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== 概要 == |
== 概要 == |
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[[2001年]][[10月6日]]の福北ゆたか線[[鉄道の電化|電化]]開業と同時に運行を開始した。[[日本国有鉄道]](国鉄)時代は筑豊本線に[[寝台列車|寝台特急]]「[[あかつき (列車)|あかつき]]」などが運転されていたが、筑豊本線が当時全線[[非電化]]であった |
[[2001年]][[10月6日]]の福北ゆたか線[[鉄道の電化|電化]]開業と同時に運行を開始した<ref name=JRR2002>{{Cite book|和書|title=JR気動車客車編成表 '02年版|chapter=JR年表|date=2002-07-01|page=191|publisher=ジェー・アール・アール|isbn=4-88283-123-6}}</ref>。[[日本国有鉄道]](国鉄)時代は筑豊本線に[[寝台列車|寝台特急]]「[[あかつき (列車)|あかつき]]」などが運転されていたが、筑豊本線が当時全線[[非電化]]であったことや[[単線]]区間が存在するため、鹿児島本線経由の方が距離が長いにもかかわらず所要時間が短いこと、筑豊本線の乗客そのものが減少したことなどにより、筑豊本線経由の[[優等列車]]は[[国鉄分割民営化]]を待たず[[1985年]]までに廃止されていた。筑豊本線では16年ぶり、篠栗線では初の優等列車である。複数の都道府県を跨いで走らない列車であり、運行区間全てが福岡県内で完結する。 |
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=== 列車名の由来 === |
=== 列車名の由来 === |
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「かいおう」の列車名は、沿線の[[直方市]]出身で運転開始当時は現役の[[大相撲]][[力士]]([[大関]])だった[[魁皇博之]]の[[四股名]]に由来している。 |
「かいおう」の列車名は、沿線の[[直方市]]出身で運転開始当時は現役の[[大相撲]][[力士]]([[大関]])だった[[魁皇博之]]の[[四股名]]に由来している。 |
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国鉄・[[JR|JRグループ]]では |
国鉄・[[JR|JRグループ]]では存命中の人物(しかも運行開始時に現役で活動していた人物)の名前が列車名に採用されたのはほかに例がない<ref group="注">この例とは逆に、列車名から四股名をつけた力士として、「[[かがやき (列車)|かがやき]]」に由来する[[輝大士]]がいる。また、[[黒姫山秀男]]は「[[国鉄D51形蒸気機関車|デゴイチ]]」というニックネームで親しまれた。</ref>。 |
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なお、魁皇は2011年7月場所を最後に現役引退し[[年寄]]・[[浅香山 (相撲)|浅香山]]を襲名したが、JR九州は「かいおう」の列車名は変更しない方針である<ref>{{Cite news |title=特急「かいおう」残った JR、大関引退後も名称変えず |newspaper=[[朝日新聞|asahi.com]] |date=2011-07-21 |url= |
なお、魁皇は2011年7月場所を最後に現役引退し[[年寄]]・[[浅香山 (相撲)|浅香山]]を襲名したが、JR九州は「かいおう」の列車名は変更しない方針である<ref>{{Cite news |title=特急「かいおう」残った JR、大関引退後も名称変えず |newspaper=[[朝日新聞|asahi.com]] |date=2011-07-21 |url=https://www.asahi.com/travel/aviation/SEB201107210037.html |agency=[[朝日新聞社]] |accessdate=2017-02-15}}</ref>。 |
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== 運行概況 == |
== 運行概況 == |
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直方駅 - 博多駅間に1往復が運行されている。運行開始以来、直方駅発が朝、博多駅発が夜 |
直方駅 - 博多駅間に1往復が運行されている。運行開始以来、直方駅発が朝、博多駅発が夜に運行されるダイヤである。 |
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[[列車番号]]は運行開始当初から一貫して2090+号数+Hだったが、2022年9月23日の[[西九州新幹線]]開業に伴い運行を開始した「リレーかもめ」と列車番号が重複するため1090+号数+Hに変更された。 |
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2021年3月12日までは下り3本、上り2本が設定されており、号数は1〜5号が充てられていた。このうち1号は平日のみ、5号は土曜・休日のみの運転で(扱いは1・5号とも定期列車)、定期列車の運行本数は常に2往復であった。 5号は[[2011年]][[3月12日]]のダイヤ改正で1号のダイヤを土曜・休日のみ変更する形で設定された列車で、博多駅着が10時前と[[JR博多シティ]]などへの買い物客に配慮したダイヤになっていた。<!--90号は歓送迎会シーズンの金曜夜にだけ設定された臨時列車(GWの設定無し)なので一時的なものと判断し、今回の記述の対象外としています--> |
