ミッチェル・イスラム
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2011年スケートアメリカでのポールとイスラム | ||||||||||||
生誕 |
1990年1月24日(34歳) カナダ バリー | |||||||||||
身長 | 180 cm | |||||||||||
選手情報 | ||||||||||||
代表国 | カナダ | |||||||||||
パートナー | アレクサンドラ・ポール | |||||||||||
所属クラブ | バリーSC | |||||||||||
引退 | 2016年12月15日 | |||||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||||
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ミッチェル・イスラム(英語: Mitchell Islam, 1990年1月24日 - )は、カナダ出身の男性元フィギュアスケート(アイスダンス)選手。パートナーはアレクサンドラ・ポール、ジョアンナ・レンコ。
2014年ソチオリンピックカナダ代表。2010年世界ジュニアフィギュアスケート選手権2位。
経歴
[編集]カナダオンタリオ州バリーに生まれ、幼少時からスケートを始める。父デイヴィッドはフィギュアスケートコーチをしている。
2000年にジョアンナ・レンコとカップルを結成、2005-2006シーズンからジュニアグランプリシリーズに参戦。3シーズンで5大会に出場しうち3度表彰台に立ち、2007-2008シーズンにはジュニアグランプリファイナルに進出も決めた[1]が棄権した。
2009年2月にアレクサンドラ・ポールとのカップルを結成。ポールのそれまでパートナーはジェイソン・チェペルダクでこの時にレンコとチェペルダクとのカップルも結成されており、2組を組み替える形になった。
2009-2010シーズン、2試合出場したジュニアグランプリシリーズで表彰台に届かなかったものの、世界ジュニア選手権ではカップル結成1年で2位となった。
2010-2011シーズン、シニアクラスへ移行。スケートカナダでは4位入賞をした。しかし続くロステレコム杯はポールの肋骨の怪我のためにSDの後に棄権をした[2]。カナダ選手権では銅メダルを獲得。
2011-2012シーズン、スケートアメリカでは8位。続くNHK杯ではSDで7位につけるも、ポールが公式練習中にイタリアのロレンツァ・アレッサンドリーニ / シモーネ・バトゥーリ組と衝突し、腿の裏を切ってしまい棄権を余儀なくされた[3]。カナダ選手権では5位で、四大陸選手権の代表に選ばれた。6月にはコーチをパスカーレ・カメレンゴに変更した。
2012-2013シーズン、USインターナショナルクラシックでシニアの国際大会で初めてのメダルを獲得。カナダ選手権ではSDで3位だったが、FDのダイアゴナルステップシークエンスで転倒があり4位に終わった。
2013-2014シーズン、カナダ選手権で3位に入りソチオリンピックに出場し18位。世界選手権にも初出場し10位だった。
2014-2015シーズン、カナダ選手権にはFDを変更して挑み2年連続の3位。四大陸選手権はSDで5位、FDでは転倒もあり総合6位。世界選手権は前年を上回るSD8位だったが、ステップシークエンスでのレベルの取りこぼしが響き13位となった。シーズン終了後、マリー=フランス・デュブレイユ/パトリス・ローゾン夫妻とロマン・アグノエルにコーチを変更し、練習拠点をモントリオールへ移した。
2016年12月15日、競技からの引退を発表した[4]。
主な戦績
[編集]- アレクサンドラ・ポールとのカップル
大会/年 | 2009-10 | 2010-11 | 2011-12 | 2012-13 | 2013-14 | 2014-15 | 2015-16 | 2016-17 |
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冬季オリンピック | 18 | |||||||
世界選手権 | 10 | 13 | ||||||
四大陸選手権 | 6 | 6 | ||||||
カナダ選手権 | 1 J | 3 | 5 | 4 | 3 | 3 | 4 | |
GP中国杯 | 5 | 棄権 | ||||||
GPスケートカナダ | 4 | 5 | 6 | 8 | ||||
GPエリック杯 | 6 | |||||||
GPスケートアメリカ | 8 | |||||||
GP NHK杯 | 棄権 | |||||||
GPロステレコム杯 | 棄権 | |||||||
USクラシック | 2 | 3 | ||||||
CSネーベルホルン杯 | 5 | 3 | 2 | |||||
CSオータムクラシック | 4 | |||||||
世界Jr.選手権 | 2 | |||||||
JGPボスポラス | 5 | |||||||
JGPトルン杯 | 4 |
- J - ジュニアクラス
- ジョアンナ・レンコとのカップル
大会/年 | 2005-06 | 2006-07 | 2007-08 |
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カナダ選手権 | 4 J | 2 J | |
世界Jr.選手権 | 途中棄権 | ||
JGPタリン杯 | 9 | 3 | |
JGPレークプラシッド | 2 | ||
JGPブダペスト | 2 | ||
JGPハーグ | 5 |
- J - ジュニアクラス
詳細
[編集]2016-2017 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SD | FD | 結果 |
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2016年11月18日 - 20日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | - | - | 棄権 |
2016年10月27日 - 30日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ミシサガ) | 8 58.83 |
9 86.02 |
8 144.85 |
2016年9月14日 - 17日 | ISUチャレンジャーシリーズ USインターナショナルクラシック(ソルトレイクシティ) | 5 53.94 |
3 87.26 |
3 141.20 |
2015-2016 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SD | FD | 結果 |
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2016年1月18日 - 24日 | カナダフィギュアスケート選手権(ハリファックス) | 3 68.30 |
4 97.31 |
4 165.61 |
2015年10月30日 - 11月1日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(レスブリッジ) | 5 57.55 |
6 86.37 |
6 143.92 |
2015年9月23日 - 26日 | ISUチャレンジャーシリーズ ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 2 60.52 |
