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[[2014年]]7月、[[第23回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント]]([[弥彦競輪場]])でGI初の決勝進出<ref>[http://keirin.kdreams.jp/kaisai/race-card/result/2120140718/21201407180300/12/3rentan/ レース出走表・結果・払戻金詳細 | 弥彦競輪 G1 寛仁親王牌・世界選手権記念 3日目(2014年07月20日) 12レース] - [[Kドリームス]]</ref><ref>[https://www.nikkansports.com/public_race/keirin/takamatsunomiya/2019/photonews/photonews_nsInc_201906170000128-1.html 中川誠一郎G1決勝3連勝!元代表の意地/岸和田 「中川誠一郎の全G1決勝成績」] - 日刊スポーツ、2019年6月17日</ref>(先行するも6着)。9月、[[前橋競輪場]]の[[競輪場のバンクレコード|バンクレコード]]を更新(8秒8)<ref>なお中川は、2014年5月の[[井上昌己 (競輪選手)|井上昌己]]([[松阪競輪場]])と2018年5月の[[荒井崇博]]([[平塚競輪場]])の、バンクレコード更新にも貢献した。</ref>。 |
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[[2016年]]3月、残るアジア1枠を個人スプリントで[[アジズル・ハスニ・アウァン]]と競っていたが、[[世界選手権自転車競技大会トラックレース2016|世界選手権]]([[:en:2016 UCI Track Cycling World Championships|en]])にてランキングで上回り、日本の[[2016年リオデジャネイロオリンピックの自転車競技・男子スプリント|リオ五輪]]出場枠を得た。アウァンは中川に「あなたから刺激を受けて、私は頑張ることができた」と祝福した<ref>[http://keirin.jp/i/dfw/portal/guest/eguide/k_news_20160305_02.html 2016年トラック世界選手権 3月4日(金) 大会第3日レポート] - KEIRIN.JP、配信日:2016年3月5日</ref>。4月6日、[[2016年リオデジャネイロオリンピックの自転車競技|リオ五輪]]日本代表(スプリント)に選出された<ref>[http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/527610/ リオ自転車トラック競技代表に渡辺一成ら]</ref>。 |
[[2016年]]3月、残るアジア1枠を個人スプリントで[[アジズル・ハスニ・アウァン]]と競っていたが、[[世界選手権自転車競技大会トラックレース2016|世界選手権]]([[:en:2016 UCI Track Cycling World Championships|en]])にてランキングで上回り、日本の[[2016年リオデジャネイロオリンピックの自転車競技・男子スプリント|リオ五輪]]出場枠を得た。アウァンは中川に「あなたから刺激を受けて、私は頑張ることができた」と祝福した<ref>[http://keirin.jp/i/dfw/portal/guest/eguide/k_news_20160305_02.html 2016年トラック世界選手権 3月4日(金) 大会第3日レポート] - KEIRIN.JP、配信日:2016年3月5日</ref>。4月6日、[[2016年リオデジャネイロオリンピックの自転車競技|リオ五輪]]日本代表(スプリント)に選出された<ref>[http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/527610/ リオ自転車トラック競技代表に渡辺一成ら]</ref>。 |
2021年5月4日 (火) 22:49時点における版