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1、4、5号は[[JR九州783系電車|783系(通称:ハイパーサルーン)]]4両編成、2、3号は[[JR九州787系電車|787系]]6両編成であった。 |
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2021年3月12日までは下り3本、上り2本が設定されており、1 - 5号の号数が充てられていた<ref name="JRR 2011s 211">{{Cite book|和書 |editor=ジェー・アール・アール |others=発行人 林房雄 |date=2011-05-25 |title=JR電車編成表 2011夏 |chapter=九州旅客鉄道 南福岡車両区 本<small>ミフ</small> |page=211 |series=ジェー・アール・アール編 |publisher=交通新聞社|isbn=978-4-330-14310-1}}</ref><ref name="JRR 2021w 207">{{Cite book|和書 |editor=太田浩道 |others=発行人 横山裕司 |date=2020-11-18 |title=JR電車編成表 2021冬 |chapter=九州旅客鉄道 南福岡車両区 本<small>ミフ</small> |page=207 |series=ジェー・アール・アール編 |publisher=交通新聞社|isbn=978-4-330-08220-2}}</ref>。このうち1号は平日のみ、5号は土曜・休日のみの運転で(扱いは1・5号とも定期列車)、定期列車の運行本数は常に2往復であった。5号は2011年3月12日のダイヤ改正で1号のダイヤを土曜・休日のみ変更する形で設定された列車で、博多駅着が10時前となっていた。 |
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5号は通常、博多駅到着後に南福岡へ回送するが、有田陶器市などで臨時列車が運転される場合、博多駅到着後ホームで一旦ドアを閉めて車内清掃を行い、そのまま臨時特急の運用に入るため、5両編成で運転することがあった。また783系は運用の関係上、ごく稀ではあったが所定の旧「にちりん」用4両編成に代わって[[ハウステンボス (列車)|ハウステンボス]]・[[みどり (列車)|みどり]]編成のいずれかが運用に入る場合もあった(2021年3月12日以前)。 |
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=== 停車駅 === |
=== 停車駅 === |
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=== 使用車両・編成 === |
=== 使用車両・編成 === |
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<!--この節にはノート:JR九州783系電車での議論に基づく合意事項があります。編集する際は必ず確認してください。--> |
<!--この節には[[ノート:JR九州783系電車]]での議論に基づく合意事項があります。編集する際は必ず確認してください。--> |
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{|style="width:15em; text-align:center; float:right; margin:1em 1em 0 1em; border:1px solid #999;" |
{|style="width:15em; text-align:center; float:right; margin:1em 1em 0 1em; border:1px solid #999;" |
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|+ |
|+ 2022年9月現在の編成図 |
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|style="background:#eee; border-bottom:solid 4px #f00"|かいおう |
|style="background:#eee; border-bottom:solid 4px #f00"|かいおう |
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|+ |
|+ |
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|colspan="2"|1|| |
|colspan="2"|1||2||3||4||5||6 |
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|style="background-color:#cf9"|{{Bgcolor|#6f6|DX}}, G||style="background-color:#cf9;"|G個4||自||自||自||自||自 |
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{| class="wikitable" style="font-size:80%; margin:0em auto" |
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|+ 2021年3月12日までの編成(当時2・3号) |
