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「機動戦士ガンダムF90」の版間の差分

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連邦軍から宇宙世紀0111年に提示された次世代MS規格の策定要求{{Sfn|モビルスーツハンドブック|1992|p=14-15}}{{Sfn|ガンダムF91オフィシャルエディション|1991|p=62}}に対し、[[ヘビーガン|RGM-109 ヘビーガン]]の発展型として開発された{{Sfn|ガンダムF91オフィシャルエディション|1991|p=62}}{{Refnest|group="注"|外観こそ特異だがMSA-0120はヘビーガンの改良発展型にすぎない機体であるとした資料も見られる{{Sfn|最新MS造形資料集|1992|p=79}}。}}。開発はアナハイムでRGM系量産機など主力MSのほとんどを手掛けたZIONIC事業部が担当した{{Sfn|1/100 ガンダムF-90 増装ウェポン|1990|p=組立説明書}}。選定過程において、1次審査では「最大出力」「耐弾性」「運用コスト」「機動戦力」の4つの点をコンピュータ・シミュレーションにおいて比較。「最大出力」と「耐弾性」はMSA-0120が、「運用コスト」と「機動戦力」はガンダムF90に軍配があがり、模擬戦による二次審査ではF90が圧倒的な勝利で終わった(その完勝ぶりは圧倒的な勝利に居並ぶ審査官が感銘さえも覚えたという){{Sfn|MSヒストリカVol.6|2010|p=29-30}}{{Refnest|group="注"|U.C.0111年10月にMSA-120を下し、F90が正式採用を勝ち得た{{Sfn|シルエットフォーミュラ91|2000|p=8}}。}}{{Refnest|group="注"|高価格ゆえに採用が見送られたとする資料もみられる{{Sfn|Cyber comix No24|1990|p=3}}。}}。これにより地球連邦軍は次期主力MSの開発をサナリィに一任する事とした。しかしMSA-0120の瞬発力と耐弾性は軍部に評価され、サナリィの次期主力機開発にあたり連邦軍より要求条件として追加される{{Sfn|1/100 ガンダムF-90 増装ウェポン|1990|p=組立説明書}}。

2020年11月7日 (土) 11:22時点における版

機動戦士ガンダムF90
漫画:サイバーコミックス版
原作・原案など 山口宏
矢立肇富野由悠季
作画 中原れい
出版社 バンダイ出版課
メディアワークス
掲載誌 サイバーコミックス
レーベル B-CLUB COMICS
電撃コミックス
発表期間 1990年9月 - 1991年4月
巻数 全1巻
話数 全8話
漫画:SDクラブ版
原作・原案など 山口宏
中原れい
作画 神田正宏
出版社 バンダイ出版課
掲載誌 SDクラブ
発表期間 1990年8月 - 1991年3月
その他 未単行本化
漫画:機動戦士ガンダムF90 ファステストフォーミュラ
原作・原案など 矢立肇富野由悠季
作画 今ノ夜キヨシ
出版社 KADOKAWA
掲載誌 月刊ガンダムエース
レーベル 角川コミックス・エース
発表期間 2019年8月号 -
巻数 既刊3巻
テンプレート - ノート

機動戦士ガンダムF90』(きどうせんしガンダムエフきゅうじゅう)は、アニメ作品群『ガンダムシリーズ』の一つで、1990年バンダイから発売されたプラモデル、及びそれを元に描かれた漫画などの作品群の総称。1991年のアニメーション映画機動戦士ガンダムF91』のスピンオフ作品。

概要

アニメーション映画『機動戦士ガンダムF91』(以降、ガンダムF91)のクロスメディア企画[1]。同作におけるMSV(モビルスーツバリエーション)の一つに当たり[1]、プラモデルや漫画などの複数の媒体にて展開された。メカニックデザインは『ガンダムF91』と同じく大河原邦男

物語の舞台は映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の時代から27年後、『機動戦士ガンダムF91』の3年前となる宇宙世紀0120年である。『ガンダムF91』の前日譚の一つであり[2]、地球連邦軍の第13実験船団と旧ジオン軍残党である火星独立ジオン軍(通称、オールズ・モビル)との軍事衝突を描く。

映画『ガンダムF91』の公開(1991年3月)に先駆けて前史として発表。当初はガンダムF90のデザインや一部の装備類が発表されたのみであったが、『ガンダムF91』の企画が進展していくにつれて時代背景などが発表され、映画公開の前年である1990年10月よりプラモデルシリーズ(1/100スケール)の販売が開始された。またガンダムF90を主役機とする複数の物語も同時期に展開され、コミカライズは漫画『機動戦士ガンダムF90』としてサイバーコミックス(以降、CC版)とSDクラブに掲載。CC版は後に単行本化された。SDクラブ版はCC版を低年齢向けに作り直したもので、登場人物が一部異なるが物語は基本的に同じである[3]