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基本情報 | ||||
本名 |
中川 誠一郎 なかがわ せいいちろう | |||
愛称 | MR.サイクリング | |||
生年月日 | 1979年6月7日(45歳) | |||
国籍 | 日本 | |||
身長 | 174㎝ | |||
体重 | 78㎏ | |||
縁故選手 |
妹:中川諒子(102期) 義弟:吉成晃一(92期) 叔父:瀬口孝一郎(23期、引退) 従兄:瀬口慶一郎(77期)[1] | |||
選手情報 | ||||
所属 | 日本競輪選手会熊本支部 | |||
期別 | 日本競輪学校85期生 | |||
分野 | 競輪 & トラックレース | |||
役割 | 選手 | |||
特徴 | 自在 | |||
プロ経歴 | ||||
2000 - | 日本競輪選手会熊本支部 | |||
主要レース勝利 | ||||
【競輪】 日本選手権競輪 2016.5 全日本選抜競輪 2019 高松宮記念杯競輪 2019 S級S班 2017 【自転車競技】 アジア競技大会 ・スプリント(2014) 日本選手権 ・1㎞TT(2011、2013) ・チームスプリント(2011) | ||||
最終更新日 2019年6月17日 |
中川 誠一郎(なかがわ せいいちろう、1979年6月7日 - )は、日本の競輪選手、自転車競技選手。熊本県熊本市出身。日本競輪学校第85期卒業。日本競輪選手会熊本支部所属。師匠は従兄の瀬口慶一郎(77期)。
実妹の中川諒子は女子競輪選手(102期)[2]、義弟(涼子の夫)の吉成晃一も競輪選手(92期)。
戦績
熊本大学教育学部附属小学校・同中学校[3]、真和高等学校を卒業。
少年漫画『SLAM DUNK』の影響で高校まではバスケットボールをしており、スポーツの勉強を希望して大学入試に臨んだが、全敗。叔父である競輪選手・瀬口孝一郎の勧めで自転車に乗り始める[4]。
2回目の受験で、日本競輪学校(現:日本競輪選手養成所)に85期生として入学。在校成績4位で卒業記念レースを優勝した。
卒業後は2000年8月15日、ホームバンクの熊本競輪場でデビューし1着。後2日間も勝利し、デビュー場所で完全優勝。
GIIヤンググランプリに3年連続で出場(2001年・8着、2002年・9着、2003年・7着)した経験を持つが、2015年現在、同大会で同実績を持つのは中川だけである。この他、2007年のトラックレース世界選手権・1kmタイムトライアル(11位)にも出場経験がある。
2003年1月、第44回朝日新聞社杯競輪祭でGI初出場(二次予選9着敗退)。
2013年11月、第55回朝日新聞社杯競輪祭でGI出場11年目にして、初の準決勝進出(7着敗退)。
2014年7月、第23回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(弥彦競輪場)でGI初の決勝進出[5][6](先行するも6着)。9月、前橋競輪場のバンクレコードを更新(8秒8)[7]。
2016年3月、残るアジア1枠を個人スプリントでアジズル・ハスニ・アウァンと競っていたが、世界選手権(en)にてランキングで上回り、日本のリオ五輪出場枠を得た。アウァンは中川に「あなたから刺激を受けて、私は頑張ることができた」と祝福した[8]。4月6日、リオ五輪日本代表(スプリント)に選出された[9]。
直後に熊本地震が発生し、それを反映して熊本地震被災地支援競輪として開催された第70回日本選手権競輪(静岡競輪場)では一次予選からオール2着で勝ち上がり[10]、特別競輪(GI)2度目[11]の決勝進出を果たす。5月5日の決勝戦では、最終ホームで最後方から単騎の大まくりを仕掛け、後方を引き離す圧勝でGIを初優勝した[12][13](熊本勢のGI制覇は2006年・全日本選抜競輪の合志正臣以来)。
同7月2日には、QVCマリンフィールドで「スポニチスペシャルデー」として行われたロッテ対オリックス戦の片山萌美による始球式で捕手を務めた[14]。10月には、熊本記念(久留米にて代替開催)で、2009年の松阪以来となる、自身通算3度目のGIII制覇(2004年京王閣の協賛GIIIを含む)を果たした[15][16]。
