「AOL Instant Messenger」の版間の差分
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2020年12月23日 (水) 21:42時点における版
開発元 | AOL Inc. |
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最新版 | |
対応OS | Windows 2000 · Windows XP · Vista · 7 · 8 · macOS · iOS · Android |
種別 | インスタントメッセンジャー |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | http://www.aim.com/ |
AOL Instant Messenger(略称:AIM)は、米AOLが配布していたインスタントメッセンジャー。インスタントメッセージやファイル転送の機能を備える。
概要
1997年5月にサービスを開始[1]。 日本語版は1998年12月[2]に配布を開始したが、現在はAOL.JPにAIMのページは存在せず、配布もされていない。
かつてのAOLのシェアの大きさから多くのユーザと多数の互換クライアントソフトが存在し、MSN MessengerやYahoo! Messengerと並ぶインスタントメッセージソフトだった。
2016年現在においての公式クライアントは、Windows版とmacOS版、及びにiOS版とAndroid版である。互換クライアントを利用すればLinux等の環境からも利用できる。公式サイトからWeb版へのサインインも可能。 なお利用にはAOLのアカウントかスクリーンネーム、あるいは.Macのアカウントが必要。
またAOLではICQネットワークの運営も行っていたため、かつてはICQクライアントとメッセージをやり取りすることもできた。(現在のバージョンでは不可能)
AOLの事業を現在運営しているVerizon Communicationsの子会社Oathが2017年10月6日に12月15日(米国時間)をもってサービスを終了することを発表した[3]。
2017年12月15日にサービスを終了[4]。
OSCARプロトコル
AOL Instant Messengerで採用されているプロトコルはOSCARと呼ばれ、原則的に非公開のプロトコルである。このOSCARプロトコルを独自に解析し実装したソフトウェアは数多くあったものの、運営元のAOLではこれらサードパーティー製ソフトウェアによるアクセスを自社ネットワークへの「クラッキング」であるとして、アクセスを遮断するなど厳しい態度を取り続けてきた[5][6][7]。しかし2004年以降、互換クライアントのアクセスを遮断したという話は聞かない[8]。 アップルのiChatのAIM対応はAOLから承認され、公式な実装を使用している[9][10]。
2006年3月6日にOpen AIMのSDKが提供され[11]、2008年3月5日には仕様が一部公開されている[12]。 しかし、互換クライアントの開発者は独自に仕様を解析し実装しているようである。現在ではオープンソースの互換クライアントも数多くあり、そのソースコードを読むことでOSCARプロトコルを知ることができる。
サードパーティー・クライアント
- Adium
- BSFlite(英語版)
- XMPP
- Kopete
- Miranda IM(英語版)
- Pidgin (旧称:Gaim)
- TerraIM(英語版)
- Emacs 版:TNT(英語版)
- Trillian(英語版)
脚注
- ^ AOL Products(Web archiveより)
- ^ http://www.jp.aol.com/info/release/981214.html(Web archiveより)
- ^ ネット草創期に人気を集めたAOLのメッセンジャー「AIM」が終了へ(2017年10月10日)
- ^ インスタントメッセンジャー「AIM」が終了(2017年12月17日)
- ^ AOLがヤフー、MSとの互換メッセージ・サービスを封鎖(1999年07月)
- ^ AOLがOdigoからのインスタントメッセージアクセスをブロック(2000年06月)
- ^ AOL,人気IMソフト「Trillian」を遮断(2002年1月)
- ^ IM分野で「雪解け」--マイクロソフト、AOL、ヤフーが相互乗り入れへ
- ^ AppleとAOLがインスタントメッセージで提携(1999年)
- ^ 米AppleがAIM互換の「iChat」を披露~次期版の「Mac OS X」に搭載(2002年)
- ^ http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0603/07/news011.html
- ^ http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/06/news019.html