「澳門軽軌鉄路」の版間の差分
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 |
m Robot: ウィキ文法修正 2: <br/>タグの違反 |
||
105行目: | 105行目: | ||
|style="background-color:#CCC"|Guanzha |
|style="background-color:#CCC"|Guanzha |
||
|rowspan="7"|高架 |
|rowspan="7"|高架 |
||
|align=left|<small><font color=#00BFFF>■</font></small><font color="#888888">マカオ半島線(二期)</font>< |
|align=left|<small><font color=#00BFFF>■</font></small><font color="#888888">マカオ半島線(二期)</font><br />{{Color|blue|■}}[[中国鉄路総公司|CR]][[珠海駅]]<br />('''[[拱北口岸]]'''経由) |
||
|rowspan="11" width="1em"|[[マカオ半島]] |
|rowspan="11" width="1em"|[[マカオ半島]] |
||
|- |
|- |
2021年5月29日 (土) 00:11時点における版
澳門軽軌鉄路 | |
---|---|
基本情報 | |
国 | 中華人民共和国 |
所在地 | マカオ全域 (望徳堂区を除く) |
種類 | 案内軌条式鉄道 |
開業 | 2019年12月10日 |
所有者 | 香港鉄路 (マカオ)[※ 1] |
運営者 | 香港鉄路 (マカオ)[※ 1] |
公式サイト | マカオ特別行政区政府運輸基建弁公室 |
詳細情報 | |
総延長距離 | 32km |
路線数 | 3路線 |
駅数 | 21駅 |
電化方式 | 750V |
路線図 | |
路線案 |
澳門輕軌鐵路 | |
---|---|
各種表記 | |
繁体字: | 澳門輕軌鐵路 |
簡体字: | 澳门轻轨铁路 |
拼音: | Àomén Qīngguǐ Tiělù |
発音: |
京:アオメン チングイ ティエールー 粤:オウムン ヒングァイ ティッロウ |
広東語発音: | Ou3 mun2 Hing1 gwai2 Tit3 lou6 |
日本語読み: | マカオ けいきてつろ |
英文: | Macau Light Rail Transit |
澳門軽軌鉄路(マカオ けいきてつろ、中国語:澳門輕軌鐵路、ポルトガル語:Metro Ligeiro de Macau、英: Macau Light Rail Transit)は中華人民共和国マカオ特別行政区で唯一の鉄道である。鉄道の規格は新交通システムを採用している。
2008年から現地調査が開始[1]、三菱重工業が建設を受注し、建設費は46億8,800万パタカになると見込まれている。2019年12月10日にタイパ島のタイパ碼頭駅(タイパ・フェリーターミナル)から海洋駅にかけて供用を開始した[2]。
澳門の路線バスにて半額で使用が可能なICカードの澳門通は使用ができず、軽軌通というICカードで通常運賃の半額で利用することができる。
路線の概要
計画路線の全長は約21kmである[3]。
路線は広東省珠海市拱北口岸との出入境検査場が位置する関閘広場から西湾大橋[4]を経由してタイパ島へ渡り、埋立地であるコタイ、マカオ国際空港を経由し、終点のタイパ・フェリー・ターミナルに至る[3]。
経緯
マカオには従来から地下鉄などの鉄道輸送が検討されてきたが、具体化せず、鉄道空白地帯となっていた。マカオ内部の公共交通機関はバスとタクシーという道路利用を前提としたシステムであったため、交通渋滞により輸送の定時性に問題を内包していた。そこで鉄道を導入する運びとなり、軽軌鉄路計画は公共交通機関の定時制を改善すべく計画された[3]。
2002年、マカオ政府は香港MTRに市内交通の研究業務を委託している。
2010年4月12日、三菱重工、ドイツのシーメンスと中国本土の中国土木工程(CCECC)のコンソーシアム、カナダボンバルディアと本土の中国路橋工程(CRBC)のコンソーシアムが入札に応募し、三菱重工業が提案する香港国際空港(チェクラプコク空港)のほか、シンガポールやアメリカ合衆国の空港などへの納入実績がある新交通システム(オートメーテド・ピープル・ムーバー=APM)「クリスタルムーバー」が採用された[3]。
課題
- 高架橋建設による景観問題。
- 経由地がカジノ所在地が中心となっており、市民生活における利便性との乖離。
- 現在は氹仔(タイパ)半島側にしか開通しておらず、市街地となる澳門(マカオ)半島側にはまだ開通していない。
車両・設備・ダイヤ
- 列車ダイヤは平均3-6分間隔