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|colspan="2"|1||2||3||4||5||6 |
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|} |
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; 凡例 |
; 凡例 |
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: {{Bgcolor|#cf9|G}}=[[グリーン車]][[座席指定席]] |
: {{Bgcolor|#cf9|G}}=[[グリーン車]][[座席指定席|指定席]] |
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: {{Bgcolor|#6f6|DX}}=[[グリーン車# |
: {{Bgcolor|#6f6|DX}}=[[グリーン車#DXグリーン|DXグリーン]](指定席) |
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: {{Bgcolor|#cf9|G個4}}=[[グリーン車#グリーン個室|グリーン個室]](締切 |
: {{Bgcolor|#cf9|G個4}}=[[グリーン車#グリーン個室|グリーン個室]](締切) |
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: 自=[[普通車 (鉄道車両)|普通車]][[自由席]] |
: 自=[[普通車 (鉄道車両)|普通車]][[自由席]] |
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: b=普通車4人用ボックスシート(自由席) |
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[[File:JR783 Kaiou.jpg|thumb|783系時代のかいおう(2012年3月)]] |
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2022年9月23日以降は[[JR九州787系電車|787系電車]]([[南福岡車両区]]所属)が使用されている。2001年10月6日の運行開始より運用されており、当初は4両編成での運行で、2003年に6両編成に変更され<ref name=JRR2003>{{Cite book|和書|title=JR気動車客車編成表 '03年版|chapter=JR年表|date=2003-07-01|page=191|publisher=ジェー・アール・アール|isbn=4-88283-124-4}}</ref>、2005年に2往復化されてからは6両編成(3・4号)と4両編成(1・2・5号)がそれぞれ1往復に充当されていた<ref name="JRR 2010s 202-203">{{Cite book|和書 |editor=ジェー・アール・アール |others=発行人 林房雄 |date=2010-05-25 |title=JR電車編成表 2010夏 |chapter=九州旅客鉄道 南福岡車両区 北<small>ミフ</small> |pages=202 - 203 |series=ジェー・アール・アール編 |publisher=交通新聞社|isbn=978-4-330-14310-1}}</ref>。2011年3月12日のダイヤ改正で4両編成が「[[にちりん (列車)|にちりん]]」等の[[日豊本線]]の特急列車に転用されたことに伴い、6両編成のみの充当になった<ref name="JRR 2021w 207" />。2021年3月13日のダイヤ改正で下り3本・上り2本から1往復に削減されたため787系は一時本列車から撤退したが、2022年9月23日のダイヤ改正で再び全列車が本形式での運行になった。なお1号車のグリーン[[コンパートメント席|個室]]は締切となり利用はできない。 |
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2011年3月12日のダイヤ改正で、当時2往復とも[[JR九州787系電車|787系電車]]で運転されていたうち1往復を運用変更する形で投入された。当初は2011年3月11日まで[[日豊本線]]系統の特急に使用されていた4両編成が充当されていたが、2021年3月13日のダイヤ改正で「みどり」編成に変更されている。 |
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2011年3月12日から2022年9月22日までは[[JR九州783系電車|783系電車]]4両編成(旧「[[にちりん (列車)|にちりん]]」編成、ただし運用の関係から旧「[[みどり (列車)|みどり]]」編成が充当される日もあった<ref name="JRR 2021s 208-209">{{Cite book|和書 |editor=太田浩道 |others=発行人 横山裕司 |date=2021-05-24 |title=JR電車編成表 2021夏 |chapter=九州旅客鉄道 南福岡車両区 本<small>ミフ</small> |pages=208 - 209 |series=ジェー・アール・アール編 |publisher=交通新聞社|isbn=978-4-330-02521-6}}</ref>)が充当されていた<ref name="JRR 2021s 208-209" />。 |
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=== 過去の使用車両 === |