2000年にはプレイステーション用ソフト『SDガンダム GGENERATION-F』に本作が初収録された。原作の物語をCGムービーとボイスを交えながら追体験可能となった。

2019年には、これまで明かされなかったF90の装備と活躍を描く「F90 A to Z PROJECT」として、プラモデルと漫画が連動したメディアミックス企画が発表された。プラモデルは2019年8月にマスターグレードにてオプション装備のベースとなるガンダムF90がプレミアムバンダイ専売商品として発売された[4]。これはホビーオンラインショップとしては初めての完全新規造形でのキット化となり[5]、F90のデザインを手がけた大河原邦男の全面協力のもと[6]、AからZまでの全26種類のミッションパックが順次キット化される予定となっている。漫画版は「月刊ガンダムエース」2019年8月号より漫画『機動戦士ガンダムF90 ファステストフォーミュラ』の連載が開始された[7]

尚、CC版の戦後となる宇宙世紀0122年の物語は、スーパーファミコン用ゲームソフト『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』として発表されている。登場人物を除く多くの設定がCC版から引き継がれており、またガンダムF90の新たな装備類などが設定された。


カテゴリとして、プラモデルシリーズをはじめゲーム『SDガンダム GGENERATION』シリーズや資料集などでは、主に登場機体について、CC版およびSDクラブ版と『フォーミュラー戦記0122』の他にバンダイ発刊の雑誌「B-CLUB」誌上で連載された『月刊MSジャーナル』で設定されたものを含めて『機動戦士ガンダムF90』として扱われている場合が多い。

製作

企画が立ち上がった経緯は、『ガンダムF91』の時代背景が従来の作品から30年以上もかけ離れたものであることから、時間的制約のある映画内で説明しきれなかった世界観や設定の補強や補足を目的として展開された。また商品(ガンプラ)展開上の繋ぎのためでもあった。

『ガンダムF91』ではモビルスーツ(MS)の小型化という新たな設定が掲げられた。本作ではそれに「宇宙世紀0111年[8]に、それまで大型・高性能・複雑化という観点で進化を続けていたMSという兵器体系を、原点に返る意味で小型で高性能な機体に作り変える」という設定が付け加えられている。

それまでのモビルスーツの平均的な全長は18mから25mほどだったのに対して15mほどの平均全長になっているため、F90やF91のシリーズでは100分の1スケールプラモデルの大きさが、それまでの144分の1スケールより少し大きいサイズとなっている(この改変には、「18mクラスの巨体では人間キャラと同一画面に入りきらず、画的に「共演」が難しい」という製作サイドの事情もあった)[要出典]

漫画『機動戦士ガンダムF90』

サイバーコミックス第23~30号に掲載。バンダイ出版課から単行本化された後、1997年にメディアワークスから復刻版が発売。現在はKADOKAWAから電子書籍版が発売されている。

物語導入部

宇宙世紀0120年、過去の動乱が過ぎ去り平穏な日々が続いていたこの時期に、地球連邦軍第13実験戦団は次期主力MSとして開発されたサナリィ製MS「F90」2機のテストを行っていた。そのテストの最中に旧ジオン軍のMSそのままの形をした謎のMS集団が現れ、F90二号機が強奪されてしまう。第13実験戦団は、本来の第13独立機動艦隊として、F90を強奪した組織の本拠とされる火星へ赴く。

主な登場人物

声優は『SDガンダム GGENERATION』シリーズ(『SDガンダム GGENERATION-F』、『SDガンダム GGENERATION PORTABLE』、『SDガンダム GGENERATION SPIRITS』、『SDガンダム GGENERATION WARS』、『SDガンダム GGENERATION WORLD』、『SDガンダム GGENERATION OVER WORLD』)のものである。

