女子1500m 優勝[21]
2019年 都道府県対抗女子駅伝 2区 8位 東京都9位[22]
2019アジア選手権・ドーハ 1500m 4位[23] 初の日本代表
全日本実業団陸上 1500m 2位[24]
第103回日本選手権・福岡 800m 優勝[25]
第103回日本選手権・福岡 1500m 優勝
第74回国民体育大会・茨城 成年女子1500m 5位[26]
2020年 全日本実業団陸上 800m 優勝[27]
全日本実業団陸上 1500m 優勝
第104回日本選手権・新潟 800m 3位[28]
第104回日本選手権・新潟 1500m 4位
実業団対抗女子駅伝 2区 区間賞 積水化学2位[29]
2021年 READY STEADY TOKYO 1500m 2位[30]
第105回日本選手権・長居 800m 優勝[31]
第105回日本選手権・長居 1500m 2位[32]

脚注

  1. ^ 中大箱根記録”. chuo-u. 2020年2月25日閲覧。
  2. ^ 全国女子駅伝記録”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  3. ^ “卜部蘭が自己ベスト更新「この一本に集中した」日本人初の1500m出場”. デイリースポーツ online. (2021年8月2日). https://www.daily.co.jp/olympic/tokyo2020/2021/08/02/0014556339.shtml 
  4. ^ “田中希実、日本新で日本勢初出場女子1500Mで準決勝進出の快挙「日本記録を出せば行けると思っていた」”. スポーツ報知. (2021年8月2日). https://hochi.news/articles/20210802-OHT1T51022.html 2021年8月2日閲覧。 
  5. ^ 2010千葉クロカン中学女子”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  6. ^ 2010全中リザルト”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  7. ^ 区立西戸山中学校が東京都中学校駅伝競走大会で男女ともに優勝!”. city.shinjuku. 2020年2月25日閲覧。
  8. ^ 第66回国体リザルト”. yamaguchi. 2020年2月25日閲覧。
  9. ^ ユース陸上結果”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  10. ^ 第67回国体リザルト”. gufu. 2020年2月25日閲覧。
  11. ^ 大分IH女子リザルト”. iaaf. 2020年2月25日閲覧。
  12. ^ 第68回国体リザルト”. tokyo. 2020年2月25日閲覧。
  13. ^ ジュニア陸上結果”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  14. ^ 2014インカレ結果”. juau. 2020年2月25日閲覧。
  15. ^ 2015学生個人”. iuau. 2020年2月25日閲覧。
  16. ^ 2015インカレ結果”. juau. 2020年2月25日閲覧。
  17. ^ 2016インカレ結果”. juau. 2020年2月25日閲覧。
  18. ^ 2017日本選手権”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  19. ^ 2017インカレ結果”. juau. 2020年2月25日閲覧。
  20. ^ 2018日本選手権”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  21. ^ 2018国体”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  22. ^ 19都道府県女子駅伝”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  23. ^ 2019アジア選手権”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  24. ^ リザルト”. jita. 2019年9月22日閲覧。
  25. ^ 2019日本選手権”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  26. ^ 2019国体”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  27. ^ リザルト”. jita. 2020年9月20日閲覧。
  28. ^ 2020日本選手権”. jaaf. 2020年10月3日閲覧。
  29. ^ 総合順位結果”. TBSテレビ. 2020年11月23日閲覧。
  30. ^ リザルト”. jaaf. 2021年5月9日閲覧。
  31. ^ リザルト”. jaaf. 2021年6月27日閲覧。
  32. ^ リザルト”. jaaf. 2021年6月27日閲覧。

外部リンク