2 87.60 |
2 148.12 |
2014-2015 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SD | FD | 結果 |
---|---|---|---|---|
2015年3月23日 - 29日 | 2015年世界フィギュアスケート選手権(上海) | 8 64.38 |
14 88.21 |
13 152.59 |
2015年2月9日 - 15日 | 2015年四大陸フィギュアスケート選手権(ソウル) | 5 61.34 |
6 88.58 |
6 149.92 |
2015年1月19日 - 25日 | カナダフィギュアスケート選手権(キングストン) | 3 64.87 |
5 95.80 |
3 160.67 |
2014年11月21日 - 23日 | ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯(ボルドー) | 6 55.17 |
6 83.82 |
6 138.99 |
2014年11月7日 - 9日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(上海) | 5 56.46 |
5 84.00 |
5 140.46 |
2014年10月14日 - 17日 | ISUチャレンジャーシリーズ スケートカナダオータムクラシック(バリー) | 2 55.30 |
5 75.40 |
4 130.70 |
2013-2014 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SD | FD | 結果 |
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2014年3月24日 - 30日 | 2014年世界フィギュアスケート選手権(さいたま) | 11 57.68 |
10 91.08 |
10 148.76 |
2014年2月6日 - 22日 | ソチオリンピック(ソチ) | 18 55.91 |
16 82.79 |
18 138.70 |
2014年1月9日 - 15日 | カナダフィギュアスケート選手権(オタワ) | 3 67.67 |
3 102.97 |
3 170.64 |
2013年10月25日 - 27日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(セントジョン) | 7 53.74 |
4 90.03 |
5 143.77 |
2013年9月25日 - 28日 | 2013年ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 1 59.06 |
3 82.93 |
3 141.99 |
2012-2013 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SD | FD | 結果 |
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2013年1月13日 - 20日 | カナダフィギュアスケート選手権(ミシサガ) | 3 66.24 |
5 85.49 |
4 151.73 |
2012年9月27日 - 29日 | 2012年ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 5 54.50 |
4 83.42 |
5 137.92 |
2012年9月12日 - 16日 | 2012年USインターナショナルクラシック(ソルトレイクシティ) | 4 55.86 |
2 87.90 |
2 143.76 |
2011-2012 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SD | FD | 結果 |
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2012年2月9日 - 12日 | 2012年四大陸フィギュアスケート選手権(コロラドスプリングス) | 6 48.52 |
7 69.45 |
6 117.97 |
2012年1月16日 - 22日 | カナダフィギュアスケート選手権(モンクトン) | 5 57.30 |
4 89.18 |
5 146.48 |
2011年11月11日 - 13日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(札幌) | 7 49.36 |
- | 棄権 |
2011年10月21日 - 23日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(オンタリオ) | 8 37.50 |
8 74.20 |
8 111.70 |
2010-2011 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SD | FD | 結果 |
---|---|---|---|---|
2011年1月20日 - 23日 | カナダフィギュアスケート選手権(ビクトリア) | 3 61.57 |
3 92.33 |
3 153.90 |
2010年11月19日 - 21日 | ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(モスクワ) | 8 45.75 |
- | 棄権 |
2010年10月29日 - 31日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(キングストン) | 6 50.55 |
2 87.61 |
4 138.16 |
2009-2010 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | CD | OD | FD | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2010年3月9日-12日 | 2010年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(デン・ハーグ) | 5 33.32 |
2 55.90 |
2 83.15 |
2 172.37 |
2010年1月12日-14日 | カナダフィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(ロンドン) | 1 34.42 |
1 55.26 |
1 79.71 |
1 169.39 |
2009年10月15日-17日 | ISUジュニアグランプリ ボスポラス(イスタンブール) | 3 30.88 |
5 45.38 |
4 72.78 |
5 149.04 |
2009年9月10日-12日 | ISUジュニアグランプリ トルン杯(トルン) | 4 28.84 |
2 47.91 |
5 68.38 |
4 145.13 |
2007-2008 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | CD | OD | FD | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2007年9月20日-23日 | ISUジュニアグランプリ タリン杯(タリン) | 5 27.48 |