2018年7月1日、GIII宇都宮開設記念の優勝で、通算400勝(1380レース目)を飾った[17][18]。また、初日の6月28日には同場のバンクレコードを更新(13秒1)した[19]。10月の第27回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(前橋競輪場)では、6度目の理事長杯出走で5着となり[20]、2日目の優秀競走ローズカップに自身初の出走を果たして脇本雄太(福井)の番手から1着をとった[21](しかし準決勝で7着敗退)。
2019年2月11日、別府競輪場でのGI初開催となった全日本選抜競輪で、地元九州勢の中からただ一人勝ち上がり、3年ぶり通算3度目の決勝進出[22]。39歳8か月でほぼ一周を逃げ切り優勝し、同じ単騎戦で2つ目のGIタイトルを獲得した[23][24][25][26][27]。開催前には尊敬する別府のグランプリホルダー・小野俊之[28]が不参加なことを嘆いてもいた[29]。
6月16日、岸和田競輪場で行われた高松宮記念杯競輪決勝で、鐘前からカマシ先行した脇本雄太の番手から差し切って優勝。2019年2回目のGI制覇となった[30][31]。
8月21日、種目ライバルで1歳上[32]の荒井崇博を退け、九州地区プロ(小倉競輪場)のスプリントを6年ぶりに優勝[33][34]。その荒井からの依頼で、119期の吉田悟を弟子として預かる[35]。
自転車競技での戦績
- 全日本プロ選手権自転車競技大会(以下、全プロ)・1kmTT 優勝
2007年 - 2009年
- 全プロ・1kmTT 準優勝
- 全日本自転車競技選手権大会(以下、全日本選手権)
- トラックレース世界選手権・チームスプリントに、雨谷一樹、渡邉一成とともに出場、予選(4位、44秒039)及び3、4位決定戦(4位、43秒896)において、いずれも日本新記録樹立に貢献[36]。
- 5月1日、ロンドンオリンピック代表選手に選出された[37]。
- ロンドンオリンピック
- 世界選手権に出場
- 全プロ・スプリント 優勝
- 全日本選手権・1㎞TT 優勝
- 世界選手権に出場
- 全プロ・スプリント 優勝(2連覇[38])
- アジア自転車競技選手権大会・チームスプリント(+ 新田祐大、渡邉一成) 3位[39]
- アジア競技大会
- 個人スプリント 優勝
- チームスプリント 3位
- 全プロ・スプリント 優勝(3連覇)
- 全プロ・スプリント 優勝(4連覇)
- リオデジャネイロオリンピック出場
- 全プロ・スプリント 優勝
- 2019日本パラサイクリング選手権・1㎞TT 男子B(パイロット) 2位[40]
主な獲得タイトル
日本記録
- 200mFTT 9秒702(2013年1月19日 メキシコ・アグアスカリエンテス)
- 1kmTT 1分0秒017(2013年12月7日 メキシコ・アグアスカリエンテス)
- 男子チーム・スプリント250m×3 43秒092 Cyclo Channel Tokyo(河端朋之、中川誠一郎、渡邉一成)(2013年12月5日 メキシコ・アグアスカリエンテス)[41]
バンクレコード
注・出典
- ^ 選手プロフィール - チャリロト.com
- ^ 元モデル・田中ら弥彦“スピリッツ”4人が合格 - スポニチアネックス2011年2月26日付記事
- ^ 中川誠一郎君(附属小・中卒)リオデジャネイロ五輪へ - 熊本大学教育学部附属中学校 執行部ブログ 2016年7月3日
- ^ 私だけのイケメンコレクション 中川誠一郎選手 - けいりんマルシェ、2019年7月19日
- ^ レース出走表・結果・払戻金詳細 | 弥彦競輪 G1 寛仁親王牌・世界選手権記念 3日目(2014年07月20日) 12レース - Kドリームス
- ^ 中川誠一郎G1決勝3連勝!元代表の意地/岸和田 「中川誠一郎の全G1決勝成績」 - 日刊スポーツ、2019年6月17日
- ^ なお中川は、2014年5月の井上昌己(松阪競輪場)と2018年5月の荒井崇博(平塚競輪場)の、バンクレコード更新にも貢献した。
- ^ 2016年トラック世界選手権 3月4日(金) 大会第3日レポート - KEIRIN.JP、配信日:2016年3月5日
- ^ リオ自転車トラック競技代表に渡辺一成ら
- ^ 第70回日本選手権競輪(GI) 優勝者の横顔
- ^ 【静岡ダービー】熊本出身中川がG1初V!被災地へ勇気と元気届けた - スポニチ、2016年5月6日