サナリィ

デフ・スタリオン
声 - 関俊彦
本作の主人公で、サナリィ所属のテストパイロット。Fシリーズが次期MSに採用されると、実験部隊として地球連邦軍の第13実験戦団に編入される。サナリィ所属のため階級は名目上少尉
宇宙世紀0120年10月28日、2機あるサナリィの新型MS、F90の一号機のテストをしていた彼は、オールズモビルの襲撃を受け、二号機を強奪されてしまう。ジョブ・ジョンの根回しで罪に問われることはなかったが、オールズモビルを追うためにF90の奪還およびジオン残党の掃討作戦に参加させられてしまう。
アドミラル・ティアンムを旗艦とした第13実験戦団は本来の第13独立機動艦隊に戻り火星へ向かったが、火星戦闘空域内にて、ボッシュが叛乱を起こし、艦を制圧。F90と艦隊丸ごとをオールズモビルの兵力に組み込もうとしたが、デフの独断により降下船単独で火星に降下。シドの協力の下、オプション兵装を複合させたF90にて敵本拠地に侵入した。オールズモビル基地内でボッシュが乗る改修された二号機と交戦、今までの戦いはガンダムF90一号機に搭載された擬似人格コンピュータ「Type-A.R」の力あっての物だと明かされる。しかし、最後はデフ自身の力で2号機を撃破。その後、彼らは降下船で火星から脱出した。
昔からMS好きを自覚しているが極度の軍人嫌いでもある。そのため、軍ではなく、サナリィのテストパイロットとして契約した経緯があり、軍に編入された際、テスト中にその事で愚痴をこぼしていた。
シド・アンバー
声 - 井上和彦
サナリィ所属のテストパイロット。Fシリーズが次期MSに採用されると、実験部隊として第13実験戦団に編入される。サナリィ所属のため階級は名目上少尉。
デフと共にF90の2号機のテストをしていたが、オールズモビルの襲撃を受け、元々エンジンが不調だったこともあり2号機を強奪されてしまう。ジョブ・ジョンの根回しで罪に問われることは無かったが、オールズモビルを追うためにF90の奪還およびジオン残党の掃討作戦に参加させられてしまう。
ボッシュが叛乱を起こした時、デフの独断により降下船単独で火星に降下。
デフと共に敵本拠地に侵入するものの、ボッシュが乗る改修された2号機の奇襲を受け、機体は大破。しかし、自身はほぼ無傷で生き残り仲間との合流に成功する。
性格は楽観的。更にジオン系であるAMS-119 ギラ・ドーガ改に乗り換えても素直に「ジオン系はいい」と興奮していた。降下シミュレーションは苦手としていたらしい。
SDクラブ版ではベック・ベノという名前になっている。
ジョブ・ジョン
声 - 龍田直樹
アニメ『機動戦士ガンダム』のキャラクター。一年戦争時代にホワイトベースのクルーとしてアムロ・レイと共に戦った経歴を持つサナリィの幹部。現在はF90の開発責任者である。ノヴォトニー以下が混乱しているさなか、冷静かつしたたかに振舞っていた。
アルマイア・グッゲンバイガー
Fシリーズの開発担当者(資料によってはアルマイア・グッゲンバイガー博士[10]、Dr.アルマイア・グッゲンバイガー[11]とも記述される)。漫画劇中には登場しない。ガンダムF90開発計画の現場を取りまとめるチーフデザイナーであり、次期主力MS開発にあたって、「MSの原点に立ち返る」ことを掲げた[10](こうした提言は従来の開発においてもしばしばなされたが、彼の設計思想はMS本来が持つ汎用性に着目したものだった)。

地球連邦軍

ナヴィ
声 - 水谷優子
本作のヒロインで、連邦軍の女性MSパイロット。戦術情報局所属のエリート士官。デフ、シドとチームを組み、STガンに搭乗してガンダムF90の実戦テストを行っていたが、オールズモビルの襲撃を受けた際にガンダムF90の2号機は強奪され、その後オールズモビル掃討任務のため、彼女も第13独立機動艦隊に所属することになる。航海中に受けた機動爆雷に不信を抱き、内通者の可能性を見出すが艦長のノヴォトニーはそれに取り合わなかった。
火星でのオールズモビル掃討作戦中にボッシュ大尉が叛乱を起こす中、彼女の乗る降下船が攻撃を受けた際には、デフの言葉を信じ半ば強行に火星へ降下する。その後、追撃のMS隊の攻撃を受け、乗機のSTガンは中破、彼女は捕虜になってしまう。オールズモビル基地が崩壊を開始した際に解放され、逃げ出す際にシドと、その後デフとも合流、降下船で火星を離脱した。
SDクラブ版ではサニナ・イリーシュという名前になっている。
ボッシュ
声 - 中田譲治
地球連邦軍第13実験戦団の実験部隊隊長で大尉。気さくで部下思いな人間であり、部下のデフ、シドとは積極的にコミュニケーションを取っていた。過去には、シャアの動乱(第二次ネオ・ジオン抗争)の時に連邦軍のモビルスーツパイロットとしてジムIIIを操縦し、ネオ・ジオン軍のギラ・ドーガ(ボッシュ曰くドイツ頭)を相手にした。また、ロンド・ベルの救援のためアクシズへ向かい、アムロ・レイのνガンダムと一緒にアクシズを支えたのは彼の自慢話の一つでありシドは度々その話を聞かされていたようである。
SDクラブ版ではウェラー大佐という名称になっている。
ノヴォトニー
声 - 菅原淳一
デフたちが乗艦したアドミラル・ティアンムの艦長で黒人系。火星に派遣された第13独立機動艦隊の艦隊司令も兼ねる。冷静沈着に振舞うが、実戦経験の乏しさなどから失態が多く目立ち、挙句の果てに味方もろとも核攻撃を行おうとした。そのため、艦内の乗員らと対立した所を火星独立ジオン軍の兵器オリンポスキャノンの直撃を受け轟沈、戦死した。
SDクラブ版ではドルス司令という名称になっており、黒人系ではない。
エリク
アドミラル・ティアンム所属のMSパイロット。ジェガンに搭乗。
マーク
アドミラル・ティアンム所属のMSパイロット。ジェガンに搭乗。

