「レイジレーサー」の版間の差分
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</ref>。タイトルの「RAGE」は「猛烈な、熾烈な」という意味を持っている<ref>{{Cite book|title=電撃PlayStation Vol.31|date=1996年10月11日|publisher=メディアワークス}}</ref>。 |
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サンフランシスコ風の街中を走り抜けるオーバーパスシティ。実際のサンフランシスコをモデルにしているので起伏に富んだコースレイアウトとなっている<ref>{{Cite book|title=電撃PlayStation Vol.33|date=1996年11月8日|publisher=主婦の友社}}</ref>。 |
サンフランシスコ風の街中を走り抜けるオーバーパスシティ。実際のサンフランシスコをモデルにしているので起伏に富んだコースレイアウトとなっている<ref>{{Cite book|title=電撃PlayStation Vol.33|date=1996年11月8日|publisher=主婦の友社}}</ref>。コースと車を選択した後に、L1、R1、STARTを画面が切り替わるまで押し続けることでコースが反転した状態でレースをすることができる様になる。<ref>{{Cite book|title=PlayStationMagazine No.2|date=1997年1月31日|year=1997|publisher=株式会社徳間書店|page=152}}</ref> |
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この頃を境に初期サウンドスタッフの[[細江慎治|megaten]]、[[佐宗綾子|(AYA)]]、[[佐野信義|sanodg]]、[[相原隆行|J99]]の4人がナムコを退社したため、今作より[[大久保博 (作曲家)|大久保博]]がサウンドディレクションを担当し、[[中西哲一]]と共に作曲を務めた。本作はサウンドトラックが未発売なため、実際にこの2人のみで全曲を作り上げているのかは明らかではなかった。しかし、2014年5月発売の「RIDGE RACER 20th Anniversary Remix」にて、ゲーム発売から15年の時を経て2人のみで全曲制作していたのが判明した。[[ヨコハマタイヤ]]([[ADVAN]])とショックアブソーバーブランドの[[GAB]]がゲーム内のスポンサーをしている。 |
この頃を境に初期サウンドスタッフの[[細江慎治|megaten]]、[[佐宗綾子|(AYA)]]、[[佐野信義|sanodg]]、[[相原隆行|J99]]の4人がナムコを退社したため、今作より[[大久保博 (作曲家)|大久保博]]がサウンドディレクションを担当し、[[中西哲一]]と共に作曲を務めた。本作はサウンドトラックが未発売なため、実際にこの2人のみで全曲を作り上げているのかは明らかではなかった。しかし、2014年5月発売の「RIDGE RACER 20th Anniversary Remix」にて、ゲーム発売から15年の時を経て2人のみで全曲制作していたのが判明した。[[ヨコハマタイヤ]]([[ADVAN]])とショックアブソーバーブランドの[[GAB]]がゲーム内のスポンサーをしている。 |
2021年7月13日 (火) 06:52時点における版
ジャンル | 3Dレーシングゲーム |
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対応機種 | プレイステーション |
開発元 | ナムコ |
発売元 | ナムコ |
人数 | 1人 |
メディア | CD-ROM XA |
発売日 | 1996年12月3日 |
デバイス |
メモリーカード ネジコン |
売上本数 | 約57万本 |
『レイジレーサー』(RAGE RACER) は、ナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)から発売されたレースゲームである。1996年のプレイステーションソフト推定販売本数TOP30の中から5位を記録している[1]。
概要
アーケードゲームでは『レイブレーサー』が平行して開発されていたが、それとは違いコンシューマーゲームならではの方向へとシフトしていった。そのため『リッジレーサー』や『リッジレーサーレボリューション』とは大幅にゲーム性が変わり、以降のシリーズの方向性を決定したゲームでもある。全編通して前作までのポップさと対極的な渋めの雰囲気である。事実上、コンシューマーゲームのリッジレーサーシリーズの第3弾ではあるが、ナムコは『リッジ』というシリーズに含まれる第3弾ではなく、『リッジ』そのものの進化版と謳っている[2]。タイトルの「RAGE」は「猛烈な、熾烈な」という意味を持っている[3]。
