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2020年11月10日 (火) 22:11時点における版
北海道日本ハムファイターズ #3 | |
---|---|
基本情報 | |
国籍 | 中華民国(台湾) |
出身地 | 屏東県万丹郷 |
生年月日 | 1993年9月9日(31歳) |
身長 体重 |
182 cm 94 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 2015年 ドラフト1巡目(全体4位) |
初出場 |
CPBL / 2015年9月2日 NPB / 2019年3月29日 |
最終出場 | CPBL / 2018年10月13日 |
年俸 |
1億円(2020年)[1] ※2019年から3年契約、総額4億円+出来高[2] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
国際大会 | |
代表チーム | チャイニーズタイペイ |
プレミア12 | 2015年、2019年 |
この表について
|
王 柏融 | |
---|---|
各種表記 | |
繁体字: | 王 柏融 |
拼音: | Wáng Bóróng |
注音符号: | ㄨㄤˊㄅㄛˊㄩㄥˊ |
和名表記: | おう はくゆう |
発音転記: | ワン・ボーロン |
英語名: | Wang Po-Jung |
獲得メダル | ||
---|---|---|
男子 野球 | ||
チャイニーズタイペイ | ||
アジア プロ野球チャンピオンシップ | ||
銅 | 2017 | |
WBSC U-21ワールドカップ | ||
金 | 2014 | |
アジア競技大会 | ||
銀 | 2014 | |
ユニバーシアード | ||
金 | 2015 | 野球 |
王 柏融(ワン・ボーロン、1993年9月9日 - )は、台湾(中華民国)・屏東県出身のプロ野球選手(外野手)。右投左打。NPBの北海道日本ハムファイターズ所属。ニックネームは大王(ダーワン)。
経歴
プロ入り前
台湾屏東県出身。王建民に憧れて野球を始め[3]、中学生の時に左打ちに転向[4]。穀保高級家事商業職業学校から、中国文化大学に進学[5]。
小中学校、高校時代に台湾のプロ野球選手としては珍しく、チャイニーズタイペイ代表歴がほとんどない[5][6]。王はコンプレックスのせいで野球をやめようとさえ考えていたという[7]。
高校時代のコーチ・周宗志によると、高校時代に投手として王の球速は145km/h以上も記録したがバッティングの方がよりうまいので野手に専念させた[8]。王は第二の王建民になる夢を断念したが、今でも外野手以外で一番やりたい守備位置は投手である[3]。
中国文化大学在学中に守備の負担が軽くて打撃に専念しやすいという理由で、本人の意向によって三塁手から外野手にコンバートした。コーチの指導により流し打ちから引っ張り専門の打者になった。一生懸命に筋力トレーニングに励んだ王の体格は著しく成長し、高校通算本塁打0本の選手から台湾を代表する屈指のスラッガーへ化けた[5][6][9]。
2014年9月に開催された仁川アジア競技大会の野球チャイニーズタイペイ代表選出された。同大会には外野手として出場し、六番・右翼手で全試合先発した王は4割を超える打率をマークして同大会の準優勝を勝ち取った。当時の監督の呂明賜は王の打撃、守備共に高く評価した。第1回21U野球ワールドカップのチャイニーズタイペイ代表にも選出された。同大会には外野手として出場し、四番打者として活躍していた。同大会で、強豪勢を下し優勝を勝ち取った[10]。シンシナティ・レッズのスカウトの注目を集め、当時コーチだったトミー・クルーズはマイナー入りを期待していたが契約には及ばなかった[11]。
2015年6月29日に行われた中華職業棒球大聯盟のドラフト会議において1巡目(全体4位)でLamigoモンキーズが指名。500万台湾元(+100万台湾元インセンティブボーナス)で契約。会議の最初(全体1位)に名前が読み上げられた元メジャー・林哲瑄に次いで指名されることが有力視されながら、統一ライオンズは王などの注目選手[注 1]を指名せず、このことに統一ファンは大きくショックを受けた[15][16]。Lamigo監督の洪一中も同様で、ドラフト会議にて王を指名できたことに驚愕したという[17]。