- 列車は4両編成で、最高輸送人員は当初約8000人/時、順次14,100人/時まで引き上げる予定
- 無人運転
- ゴムタイヤで走行[3]
- 主要駅には広州~珠海を結ぶ「広珠城際軌道交通」など他の公共交通機関との乗り換え設備が整備される
- 市街地では高架路線を建設する
- 駅は採光と通風を考慮した設計となる
- ホームドアが設置される
- 駅はエレベーターや視覚障害者を誘導するチャイムの設置といったバリアフリー設計となる
路線及び駅
第一期路線
路線 | 駅番号 | 駅名 | 駅舎 | 接続路線・備考 | 所在地 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本語 | 繁体字中国語 | 簡体字中国語 | ポルトガル語 | 英語 | ||||||
タイパ線 | ||||||||||
マカオ半島線(半島線) | 01 | 関閘駅 | 關閘站 | 关闸站 | Portas do Cerco | Guanzha | 高架 | ■マカオ半島線(二期) ■CR珠海駅 (拱北口岸経由) |
マカオ半島 | |
02 | 馬場東駅 | 馬場東站 | 马场东站 | Hipódromo Leste | Racecourse East | |||||
03 | 黒沙環公園駅 | 黑沙環公園站 | 黑沙环公园站 | Jardim Areia Preta | Hac Sa Ring Park | |||||
04 | 外港碼頭駅 | 外港碼頭站 | 外港码头站 | Terminal Marítimo de Passageiros do Porto Exterior | Outer Harbor | ■港珠澳大橋人工島口岸專線 | ||||
05 | 金蓮花駅 | 金蓮花站 | 金莲花站 | Lótus Dourado | Golden Lotus | |||||
06 | 科学館駅 | 科學館站 | 科学馆站 | Centro de Ciência | Science Museum | |||||
07 | 芸園駅 | 藝園站 | 艺园站 | Jardim Das Artes | Yiyuan | |||||
08 | 南湾駅 | 南灣站 | 南湾站 | Nam Van | South Bay | 地上 | ||||
09 | 西湾駅 | 西灣站 | 西湾站 | Sai Van | West Bay | 地下 | ||||
10 | 媽閣駅 | 媽閣站 | 妈阁站 | Barra | Ma Ge | ■マカオ半島線(二期) | ||||
タイパ線(氹仔線) | ||||||||||
(西湾大橋) | ||||||||||
13 | 海洋駅 | 海洋站 | 海洋站 | Oceano | Ocean | 地上 | タイパ島 | |||
14 | 馬会駅 | 馬會站 | 马会站 | Jockey Clube | Jockey Club | 高架 | ||||
15 | 運動場駅 | 運動場站 | 运动场站 | Estádio | Stadium | |||||
16 | 排角駅 | 排角站 | 排角站 | Pai Kok | Paijiao | |||||
17 | 路氹西駅 | 路氹西站 | 路氹西站 | Cotai Oeste | Cotai West | コタイ | ||||
18 | 蓮花口岸駅 | 蓮花口岸站 | 莲花口岸站 | Posto Fronteiriço de Lótus | Lianhua Port | ■石排湾線 ■延伸横琴線 | ||||
19 | 東亜運駅 | 東亞運站 | 东亚运站 | Jogos da Ásia Oriental | East Asian Games | |||||
20 | 路氹東駅 | 路氹東站 | 路氹东站 | Cotai Leste | Cotai East | |||||
21 | 科大駅 | 科大站 | 科大站 | UCTM | HKUST | タイパ島 | ||||
22 | 機場駅 | 機場站 | 机场站 | Aeroporto | Airport | マカオ国際空港 | ||||
23 | 氹仔碼頭駅 | 氹仔碼頭站 | 氹仔码头站 | Terminal Marítimo da Taipa | Taipa Pier | タイパ・フェリーターミナル |
脚注
- ^ “マカオにLRT建設 11年開業へ”. サーチナ. (2007年10月15日) 2008年11月25日閲覧。
- ^ “マカオLRTタイパ線12月10日開業…年内は運賃無料、日本製車両が走る=現地初の鉄道”. マカオ新聞 (2019年12月6日). 2019年12月8日閲覧。
- ^ a b c d e “三菱重工がマカオLRT受注:480億円、ゆりかもめ型APM[運輸]”. NNA.ASIA. (2011年1月5日) 2011年1月8日閲覧。
- ^ 澳門軽軌敷設のための空間が準備されている。