火星独立ジオン軍

一年戦争後、火星に逃れたジオン公国軍が結成した組織。旧ジオン公国軍の装備を模した機体を運用していたことから、連邦軍側からは『オールズモビル』と呼ばれた。宇宙世紀0110年代から0120年代初頭にかけて木星船団への海賊行為や地球圏でのテロ活動を行っていた。メンバーの多くは40年前に地球を追われたジオン公国軍の残党とその子孫であり、高齢化が進んでいた。その活動の最終目的は火星から地球への直接攻撃で、40年の期間をかけオリンポス山を改築し基地化、質量弾を地球へ射出する設備を構築した。連邦軍のF90奪還作戦に伴う一連の軍事行動とオリンポスキャノンの自壊により組織は壊滅。わずかに残った残党は地球圏へと離脱した。

ボッシュ
声 - 中田譲治
連邦軍から離反したボッシュだったが、実は彼こそがオールズモビルの内通者である。第二次ネオ・ジオン抗争の時、ジェガンのコクピットからアクシズを押し返すνガンダムから放たれた光を見た。物理法則を無視したその悪魔のようなガンダムの力に魅了され、自らの物とする為オールズモビルとの内通を開始。そして、ガンダムF90のテスト中、オールズモビルに襲わせ「Type-C.A」が搭載されたF90二号機の強奪に成功した。
第13独立機動艦隊が火星へ向かう途中、機動爆雷を艦艇にあてさせタイムスケジュールを狂わせることに成功し、火星で大きなトラブルがあった場合帰還不能な状態に追い込んだ。
火星上にてオールズモビルの強襲に乗じ作戦を決行、叛乱を起こし、旗艦を制圧した。その後脱出し、火星へ降下、奪ったガンダムF90二号機の改造機に搭乗し、シドのギラ・ドーガ改、エリクのジェガンを撃墜した。その後、デフのF90一号機と交戦し敗北、戦死した。
ベイリー
火星独立ジオン軍の士官で階級は少佐。RFゲルググのキャノン装備タイプを使用。火星上での戦闘でナヴィのSTガンを中破させ、捕虜として連行した。
RFギャン・パイロット
火星独立ジオン軍に所属するパイロット。名前、階級共に不明であるが、ベイリーと対等以上の口を利いているあたりから、佐官以上の階級があることを窺わせる。RFギャンに搭乗し、火星上でデフのF90一号機と交戦した末に戦死している。

『機動戦士ガンダムF-90』(ニュータイプ版)

漫画の連載開始の前後に発行されたアニメ雑誌『ニュータイプ』1990年7-8月号の記事には、漫画とは異なるストーリーのあらすじが掲載された。

あらすじ(ニュータイプ版)

宇宙世紀0100年、ラー・カイラム級戦艦「アドミラル・テアンム」で、ユーリー・ミノフスキーはMI(機械知性)搭載の最新鋭MS、開発コードF-90のテスト・パイロットを務める[12]。試験プログラムが終了に近づいた頃、地球では接近する小天体が話題となる[12]。しかしその正体は、旧ジオン公国軍のミノフスキー博士が20年前に放った衛星兵器であり[13]、核ミサイルを搭載し、無差別兵器破壊プログラムがセットされていた[12]。博士の孫であるユーリーは、F-90でこれを迎え撃つ[13]

