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「サイモン子爵」の版間の差分

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== 歴史 ==
== 歴史 ==
[[ジョン・サイモン (初代サイモン子爵)|ジョン・サイモン]]<small>(1873-1954)</small>は、[[ラムゼイ・マクドナルド|マクドナルド]][[挙国一致内閣]]に残留するかどうかをめぐって[[1932年]]に[[自由党 (イギリス)|自由党]]が分裂した後に残留派の{{仮リンク|挙国派自由党 (イギリス)|label=挙国派自由党|en|Liberal National Party (UK, 1931)}}を率いた人物でマクドナルド挙国一致内閣と続く保守党政権で[[内務大臣 (イギリス)|内務大臣]](在職1915年-1916年、1935年-1937年)や[[外務・英連邦大臣|外務大臣]](在職1931年-1935年)、[[財務大臣 (イギリス)|財務大臣]](在職1937年-1940年)などの重要閣僚職を歴任した{{sfn|松村赳|富田虎男|2000| p=690}}。そして[[1940年]][[5月20日]]に[[第1次チャーチル内閣|チャーチル内閣]]の[[大法官]](貴族院議長)(在職1940年-1945年)に就任するために[[連合王国貴族]]爵位'''ペンブルック州におけるスタックポール・エリダーの初代サイモン子爵''' <small>(Viscount Simon, of Stackpole Elidor in the County of Pembroke)</small>に叙せられて[[貴族院 (イギリス)|貴族院]]議員に列した<ref name="CP VS">{{Cite web |url=http://www.cracroftspeerage.co.uk/online/content/simon1940.htm|title=Simon, Viscount (UK, 1940)|accessdate= 2016-08-27 |last= Heraldic Media Limited |work= [http://www.cracroftspeerage.co.uk/online/content/introduction.htm Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage] |language= 英語 }}</ref><ref name="thepeerage.com">{{Cite web |url= http://thepeerage.com/p27707.htm#i277062|title=John Allsebrook Simon, 1st Viscount Simon|accessdate= 2016-08-27 |last= Lundy |first= Darryl |work= [http://thepeerage.com/ thepeerage.com] |language= 英語 }}</ref>。
[[ジョン・サイモン (初代サイモン子爵)|ジョン・サイモン]]<small>(1873-1954)</small>は、[[ラムゼイ・マクドナルド|マクドナルド]][[挙国一致内閣]]に残留するかどうかをめぐって[[1932年]]に[[自由党 (イギリス)|自由党]]が分裂した後に残留派の{{仮リンク|挙国派自由党 (イギリス)|label=挙国派自由党|en|Liberal National Party (UK, 1931)}}を率いた人物でマクドナルド挙国一致内閣と続く保守党政権で[[内務大臣 (イギリス)|内務大臣]](在職1915年-1916年、1935年-1937年)や[[外務・英連邦大臣|外務大臣]](在職1931年-1935年)、[[財務大臣 (イギリス)|財務大臣]](在職1937年-1940年)などの重要閣僚職を歴任した{{sfn|松村赳|富田虎男|2000| p=690}}。そして[[1940年]][[5月20日]]に[[第1次チャーチル内閣|チャーチル内閣]]の[[大法官]](貴族院議長)(在職1940年-1945年)に就任するために[[連合王国貴族]]爵位'''ペンブルック州におけるスタックポール・エリダーの初代サイモン子爵''' <small>(Viscount Simon, of Stackpole Elidor in the County of Pembroke)</small>に叙せられて[[貴族院 (イギリス)|貴族院]]議員に列した<ref name="CP VS">{{Cite web |url=http://www.cracroftspeerage.co.uk/simon1940.htm|title=Simon, Viscount (UK, 1940)|accessdate= 2016-08-27 |last= Heraldic Media Limited |work= [http://www.cracroftspeerage.co.uk/introduction.htm Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage] |language= 英語 }}</ref><ref name="thepeerage.com">{{Cite web |url= http://thepeerage.com/p27707.htm#i277062|title=John Allsebrook Simon, 1st Viscount Simon|accessdate= 2016-08-27 |last= Lundy |first= Darryl |work= [http://thepeerage.com/ thepeerage.com] |language= 英語 }}</ref>。