4 45.96 |
4 67.20 |
3 140.64 |
2007年8月30日-9月2日 | ISUジュニアグランプリ レークプラシッド(レークプラシッド) | 3 26.72 |
2 45.49 |
2 70.58 |
2 142.79 |
2006-2007 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | CD | OD | FD | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2007年2月26日-3月4日 | 2007年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(オーベルストドルフ) | 14 26.01 |
18 39.82 |
棄権 | - |
2007年1月15日-21日 | カナダフィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(ハリファックス) | 2 28.76 |
2 44.87 |
1 70.15 |
1 143.78 |
2006年10月5日-8日 | ISUジュニアグランプリ ハーグ(ハーグ) | 5 28.34 |
6 44.42 |
4 64.37 |
5 137.13 |
2006年8月31日-24日 | ISUジュニアグランプリ ブダペスト(ブダペスト) | 2 29.85 |
2 46.34 |
2 65.48 |
2 141.67 |
2005-2006 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | CD | OD | FD | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2006年1月9日-15日 | カナダフィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(オタワ) | 6 26.49 |
2 43.36 |
4 63.89 |
4 133.74 |
2005年9月15日-18日 | ISUジュニアグランプリ タリン杯(タリン) | 10 24.55 |
8 39.03 |
5 59.08 |
9 122.66 |
プログラム使用曲
[編集]シーズン | SD | FD | EX |
---|---|---|---|
2016-2017 | ブルース:Big Spender スウィング:シング・シング・シング |
愛の夢第3番 ハンガリー狂詩曲第2番 「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ 作曲:フランツ・リスト |
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2015-2016[5] | 映画『ピーターラビットと仲間たち』サウンドトラックより ワルツ:ネズミのワルツ マーチ、ポルカ:りすのナトキンのおはなし 作曲:ジョン・ランチベリー |
Where Is It Written? ボーカル:バーブラ・ストライサンド Happy 作曲:ミシェル・ルグラン |
Love's Divine 曲:シール |
2014-2015 | Nocturno 作曲:グイド・ルチアーニ ファルーカ 演奏:ペペ・ロメロ |
降っても晴れても ザ・ウェイ・ルー・ルック・トゥナイト ボーカル:フランク・シナトラ In Your Eyes 曲:ピーター・ガブリエル |
I Want To Be Loved By You ボーカル:シネイド・オコナー |
2013-2014[6] | フォックストロット、クイックステップ:ミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』より 作曲:ジョージ・ガーシュウィン |
映画『シングルマン』サウンドトラックより Going Somewhere 映画『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』サウンドトラックより Satin Birds I Will Follow You Dance for Me Wallis 作曲:アベル・コジェニオウスキ |
In Your Eyes 曲:ピーター・ガブリエル |
2012-2013 | ワルツ:群集 ポルカ:ミロード ボーカル:エディット・ピアフ 振付:ケリー・ジョンソン |
映画『海の上のピアニスト』サウンドトラックより ザ・クライシス 1990 マッドネス ダニーズ・ブルース 愛を奏でて 作曲:エンニオ・モリコーネ 12番街のラグ 作曲:ユーディ・L・ボウマン 振付:アンジェリカ・クリロワ、パスカーレ・カメレンゴ | |
2011-2012 | メインテーマ 映画『2046』より 作曲:ペール・ラーベン ハヴァナ・スライド by ジョン・コーエン 振付:ロマン・アグノエル |
トゥナイト 曲:エルトン・ジョン 振付:ケリー・ジョンソン、デヴィッド・ウィルソン |
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2010-2011 | タンゴ:ラ・クンパルシータ 作曲:ヘラルド・マトス・ロドリゲス タンゴ:A los Amigos by A. Ponder 振付:パヴォル・ポラク |
アズ・タイム・ゴーズ・バイ 作曲:ハーマン・フップフェルド 振付:マリー=フランス・デュブレイユ、パトリス・ローゾン |
オー!ダーリン 作曲:レノン=マッカートニー ボーカル:デイナ・ヒュークス |
シーズン | OD | FD | EX |
2009-2010 | スパニッシュワルツ:Nocturno by Guido Luciani スパニッシュフラメンコ:Farruca Y Rumba 作曲:ペペ・ロメロ 振付:パヴォル・ポラク |
シェヘラザード by Cyril Martin Sometimes I dream ボーカル:マリオ・フラングリス |
虹の彼方に |
脚注
[編集]- ^ https://www.isuresults.com/events/jgp2007/jgpsdance.htm
- ^ Paul and Islam Dancing up a Storm Archived 2012年1月21日, at the Wayback Machine.
- ^ Ice dancing duo pull out of free skate in Japan
- ^ Olympians Alexandra Paul and Mitchell Islam Retire from Competitive Skating
- ^ Dance teams head to Montreal in hopes of rebirth
- ^ アレクサンドラ・ポール&ミッチェル・イスラムFacebook 6月21日投稿
参考文献
[編集]- 国際スケート連盟によるポール & イスラムのバイオグラフィー
- 国際スケート連盟によるレンコ & イスラムのバイオグラフィー
- ミッチェル・イスラム - Olympedia
- ミッチェル・イスラム (@mitchislam) - X(旧Twitter)