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⚫ | [[グリーン席]]は[[座席指定席|指定席]]、[[普通車 (鉄道車両)|普通車]]は全車自由席で、各車両とも中央の乗降口を境に博多寄りのA室と直方寄りのB室に分かれており、駅や車内でもそのように案内されていた。なお「みどり」編成で運転される特急列車は「[[ハウステンボス (列車)|ハウステンボス]]」編成との連結運転を前提としているため号車番号は5 - 8号車が原則だが、本列車での運用時は例外的に1 - 4号車となっていた<ref name="JRR 2021s 208-209" />{{出典無効|date=2023-08-19|title=文献には本列車における783系「みどり」用編成の号車番号についての記述は確認できません。}}。 |
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* [[JR九州787系電車|787系電車]]([[2001年]][[10月6日]] - [[2021年]][[3月12日]]) |
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*:2001年10月6日の運行開始より運用されていた。撤退直前は1往復(2・3号)に充当。当初は「[[有明 (列車)|有明]]」用の4両編成での運行で、2003年に同じ「有明」用の6両編成に変更され、2005年に2往復化されてからは4両編成と6両編成が1往復ずつ充当されていた。[[2011年]][[3月12日]]のダイヤ改正で4両編成が「[[にちりん (列車)|にちりん]]」等の[[日豊本線]]系統の列車に転用されたことに伴い、6両編成のみの充当になった。「にちりん」「きらめき」と共通運転である為、イベントなどでラッピング(黒田官兵衛ラッピングなど)をしていた車両も頻繁に充当されていた。なお、1号車のグリーン[[コンパートメント席|個室]]は締切扱いとなり利用は出来なかった。 |
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== 料金 == |
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[[特別急行券|特急料金]]は[[特別急行券#特定特急券|特定特急料金]]を設定して、他の特急列車より割安に設定されており、加えて7日間有効の特急回数券(2枚綴り)が設定されている。また、[[グリーン券|グリーン料金]]も全区間で |
[[特別急行券|特急料金]]は[[特別急行券#特定特急券|特定特急料金]]を設定して、他の特急列車より割安に設定されており、加えて7日間有効の特急回数券(2枚綴り)が設定されている。また、[[グリーン券|グリーン料金]]も全区間で500円と、JR他社よりも割安に設定されているJR九州の他路線のグリーン料金よりも更に割安に設定されている(吉塚駅 - 博多駅間では「かいおう」乗車の場合のみこの設定が適用される)。[[グリーン車#DXグリーン|DXグリーン席]]は通常のDXグリーン料金が適用される。 |
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2011年3月12日以降はJR九州の在来線特急全列車が[[乗り継ぎ料金制度#新幹線と在来線|新幹線との乗継割引]]の対象外となっているが、「かいおう」は運行開始当初から適用外となっている。 |
2011年3月12日以降はJR九州の在来線特急全列車が[[乗り継ぎ料金制度#新幹線と在来線|新幹線との乗継割引]]の対象外となっているが、「かいおう」は運行開始当初から適用外となっている。 |
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{{-}} |
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== 沿革 == |
== 沿革 == |
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* 2001年(平成13年)10月{{0}}6日:福北ゆたか線電化開業と同時に運行を開始{{R|JRR2002}}。当初は1往復の運転で、[[JR九州787系電車|787系電車]]の4両編成で運行していた。なお、出発式には列車名の由来となった[[魁皇博之]]も招かれ、自らテープカットを行う予定だったが、体調不良により欠席となった。 |
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* |
* 2003年(平成15年){{0}}3月15日:ダイヤ改正に伴い6両編成に変更{{R|JRR2003}}。なお、当初からグリーン個室については締切扱いとしている。 |
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* 2005年(平成17年)10月{{0}}1日:2往復に増発。増発分には運行開始時に充当されていた787系4両編成があてられた。 |
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* 2007年(平成19年){{0}}3月18日:ダイヤ改正に伴い、6両編成にDXグリーン席を設定。同時に全車禁煙化。 |
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* |
* 2011年(平成23年){{0}}3月12日:ダイヤ改正により以下のように変更。 |
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** 1号を土休日のみダイヤ変更する形で5号を設定。平日は1 - 4号、土休日は2 - 5号が運行されるため本数自体に変化はなし。 |