登場人物(ニュータイプ版)

ユーリー・ミノフスキー
F-90のテスト・パイロット。祖父でありMSの生みの親とも言えるミノフスキー博士にコンプレックスを抱いており、あまり他人と付き合わない性格になっている。しかし、パイロットとしてはかなりの才能をもつといわれる[12]

登場兵器

ガンダムF90
漫画、ゲームともに主役機として登場するF90の1号機。
ガンダムF90火星独立ジオン軍仕様[注 1]
オールズモビルに改造されたF90の2号機。漫画『機動戦士ガンダムF90』に登場し、ゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』には登場しない。
ガンダムF90 II
オールズモビルから奪取した2号機を改修した機体。設定のみが存在し、漫画『機動戦士ガンダムF90』やゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』には登場しない。後年の『F90』を扱ったゲームや、漫画『機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 紡がれし血統』に登場している。

機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』向けにデザインされたオールズモビルの機体については、多くの資料でF90と連続して掲載しており、ゲーム未登場のグランザムも同時に掲載している。

このほかに、漫画(サイバーコミックス版)では以下の機体も登場する。

SDクラブ版では、以下の機体も登場する。

また、F90の設定中に登場する以下の機体は詳細な設定が存在しており、一部資料に掲載されている。

MSA-120

諸元
MSA-120
(MSA-0120[14]
型式番号 MSA-120
建造 アナハイム・エレクトロニクス
生産形態 試作機
頭頂高 15.0m[14]
本体重量 17.5t[14]
全備重量 54.1t[14]
出力 3,040kW(ノーマル)~6,800kW(メガ・ブースト時)[14]
推力 180,000kg(ノーマル)~230,000kg(メガ・ブースト時)[14]
武装 ハイパーメガランチャー×1
ハイインパクトガンx1

アナハイム・エレクトロニクスが次期主力MS開発計画(ATMS)においてサナリィ社の「Fシリーズ」に対抗するため競争試作した小型MS。連邦軍による次期主力MS選定においてF90に敗退する[15]

連邦軍から宇宙世紀0111年に提示された次世代MS規格の策定要求[16][17]に対し、RGM-109 ヘビーガンの発展型として開発された[17][注 2]。開発はアナハイムでRGM系量産機など主力MSのほとんどを手掛けたZIONIC事業部が担当した[11]。選定過程において、1次審査では「最大出力」「耐弾性」「運用コスト」「機動戦力」の4つの点をコンピュータ・シミュレーションにおいて比較。「最大出力」と「耐弾性」はMSA-0120が、「運用コスト」と「機動戦力」はガンダムF90に軍配があがり、模擬戦による二次審査ではF90が圧倒的な勝利で終わった(その完勝ぶりは圧倒的な勝利に居並ぶ審査官が感銘さえも覚えたという)[19][注 3][注 4]。これにより地球連邦軍は次期主力MSの開発をサナリィに一任する事とした。しかしMSA-0120の瞬発力と耐弾性は軍部に評価され、サナリィの次期主力機開発にあたり連邦軍より要求条件として追加される[11]

漫画『機動戦士ガンダムF90』、ゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』など当初の関連作品には登場していないが、のちの漫画『機動戦士ガンダムF90 ファステストフォーミュラ』でガンダムF90との模擬戦の様子が1コマのみ描かれた。

武装
メガ・ブースト
エネルギーCAPの技術を応用し瞬間的に出力を増加させることで高い機動性を発揮する新技術[21][注 5]
蒸発式アップリケ・アーマー
機体表面に施された装備で、耐ビーム・コーティングのように被弾時に装甲を蒸発させることで本体へのダメージを最小限に食い止める機構[14][21]。上述のメガ・ブーストと共に対ビーム兵器用の機能とされる[14]
ハイパーメガランチャー[14]
詳細不明。資料によってはハイパー・メガ・ランチャーとも記載される[21]
ハイインパクトガン
ミノフスキー・クラフトを利用した疑似重力[14]を敵機へ衝突させる兵装[21]

プラモデルシリーズ

  • 1/100 F90 ガンダムF90 A・D・Sタイプ(コンバーチブル)
  • 1/100 F90P ガンダムF90 Pタイプ
  • 1/100 F90V ガンダムF90 Vタイプ
  • 1/100 F90IIL ガンダムF90II Lタイプ

F90 A to Z PROJECT

いずれもプレミアムバンダイ限定販売品[22]