7月に開催された光州夏季ユニバーシアードの野球チャイニーズタイペイ代表に選出された。同大会ではチームの勝利に貢献した王は、準決勝のチャイニーズタイペイ対韓国戦の勝利後、「私達の世代からは、今後も常に韓国に勝利していきたい」と力強く語った[18]。なお決勝戦は雨天により中止となり、大会はチャイニーズタイペイ、日本両チームの優勝で幕を閉じた。
Lamigo時代
2015年9月2日の義大ライノズ戦でプロデビュー。同試合の8回裏にプロ初安打を記録し、義大・アンドリュー・シスコのノーヒットノーランを阻止して試合のMVPに選ばれた[19]。2日後の9月4日の統一ライオンズ戦でプロ初本塁打。その後も好調を維持し、シーズン打率は.324、本塁打9を記録。プレーオフの台湾シリーズでは打率.500、本塁打2、打点8の活躍でチームの台湾一に貢献し、シリーズ史上最多となる14安打を記録して優秀選手に選出された[20]。
オフの9月30日に2015 WBSCプレミア12 チャイニーズタイペイ代表に選出された[21]。プレミア12のオープニングラウンド・対カナダ戦では九番・右翼手で先発。五回には本塁打を記録した直後に豪快にバットを放り投げ、その姿はMLB.com内のコーナーCut4でも特集された[22]。同大会でチャイニーズタイペイは1次ラウンドを突破できなかったものの、王は4割を超える打率をマークした[23]。
2016年には、林智勝(FA権を行使してLamigoを退団し、中信兄弟に移籍した)の後継者としてメディアに大々的に取り上げられた[24][25][26]。6月2日の統一戦にはミネソタ・ツインズのスカウトが王の視察に訪れたが、王はこのことを知らなかった[27]。開幕前の期待に応えるようにブレイクした王は、シーズン打率.414[注 2]、シーズン安打数200本のCPBLシーズン歴代記録を達成。最優秀選手、新人王に選出されたほか、打撃王、安打王、ゴールデングラブ賞、ベストテンなどのタイトルを獲得した。タイトル授賞式後のインタビューで「海外で羽ばたく夢は諦めません。機会さえあれば絶対に実現してみせます」と豪語した[33]。オフに5年総額3,180万台湾元で契約更改。
2017年開幕前にはLamigoモンキーズが2017 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)をボイコットしていたため、WBCには不参加となった[34]。しかし、2月28日にCPBL代表(チャイニーズタイペイ代表と異なるメンバーで構成された)として2017 ワールド・ベースボール・クラシックに出場する日本代表の壮行試合に出場して「対戦してみたい」と語っていた則本昂大から本塁打を記録した[35]。
シーズンでは5月9日の富邦ガーディアンズ戦には阪神タイガースのスカウトが王の視察に訪れ[36]、5月13日の統一ライオンズ戦には埼玉西武ライオンズシニアディレクター兼編成部長の渡辺久信が視察に訪れ[37]、5月18日の中信戦には再び多数のメジャーリーグのスカウトが訪れ[38]、5月26日の同カードには読売ジャイアンツスカウトの大森剛らも視察に訪れるなど、海外挑戦も期待されていた[39]。最終的にリーグ史上2人目、台湾人選手としては初の三冠王と、最多安打で打撃4タイトルを獲得した[40]。
オフの10月11日に2017 アジア プロ野球チャンピオンシップのチャイニーズタイペイ代表に選出された[41]。侍ジャパン・トップチーム監督の稲葉篤紀はロッテとの練習試合では不振に陥った王への内角攻めを宣言し[42]、当大会にて王の打率は四割未満の三割三分三厘に抑えられる結果となったが[43]、ベストナインの外野手部門で選出された[44]。