初代子爵の死後、その唯一の息子であった[[ジョン・サイモン (第2代サイモン子爵)|ジョン・サイモン]]<small>(1902-1993)</small>が2代子爵を継承した。2代子爵の死後はその唯一の息子{{仮リンク|デイヴィッド・サイモン (第3代サイモン子爵)|label=デイヴィッド・サイモン|en|David Simon, 3rd Viscount Simon}}<small>(1940-)</small>が3代子爵位を継承した。[[2016年]]現在の当主も彼であるが、現在のところ彼には子供がなく、爵位を継承できる者がいない状態が続いている<ref name="CP VS" />。
初代子爵の死後、その唯一の息子であった[[ジョン・サイモン (第2代サイモン子爵)|ジョン・サイモン]]<small>(1902-1993)</small>が2代子爵を継承した。2代子爵の死後はその唯一の息子{{仮リンク|デイヴィッド・サイモン (第3代サイモン子爵)|label=デイヴィッド・サイモン|en|David Simon, 3rd Viscount Simon}}<small>(1940-)</small>が3代子爵位を継承した。[[2016年]]現在の当主も彼であるが、現在のところ彼には子供がなく、爵位を継承できる者がいない状態が続いている<ref name="CP VS" />。

2020年12月4日 (金) 05:25時点における版

サイモン子爵家の紋章の

サイモン子爵: Viscount Simon)は、連合王国貴族子爵位。

挙国派自由党英語版の政治家ジョン・サイモン1940年に叙されたのに始まる。

歴史

ジョン・サイモン(1873-1954)は、マクドナルド挙国一致内閣に残留するかどうかをめぐって1932年自由党が分裂した後に残留派の挙国派自由党英語版を率いた人物でマクドナルド挙国一致内閣と続く保守党政権で内務大臣(在職1915年-1916年、1935年-1937年)や外務大臣(在職1931年-1935年)、財務大臣(在職1937年-1940年)などの重要閣僚職を歴任した[1]。そして1940年5月20日チャーチル内閣大法官(貴族院議長)(在職1940年-1945年)に就任するために連合王国貴族爵位ペンブルック州におけるスタックポール・エリダーの初代サイモン子爵 (Viscount Simon, of Stackpole Elidor in the County of Pembroke)に叙せられて貴族院議員に列した[2][3]

初代子爵の死後、その唯一の息子であったジョン・サイモン(1902-1993)が2代子爵を継承した。2代子爵の死後はその唯一の息子デイヴィッド・サイモン英語版(1940-)が3代子爵位を継承した。2016年現在の当主も彼であるが、現在のところ彼には子供がなく、爵位を継承できる者がいない状態が続いている[2]

サイモン子爵家にはこの爵位以外の保有爵位はない[2]

サイモン子爵 (1940年創設)

脚注

出典

  1. ^ 松村赳 & 富田虎男 2000, p. 690.
  2. ^ a b c Heraldic Media Limited. “Simon, Viscount (UK, 1940)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2016年8月27日閲覧。
  3. ^ Lundy, Darryl. “John Allsebrook Simon, 1st Viscount Simon” (英語). thepeerage.com. 2016年8月27日閲覧。

参考文献

  • クラーク, ピーター 著、市橋秀夫, 椿建也, 長谷川淳一 訳『イギリス現代史 1900-2000』名古屋大学出版会、2004年。ISBN 978-4815804916 
  • 坂井秀夫『近代イギリス政治外交史3 スタンリ・ボールドウィンを中心として』創文社、1974年。ASIN B000J9IXRE 
  • 松村赳富田虎男『英米史辞典』研究社、2000年。ISBN 978-4767430478