  • MG 1/100 F90 ガンダムF90[22]
  • MG 1/100 ガンダムF90用 ミッションパック Eタイプ&Sタイプ[22]
  • MG 1/100 ガンダムF90用 ミッションパック Fタイプ&Mタイプ[22]
  • MG 1/100 ガンダムF90用 ミッションパック Bタイプ&Kタイプ[23]
  • MG 1/100 F90II ガンダムF90II Iタイプ
  • MG 1/100 ガンダムF90用 ミッションパック Oタイプ&Uタイプ
  • MG 1/100 ガンダムF90用 ミッションパック Dタイプ&Gタイプ

漫画『機動戦士ガンダムF90 ファステストフォーミュラ』

『機動戦士ガンダムF90 ファステストフォーミュラ』は、『月刊ガンダムエース』2019年8月号より連載中の漫画作品。プレミアムバンダイにて実施されている商品化企画「F90 A to Z PROJECT」と連動している。

UC.0112が舞台の「ファステストフォーミュラ」の活躍と、UC.0122が舞台の「フォーミュラー戦記」の漫画化という二部構成になっており、各巻の初めにUC.0122に於ける「フォーミュラー戦記0122」の主人公ベルフ・スクレットの活躍が描かれ、F90に纏わる回想という形でUC.0112の話が描かれている。

漫画は今ノ夜きよし、シナリオはイイノブヨシ、キャラクターデザインは金世俊、メカニックデザインは森木靖泰、オリジナルF90デザインは大河原邦男[24]。単行本は既刊3巻。

単行本

  • 『機動戦士ガンダムF90 ファステストフォーミュラ 1』 KADOKAWA、2019年11月26日、ISBN 9784041089224[25]
  • 『機動戦士ガンダムF90 ファステストフォーミュラ 2』 KADOKAWA、2020年3月26日、 ISBN 9784041090886[26]
  • 『機動戦士ガンダムF90 ファステストフォーミュラ 3』 KADOKAWA、2020年8月25日、ISBN 9784041098905[27]

あらすじ(F90FF)

主な物語が宇宙世紀0112年と宇宙世紀0122年の2つに分かれて描かれている。

宇宙世紀0112年
地球連邦軍の次期主力MSコンペティションに勝利したサナリィは、2機のガンダムF90を第13実験船団に預けてテストを繰り返していた。その中の2号機をテストする「Bチーム」に所属するパッツィ・アンゲリカ少尉は、息子のリヴ・アンゲリカを伴って各地を転戦していた。これは、F90の最初のパイロットにして、様々な「ミッションパック」のテストに挑み、後の世に「ファステストフォーミュラ」と呼ばれたチームの物語である。
宇宙世紀0122年
第13反地球連邦組織討伐部隊旗艦「エイブラム」のパイロットであるベルフ・スクレット少尉は、F90を駆り窮地を脱する。F90には様々なテストパイロットが存在していた事を知り、メカニックのブラウン・ウッダーに幻の部隊「ファステストフォーミュラ」の噂を聞く。その後ベルフがシャルル派オールズモビルと戦いの最中、捕虜の発言から「ファステストフォーミュラ」が実在する部隊だった事が判明する。彼等はサナリィや連邦軍にとって最重要機密事項であり、それは人を虫けらのように平気で殺す悪魔の部隊だったと語った。激闘の中大気圏を突破し地球に降り立ったベルフは、シミュレーションデータの一部が消されているのに気付き、ファステストフォーミュラのパイロットのデータではないかと憶測する。

主な登場人物(F90FF)

地球連邦軍(F90FF) UC0112年

パッツィ・アンゲリカ
地球連邦軍第13実験船団Bチームに所属する、F90 2号機の女性テストパイロット。31歳。少尉の階級を持ってはいるが、本来は軍属ではなく、フリーランスのMSパイロットとして生計を立てており、F90のテストに伴い雇われている。一人息子のリヴを伴って各地を転戦し、データ収集を行っている。
F90 Kタイプのテスト運用でのランデッカー重工の妨害でリヴが搭乗したハルファイターが合体したNタイプで窮地を脱したかに思えたが、満身創痍のグリゼルダのティグリスの攻撃を受け爆発の中に消えていった。
リヴ・アンゲリカ
パッツィの一人息子。13歳。母を何よりも慕う少年で、実験船団のスタッフたちにも可愛がられている。ジョブ・ジョンは、彼をF90 Nタイプのパイロットとして最適な存在であるとマークしている。
度重なるランデッカー重工の妨害から、母を守りたい一心でジョブ・ジョンが秘密裏にBチームの母艦に持ち込んだ戦闘機ハルファイターに乗り込み、Nタイプの力によってニュータイプ能力が肥大し攻撃的になるが、パッツィの説得で我に返るものの満身創痍のグリゼルダのティグリスの攻撃で母を失い、憎しみにとらわれるがNタイプのファンネルが原因不明の事故で自機を攻撃しF90 Nタイプと共に爆炎の中に消えた。
へルブ・ヘイデン
Bチームのベテランメカニックマン。「フォーミュラー戦記」の時代にも登場し、ファステストフォーミュラに纏わる情報を消して回っている。
ギデオン・ブロンダン
地球連邦軍に所属するF89のパイロット。

