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* 初完投勝利・初完封勝利:2018年6月16日、対[[読売ジャイアンツ]]2回戦(ZOZOマリンスタジアム)、9回4被安打
* 初完投勝利・初完封勝利:2018年6月16日、対[[読売ジャイアンツ]]2回戦(ZOZOマリンスタジアム)、9回4被安打
; NPB打撃記録
; NPB打撃記録
* 初打席:2018年6月10日、対[[阪神タイガース]]3回戦([[阪神甲子園球場]])、3回表に[[橋遥人]]から投前犠打
* 初打席:2018年6月10日、対[[阪神タイガース]]3回戦([[阪神甲子園球場]])、3回表に[[橋遥人]]から投前犠打
; NPBその他の記録
; NPBその他の記録
* 外国人投手によるシーズン11連勝(2018年5月4日 - 7月21日) ※NPBタイ記録<ref name="m181219">{{Cite news |和書|title=ボルシンガー、昼試合12戦10勝無敗/データ連載 |newspaper=日刊スポーツ |date=2018-12-19 |author= |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201812190000072.html |accessdate=2019-03-16}}</ref>
* 外国人投手によるシーズン11連勝(2018年5月4日 - 7月21日) ※NPBタイ記録<ref name="m181219">{{Cite news |和書|title=ボルシンガー、昼試合12戦10勝無敗/データ連載 |newspaper=日刊スポーツ |date=2018-12-19 |author= |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201812190000072.html |accessdate=2019-03-16}}</ref>

2020年11月15日 (日) 22:29時点における版

マイク・ボルシンガー
Mike Bolsinger
ロサンゼルス・ドジャース時代
(2015年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州コリン郡マッキニー
生年月日 (1988-01-29) 1988年1月29日(36歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 MLBドラフト15巡目
初出場 MLB / 2014年4月14日
NPB / 2018年3月31日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

マイケル・P・ボルシンガーMichael P. Bolsinger, 1988年1月29日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州コリン郡マッキニー出身のプロ野球選手投手)。右投右打。

経歴

プロ入り前

2006年MLBドラフト34巡目(全体1031位)でクリーブランド・インディアンスから指名されたが、この時は契約せずにアーカンソー大学へ進学した。

2009年MLBドラフト33巡目(全体993位)でオークランド・アスレチックスから指名されたが、この時も契約には至らなかった。

プロ入りとダイヤモンドバックス時代

2010年MLBドラフト15巡目(全体451位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名され、プロ入り。契約後、傘下のA-級ヤキマ・ベアーズ英語版でプロデビュー。6試合に登板して1勝0敗、防御率1.69、6奪三振を記録した。

2011年はA級サウスベンド・シルバーホークス英語版で開幕を迎え、32試合(先発13試合)に登板して6勝6敗、防御率2.66、91奪三振を記録した。9月にAAA級リノ・エーシズへ昇格。1試合に登板した。

2012年はA+級バイセイリア・ローハイドでプレーし、7試合に先発登板して3勝2敗、防御率2.37、49奪三振を記録した。5月にAA級モービル・ベイベアーズへ昇格。15試合に先発登板して4勝3敗、防御率3.82、64奪三振を記録した。

2013年はまずAA級モービルでプレーし、9試合(先発6試合)に登板して4勝0敗、防御率2.51、15奪三振を記録した。6月にAAA級リノへ昇格し、17試合に先発登板して7勝7敗、防御率4.72、39奪三振を記録した。

2014年はAAA級リノで開幕を迎え、2試合に登板。2勝0敗、防御率1.42と結果を残し、4月14日にダイヤモンドバックスとメジャー契約を結んだ[1]。同日のニューヨーク・メッツ戦でメジャーデビュー。1点ビハインドの5回表から登板し、3回を投げ6安打2失点2四球3奪三振だった[2]。この年メジャーでは10試合(先発9試合)に登板して1勝6敗、防御率5.50、48奪三振を記録した。オフの11月20日にDFAとなった[3]

ドジャース時代

2014年11月22日に金銭トレードで、ロサンゼルス・ドジャースへ移籍した。

2015年は開幕を傘下のAAA級オクラホマシティ・ドジャースで迎えた[4]。4月23日にメジャー昇格し、同日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で先発して5.2回を1失点に抑える好投を見せた。4月24日にマイナー落ちしたが、5月12日に再昇格してからは先発ローテーションに定着した。ローテーション定着後は好投し、7月末の時点で防御率2.83をマークしていたが、トレードで加入した選手とのロースターとの兼ね合いでマイナー降格となった[5]。このマイナー降格に不満を持ったボルシンガーの父が「ドジャースは死んだ」とツイートしたため、物議を醸した[5]。通年成績は、21試合全てに先発登板して6勝6敗、防御率3.62、98奪三振というものだった。