2018年シーズンオフにポスティングシステム[注 3]を利用して海外球団への移籍を目指した[46]。11月20日、Lamigoモンキーズは王との交渉権を日本ハムが獲得し、30日間の交渉期間に入る旨をチーム公式ウェブサイトで発表した[47]。日本ハムによる落札金額は2億円と推定されている[48]。ここまで獲得に興味を見せていなかった日本ハムが交渉権を獲得したことについて、台湾でも驚きの声が挙がっていた。これについて「情報の管理に気を付けながら、長期間に渡って複数の目で調査してきた」とGMの吉村浩はコメントした[49]。12月7日に日本ハムと3年総額4億円+出来高で契約合意が報じられた。誕生日が1993年9月9日ということもあり背番号は彼のラッキーナンバー9を希望していたが、既に中島卓也が着けていたため99となった。
日本ハム時代
2019年は、3月29日の開幕戦、対オリックス・バファローズ戦で5番・左翼手として日本デビューを果たした。6月14日の対読売ジャイアンツ戦の7回裏、高木京介から勝ち越しとなる2ラン本塁打を放つ。これが決勝点となり、高木京介にプロ初黒星を付けた本塁打となった[50]。最終的には88試合で打率.255、3本塁打、35打点、OPS.647という成績で1年を終えた。オフには2019年限りで引退した田中賢介の推薦もあり、背番号が99から3へと変わった。本人は「背番号3をつけさせていただくことは大変光栄です。賢介さんへの敬意を決して忘れることなく、懸命にプレーをすることが3番を受け継がせていただいたことへの恩返しだと思っています」と話していた[51]。また2019 WBSCプレミア12にも出場した[52]。
選手としての特徴
打撃
CPBL在籍時の成績の特徴として、三振の少なさが挙げられる。2017年、CPBLの規定打席に到達した打者として3位のK%「9.0%」と3位のBB/K「1.14」を記録した王はスラッガーとして極めて三振の取りにくい強打者である[53]。本人公認の初球から打つタイプであり、2017年5月まで初球の通算打率は5割を超えていた[4]。初球本塁打率もずば抜けているが、その一方2ストライク後の通算打率は2割未満となっていた[4]。バットコントロールが巧みであり[54]足が速く内野安打を得意とするが[4]、2016年にCPBLでの盗塁数はリーグ2位[55]であったにもかかわらず、CPBL通算盗塁成功率は65%程度でしかない[56]。シーズン末に向けてとんどん調子を上げていくことが特徴であり、2年連続(2016年と2017年)で9月の月間MVPを受賞することで台湾当地では「九月大王」と呼ばれていた[57][58][59]。CPBL時代には守備シフトを対戦相手に敷かれることがよくあり[39][60][61][62]、また、本塁打性の打球を放った際に見せるバット投げは彼の代名詞でもあった[22][63][64]。
トミー・クルーズの指導により球の内側を叩くことを意識するようになったという[65]。Lamigoコーチの劉家豪は王の打撃について「バットの軌跡が短い」「スイングの為の準備が早い」「ピッチャーのリズムにつられない」ことが主な特徴だと述べ[65]、監督の洪一中はLamigo入団一年目に当時のCPBL現役選手でコンパクトなスイングが一番速いのは王だと考えた[66]。CPBL史上初となる3年連続の本塁打王に輝いた高國輝は「台湾のプロ野球界にはキレのあるボールを投げる強力なサウスポーは少ないので、王選手は抑えられませんよ」と分析し[54]、清宮幸太郎は「(重心が)後ろに残るというか、全然前に出ないのにすごいスイングをする。学ぶところがある」と語った[67]。
守備
呂明賜は、2018年10月に王の守備について、「判断、捕球の安定性、そして送球をもう少し向上させる必要があるが、日本で訓練を受けて経験を積めば徐々に改善できると思うので、それほど問題だとは考えていない」と語った[68]。中信兄弟打撃コーチ在任中の2017年に、トミー・クルーズは王の守備を「やや慎重すぎて積極さに欠けるきらいがありますが、基本的な守備能力は備えています。コーチの指導さえあれば確かな成長は果たせますよ」と評した[11]。また、監督の洪一中は「NPBと比較して、守備と送球に課題がある」「陽岱鋼と比べたら守備の差は結構大きい」と指摘[69]。実際2016年にCPBLで400イニング以上出場した外野手としてやや低い守備Win Shares 1.73を記録した王の守備はセイバーメトリクス専門家にRank D+と評され[70]、CPBL時代に三年連続ゴールデングラブ賞を受賞したものの、守備判断と送球技術に関しては日本移籍までずっと元プロ野球選手や監督などの専門家たちに疑問視されてきた[68][69][71][72][73]。
