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「2007年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)」の版間の差分

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高校生のみを指名可能な「高校生選択会議」は[[10月3日]]に開催され、39選手が指名された。指名された39選手は全員が球団との契約を交わした。
高校生のみを指名可能な「高校生選択会議」は[[10月3日]]に開催され、39選手が指名された。指名された39選手は全員が球団との契約を交わした。


1巡目の指名は「BIG3」と称される[[中田翔]]([[大阪桐蔭中学校・高等学校|大阪桐蔭高]]、4球団)、[[由規|佐藤由規]]([[仙台育英学園高等学校|仙台育英高]]、5球団)、[[唐川侑己]]([[成田高等学校・付属中学校|成田高]]、2球団)の3名に指名が集中し、1巡目2回目の指名でも[[濱卓也]]、[[岩嵜翔]](各2球団)の2名が複数指名となった。5度の抽選開催は史上初。1巡目で単独指名が行われなかったのは、[[1978年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|1978年のドラフト会議]]において[[江川卓 (野球)|江川卓]]('''[[阪神タイガース|阪神]]'''、[[福岡ソフトバンクホークス|南海]]、[[大阪近鉄バファローズ|近鉄]]、[[千葉ロッテマリーンズ|ロッテ]])、[[森繁和]]('''[[埼玉西武ライオンズ|クラウンライター]]'''、[[東京ヤクルトスワローズ|ヤクルト]]、[[中日ドラゴンズ|中日]]、[[北海道日本ハムファイターズ|日本ハム]])、[[木田勇]]('''[[広島東洋カープ|広島]]'''、[[横浜DeNAベイスターズ|大洋]]、[[オリックス・バファローズ|阪急]])の3名に全球団([[読売ジャイアンツ|巨人]]はボイコット)が入札して以来29年ぶりであった。
1巡目の指名は「BIG3」と称される[[中田翔]]([[大阪桐蔭中学校・高等学校|大阪桐蔭高]]、4球団)、[[由規|佐藤由規]]([[仙台育英学園高等学校|仙台育英高]]、5球団)、[[唐川侑己]]([[成田高等学校・付属中学校|成田高]]、2球団)の3名に指名が集中し、1巡目2回目の指名でも[[濱卓也]]、[[岩嵜翔]](各2球団)の2名が複数指名となった。5度の抽選開催は史上初。1巡目で単独指名が行われなかったのは、[[1978年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|1978年のドラフト会議]]において[[江川卓 (野球)|江川卓]]('''[[阪神タイガース|阪神]]'''、[[福岡ソフトバンクホークス|南海]]、[[大阪近鉄バファローズ|近鉄]]、[[千葉ロッテマリーンズ|ロッテ]])、[[森繁和]]('''[[埼玉西武ライオンズ|クラウンライター]]'''、[[東京ヤクルトスワローズ|ヤクルト]]、[[中日ドラゴンズ|中日]]、[[北海道日本ハムファイターズ|日本ハム]])、[[木田勇]]('''[[広島東洋カープ|広島]]'''、[[横浜DeNAベイスターズ|大洋]]、[[オリックス・バファローズ|阪急]])の3名に全球団([[読売ジャイアンツ|巨人]]はボイコット)が入札して以来29年ぶりであった。


なお、[[埼玉西武ライオンズ|西武ライオンズ]]は後述する[[埼玉西武ライオンズ#2007年裏金問題|不正スカウト問題]]により上位2選手の指名を辞退した。
なお、[[埼玉西武ライオンズ|西武ライオンズ]]は後述する[[埼玉西武ライオンズ#2007年裏金問題|不正スカウト問題]]により上位2選手の指名を辞退した。
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2021年2月1日 (月) 04:03時点における版

プロ野球ドラフト会議 > 2007年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)
 NPB 2007年度新人選手選択会議
ドラフト概要
開催日 2007年10月3日(高校生)
2007年11月19日(大学・社会人)
開催地 東京都港区
会場 グランドプリンスホテル高輪
制度 高校生1巡目:重複くじ引き(要参加申請)
高校生2巡目:ウェーバー(大学社会人1巡不参加)
高校生3巡目以降:変則ウェーバー
大学社会人1巡目:重複くじ引き(要参加申請)
大学社会人2巡目:ウェーバー(高校生1巡目不参加)
大学社会人3巡目以降:変則ウェーバー
複数球団指名
6球団
大場翔太(投手・東洋大学
« 2006
2008 »
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2007年度新人選手選択会議(2007ねんどしんじんせんしゅせんたくかいぎ)は2007年グランドプリンスホテル高輪で行われた第43回のプロ野球ドラフト会議である。2005年から導入された高校生と大学生・社会人の分離ドラフト制度はこの年で終了した。