サンフランシスコ風の街中を走り抜けるオーバーパスシティ。実際のサンフランシスコをモデルにしているので起伏に富んだコースレイアウトとなっている[4]。コースと車を選択した後に、L1、R1、STARTを画面が切り替わるまで押し続けることでコースが反転した状態でレースをすることができる様になる。[5]
この頃を境に初期サウンドスタッフのmegaten、(AYA)、sanodg、J99の4人がナムコを退社したため、今作より大久保博がサウンドディレクションを担当し、中西哲一と共に作曲を務めた。本作はサウンドトラックが未発売なため、実際にこの2人のみで全曲を作り上げているのかは明らかではなかった。しかし、2014年5月発売の「RIDGE RACER 20th Anniversary Remix」にて、ゲーム発売から15年の時を経て2人のみで全曲制作していたのが判明した。ヨコハマタイヤ(ADVAN)とショックアブソーバーブランドのGABがゲーム内のスポンサーをしている。
前作との相違点
- タイムリミットの概念が大幅に変更。単に遅延プレー防止程度の緩いタイムリミットとなる。
- 車種、メーカーの概念が登場。コンシューマー版には既に車による性能の変化、というフィーチャーは入っていたが、それを更に進化。架空の自動車メーカーを登場させ、同じメーカーから出す車には一定の特徴を入れるというようにされていった。
- 資金、チューニングの概念が登場。同じ車のままエアロパーツの装着や軽量化といったチューニングを施す事が出来るようになった。
- レースクイーン、永瀬麗子の初登場。本作以降も『リッジV』を除いて登場する。
- グランプリの概念の登場。1コースだけでなく、複数のコースを回ってチャンピオンを決めるというシステムが導入。
- コース名の採用。前作までは「初級」「中級」などだったのだが、今作からそれぞれに名前が付くようになった。これを受けてのちのシリーズで旧コースが再登場する際に、名前が割り振られるようになった。
前作までは「デビルカー = おまけ要素」的なものであったが、本作はEXグランプリにクラス6として「敵車が全てデビルカー」というモードが登場する。ジ・エクストリームオーバルだけはデビルカーを使用せずにクリアが出来ない事が判明しているため、おまけ要素でなく必需品となっている。これも「リッジV」のバトルロイヤルモード、レーサーズでのSPクラス限定戦などに受け継がれていく。
バグ、不自然な表現
シフトチェンジ時に速度が固定されるという現象があり、最高段ギアとその下のギアで交互にシフトチェンジを繰り返すことにより、以下のような荒れた走行が可能となる。
- 上り坂を高速で登る
- 壁に衝突する寸前にシフトを入れ替えると、衝突してもスピードが落ちにくくなる
- コーナー手前でシフトチェンジしながらブレーキを踏むと、スピードが落ちないままブレーキを踏んだときと同じ挙動で曲がる
また敵車との当たり判定の基準が他のシリーズと比較して不明瞭なのも特徴である。
モード
- GRAND PRIX(グランプリ)
- 用意されたイベントレースを勝ち進み、優勝を目指すモード。敵車の数は11台。クリアすると賞金が貰え、新しいマシンの購入や性能アップを図ることができる。『リッジレーサー』シリーズ初登場のモードで、以降のシリーズには(名前は違えど)必ず同様のモードが存在する。
- グランプリで全5クラスを勝ちぬくとエンディングが流れ、新たにシリーズ定番の逆走モードである「EXTRA GP(エクストラ・グランプリ)」が登場する。通常のグランプリとは異なり、全6クラスで最後にはデビルカーも登場。このEXGPでも全6クラスを勝ちぬくとエンディングとなる。
- 以下に各グランプリの名称を記す。
- GRAND PRIX: (走る方向:順走)
- Class 1: Calme(カルム)GP
- Class 2: Brise(ブリズ)GP
- Class 3: Rafale(ラファール)GP
- Class 4: Mistral(ミストラル)GP
- Class 5: Tempete(タンペート)GP
- EXTRA GP: (逆走モード)
- Class 1: Aisance(エザンス)GP
- Class 2: Agitation(アジタシオン)GP
- Class 3: Irritation(イリタシオン)GP
- Class 4: Colere(コレール)GP
- Class 5: Rage(ラージュ)GP
- Class 6: Diable(ディアーブル)GP
- EXGPだが、この最終クラスのみ順走で走ることになる。また、これまでのクラスとは異なり、敵車がデビルカー4台のみとなる。
- TIME ATTACK(タイムアタック)
- 1台のみで走り、最速レコードを目指すモード。GRAND PRIXを制覇すると EXTRA GPと共に、REVERSED(逆走)コースが登場する。
コース
本作は全4コースで、全コースが一部区間を共用する。オーバルコースが出たのも本作が初。
- Mythical Coast(ミシカルコースト) 4641m [レベル:標準][6]
