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2020年12月23日 (水) 22:29時点における版
開発元 | Cockos |
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最新版 |
6.13
/ 2020年7月23日 |
プログラミング 言語 | C, C++, アセンブリ |
対応OS | Windows XP以降, macOS 10.5以降, Linux(ベータ版) |
プラットフォーム | 32-bit x86 (macOS, Windows), x64 (Linux, macOS, Windows), ARMv7 (Linux) |
種別 | DAW |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | www.reaper.fm |
REAPER(Rapid Environment for Audio Production, Engineering, and Recordingの略)は、Cockosによって開発された、MIDIシーケンス機能を搭載したデジタルオーディオワークステーション(DAW)である。現バージョンはMicrosoft Windows(XP以降)ならびにmacOS(10.5以降)用があり、Linux向けにベータ版も公開されている[1][2](Raspberry Piでも動作するバイナリが配布されている)。REAPERはVSTやAudio Unitsなどの業界標準プラグイン形式に対応しており、標準的なオーディオ/ビデオファイルフォーマットの多くを読み込むことができる。また、様々な機能をユーザー自身が作成できるようにReaScriptやJSFX(Jesusonic FX)といった機能拡張の仕組みが用意されており、EEL2(REAPER独自のDSL)、Lua、Pythonでプラグイン等を記述できる[3]。
ライセンス
REAPERは、60日間すべての機能を使うことができる評価版が無料で提供されている。また、60ドルと225ドルのそれぞれ
- Discounted License
- Commercial License
の2つのライセンスタイプがあり、それぞれ利用できる機能は同一であるが、利用者の利用用途によってライセンスの価格のみが異なっている。Discounted Licenceは、利用者の用途が完全に個人用途である場合、または業務上、年間の総利益が20,000ドル未満の者、利用者が教育分野に関与している者、あるいは非営利団体である場合、このライセンスを利用することができる。その他のこれらの基準に該当しない営利利用である場合、Commercial Licenseが必要となる。
また、一度購入したライセンスで次の2つ先のメジャーバージョンまでの無料のアップデートを受け取ることが可能である。
例: REAPER 6.xでライセンスを購入した場合、7.99までの無料のアップグレードができる。
これらのライセンスはx86とx64の両方のバージョンで使用可能であり、同時に2つのPCでREAPERを使わない場合に限り、複数のPCでのライセンスのアクティベートを行うことができる[4]。
付属ソフトウェアとプラグイン
REAPERには広く頻繁に使用される様々なエフェクトが付属されている。ReaEQ、 ReaVerb、 ReaGate、 ReaDelay、 ReaPitch、ReaCompのようなツールが例として挙げられる。これらのRea-プラグインは、ReaPlugs VST FX Suiteとして他のDAWのユーザーでも別々にダウンロードして利用することができる[5]。
また標準のエフェクトから、MIDIやオーディオへの具体的な応用が利くものまでに及ぶ、数百のJSFXプラグインが付属されている[6]。JSFXスクリプトはテキストファイルである。
このテキストファイルはREAPERに読み込む(まさしくVSTやその他のプラグインを読み込むように)際、ディレイやディストーションやコンプレッサーなどの単純なオーディオエフェクトから、シンセサイザーやサンプラーなどの楽器や、ドラムのトリガリング、サラウンドパンニングなど、他の特別な目的のツールまでにも及ぶ、完全な機能を持ったプラグインになる。すべてのJSFXプラグインはテキストエディタで編集可能であり、したがってユーザーの完全なカスタマイズを可能としている[7]。
REAPERはサードパーティー製のソフトウェアを一切同封していない一方で、VSTのすべてのバージョンに完全に準拠している。したがって、利用可能な無料および商業プラグインの両方の大部分で動作する。REAPERのx64バージョンでは、x64 のプラグイン処理と並行して、32bitプラグインを動作させることができる[6]。
ビデオ編集
REAPERを動画ファイルをカットしたり、トリミングしたりすることに使うことができる。また、自身の範囲内で動画の音声を編集あるいは置換することができる。フェード、ワイプやクロスフェードのようなビデオエフェクトが利用可能である。
また、動画ファイルを、他の音声トラックであるかのようにプロジェクト内で並べることができるほか、当該プロジェクトで作業している間に、ファイルの動画部分を分割したビデオウィンドウで見ることもできる[8]。
脚注
- ^ “REAPER: An Exhaustive Review” (英語). ExtremRaym (2015年11月4日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “Reaper Audio Software Is Coming To Linux - Phoronix”. phoronix.com. 2020年7月17日閲覧。
- ^ “REAPER | ReaScript”. reaper.fm. 2020年7月17日閲覧。
- ^ “REAPER | Purchase”. www.reaper.fm. 2020年7月17日閲覧。
- ^ “REAPER | ReaPlugs”. www.reaper.fm. 2020年7月17日閲覧。
- ^ a b “REAPER | About”. www.reaper.fm. 2020年7月17日閲覧。
- ^ “REAPER | JSFX Programming”. www.reaper.fm. 2020年7月17日閲覧。
- ^ “REAPER: An Exhaustive Review” (英語). ExtremRaym (2015年11月4日). 2020年7月17日閲覧。