選択会議

高校生選択会議

高校生のみを指名可能な「高校生選択会議」は10月3日に開催され、39選手が指名された。指名された39選手は全員が球団との契約を交わした。

1巡目の指名は「BIG3」と称される中田翔大阪桐蔭高、4球団)、佐藤由規仙台育英高、5球団)、唐川侑己成田高、2球団)の3名に指名が集中し、1巡目2回目の指名でも髙濱卓也岩嵜翔(各2球団)の2名が複数指名となった。5度の抽選開催は史上初。1巡目で単独指名が行われなかったのは、1978年のドラフト会議において江川卓阪神南海近鉄ロッテ)、森繁和クラウンライターヤクルト中日日本ハム)、木田勇広島大洋阪急)の3名に全球団(巨人はボイコット)が入札して以来29年ぶりであった。

なお、西武ライオンズは後述する不正スカウト問題により上位2選手の指名を辞退した。

大学生・社会人選択会議

大学生・社会人のみを選択可能な「大学生・社会人選択会議」と育成選手を指名する「育成選手選択会議」は11月19日に開催された。大学生・社会人選択会議では34選手が、育成選手選択会議では15選手が指名された。今年度から希望入団枠制度が廃止されたため、1993年のドラフト会議にて逆指名制度が導入されて以来15年ぶりに、大学生・社会人に対する1巡目の入札抽選制度が復活した。

1巡目は大学通算33勝の大場翔太東洋大、6球団)と、北京五輪代表候補にアマで唯一名を連ねた長谷部康平愛工大、5球団)の2名に指名が集中し、「BIG3」の一角を占めた加藤幹典慶大)はヤクルトが単独指名で交渉権を獲得した。高校生ドラフト同様、1巡目2回目でも2度の抽選が行われ篠田純平服部泰卓をそれぞれ3球団が指名した。12球団とも、1巡目の指名選手は投手であった。

不正スカウト問題

西武ライオンズがそのスカウト活動中にアマチュア選手に金銭供与するなどの不正行為を行ったことに対し、根來泰周コミッショナー代行は2007年5月29日、同年秋の高校生ドラフト上位2選手について西武の指名権を剥奪し、制裁金3,000万円の処分を科すと発表した。2005年にプロ野球12球団の申し合わせで倫理行動宣言が出されたにも関わらず、その後も当該不正行為が続けられていたという点を重く見て、ドラフト会議史上初めてとなる指名権剥奪処分が科されたものである。

指名選手一覧(指名順表記)

高校生
チーム 広島 オリックス ヤクルト 楽天 横浜 西武 阪神 ロッテ 中日 ソフトバンク 巨人 日本ハム
1位① 唐川侑己 中田翔 佐藤由規 佐藤由規 佐藤由規 指名権剥奪 中田翔 唐川侑己 佐藤由規 中田翔 佐藤由規 中田翔
1位② 安部友裕 丹羽将弥 --- 寺田龍平 高濱卓也 高濱卓也 --- 岩嵜翔 岩嵜翔 藤村大介 ---
1位③ --- --- --- --- 田中健二朗 --- --- 赤坂和幸 --- --- ---
2位→ --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---
3位→ 丸佳浩 伊藤光 山本斉 石田隆司 大田阿斗里 森田一成 植松優友 樋口賢 中村晃 中井大介 津田大樹
4位← 中村憲 山崎正貴 --- 菊池保則 佐藤祥万 武隈祥太 清原大貴 阿部和成 --- 藤井翼 竹嶋祐貴 大平成一
5位→ --- --- --- --- 坂本大空也 梅田尚通 --- --- --- --- --- 松山傑
6位← --- --- --- --- --- 中田祥多 --- --- --- --- --- 豊島明好
7位→ --- --- --- --- --- 斉藤彰吾 --- --- --- --- --- 浅沼寿紀
大学生・社会人
1位① 長谷部康平 大場翔太 加藤幹典 長谷部康平 大場翔太 長谷部康平 大場翔太 長谷部康平 長谷部康平 大場翔太 大場翔太 大場翔太
1位② 篠田純平 篠田純平 --- --- 小林太志 服部泰卓 白仁田寛和 服部泰卓 山内壮馬 --- 篠田純平 服部泰卓
1位③ --- 小林賢司 --- --- --- 平野将光 --- --- --- --- 村田透 多田野数人
2位→ --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---
3位→ 小窪哲也 藤原良平 鬼崎裕司 伊志嶺忠 桑原謙太朗 藤原良平 石川俊介 根本朋久 谷哲也 久米勇紀 古川祐樹 宮西尚生
4位← 松山竜平 --- 岡本秀寛 聖澤諒 --- --- 黒田祐輔 伊藤義弘 --- --- 加治前竜一 村田和哉
5位→ --- --- 中尾敏浩 --- --- --- --- 下敷領悠太 --- --- --- ---
6位← --- --- 三輪正義 --- --- --- --- --- --- --- --- ---
  • 西武は不正スカウト問題により高校生ドラフトの上位2選手の指名権剥奪。色付きは指名重複選手、矢印はウェーバー制・逆ウェーバー制の指名順。

