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「2011年NHK杯国際フィギュアスケート競技大会」の版間の差分

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==ISU公式戦で初めて認定された4回転ルッツ==
==ISU公式戦で初めて認定された4回転ルッツ==
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[[ブランドン・ムロズ]]がショートプログラムで4回転[[ルッツジャンプ|ルッツ]]を成功させた。これはISU公式戦で初めての認定である<ref>{{isu name|00007788}}</ref>。一方、[[橋大輔 (フィギュアスケート選手)|髙橋大輔]]が4回転[[フリップ]]を試みたが回転不足(<)と認定され、成功とはならなかった<ref>[http://www.isuresults.com/results/gpjpn2011/ 2012年NHK杯公式結果]</ref>。


== アイスダンスでの事故/負傷 ==
== アイスダンスでの事故/負傷 ==

2020年11月30日 (月) 06:29時点における版

2011年NHK杯国際フィギュアスケート競技大会
男子シングル表彰式
大会概要
大会種 ISUグランプリシリーズ
シーズン 2011-2012
日程 11月11日 - 11月13日
主催 日本スケート連盟、国際スケート連盟
開催国 日本
開催地 日本の旗 札幌
会場 真駒内屋内競技場
賞金総額 180,000ドル
優勝者
男子シングル 日本の旗 髙橋大輔
女子シングル 日本の旗 鈴木明子
ペア優勝 ロシアの旗 川口悠子
ロシアの旗 アレクサンドル・スミルノフ
アイスダンス アメリカ合衆国の旗 マイア・シブタニ
アメリカ合衆国の旗 アレックス・シブタニ
関連大会
前回大会 2010年NHK杯
次回大会 2012年NHK杯
前戦 2011年中国杯
次戦 2011年エリック・ボンパール杯
■テンプレート ■競技会 ■ポータル ■プロジェクト

2011年NHK杯国際フィギュアスケート競技大会(NHK杯)は2011年に日本で開催されたフィギュアスケートの国際競技会。国際スケート連盟による2011/2012 ISUグランプリシリーズの第4戦である。

概要

2011年NHK杯国際フィギュアスケート競技大会は、2011-2012年シーズンに開催されたNHK杯国際フィギュアスケート競技大会。2011年11月11日から11月13日にかけて、シニアクラスの男女シングルペアアイスダンス競技が 札幌真駒内屋内競技場(真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)で行われた。

選手招待

今シーズンよりグランプリシリーズの各大会は男女シングルとアイスダンスの出場選手枠が減らされ、男女シングルは各10名に、ペアおよびアイスダンスは各8組となった。

今大会開催国の統括団体である日本スケート連盟に対しては、各種目で最大3人(組)の出場枠が用意された。

(★開催国推薦選手)

男子シングル 女子シングル ペア アイスダンス
チェコの旗 トマシュ・ベルネル カナダの旗 シンシア・ファヌフ カナダの旗 ナターシャ・ピュリッチ
and レイモンド・シュルツ
カナダの旗 アレクサンドラ・ポール
and ミッチェル・イスラム
イタリアの旗 サミュエル・コンテスティ フィンランドの旗 キーラ・コルピ ドイツの旗 アリオナ・サフチェンコ
and ロビン・ゾルコーヴィ
カナダの旗 ケイトリン・ウィーバー
and アンドリュー・ポジェ
日本の旗 小塚崇彦 フランスの旗 マエ=ベレニス・メイテ イタリアの旗 ステファニア・ベルトン
and オンドレイ・ホタレック
ドイツの旗 ネッリ・ジガンシナ
and アレクサンダー・ガージ
日本の旗 町田樹 ジョージア (国)の旗 エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ 日本の旗 高橋成美
and マーヴィン・トラン
イタリアの旗 ロレンツァ・アレッサンドリーニ
and シモーネ・バトゥーリ
日本の旗 髙橋大輔 日本の旗 浅田真央 ロシアの旗 リュボーフィ・イリュシェチキナ
and ノダリー・マイスラーゼ
日本の旗 キャシー・リード
and クリス・リード
ロシアの旗 コンスタンチン・メンショフ 日本の旗 石川翔子 ロシアの旗 川口悠子
and アレクサンドル・スミルノフ
ロシアの旗 エレーナ・イリニフ
and ニキータ・カツァラポフ
アメリカ合衆国の旗 アーミン・マーバヌーザデー 日本の旗 鈴木明子 アメリカ合衆国の旗 マリッサ・キャステリ
and サイモン・シュナピア
アメリカ合衆国の旗 リン・クリーンクライルート
and ローガン・ジュリエッティ=シュミット
アメリカ合衆国の旗 ロス・マイナー ロシアの旗 アリョーナ・レオノワ アメリカ合衆国の旗 ケイディー・デニー
and ジョン・コフリン
アメリカ合衆国の旗 マイア・シブタニ
and アレックス・シブタニ
アメリカ合衆国の旗 ブランドン・ムロズ アメリカ合衆国の旗 アシュリー・ワグナー - -
- アメリカ合衆国の旗 アグネス・ザワツキー - -