- Over Pass City(オーバーパスシティ) 6640m [中高級・加速性重視][6]
- Lakeside Gate(レイクサイドゲート) 6237m [高難易度・旋回性重視][6]
- The Extreme Oval(ジ・エクストリームオーバル) 3074m [最高速重視][6]
- このコースのみ、クラス3以降で初めて登場する(EXグランプリでも同様)。
メーカーとマシン
今作からメーカーの概念が登場した。プレイヤーは使用する車のメーカーを以下の4社から選択する。設定で国籍が定められているが、架空のメーカーである。選択したメーカーによって特筆した性能が違い、コースに合わせて車を選択していく事が重要になる。どのマシンも乗るには、グランプリで勝利して得た賞金を用いて購入しなければならない(最初から所持しているエスペランザを除く)。
購入可能なマシンは、クラスが進むごとに増えていき、逆にクラスを進めない限り増えることはない。基本的に、現在のクラスのレベル+1個上までのグレードの新しいマシンがカーショップに並ぶようになっているが、デビルカーのみ、EXGPのクラス6到達で初めてショップに入荷される。
マシンの中には「MT限定」のものも存在しており、これはカスタマイズのトランスミッションで選択が行えずATで走ることができない。
プレイヤーが購入したマシンはその後、「エンジニアショップ」にてチューンナップが可能で、実行すると性能が伸びてグレードが一段階上がる。なおチューンナップできる範囲は、「現在挑んでいるクラスのレベル」+1個上のグレードまでとなる(最高グレードは5)。
デビルカーは全て Grade ? となり、チューンナップは無い。また、カスタマイズでのデザインの変更が一切適用されない。
- GNADE(グナーデ)
- ドイツのメーカー。加速、最高速、ハンドリング全てが平均的な性能となっている。登場車種は1台のみ[7]。
- ESPERANZA(エスペランザ)
- 最初からプレイヤーが所持しているマシン。唯一グレード1から5までの全グレードが揃う。
- LIZARD(リザード)
- アメリカのメーカー。ダイナミズム溢れるフォルムのマシンが特徴。加速力に優れているため、コーナーでのドリフト走行からの立ち上がりが速い上に登り坂に強く、坂の多いコース(オーバーパスシティ)で力を発揮する[7]。反面、ハンドリング(旋回性能)が劣っているので、コーナーを曲がる際にはドリフトのテクニックが要求される。チューンアップ料が安い。
- INSTINCT(インスティンクト)
- 海外リリース版での車名は ACCERON(アクセロン)。
- BAYONET(ベイオネット)
- HIJACK(ハイジャック)※MT限定
- TEMPEST(テンペスト)※デビルカー、MT限定
- 海外版では BULLDOG(ブルドッグ)。MT限定車。スピードが速いが小回りが劣っている。登り坂でも馬力が強くドリフトではカウンターが当てやすい加速タイプ。
- AGE(アージュ)
- フランスのメーカー。流線型なフォルムのマシンが特徴。加速は弱くもハンドリング性能に優れているため、コーナーの多いコース(レイクサイドゲート)で力を発揮する[7]。急コーナーを曲がる際にはドリフト走行よりもグリップ走行の方が相性が良い。
- ALOUETTE(アルエット)
- 海外版では ERISSO(エリッソ)。
- ABEILLE(アベイユ)
- PEGASE(ペガース)※MT限定
- VICTOIRE(ヴィクトアール)※デビルカー
- デビルカーで唯一AT/MTのどちらをも選べる。海外版では VAINQURE(ヴァンキュア)。ハンドリングの性能が良いのでハイスピードでも操作しやすい旋回タイプ。最高速度も速く、全車中2番目の速さを誇る(ドラゴーネ以外のアッソルートの各マシンよりも速い)。
- ASSOLUTO(アッソルート)
- イタリアのメーカー。直線的でスポーティーなフォルムのマシンが特徴。最高速度に優れているため、オーバルコース(ジ・エクストリームオーバル)で力を発揮する[7]。
- FATALITA(ファタリタ)
- ISTANTE(イスタンテ)※MT限定
- GHEPARDO(ゲパルド)※MT限定 ** 唯一登場時からグレード5のマシン。
- DRAGONE(ドラゴーネ)※デビルカー、MT限定
- 海外版では SQUALDON(スクァールドン)。ノーブレーキ走行のオーバルコースでのみ最高速370以上の速さを発揮する高速タイプ。
レースBGM
- 0. (ランダムプレイ)
- 1. Rage Racer
- 2. Mathemabeat
- 3. Lightning Luge
- 4. Industria
- 5. Hurricane Hub
- 6. Mech Monster
- 7. Silver Stream
- 8. Stimulation
- 9. Volcano Vehicle
- 10. Deep Drive(通常グランプリ・全5クラス 金トロフィーで制覇するとアンロックされる)