** 1号を土休日のみダイヤ変更する形で5号を設定。平日は1 - 4号、土休日は2 - 5号が運行されるため本数自体に変化はなし。 |
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** 4両編成の列車を[[JR九州783系電車|783系電車]]での運行とする。 |
** 4両編成の列車を[[JR九州783系電車|783系電車]]での運行とする。 |
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* 2020年(令和{{0}}2年) |
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**4月11日 - 5月10日:[[2019年コロナウイルス感染症による社会・経済的影響# |
** 4月11日 - 5月10日:[[日本における2019年コロナウイルス感染症による社会・経済的影響#鉄道|新型コロナウイルス感染症による利用客減少・感染予防]]に伴い、減便を実施<ref>{{cite web|url=http://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/info/list/__icsFiles/afieldfile/2020/04/08/200408unkyutsuika.pdf |title=新型コロナウイルス感染拡大に伴う追加の運転計画について(4月8日追加)|website= 九州旅客鉄道|format=PDF|date=2020-04-08|accessdate=2020-12-19}}</ref>。 |
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***4・5号は土休日に運休を実施。 |
*** 4・5号は土休日に運休を実施。 |
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***2・3号はゴールデンウイーク期間に運休を実施。 |
*** 2・3号はゴールデンウイーク期間に運休を実施。 |
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**11月1日:新型コロナウイルス感染症による利用客減少に伴い、当面の間2・3号のみ運転<ref> |
** 11月1日:新型コロナウイルス感染症による利用客減少に伴い、当面の間2・3号のみ運転<ref>{{cite web|url=http://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2020/09/18/200918unntennkeikaku_minaoshi.pdf |title=一部在来線特急列車の運転計画の見直しについて|website= 九州旅客鉄道|format=PDF|date=2020-09-18|accessdate=2020-09-20}}</ref>。783系の定期運用が一旦なくなる。 |
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* |
* 2021年(令和{{0}}3年){{0}}3月13日:ダイヤ改正により以下のように変更<ref>{{cite web|url=https://www.jrkyushu.co.jp/railway/dia/pdf/press_kyushu.pdf |title=2021 年 3 月にダイヤを見直します|website= 九州旅客鉄道|format=PDF|date=2020-12-18|accessdate=2020-12-19}}</ref><ref>{{cite web|url=https://www.jrkyushu.co.jp/railway/dia/pdf/b_2021dia.pdf |title=山陽・九州新幹線、特急列車時刻表 -2021年春ダイヤ-|website= 九州旅客鉄道||format=PDFdate=2020-12-18|accessdate=2020-12-19}}</ref>。 |
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*# 1往復に削減。ダイヤは1号は従来の3号を引き継ぎ、2号は従来の2・4号の中間となる。 |
*# 1往復に削減。ダイヤは1号は従来の3号を引き継ぎ、2号は従来の2・4号の中間となる。 |
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*# 使用車両を783系(「きらめき」との共通運用の4両編成)に統一<ref name="JRR 2021s 208-209" />{{efn2|name="JRR 2021s編成表"|「みどり」編成で運転される特急列車は、「[[ハウステンボス (列車)|ハウステンボス]]」編成との連結運転を前提としているため号車番号は5 - 8号車が原則だが、「かいおう」に充当される時のみは例外的に1 - 4号車となっていた<ref name="JRR 2021s 208-209" />{{出典無効|date=2023-08-19|title=文献には本列車における783系「みどり」用編成の号車番号についての記述は確認できません。}}。}}。 |
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*# 使用車両を783系「みどり」編成に統一。 |
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* 2022年(令和{{0}}4年) |
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** {{0}}9月23日:[[西九州新幹線]]開業によるダイヤ改正に伴い、787系6両編成に変更。783系の定期運用がなくなる。 |