2016年は先発で6試合に投げたが、1勝4敗、防御率6.83、25奪三振と打ち込まれた。

ブルージェイズ時代

2016年8月1日にジェシー・チャベスとのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した[6]。ブルージェイズ加入後は、レギュラーシーズンでは登板機会が無かった。マイナーでは傘下のAAA級バッファロー・バイソンズでプレーし、6試合に先発登板して1勝4敗、防御率6.04、27奪三振を記録した。

2017年4月1日にDFAとなり[7]、6日に40人枠を外れる形でAAA級バッファローへ配属された。5月9日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。昇格後は5試合に先発登板したが、0勝2敗・防御率5.61と振るわず、6月1日にDFAとなり[8]、7日に40人枠を外れる形でAAA級バッファローへ配属された[9]。7月3日に再びメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入りした[9]。8月5日にこの年3回目のDFAとなった[10]、9日に40人枠を外れる形でAAA級バッファローへ配属された[9]。10月2日にFAとなった[11]

ロッテ時代

2017年12月13日、千葉ロッテマリーンズが契約を発表した。

2018年はオープン戦こそ振るわなかったものの、前半戦は13試合中10試合でQSを達成するなどリーグトップとなる11勝を上げて、オールスターゲームにも監督推薦で選出された。7月21日の対オリックス・バファローズ戦では外国人投手最多タイとなる11連勝を記録[12]。その功績から一部では「ボル神ガー」と呼ばれるようになり、球団からボル神ガーTシャツやボル神ガータオルなども販売されるようになった[13]。しかし、8月19日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦中に右手の異常を訴え緊急降板し、21日に登録抹消。翌月に再昇格するも本調子には程遠く、打ち込まれる試合が続いた。「体のケアが最優先」という首脳陣の考えから9月8日の登板を最後に再抹消、以降二軍戦でも登板はなかった。ただ最高勝率の条件である13勝には達しており、13勝2敗の好成績で最高勝率のタイトルを獲得。翌年1月9日に契約の延長が発表された。

2019年は四球や被本塁打が激増し、昨シーズンとは程遠い登板が続いた。9月20日のオリックス戦では先発として登板したが、初回に4失点したところで、「次の回はいけない」と自ら降板を志願。肉体的なアクシデントではなかったため、中継ぎも準備しておらず、急遽登板した大谷智久が失点し敗戦投手となった。チームはクライマックスシリーズ争いをしており、大事な一戦だったことから試合後のインタビューで井口資仁監督は「本人に聞いて下さい」と厳しい口調で話した。結局この試合がボルシンガーのマリーンズでの最後の登板となった。

オフの11月30日、球団からケニス・バルガスジョシュ・レイビンブランドン・マンと共に契約不更新通告を受け退団が決まった[14]

ロッテ退団後

2020年2月10日(日本時間11日)、サイン盗みが判明したヒューストン・アストロズを提訴したとUSAトゥデイが伝えた。2017年にワールドチャンピオンのタイトル獲得で得たボーナス3,100万ドルを返上し、ロサンゼルスに住む子供達のための慈善活動や、経済援助が必要な引退選手への支援に充てることを求めている[15]

投球スタイル

Brooksbaseball.net版ピッチタイプ[16][18]

球種 投球割合 平均球速
mph (kph)
水平変化
in (cm)
垂直変化
in (cm)
カットボール 48 % 89 (144) 0 (0) 9 (22)
カーブ 33 % 80 (129) 3 (8) -7 (-17)
スライダー 15 % 81 (131) 6 (14) -1 (-2)
フォーシーム 11 % 91 (146) -6 (15) 7 (17)
チェンジアップ 4 % 83 (133) -3 (8) 6 (14)

MLB.com版ピッチタイプ[20]

球種 投球割合 平均球速
mph (kph)
カットボール 33 % 89 (144)
カーブ 32 % 80 (129)
スライダー 16 % 81 (131)
フォーシーム 15 % 90 (145)
チェンジアップ 3 % 83 (133)
ツーシーム 0.3 % 93 (149)
不明球 0.1 % -

