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*[http://www.ifixit.com/Teardown/Macintosh-IIsi-Teardown/2748/1 Macintosh IIsi teardown] at ifixit.com
*[http://www.ifixit.com/Teardown/Macintosh-IIsi-Teardown/2748/1 Macintosh IIsi teardown] at ifixit.com


{{1997年以前のアップル社製ハードウェア}}
{{1997年以前のApple製ハードウェア}}


[[Category:Macintosh]]
[[Category:Macintosh]]

2021年5月21日 (金) 02:20時点における版

Macintosh IIsi
Macintosh IIsi
製造元 アップルコンピュータ社
姉妹機種 Macintosh II
種別 デスクトップパソコン
発売日 1990年10月15日 (34年前) (1990-10-15)
標準価格 US$2,999(2023年時点の$6,994と同等)
販売終了日 1993年3月15日 (1993-3-15)
OS System 6.0.7-System 7.6.1
CPU MC68030 @ 20 MHz
メモリ 1 MB、17 MBまで拡張可能 (100 ns 30-pin SIMM)
サイズ 高さ:10 cm
幅:31 cm
奥行き:38 cm
重量 4.5 kg
次世代ハード Macintosh Quadra 610
10base2、10baseTおよびAUIコネクターを備えたオプションのEthernetカードが見えるMacintosh IIsiの背面

Macintosh IIsiは1990年10月から1993年3月までアップルコンピュータ社が設計・製造・販売したパーソナルコンピュータ。デスクトップモデルの他のMacintosh IIシリーズの低価格モデルとして市場導入され、同時期に発売されたMacintosh LCよりも拡張性と性能が高いことから家庭用として人気があった。LCと同様に、サウンド機能と、最大解像度640x480、8bitカラーのカラーディスプレイ表示機能を内蔵していた[1]

IIsiは2年半の間市場に供給されたが、後継機であるMacintosh Quadra 610の発売とともに販売を終了した。

ハードウェア

IIsiの筐体設計は、他のMacintoshシリーズには使用されていないコンパクトデスクトップユニットであり、数少ないこのタイプのMacintoshのデザインの一つとなっている。Macintosh IIciの下のアップルのエントリーレベルのプロフェッショナルモデルとして位置づけられIIsiの価格は、マザーボードを別のメモリーコントローラーに置き換えて再設計し、1つのProcessor Direct Slot以外の拡張カードスロットとレベル2キャッシュスロットを削除したことにより低く抑えられた。

出荷時には40MBまたは80MBの内蔵ハードディスクと、1.44MBのフロッピーディスクドライブが搭載されていた。#MC68882FPUはオプションのアップグレードであり、特殊なプラグインカードに実装されていた。入出力ポートとしてはSCSI、シリアルポートx2、ADBポートx1、フロッピーディスクポートx1および3.5mmのステレオヘッドホン出力およびマイク入力端子が搭載されていた。

Processor Direct SlotをMacintosh IIシリーズの他のマシンと互換性のある標準の内蔵NuBusカードスロットに変換するためのブリッジカードがIIsiに用意された。ブリッジカードには、浮動小数点演算能力を向上させるためのコプロセッサが搭載されていた。NuBusカードはマザーボードの上に水平に配置された。

コスト低減のために、IIsiのビデオシステムは主記憶の一部を共有していたが、特にIIsiでは1MBの低速RAMがマザーボードに実装されていたためにビデオの速度を大幅に低下させていた。デヴィッド・ポーグ英語版の著書 Macworld Macintosh Secrets では、十分な大きさのディスクキャッシュサイズを設定してSIMMバンクに搭載されたより高速なRAMからコンピューターがビデオRAMを引き出すようにすればビデオを大幅に高速化できると述べられている。

IIsiはサウンド関係でも問題を抱えており、継時変化でスピーカー接続が不良となり、定期的に音が抜けてしまうことがあった。この問題はモノラルスピーカーがマザーボードの下のドーターボード上にあり、バネ状の接点を使用するという、非常にモジュール化されたコンピューターの構造に起因していた。スピーカーの振動が接触面にフレッチングを起こしていた。この問題はマザーボードを取り外し、ドーターボードがスピーカーを保持している接点を消しゴムで清掃することで解消することができる。この筐体設計を使用したのはIIsiだけだったので、その後のモデルではどうようの問題は発生しなかった。IIsiは簡単かつ安価に製造できるように設計されていたため、全てがクリップまたはラッチで所定の位置に保持されるので組み立てるに工具は必要なかった[2]

カットダウンされたIIciとしての伝統から、新しい水晶振動子でシステムクロックを25MHzに変えるだけでシステム性能を多少改善するとともに、ビデオ描画速度を大幅に改善することができた。

雑学

チャールズ・ブコウスキーはIIsiの熱狂的なユーザーだった[3]

脚注

外部リンク