地球連邦軍(F90FF) UC0122年

ベルフ・スクレット
宇宙世紀0122年にF90のパイロットを務める青年。『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』の主人公。ブラウンからかつて「ファステストフォーミュラ」と呼ばれたチームがいたことと、彼らが「大きな後見人の元で小さな戦争に加わった」という話を聞かされる。
ブラウン・ウッダー
ベルフと同じくプロローグのみ登場。宇宙世紀0122年にF90の整備を担当するベテランメカニックマン。ベルフに「ファステストフォーミュラ」と呼ばれたチームの話を聞かせる。

シャルル派ジオン軍 UC122年

シャルル・ロウチェスター
UC.0122に登場する。シャルル派ジオン軍の少佐である。UC.0112年にも若い敗残兵として登場する。

ランデッガー重工 UC112年

UC.0112に登場する。ミドルモビルスーツの開発生産販売に特化した企業である。

オイエル・ランデッガー
ランデッガー重工のCEO。密かにF90試験チームの動向を監視している。
グリゼルダ・ジア
オイエルの秘書。

サナリィ UC112年

ジョブ・ジョン
サナリィ幹部であり、「F90」「F70」等の開発に関わる元ホワイトベースの一員。英雄アムロ・レイの活躍を目の当たりにしたジョブは、ガンダムに纏わる歴史から「ニュータイプ」の戦いの宿命とニュータイプ神話の復活をF90に期待している。

登場兵器(F90FF)UC112年

F90 ガンダムF90 2号機
2機建造されたガンダムF90の2号機。ハードポイントのカバーが一部赤くなっていること以外、1号機との外見的差異はない。
F89 ガンダムF89
2機建造されたガンダムF90の18m級プロトタイプ。『機動戦士クロスボーン・ガンダムDUST』にて予備パーツで組み立てられたF89のオリジナルにあたる。
F70 キャノンガンダム
F90Sをベースに量産前提で開発されたGキャノンのプロトタイプ。ジョブ・ジョン自らが搭乗し運用試験が行われている。
ハルファイター
ジョブ・ジョンが地球連邦軍第13実験船団Bチームの母艦に極秘に持ち込んだ戦闘機で、その正体はF90と合体する事でF90 NタイプになるNタイプの単独運用形態。
RGM-109 ヘビーガン
F90と共に各地を転戦して演習を行っている。
RGZ-95 リゼル
第13実験船団に配備された可変MS。本作の年代では小型MSに取って代わられる大型MSとして描かれており、小柄なヘビーガンに懐に潜られるなどの描写がある。
D-50C ロト
第13実験船団に配備された可変MS。テロリストに奪取されF90Sと砲撃戦を行う。
FD-03 グスタフ・カール
UC.0112に於ける主力量産MS。F90Sの試験の他F89との模擬戦でも姿が確認される。
RGM-86R ジムⅢ
かつて連邦で主力だった量産MS。F90Kの試験中に突如襲撃してくる。FSWS計画の装備によるカスタムが加えられ、旧式ながらも驚異的なパフォーマンスを発揮する。
カルハリウス
F90Mを襲った水中用可変MS。作業用ミドルMSを開発し続けたランデッカー重工が独自に開発した異形のMSで、どのMSにも属さない見た目だがユニバーサル企画を使用した汎用MSでもある。
ティグリス
宇宙でジオン残党(後のオールズモビル)を襲ったランデッカー重工製MS。カルハリウス同様魚を模した変形形態を持つ。

登場兵器(F90FF)UC122年

F90 ガンダムF90 1号機
「F90FF」にて運用されている2号機ではなく「F90」にてデフ・スタリオンが搭乗していた1号機。ベルフ・スクレット少尉が搭乗し数多の活躍が描かれる。