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2014 ARI 10 9 0 0 0 1 6 0 0 .143 238 52.1 66 7 17 1 0 48 0 1 36 32 5.50 1.59
2015 LAD 21 21 0 0 0 6 6 0 0 .500 466 109.1 104 11 45 3 1 98 6 1 49 44 3.62 1.36
2016 6 6 0 0 0 1 4 0 0 .200 122 27.2 33 7 9 1 2 25 0 0 21 21 6.83 1.52
2017 TOR 11 5 0 0 0 0 3 0 0 .000 196 41.1 48 9 27 0 3 39 3 0 32 29 6.31 1.81
2018 ロッテ 20 20 2 1 0 13 2 0 0 .867 477 117.2 100 7 43 1 1 84 0 0 44 40 3.06 1.22
2019 20 20 0 0 0 4 6 0 0 .400 465 103.0 105 14 52 0 5 86 3 0 61 53 4.63 1.52
MLB:4年 48 41 0 0 0 8 19 0 0 .296 1022 230.2 251 34 98 5 6 210 9 2 138 126 4.92 1.51
NPB:2年 40 40 2 1 0 17 8 0 0 .680 942 220.2 205 21 95 1 6 170 3 0 105 93 3.79 1.36
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

タイトル

NPB

表彰

NPB
  • 月間MVP:1回(投手部門:2018年6月)

記録

NPB投手記録
NPB打撃記録
NPBその他の記録
  • 外国人投手によるシーズン11連勝(2018年5月4日 - 7月21日) ※NPBタイ記録[21]
  • 11戦11勝(同上) ※史上10人目、外国人投手初[21]
  • オールスターゲーム出場:1回(2018年)

背番号

  • 49(2014年、2017年)
  • 46(2015年 - 2016年)
  • 86(2018年 - 2019年)

脚注

  1. ^ "D-backs select Bolsinger from Triple-A Reno, option Harris to Reno" (Press release) (英語). MLB.com (Arizona Diamondbacks). 14 April 2014. 2017年8月10日閲覧
  2. ^ Scores for Apr 14, 2014”. ESPN New York (2014年4月14日). 2014年4月15日閲覧。
  3. ^ Jeff Todd (2014年11月20日). “Diamondbacks Designate Mike Bolsinger, Charles Brewer”. MLB Trade Rumors. 2015年7月26日閲覧。
  4. ^ J.P. Hoornstra (2015年4月7日). “Revealed: Opening Day roster for Triple-A Oklahoma City.”. LA Daily News. 2015年4月7日閲覧。
  5. ^ a b 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2016』廣済堂出版、2016年、412頁。ISBN 978-4-331-52002-4 
  6. ^ Craig Calcaterra (2016年8月1日). “Blue Jays trade Jesse Chavez to the Dodgers”. mlb.nbcsports.com. 2016年8月7日閲覧。
  7. ^ Mike Johnston (2017年4月1日). “Blue Jays place pitcher Mike Bolsinger on waivers”. Sportsnet. 2017年4月3日閲覧。
  8. ^ Blue Jays designate Bolsinger for assignment, recall Campos”. Sportsnet (2017年6月1日). 2017年6月2日閲覧。
  9. ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2017年8月10日閲覧。
  10. ^ Christian Boutwell (2017年8月5日). “Cole set for big league debut with Blue Jays” (英語). MLB.com. 2017年8月6日閲覧。
  11. ^
  12. ^ ロッテ・ボルシンガー破竹11連勝、外国人最多タイ 日刊スポーツ 2018年7月22日
  13. ^ 【ロッテ】快進撃のボルシンガーのグッズ「ボル神ガー」を発売「神という漢字が最高だ」スポーツ報知 2018年7月13日
  14. ^ レイビン投手・ブランドン投手・ボルシンガー投手・バルガス選手 来季契約について 千葉ロッテマリーンズ公式サイト2019年11月30日
  15. ^ https://www.baseballchannel.jp/mlb/77293/
  16. ^ 小数点以下四捨五入
  17. ^ Player Card: Mike Bolsinger” (英語). BrooksBaseball.net. 2017年12月14日閲覧。
  18. ^ ピッチタイプは2017年シーズンに基づく。[17]
  19. ^ Mike Bolsinger Pitch Data”. The Baseball Cube. 2017年12月22日閲覧。
  20. ^ ピッチタイプは2017年シーズンに基づく。[19]
  21. ^ a b ボルシンガー、昼試合12戦10勝無敗/データ連載」『日刊スポーツ』2018年12月19日。2019年3月16日閲覧。

関連項目

外部リンク