- ^ 被災地支援競輪第70回日本選手権競輪・決勝 Keirin-JP 2016-5-5
- ^ 2016.05.13 シューティングスタープレス 中川誠一郎 - 月刊競輪WEB
- ^ 片山萌美、観客の視線くぎ付け - スポニチ、2016年7月3日
- ^ 中川誠一郎が快勝、悲願の熊本G3初制覇/久留米 - 日刊スポーツ、2016年10月23日
- ^ 中川が地元記念初V 熊本代替G3 【久留米】 - 西日本新聞、2016年10月24日
- ^ 宇都宮競輪GⅢ開設69周年記念「宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦」中川記念5V&(通算)400勝 - 競輪スポニチ、2018年7月2日
- ^ 中川400勝でG3 5度目V 開設記念 【宇都宮】 - 西日本新聞、2018年7月2日
- ^ 中川誠一郎、半端ないバンク新記録13秒1/宇都宮 - 日刊スポーツ、2018年6月28日
- ^ 井上-園田 利根の流れに乗った 九州王国再興へ - 西日本スポーツ、2018年10月6日
- ^ 【前橋】中川 悲願ローズC制覇!初出場であっさり快勝 - スポニチ、2018年10月7日
- ^ “誠一郎 踏み切る 九州王国再興へ”. 西日本スポーツ (西日本新聞社). (2019年2月11日) 2019年2月13日閲覧。
- ^ “中川誠一郎が単騎で逃げ切り2度目のG1制覇/別府”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2019年2月11日) 2019年2月11日閲覧。
- ^ “中川誠一郎オニアツ快挙!単騎で逃げ切り2冠/別府”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2019年2月12日) 2019年2月12日閲覧。
- ^ “【記者コラム】中川VS脇本3月大垣GⅡで実現?!”. スポーツニッポン. (2019年2月13日)
- ^ shio_sportsのツイート(1094895680588439552)シオスポーツ(「大阪スポーツ」(東スポグループ)記者)
- ^ 中川 誠一郎選手|競輪選手インタビュー(選手コメント) - オッズパーク競輪、2019年3月15日
- ^ 直送!競輪場便り 別府競輪場より 「小野俊之 大分 77期 A級1班」 月刊競輪WEB 2017年1月20日
- ^ shio_sportsのツイート(1093426211072573440)シオスポーツ(「大阪スポーツ」(東スポグループ)記者)
- ^ “【競輪】岸和田高松宮記念杯は中川誠一郎がV 今年2回目のG1制覇に笑顔”. デイリースポーツ (2019年6月16日). 2019年6月16日閲覧。
- ^ “中川誠一郎「2つ取れるとは」本人も驚くV/岸和田”. 日刊スポーツ (2019年6月17日). 2019年6月16日閲覧。
- ^ 【独占インタビュー】中川誠一郎が“らしさ爆発”大放談「ダービーでピリ付きたい」 - netkeirin、2021年5月3日
- ^ 競輪資料室 地区プロ成績(九州地区) - KEIRIN.JP
- ^ 誠一郎雪辱V 九州地区プロ自転車競技【小倉】 - 西日本スポーツ、2019年8月22日
- ^ 【熊本競輪】ルーキー吉田悟、“強制師匠”の中川誠一郎とともに高みを目指す - netkeirin、2021年4月4日
- ^ WEB月刊競輪世界選レポート(初日) - KEIRIN.JP 2012年4月4日付
- ^ ロンドン五輪・ロンドンパラリンピック代表候補選手記者会見 - 日本自転車競技連盟 2012年5月1日付
- ^ 中川誠一郎スプリント連覇/全プロ大会 - 日刊スポーツ 2014年5月20日7時52分
- ^ アジア選手権 MEチームスプリント<決勝>結果 - 日本自転車競技連盟
- ^ 杉浦桂子らが日本新を連発、2019日本パラサイクリング選手権ダイジェスト More CADENCE - Part 2
- ^ 日本記録 - 日本自転車競技連盟 WEB SITE
関連項目
外部リンク
- 中川誠一郎 - サイクリングアーカイヴス
- 中川誠一郎 - Olympedia
- 選手プロフィール - KEIRIN.JP
- セイセイブログ『中川 誠一郎の日常』(旧ブログ)