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** 12月{{0}}3日:885系を使用した臨時列車(4・5号)を運転<ref> {{cite news|url=https://railf.jp/news/2022/12/04/141000.html|title= |publisher=|work=鉄道ファン|date=}}</ref>。 |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
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== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
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* [[きらめき (列車)|きらめき]] - 運行開始当初は鹿児島本線経由の「ホームライナー」格の特急列車だった |
* [[きらめき (列車)|きらめき]] - 運行開始当初は鹿児島本線経由の「ホームライナー」格の特急列車だった。 |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
2024年8月4日 (日) 02:08時点における最新版
かいおう | |
---|---|
787系「かいおう」(2023年5月) | |
概要 | |
種類 | 特別急行列車 |
現況 | 運行中 |
地域 | 福岡県 |
運行開始 | 2001年10月6日 |
運営者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
路線 | |
起点 | 直方駅 |
終点 | 博多駅 |
営業距離 | 47.4 km |
列車番号 | 1090H+号数 |
使用路線 | 筑豊本線・篠栗線・鹿児島本線 |
車内サービス | |
クラス | DXグリーン・グリーン車・普通車 |
座席 |
DXグリーン指定席:1号車 グリーン車指定席:1号車 普通車指定席:3号車(ボックスシート) 普通車自由席:2 - 6号車 |
技術 | |
車両 | 787系電車(南福岡車両区) |
軌間 | 1,067 mm (3 ft 6 in) |
電化 | 交流20,000V・60Hz |
かいおうは、九州旅客鉄道(JR九州)が直方駅 - 博多駅間を筑豊本線・篠栗線・鹿児島本線(通称・福北ゆたか線)経由で運行する特急列車(通勤特急)である。
概要
[編集]2001年10月6日の福北ゆたか線電化開業と同時に運行を開始した[1]。日本国有鉄道(国鉄)時代は筑豊本線に寝台特急「あかつき」などが運転されていたが、筑豊本線が当時全線非電化であったことや単線区間が存在するため、鹿児島本線経由の方が距離が長いにもかかわらず所要時間が短いこと、筑豊本線の乗客そのものが減少したことなどにより、筑豊本線経由の優等列車は国鉄分割民営化を待たず1985年までに廃止されていた。筑豊本線では16年ぶり、篠栗線では初の優等列車である。複数の都道府県を跨いで走らない列車であり、運行区間全てが福岡県内で完結する。
列車名の由来
[編集]「かいおう」の列車名は、沿線の直方市出身で運転開始当時は現役の大相撲力士(大関)だった魁皇博之の四股名に由来している。
国鉄・JRグループでは存命中の人物(しかも運行開始時に現役で活動していた人物)の名前が列車名に採用されたのはほかに例がない[注 1]。
なお、魁皇は2011年7月場所を最後に現役引退し年寄・浅香山を襲名したが、JR九州は「かいおう」の列車名は変更しない方針である[2]。
運行概況
[編集]直方駅 - 博多駅間に1往復が運行されている。運行開始以来、直方駅発が朝、博多駅発が夜に運行されるダイヤである。
列車番号は運行開始当初から一貫して2090+号数+Hだったが、2022年9月23日の西九州新幹線開業に伴い運行を開始した「リレーかもめ」と列車番号が重複するため1090+号数+Hに変更された。
2021年3月12日までは下り3本、上り2本が設定されており、1 - 5号の号数が充てられていた[3][4]。このうち1号は平日のみ、5号は土曜・休日のみの運転で(扱いは1・5号とも定期列車)、定期列車の運行本数は常に2往復であった。5号は2011年3月12日のダイヤ改正で1号のダイヤを土曜・休日のみ変更する形で設定された列車で、博多駅着が10時前となっていた。
停車駅
[編集]直方駅 - 新飯塚駅 - 飯塚駅 - 桂川駅 - 吉塚駅 - 博多駅
使用車両・編成
[編集]かいおう | ||||||||||||||
← 博多 直方 →
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| ||||||||||||||
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2022年9月23日以降は787系電車(南福岡車両区所属)が使用されている。2001年10月6日の運行開始より運用されており、当初は4両編成での運行で、2003年に6両編成に変更され[5]、2005年に2往復化されてからは6両編成(3・4号)と4両編成(1・2・5号)がそれぞれ1往復に充当されていた[6]。2011年3月12日のダイヤ改正で4両編成が「にちりん」等の日豊本線の特急列車に転用されたことに伴い、6両編成のみの充当になった[4]。2021年3月13日のダイヤ改正で下り3本・上り2本から1往復に削減されたため787系は一時本列車から撤退したが、2022年9月23日のダイヤ改正で再び全列車が本形式での運行になった。なお1号車のグリーン個室は締切となり利用はできない。