人物・エピソード
- 憧れの打者として、ブライス・ハーパー[74]、柳田悠岐[3][65][74][75]、糸井嘉男[74]を挙げている。
- 一番対戦してみたい投手は大谷翔平、菅野智之[注 4][76]。
- CPBLオールスターゲーム2018のアトラクションとして行うスピードガンコンテストに出場し、最速145km/hを記録した[77]。
- 生来の泣き虫であり、高校時代に台湾代表に選出されなかった時にも[9]、U-21の韓国戦で逆転三塁打を打った時にも[78]、2016年台湾プロ野球(CPBL)年間表彰式にも号泣した[79]。
- 好きな小吃は魯肉飯、鹹酥雞、炙り物、お鍋[3]。
- サウスポーは左打者に強いとされるが、王はこの説を信じない[10]。
- 高校時代の同級生であるデトロイト・タイガース傘下の江少慶のようにアメリカへ行けないことを悔やんでいる[5]。
- 日本のプロ野球球団への入団の噂について、王は日本語が分からないので台湾の報道をほんの少し見ただけだという[80][81]。
- Lamigo TVのオンライン番組である大應猿天團へゲスト出演をし、海外進出するなら日本かアメリカかと訊かれ「日本」と答えた[3]。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015 | Lamigo | 29 | 122 | 111 | 18 | 36 | 6 | 1 | 9 | 71 | 29 | 0 | 1 | 0 | 1 | 9 | 0 | 1 | 22 | 2 | .324 | .377 | .640 | 1.017 |
2016 | 116 | 550 | 483 | 130 | 200 | 40 | 3 | 29 | 333 | 105 | 24 | 8 | 0 | 5 | 51 | 3 | 8 | 59 | 6 | .414 | .476 | .689 | 1.165 | |
2017 | 115 | 517 | 437 | 107 | 178 | 33 | 1 | 31 | 306 | 101 | 16 | 10 | 0 | 4 | 50 | 15 | 11 | 44 | 6 | .407 | .491 | .700 | 1.192 | |
2018 | 118 | 534 | 453 | 99 | 159 | 32 | 3 | 17 | 248 | 84 | 9 | 7 | 0 | 2 | 51 | 12 | 16 | 63 | 7 | .351 | .446 | .547 | .993 | |
2019 | 日本ハム | 88 | 340 | 306 | 18 | 78 | 13 | 0 | 3 | 100 | 35 | 1 | 0 | 0 | 3 | 25 | 1 | 6 | 65 | 6 | .255 | .321 | .327 | .647 |
CPBL:4年 | 378 | 1723 | 1484 | 354 | 573 | 111 | 8 | 86 | 958 | 319 | 49 | 26 | 0 | 12 | 161 | 30 | 36 | 188 | 21 | .386 | .464 | .646 | 1.110 | |
NPB:1年 | 88 | 340 | 306 | 18 | 78 | 13 | 0 | 3 | 100 | 35 | 1 | 0 | 0 | 3 | 25 | 1 | 6 | 65 | 6 | .255 | .321 | .327 | .647 |
- 2019年度シーズン終了時
- 各年度の赤太字はリーグ歴代最高、太字はリーグ最高
年度別打撃成績所属リーグ内順位
年 度 |
年 齢 |
リ | グ |