指名選手

育成選手入団で太字は、後に支配下選手登録された選手

セントラル・リーグ

読売ジャイアンツ

順位 選手名 守備 所属 結果
大学生・社会人ドラフト
1巡目 村田透 投手 大阪体育大学 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 古川祐樹 投手 明治大学 入団
4巡目 加治前竜一 外野手 東海大学 入団
高校生ドラフト
1巡目 藤村大介 内野手 熊本工業高 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 中井大介 外野手 宇治山田商業高 入団
4巡目 竹嶋祐貴 投手 滑川高 入団
育成選手ドラフト
1巡目 籾山幸徳 内野手 立命館大学 入団
2巡目 西村優希 投手 遠軽高 入団
3巡目 谷内田敦士 捕手 北照高 入団

中日ドラゴンズ

順位 選手名 守備 所属 結果
大学生・社会人ドラフト
1巡目 山内壮馬 投手 名城大学 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 谷哲也 内野手 日立製作所 入団
高校生ドラフト
1巡目 赤坂和幸 投手 浦和学院高 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 樋口賢 投手 尾道商業高 入団

阪神タイガース

順位 選手名 守備 所属 結果
大学生・社会人ドラフト
1巡目 白仁田寛和 投手 福岡大学 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 石川俊介 投手 上武大学 入団
4巡目 黒田祐輔 投手 シャンソン化粧品 入団
高校生ドラフト
1巡目 髙濱卓也 内野手 横浜高 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 森田一成 内野手 関西高 入団
4巡目 清原大貴 投手 常総学院高 入団
育成選手ドラフト
1巡目 田中慎太朗 内野手 立正大学 入団

横浜ベイスターズ

順位 選手名 守備 所属 結果
大学生・社会人ドラフト
1巡目 小林太志 投手 JR東日本 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 桑原謙太朗 投手 奈良産業大学 入団
高校生ドラフト
1巡目 田中健二朗 投手 常葉学園菊川高 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 大田阿斗里 投手 帝京高 入団
4巡目 佐藤祥万 投手 文星芸術大学附属高 入団
5巡目 坂本大空也 外野手 市立柏高 入団
育成選手ドラフト
1巡目 関口雄大 外野手 滋賀大学 入団
2巡目 杉本昌都 捕手 水戸短期大学附属高 入団

広島東洋カープ

順位 選手名 守備 所属 結果
大学生・社会人ドラフト
1巡目 篠田純平 投手 日本大学 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 小窪哲也 内野手 青山学院大学 入団
4巡目 松山竜平 外野手 九州国際大学 入団
高校生ドラフト
1巡目 安部友裕 内野手 福岡工業大学附属城東高 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 丸佳浩 外野手 千葉経済大学附属高 入団
4巡目 中村憲 投手 京都すばる高 入団
育成選手ドラフト
1巡目 山内敬太 外野手 名城大学 入団