出場辞退・追加招待

男子シングル

アドリアン・シュルタイスは背中の怪我により欠場した。[1]

ペア

龐清/佟健組が出場を辞退し、スケートアメリカで開催国推薦によりエントリーしていたケイディー・デニー/ジョン・コフリン組が追加招待された。

競技結果

男子シングル

  • ショートプログラム - 11月12日
  • フリースケーティング - 11月13日
順位 名前 合計点 ショートプログラム フリースケーティング
順位 得点 技術 構成 減点 滑走順 順位 得点 技術 構成 減点 滑走順
1 日本の旗 髙橋大輔 259.75 1 90.43 46.14 44.29 0.00 9 1 169.32 80.04 90.28 1.00 9
2 日本の旗 小塚崇彦 235.02 2 79.77 40.88 38.89 0.00 8 2 155.25 76.67 78.58 0.00 8
3 アメリカ合衆国の旗 ロス・マイナー 212.36 6 71.12 38.87 32.25 0.00 3 4 141.24 74.22 67.02 0.00 4
4 イタリアの旗 サミュエル・コンテスティ 209.69 7 63.83 30.22 34.61 1.00 7 3 145.86 74.52 71.34 0.00 3
5 チェコの旗 トマシュ・ベルネル 196.63 9 62.96 29.10 34.86 1.00 6 5 133.67 63.89 71.78 2.00 1
6 ロシアの旗 コンスタンチン・メンショフ 195.88 4 74.67 42.24 32.43 0.00 2 8 121.21 58.57 64.64 2.00 6
7 日本の旗 町田樹 195.45 5 72.26 38.73 34.53 1.00 4 6 123.19 54.57 68.62 0.00 5
8 アメリカ合衆国の旗 アーミン・マーバヌーザデー 185.58 8 63.52 33.60 29.92 0.00 1 7 122.06 61.12 61.94 1.00 2
9 アメリカ合衆国の旗 ブランドン・ムロズ 184.83 3 74.83 40.76 34.07 0.00 5 9 110.00 45.44 65.56 1.00 7

女子シングル

  • ショートプログラム - 11月11日
  • フリースケーティング - 11月12日
順位 名前 合計点 ショートプログラム フリースケーティング
順位 得点 技術 構成 減点 滑走順 順位 得点 技術 構成 減点 滑走順
1 日本の旗 鈴木明子 185.98 1 66.55 35.09 31.46 0.00 10 2 119.43 57.04 62.39 0.00 10
2 日本の旗 浅田真央 184.19 3 58.42 28.33 30.09 0.00 7 1 125.77 61.20 64.57 0.00 8
3 ロシアの旗 アリョーナ・レオノワ 170.68 2 61.76 31.79 29.97 0.00 9 4 108.92 50.50 58.42 0.00 9
4 アメリカ合衆国の旗 アシュリー・ワグナー 165.65 5 55.88 29.45 26.43 0.00 4 3 109.77 54.45 55.32 0.00 6
5 ジョージア (国)の旗 エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ 160.44 4 57.37 29.80 27.57 0.00 5 6 103.07 47.74 56.33 1.00 7
6 フィンランドの旗 キーラ・コルピ 157.53 7 53.70 24.31 29.39 0.00 8 5 103.83 46.23 57.60 0.00 4
7 フランスの旗 マエ=ベレニス・メイテ 143.69 8 52.05 29.90 22.15 0.00 3 7 91.64 47.68 43.96 0.00 3
8 アメリカ合衆国の旗 アグネス・ザワツキー 138.19 6 53.84 29.39 24.45 0.00 2 9 84.35 36.53 49.82 2.00 5
9 カナダの旗 シンシア・ファヌフ 131.82 9 45.42 21.00 25.42 1.00 6 8 86.40 38.71 48.69 1.00 2
10 日本の旗 石川翔子 122.14 10 45.07 23.64 21.43 0.00 1 10 77.07 34.14 42.93 0.00 1