打 率 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015 | 22 | CPBL | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
2016 | 23 | 1位 | 1位 | 1位 | 6位 | 4位 | 3位 | 2位 | 1位 | 2位 | 2位 | |
2017 | 24 | 1位 | 1位 | 2位 | - | 1位 | 1位 | 3位 | 1位 | 1位 | 1位 | |
2018 | 25 | 4位 | 3位 | 2位 | 6位 | 4位 | 2位 | - | 1位 | 3位 | 2位 | |
2019 | 26 | パ・リーグ | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
- 「-」は10位未満(打率、出塁率、長打率、OPSは規定打席未到達の場合も「-」と表記)
WBSCプレミア12での打撃成績
年 度 |
代 表 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015 | チャイニーズ・タイペイ | 5 | 21 | 18 | 2 | 8 | 2 | 0 | 1 | 13 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 | 1 | .444 | .524 | .722 | 1.246 |
タイトル
- CPBL
- 首位打者:2回(2016年 - 2017年)
- 最多本塁打(全塁打王):1回(2017年)
- 最多打点(打点王):1回(2017年)
- 最多安打(安打王):2回(2016年 - 2017年)
- 最高出塁率:3回(2016年 - 2018年)
表彰
- CPBL
- 最優秀選手:2回(2016年 - 2017年)
- 最優秀新人賞(2016年)
- ゴールデングラブ賞:3回(外野手部門:2016年 - 2018年)
- ベストナイン:3回(外野手部門:2016年 - 2018年)
- 月間MVP:3回 (野手部門:2016年9月、2017年9・10月、2018年10月)
- 台湾シリーズ優秀選手(勝者)(2015年)
- 台湾代表
- アジア プロ野球チャンピオンシップ ベストナイン (外野手:2017 年)
記録
- 初記録
- CPBL
- 初出場・初先発出場:2015年9月2日、対義大ライノズ33回戦(桃園国際野球場)、6番右翼手で先発出場
- 初打席:同上、2回裏に希克から投ゴロ
- 初安打:同上、8回裏に希克から中前安打
- 初打点:同上、9回裏に羅嘉仁から中適時二塁打
- 初本塁打:2015年9月4日、対統一ライオンズ31回戦(桃園国際野球場)、1回裏に潘威倫から右越本塁打
- 初盗塁:2016年3月29日、対中信兄弟2回戦(桃園国際野球場)、1回裏に二盗(投手:魔力、捕手:鄭達鴻)
- NPB
- 初出場・初先発出場:2019年3月29日、対オリックス・バファローズ1回戦(札幌ドーム)、5番・左翼手で先発出場
- 初打席:同上、2回裏に山岡泰輔から二ゴロ
- 初安打:2019年3月30日、対オリックス・バファローズ2回戦(札幌ドーム)、8回裏に澤田圭佑から右前安打
- 初打点:2019年3月31日、対オリックス・バファローズ3回戦(札幌ドーム)、5回裏に榊原翼から左前適時打
- 初盗塁:2019年4月5日、対埼玉西武ライオンズ1回戦(東京ドーム)、5回裏に二盗(投手:多和田真三郎 、捕手:森友哉)
- 初本塁打:2019年4月17日、対オリックス・バファローズ5回戦(京セラドーム大阪)、7回表に吉田一将から右中越2ラン
- その他の記録
- CPBL
- シーズン打率:.414(2016年)
- シーズン安打:200(2016年)
- シーズン得点:130(2016年)
- シーズン長打数:72(2016年)
- シーズン塁打数:333(2016年)
- オールスターゲーム出場:3回(2016年 - 2018年)
背番号
- 9 (2015年 - 2018年)
- 91(2015年プレミア12)
- 99 (2019年)
- 3 (2020年 - )
登場曲
