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2021年3月21日 (日) 00:24時点における版
私は告白する | |
---|---|
I Confess | |
劇場用ポスター | |
監督 | アルフレッド・ヒッチコック |
脚本 |
ウィリアム・アーチボルド ジョージ・タボリ |
原作 |
ポール・アンセルム 『Nos Deux Consciences』 |
製作 |
アルフレッド・ヒッチコック シドニー・バーンスタイン |
出演者 |
モンゴメリー・クリフト アン・バクスター カール・マルデン |
音楽 | ディミトリ・ティオムキン |
撮影 | ロバート・バークス |
編集 | ルディ・フェア |
製作会社 | ワーナー・ブラザース |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
1953年3月22日 1954年4月15日 |
上映時間 | 95分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 |
英語 フランス語 イタリア語 ドイツ語 |
『私は告白する』(わたしはこくはくする、I Confess)は、 1953年のアメリカ合衆国のサスペンス映画。監督はアルフレッド・ヒッチコック、出演はモンゴメリー・クリフトとアン・バクスターなど。原作はポール・アンセルムの1902年初演のフランスの戯曲『Nos Deux Consciences』[1]。
ストーリー
カナダ・ケベック市の敬虔な神父マイケル・ローガンは、ある夜、教会で働くオットー・ケラーから強盗殺人を犯したとの告解を聞く。事件を担当するラルー警視は犯行時に犯人が僧衣をまとっていたことを突き止め、マイケルに疑いがかかる。だが、マイケルはケラーの告白を他言することができない。そのうえ、犯行のあった夜にマイケルが国会議員の妻ルースと逢っていたことがわかり、警察からの容疑が深まってしまう。ルースはマイケルの無実を証明するために良人、検事、警視、マイケルらの前で、マイケルが聖職を志す以前の過去の恋を打ちあける。そして、事件の被害者であるヴィレット弁護士が、この過去の恋を材料にして2人を脅喝し続けていた事実も判明する。ヴィレット弁護士が殺害された晩は、その対策を相談するために逢っていたのである。マイケルは起訴されたが、確証がないため無罪の判決を受けた。だが民衆は承知せず、マイケルに罵声をあびせかけた。事件の真実を知るケラーの妻が真相を話そうとしたが、ケラーに拳銃で撃たれ殺されてしまう。ケラーはホテルへ逃げ込み、ラルー警視はマイケルらとともにケラーを追った。マイケルはケラーを説得しようとしたが、逆上したケラーは自らの罪をラルー警視の前で暴露し、マイケルに拳銃を撃ってきた。ケラーはラルー警視の命令によって包囲する警官の銃弾に倒れた。
登場人物
- マイケル・ローガン
- 演 - モンゴメリー・クリフト
- ケベック市のカトリック神父。
- ルース・グランドフォート
- 演 - アン・バクスター
- 国会議員の妻。今も元恋人のローガンが好き。
- ラルー警視
- カール・マルデン
- 事件の担当刑事。
- オットー・ケラー
- O・E・ハッセ
- 事件の真犯人。ローガンに罪を告白する。
- ヴィレット
- オヴィラ・レガーレ
- 事件の被害者。弁護士。ローガンとルースを恐喝していた[2]。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
---|---|---|---|
NHK総合版 | PDDVD版 | ||
マイケル・ローガン | モンゴメリー・クリフト | 綏片達雄 | 宮本充 |
ルース・グランドフォート | アン・バクスター | 片岡あい | 大坂史子 |
ラルー警視 | カール・マルデン | 川久保潔 | 原田晃 |
オットー・ケラー | O・E・ハッセ | 大久保正信 | 中村浩太郎 |
アルマ・ケラー | ドリー・ハス | 谷育子 | 雨谷和砂 |
ピエール・グランドフォート | ロジャー・ダン | 家弓家正 | 遠藤純一 |
ミラーズ神父 | チャールズ・アンドレ | 八木光生 | 鈴木貴征 |
ベノア | ジル・ペルティエ | 糸博 | 石上裕一 |
ロバートソン検事 | ブライアン・エイハーン | 仲野裕 | |
ヴィレット | オヴィラ・レガーレ |
- NHK総合版:初回放送1968年10月5日 20:00~21:29『劇映画』
- 翻訳:森みさ、演出:近森啓祐、制作:東北新社
- PDDVD版
- 翻訳:砺波紀子、演出:羽田野千賀子
出典
- ^ “I Confess (1953) - Notes” (英語). TCM.com. 2019年3月2日閲覧。
- ^ “私は告白する”. Movie Walker. 2019年3月2日閲覧。