東京ヤクルトスワローズ

順位 選手名 守備 所属 結果
大学生・社会人ドラフト
1巡目 加藤幹典 投手 慶應義塾大学 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 鬼崎裕司 内野手 富士重工業 入団
4巡目 岡本秀寛 投手 JFE西日本 入団
5巡目 中尾敏浩 外野手 JR東日本 入団
6巡目 三輪正義 内野手 香川オリーブガイナーズ 入団
高校生ドラフト
1巡目 佐藤由規 投手 仙台育英学園高 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 山本斉 投手 酒田南高 入団
育成選手ドラフト
1巡目 小山田貴雄 捕手 高知ファイティングドッグス 入団

パシフィック・リーグ

北海道日本ハムファイターズ

順位 選手名 守備 所属 結果
大学生・社会人ドラフト
1巡目 多田野数人 投手 3A・サクラメント 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 宮西尚生 投手 関西学院大学 入団
4巡目 村田和哉 外野手 中央大学 入団
高校生ドラフト
1巡目 中田翔 外野手 大阪桐蔭高 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 津田大樹 投手 倉敷高 入団
4巡目 大平成一 外野手 波佐見高 入団
5巡目 松山傑 投手 横浜商科大学高 入団
6巡目 豊島明好 投手 北陸大谷高 入団
7巡目 浅沼寿紀 投手 旭川南高 入団

千葉ロッテマリーンズ

順位 選手名 守備 所属 結果
大学生・社会人ドラフト
1巡目 服部泰卓 投手 トヨタ自動車 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 根本朋久 投手 横浜商科大学 入団
4巡目 伊藤義弘 投手 JR東海 入団
5巡目 下敷領悠太 投手 日本生命 入団
高校生ドラフト
1巡目 唐川侑己 投手 成田高 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 植松優友 投手 金光大阪高 入団
4巡目 阿部和成 投手 大牟田高 入団
育成選手ドラフト
1巡目 池田健 投手 青藍泰斗高 入団
2巡目 宮本裕司 捕手 高知ファイティングドッグス 入団
3巡目 小林憲幸 投手 徳島インディゴソックス 入団
4巡目 白川大輔 内野手 高知ファイティングドッグス 入団
5巡目 大谷龍次 外野手 日立製作所厚木 入団

福岡ソフトバンクホークス

順位 選手名 守備 所属 結果
大学生・社会人ドラフト
1巡目 大場翔太 投手 東洋大学 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 久米勇紀 投手 明治大学 入団
高校生ドラフト
1巡目 岩嵜翔 投手 市立船橋高 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 中村晃 内野手 帝京高 入団
4巡目 藤井翼 内野手 桜井高 入団

東北楽天ゴールデンイーグルス

順位 選手名 守備 所属 結果
大学生・社会人ドラフト
1巡目 長谷部康平 投手 愛知工業大学 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 伊志嶺忠 捕手 東京情報大学 入団
4巡目 聖澤諒 外野手 國學院大學 入団
高校生ドラフト
1巡目 寺田龍平 投手 札幌南高 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 石田隆司 投手 東海大学付属仰星高 入団
4巡目 菊池保則 投手 常磐大学高 入団
育成選手ドラフト
1巡目 内村賢介 内野手 石川ミリオンスターズ 入団

西武ライオンズ

順位 選手名 守備 所属 結果
大学生・社会人ドラフト
1巡目 平野将光 投手 JR東日本東北 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 藤原良平 投手 第一工業大学 入団
高校生ドラフト
1巡目 (指名権剥奪)
2巡目 (選択権なし)
3巡目 (指名権剥奪)
4巡目 武隈祥太 投手 旭川工業高 入団
5巡目 梅田尚通 内野手 鯖江高 入団
6巡目 中田祥多 捕手 鳴門工業高 入団
7巡目 斉藤彰吾 外野手 春日部共栄高 入団

オリックス・バファローズ

順位 選手名 守備 所属 結果
大学生・社会人ドラフト
1巡目 小林賢司 投手 青山学院大学 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 小瀬浩之 外野手 近畿大学 入団
高校生ドラフト
1巡目 丹羽将弥 外野手 岐阜城北高 入団
2巡目 (選択権なし)
3巡目 伊藤光 捕手 明徳義塾高 入団
4巡目 山崎正貴 投手 市立船橋高 入団
育成選手ドラフト
1巡目 梶本達哉 投手 愛媛マンダリンパイレーツ 入団

外部リンク