2011年3月12日から2022年9月22日までは783系電車4両編成(旧「にちりん」編成、ただし運用の関係から旧「みどり」編成が充当される日もあった[7])が充当されていた[7]。 グリーン席は指定席、普通車は全車自由席で、各車両とも中央の乗降口を境に博多寄りのA室と直方寄りのB室に分かれており、駅や車内でもそのように案内されていた。なお「みどり」編成で運転される特急列車は「ハウステンボス」編成との連結運転を前提としているため号車番号は5 - 8号車が原則だが、本列車での運用時は例外的に1 - 4号車となっていた[7][出典無効]。
料金
[編集]特急料金は特定特急料金を設定して、他の特急列車より割安に設定されており、加えて7日間有効の特急回数券(2枚綴り)が設定されている。また、グリーン料金も全区間で500円と、JR他社よりも割安に設定されているJR九州の他路線のグリーン料金よりも更に割安に設定されている(吉塚駅 - 博多駅間では「かいおう」乗車の場合のみこの設定が適用される)。DXグリーン席は通常のDXグリーン料金が適用される。
2011年3月12日以降はJR九州の在来線特急全列車が新幹線との乗継割引の対象外となっているが、「かいおう」は運行開始当初から適用外となっている。
沿革
[編集]- 2001年(平成13年)10月[1]。当初は1往復の運転で、787系電車の4両編成で運行していた。なお、出発式には列車名の由来となった魁皇博之も招かれ、自らテープカットを行う予定だったが、体調不良により欠席となった。 6日:福北ゆたか線電化開業と同時に運行を開始
- 2003年(平成15年)[5]。なお、当初からグリーン個室については締切扱いとしている。 3月15日:ダイヤ改正に伴い6両編成に変更
- 2005年(平成17年)10月 1日:2往復に増発。増発分には運行開始時に充当されていた787系4両編成があてられた。
- 2007年(平成19年) 3月18日:ダイヤ改正に伴い、6両編成にDXグリーン席を設定。同時に全車禁煙化。
- 2011年(平成23年)
- 1号を土休日のみダイヤ変更する形で5号を設定。平日は1 - 4号、土休日は2 - 5号が運行されるため本数自体に変化はなし。
- 4両編成の列車を783系電車での運行とする。
3月12日:ダイヤ改正により以下のように変更。
- 2020年(令和
- 4月11日 - 5月10日:新型コロナウイルス感染症による利用客減少・感染予防に伴い、減便を実施[8]。
- 4・5号は土休日に運休を実施。
- 2・3号はゴールデンウイーク期間に運休を実施。
- 11月1日:新型コロナウイルス感染症による利用客減少に伴い、当面の間2・3号のみ運転[9]。783系の定期運用が一旦なくなる。
2年)
- 4月11日 - 5月10日:新型コロナウイルス感染症による利用客減少・感染予防に伴い、減便を実施[8]。
- 2021年(令和[10][11]。 3年) 3月13日:ダイヤ改正により以下のように変更
- 2022年(令和 4年)
脚注
[編集]注記
[編集]出典
[編集]- ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '02年版』ジェー・アール・アール、2002年7月1日、191頁。ISBN 4-88283-123-6。
- ^ “特急「かいおう」残った JR、大関引退後も名称変えず”. asahi.com. 朝日新聞社. (2011年7月21日) 2017年2月15日閲覧。
- ^ ジェー・アール・アール 編「九州旅客鉄道 南福岡車両区 本ミフ」『JR電車編成表 2011夏』発行人 林房雄、交通新聞社〈ジェー・アール・アール編〉、2011年5月25日、211頁。ISBN 978-4-330-14310-1。
- ^ a b 太田浩道 編「九州旅客鉄道 南福岡車両区 本ミフ」『JR電車編成表 2021冬』発行人 横山裕司、交通新聞社〈ジェー・アール・アール編〉、2020年11月18日、207頁。ISBN 978-4-330-08220-2。
- ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '03年版』ジェー・アール・アール、2003年7月1日、191頁。ISBN 4-88283-124-4。
- ^ ジェー・アール・アール 編「九州旅客鉄道 南福岡車両区 北ミフ」『JR電車編成表 2010夏』発行人 林房雄、交通新聞社〈ジェー・アール・アール編〉、2010年5月25日、202 - 203頁。ISBN 978-4-330-14310-1。
- ^ a b c d e 太田浩道 編「九州旅客鉄道 南福岡車両区 本ミフ」『JR電車編成表 2021夏』発行人 横山裕司、交通新聞社〈ジェー・アール・アール編〉、2021年5月24日、208 - 209頁。ISBN 978-4-330-02521-6。
- ^ “新型コロナウイルス感染拡大に伴う追加の運転計画について(4月8日追加)” (PDF). 九州旅客鉄道 (2020年4月8日). 2020年12月19日閲覧。
- ^ “一部在来線特急列車の運転計画の見直しについて” (PDF). 九州旅客鉄道 (2020年9月18日). 2020年9月20日閲覧。
- ^ “2021 年 3 月にダイヤを見直します” (PDF). 九州旅客鉄道 (2020年12月18日). 2020年12月19日閲覧。
- ^ “山陽・九州新幹線、特急列車時刻表 -2021年春ダイヤ-” (PDFdate=2020-12-18). 九州旅客鉄道. 2020年12月19日閲覧。
- ^ 鉄道ファン. https://railf.jp/news/2022/12/04/141000.html
関連項目
[編集]- きらめき - 運行開始当初は鹿児島本線経由の「ホームライナー」格の特急列車だった。
外部リンク
[編集]- JR九州の列車ガイド 特急 かいおう - 九州旅客鉄道