- 「FLY OUT」兄弟本色 G.U.T.S(2019年)
- 「#thatPOWER feat.Justin Bieber」will.i.am(2020年 - )
代表歴
- 2013年東アジア競技大会野球チャイニーズタイペイ代表
- 2013 ワールドポート・トーナメント チャイニーズタイペイ代表
- 2014 21U 野球ワールドカップチャイニーズタイペイ代表
- 2014年アジア競技大会野球チャイニーズタイペイ代表
- 2014 ハーレムベースボールウィーク チャイニーズタイペイ代表
- 2015 夏季ユニバーシアード野球チャイニーズタイペイ代表
- 2015 WBSCプレミア12 チャイニーズタイペイ代表
- 2017 アジア プロ野球チャンピオンシップ チャイニーズタイペイ代表
- 2019 WBSCプレミア12 チャイニーズタイペイ代表
関連情報
出演
CM
- 台湾
脚注
注釈
- ^ このドラフト会議はCPBL史上最大の豊作ドラフト会議といわれる[12]。全体1位にボストン・レッドソックスの外野手だった林哲瑄、全体3位にシアトル・マリナーズ傘下AAAに所属した経験を持つ蔣智賢、全体4位に王、全体5位にデトロイト・タイガースでプレーした経験を持つ倪福徳、全体6位に東北楽天ゴールデンイーグルスに所属する宋家豪、全体7位にオークランド・アスレチックス傘下に所属した経験を持つ潘志芳、全体8位に18歳の若さでレギュラーの座を確保した林承飛。他に北海道日本ハムファイターズが入団テストを行った羅華韋[13]、ニューヨーク・ヤンキース傘下でプレーした経験を持つ郭阜林、シカゴ・カブス傘下に所属していた経験を持つ王躍霖、マリナーズ傘下に所属した経験を持つ陳敏賜など大物ぞろいのドラフト会議であった。元福岡ソフトバンクホークスの陽耀勳が指名漏れになるほどだった[14]。
- ^ 2016年から台湾プロ野球界は四割打者を次々と生み出し、当シーズンのリーグ野手平均OPSは.851、打率は.308であった[28]。常にリーグ野手平均OPSを.700に維持してきた日本プロ野球界から見れば[29]、石井一久、城所龍磨などのプロ野球選手の想像をはるかに絶する甚だしい打高投低だった[30][31]。台湾の人々もそれを自覚しており、郭泰源も2016年に統一セブンイレブン・ライオンズの監督を務めている時、CPBLの「打高投低」現象を問題視した[32]。
- ^ 台湾プロ野球には一軍に年間125日以上在籍したシーズンが3度になれば、球団の承認を条件に海外移籍が可能になる規定がある。ラミゴは日米、韓米のポスティングシステムを参考に王柏融のために移籍システムを創設し、獲得希望球団を募っていた。日本と台湾の間には日台選手契約に関する協定があり、野球協約に明記されている。日本の球団が台湾球団の選手と契約を希望する場合、日本コミッショナーを通じて身分照会を行い、台湾コミッショナーは4営業日以内に回答。日米協定で明記されているポスティングシステムは、日台協定では記されていない[45]。
- ^ 第4回ワールド・ベースボール・クラシックに出場する日本代表の壮行試合にCPBL代表として出場して、菅野智之からヒットを放った経験があるにもかかわらず、翌年7月のインタビューに海外進出するなら一番対戦してみたい投手は誰かと訊かれ、大谷翔平と菅野智之の名を挙げた。
出典
- ^ https://sp.baseball.findfriends.jp/player/%E7%8E%8B%E6%9F%8F%E8%9E%8D/
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- ^ a b 國內最頂尖打者 王柏融有實力旅外圓夢 聯合新聞網 (2016年11月7日) 2017年6月17日閲覧
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外部リンク
- 選手の各国通算成績 CPBL
- 個人年度別成績 王柏融 - NPB.jp 日本野球機構
- 王柏融 (pojung0909) - Facebook
- 王柏融 (@wangpojung) - Instagram