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「鳴子温泉」の版間の差分

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なる「ご」・なる「こ」
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'''鳴子温泉'''(なるこおんせん)は、[[宮城県]](旧国[[陸奥国]]、[[明治]]以降は[[陸前国]])[[大崎市]]鳴子温泉にある[[温泉]]。[[鳴子温泉郷]]の中心地である。福島県の[[飯坂温泉]]、宮城県の[[秋保温泉]]とともに奥州三名湯に数えられた。
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2021年5月13日 (木) 21:33時点における版

鳴子温泉
鳴子公園から見た鳴子温泉の遠景
温泉情報
所在地 宮城県大崎市鳴子温泉
鳴子温泉の位置(宮城県内)
鳴子温泉
鳴子温泉 (宮城県)
座標 北緯38度44分33.4秒 東経140度43分1.6秒 / 北緯38.742611度 東経140.717111度 / 38.742611; 140.717111座標: 北緯38度44分33.4秒 東経140度43分1.6秒 / 北緯38.742611度 東経140.717111度 / 38.742611; 140.717111
交通 鉄道:JR陸羽東線鳴子温泉駅すぐ
泉質 硫黄泉硫酸塩泉炭酸水素塩泉塩化物泉
外部リンク 鳴子温泉郷観光協会
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鳴子温泉の位置(日本内)
鳴子温泉
鳴子温泉

鳴子温泉(なるこおんせん)は、宮城県(旧国陸奥国明治以降は陸前国大崎市鳴子温泉にある温泉鳴子温泉郷の中心地である。福島県の飯坂温泉、宮城県の秋保温泉とともに奥州三名湯に数えられた。

また、玉造郡鳴子町にあたる現在の地名でもある。厳密には「鳴子温泉」という大字があるわけではないが、旧鳴子町の大字「鳴子町(大字)○○」が「大崎市鳴子温泉○○」という大字になっている。

仙台弁をはじめとする東北弁の発音から、「なるご-」と濁音で呼ぶ者も多い。また、最寄り駅も旧駅名では「鳴子駅(なるえき)」と濁っていたが、1997年の改称時に「鳴子温泉駅(なるおんせんえき)」と濁らないものに変更されている[1]

泉質

  • 硫黄泉
  • 芒硝泉
  • 石膏泉
  • 重曹泉
  • 食塩泉
  • 酸性泉
  • 含鉄泉
  • 二酸化炭素泉
  • 単純温泉

温泉街

共同浴場滝の湯
早稲田桟敷湯

鳴子温泉駅前から滝の湯方面ならびに線路や国道47号と平行に温泉街が広がっている。

大型ホテル旅館湯治宿などいろいろなタイプの宿が存在する。駅前には足湯や手湯も存在する。

下駄履きで温泉街を歩いて巡る「下駄も鳴子」というキャッチフレーズを打ち出しており、各旅館には宿泊客への貸し出し用の下駄が備えられている。鳴子温泉駅の観光案内所でも町歩き用の下駄を貸し出している。

鳴子こけしの産地としてもしられ、温泉街の随所に店や工房が存在する。こけしを作る技術を応用した木工細工を取り扱う店も多くみられる。こけしで有名な温泉地は他にも土湯温泉遠刈田温泉肘折温泉などがある。

共同浴場は「滝の湯」、「早稲田桟敷湯」が有名である。

  • 滝の湯:温泉神社のお湯を使っており鳴子温泉で最も古い歴史を持つ。滝の湯保存会がこの浴場を管理している。古くは隣に位置し、仙台藩湯守を命じられたゆさや旅館が管理をしていた。なお、ゆさや旅館はアルカリ性の強い「うなぎ湯」で知られ、源泉は酸性泉である滝の湯のそのすぐ側にある。酸性度、アルカリ性度が強い源泉が近接して湧出している。なお2019年10月の消費税増税により入湯料金が150円から200円に値上げされた。[2]
  • 早稲田桟敷湯:昭和23年に、早稲田大学理工学部土木工学科の7人の学生がボーリングの実習で源泉を掘り当てた。それを利用して造られた共同浴場である。平成8年に改築された。早稲田大学理工学部建築学科の教授石山修武によってデザインされた、共同浴場としては極めて前衛的な内外観が特徴。

歴史

  • 826年に起きた鳥屋ヶ森山の噴火で、現在の温泉神社より温泉が湧出し始めたのが鳴子温泉の始まりである。
  • 源義経郷御前の子供の産湯に使われたことから「啼き子(なきこ)」と呼ばれ、それが転じて「鳴子」となったという伝承がある。
  • 2007年、「旅の手帖」(交通新聞社)による「青春18きっぷで行く温泉番付」で「東の横綱」に認定された。

アクセス

こけし(鳴子系)

鳴子こけしと呼ばれる宮城県北部を代表する郷土玩具土湯温泉福島市)や遠刈田温泉蔵王町)と並ぶ三大こけし発祥の地である。

鳴子系の特徴は、首が回り音が鳴る。胴体は中ほどが細くなっていき、胴体には菊の花を描くことが多い点である。

名親

火星クレーター Naruko(鳴子)
火星に、鳴子温泉にちなんだクレーターがある。2008年1月に名付けられた。[3]
小惑星 Narukospa(鳴子温泉)
1997年1月6日に発見された小惑星公転周期は4年10ヶ月。2009年10月4日付で名付けられた。

舞台となった作品

映画

脚注

  1. ^ “陸羽東線の6駅名改称 JR東北地域本社3月新ダイヤから”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1997年1月28日) 
  2. ^ 大崎市公式web”. https://www.city.osaki.miyagi.jp/index.cfm/24,1129,107,232,html. 2019年10月1日閲覧。
  3. ^ “火星の“鳴子”にも水? クレーターに流れた跡”. 47NEWS (共同通信). (2009年7月3日). http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009070301000950.html 

外部リンク