ペア

  • ショートプログラム - 11月11日
  • フリースケーティング - 11月12日
順位 名前 合計点 ショートプログラム フリースケーティング
順位 得点 技術 構成 減点 滑走順 順位 得点 技術 構成 減点 滑走順
1 ロシアの旗 川口悠子
and アレクサンドル・スミルノフ
177.51 5 55.02 26.86 29.16 1.00 7 1 122.49 61.13 61.36 0.00 4
2 日本の旗 高橋成美
and マーヴィン・トラン
172.09 2 57.89 31.18 27.71 1.00 6 2 114.20 55.92 58.28 0.00 7
3 ドイツの旗 アリオナ・サフチェンコ
and ロビン・ゾルコーヴィ
171.68 1 59.23 29.00 31.23 1.00 8 3 112.45 48.58 63.87 0.00 8
4 イタリアの旗 ステファニア・ベルトン
and オンドレイ・ホタレック
163.83 3 56.23 30.06 26.17 0.00 5 5 107.60 52.49 55.11 0.00 6
5 アメリカ合衆国の旗 ケイディー・デニー
and ジョン・コフリン
163.75 4 55.48 30.42 25.06 0.00 1 4 108.27 55.61 53.66 1.00 5
6 ロシアの旗 リュボーフィ・イリュシェチキナ
and ノダリー・マイスラーゼ
159.01 6 53.12 27.68 26.44 1.00 4 6 105.89 53.27 52.62 0.00 3
7 アメリカ合衆国の旗 マリッサ・キャステリ
and サイモン・シュナピア
149.02 7 49.93 26.56 24.37 1.00 3 7 99.09 53.05 48.04 2.00 2
8 カナダの旗 ナターシャ・ピュリッチ
and レイモンド・シュルツ
128.17 8 45.56 23.99 21.57 0.00 2 8 82.61 41.60 41.01 0.00 1

アイスダンス

順位 名前 合計点 ショートダンス フリーダンス
順位 得点 技術 構成 減点 滑走順 順位 得点 技術 構成 減点 滑走順
1 アメリカ合衆国の旗 マイア・シブタニ
and アレックス・シブタニ
151.85 3 59.02 29.50 30.52 1.00 7 1 92.83 45.84 46.99 0.00 6
2 カナダの旗 ケイトリン・ウィーバー
and アンドリュー・ポジェ
151.76 2 60.07 28.51 31.56 0.00 8 2 91.69 44.30 48.39 1.00 7
3 ロシアの旗 エレーナ・イリニフ
and ニキータ・カツァラポフ
149.48 1 61.83 29.86 31.97 0.00 6 3 87.65 40.35 47.30 0.00 8
4 ドイツの旗 ネッリ・ジガンシナ
and アレクサンダー・ガージ
136.12 4 55.69 29.50 27.19 1.00 5 4 80.43 39.28 41.15 0.00 5
5 イタリアの旗 ロレンツァ・アレッサンドリーニ
and シモーネ・バトゥーリ
133.29 5 54.37 29.22 25.15 0.00 3 5 78.92 39.72 39.20 0.00 4
6 アメリカ合衆国の旗 リン・クリーンクライルート
and ローガン・ジュリエッティ=シュミット
126.39 6 50.81 27.79 23.02 0.00 1 6 75.58 39.29 36.29 0.00 3
7 日本の旗 キャシー・リード
and クリス・リード
123.22 8 49.36 24.63 24.73 0.00 4 7 73.86 38.36 36.50 1.00 1
棄権 カナダの旗 アレクサンドラ・ポール
and ミッチェル・イスラム
- 7 49.36 26.29 23.07 0.00 2 - - - - - 2

賞金

各競技の上位成績者には、2011/2012 ISUグランプリシリーズの他大会と同様に以下の賞金が与えられた。

  • 1位:18,000米ドル
  • 2位:13,000米ドル
  • 3位:9,000米ドル
  • 4位:3,000米ドル
  • 5位:2,000米ドル

競技後のエキシビション出演を断った場合は賞金から3,000米ドルを差し引かれるとされた。競技賞金がなかった選手のエキシビション出演には、シングルで200米ドル、ペア・アイスダンスで一組に付き300米ドル支払われるとされた。

ISU公式戦で初めて認定された4回転ルッツ

ブランドン・ムロズがショートプログラムで4回転ルッツを成功させた。これはISU公式戦で初めての認定である[2]。一方、髙橋大輔が4回転フリップを試みたが回転不足(<)と認定され、成功とはならなかった[3]

アイスダンスでの事故/負傷

本大会ではアイスダンス参加選手の事故、負傷が重なった。

フリーダンス当日午前中の公式練習でポール/イズラム組(カナダ)とアレサンドリーニ/バツリ組(イタリア)が衝突、ポールが太腿を負傷したためポール/イズラム組はフリーダンスを棄権した[4]。 またフリーダンス第1グループの競技直前の5分間練習中に、リフトを行なっていたリード姉弟組(日本)とクリーンクライルート/ジュリエッティ=シュミット組(アメリカ)が接触、転倒した[5]。両者とも競技に出場し最後まで演技を終えたが、クリス・リードが右足の小指に四針の怪我を負い、骨折していたことが後にわかった[6][7]。 さらに同じくフリーダンスにおいて第2グループの5分間練習中にイリニフ/カツァラポフ組のイリニフが転倒し右膝を痛めた[8]。競技を無事こなし総合三位となったもののエキシビションを欠場した[9]

脚注

外部リンク