補足

オールズモビルのデザインの違い
火星ジオン軍とシャルル派ジオン軍のMSではデザインが変更されている。
火星ジオン軍
『機動戦士ガンダムF90FF』の漫画内では火星ジオン軍のオールズモビルは旧ジオン公国軍のMSとかなりそっくりに造られている。漫画内の特徴を見ていくと頭長高が18mクラスであると推測される。しかし中身は時代にそって新しくなっている。『F90』『フォーミュラ戦記』ゲーム内OPと同様の再現をしている。
シャルル派ジオン軍
『機動戦士ガンダムF90FF』の漫画内では旧ジオン公国軍のMSからは見た目が大幅に変わっている。MSは大きさは18m級である。クロスボーンバンガードの支援を受けているのでその当時の技術が詰まったMSであると言える。ゲーム『Gジェネレーション』等ではこの二種類のRFシリーズは同一の物としてこちらのデザインを採用している。

登場するミッションパック

本漫画では各種装備がプラモ企画「AtoZProject」に合わせて登場する。本編では主にプラモが出た順に、プロローグではゲーム中にベルフが装備したタイプが登場する。またPタイプ等、ゲーム中では描かれなかった活躍がリメイクされる形で改めて描かれている。

サブタイトル 種類
プロローグ Aタイプ
1話「パッツィとリヴ」 Eタイプ
2話「リヴとパッツィ」 Sタイプ
3話「遭遇」 Mタイプ
4話「カルハリウス猛攻」 Mタイプ
プロローグII Dタイプ
5話「F89VSF90」 Fタイプ
6話「潜む牙」 Fタイプ
7話「リヴの反乱」 無し
プロローグIII Pタイプ
8話「見出されたリヴ」 Bタイプ
9話「最後のテスト」 Kタイプ
10話「煌黒獣、虎、そして」 Nタイプ

脚注

注釈

  1. ^ 火星独立ジオン軍仕様は『MS大全集2013[+線画設定集]』では白黒ページにのみ掲載されている[要ページ番号]
  2. ^ 外観こそ特異だがMSA-0120はヘビーガンの改良発展型にすぎない機体であるとした資料も見られる[18]
  3. ^ U.C.0111年10月にMSA-120を下し、F90が正式採用を勝ち得た[20]
  4. ^ 高価格ゆえに採用が見送られたとする資料もみられる[14]
  5. ^ メガブースト・エネルギーCAP利用の新技術と記述した資料もみられる[14]

出典

  1. ^ a b F90 A to Z PROJECT”. バンダイホビーサイト. 2020年3月29日閲覧。
  2. ^ ABOUT”. バンダイホビーサイト. 2020年3月29日閲覧。
  3. ^ SDクラブ第15号、第17号~第20号まで連載されたが、雑誌休刊のため未完に終わり、単行本化されていない。
  4. ^ 26種類のミッションパックを持つ「ガンダムF90」がついにMGに!”. GAME Watch. 2020年2月16日閲覧。
  5. ^ プレミアムバンダイの「1/100 MG ガンダムF90」商品販売ページの説明文より。
  6. ^ F90 A to Z PROJECT公式ページ”. バンダイホビーサイト. 2020年2月16日閲覧。
  7. ^ ガンダムエース2019年8月号”. KADOKAWA. 2020年2月16日閲覧。
  8. ^ 『ガンダムF91』の物語の12年前である。
  9. ^ 機動戦士ガンダムF90”. KADOKAWA. 2020年3月29日閲覧。
  10. ^ a b MSヒストリカVol.5 2010, p. 32.
  11. ^ a b c 1/100 ガンダムF-90 増装ウェポン 1990, p. 組立説明書.
  12. ^ a b c d ニュータイプ9007 1990, p. 4-5.
  13. ^ a b ニュータイプ9008 1990, p. 13.
  14. ^ a b c d e f g h i j k l Cyber comix No24 1990, p. 3.
  15. ^ ガンダム辞典Ver1.5 2009, p. 368.
  16. ^ モビルスーツハンドブック 1992, p. 14-15.
  17. ^ a b ガンダムF91オフィシャルエディション 1991, p. 62.
  18. ^ 最新MS造形資料集 1992, p. 79.
  19. ^ MSヒストリカVol.6 2010, p. 29-30.
  20. ^ シルエットフォーミュラ91 2000, p. 8.
  21. ^ a b c d ガンダム辞典Ver1.5 2009, p. 301.
  22. ^ a b c d プレミアムバンダイにて「MG ガンダムF90」&ミッションパックセット3種、2020年5月発送分予約受付スタート!”. GUNDAM.INFO. 2020年2月27日閲覧。
  23. ^ F90 A to Z PROJECT「MG ガンダムF90用 ミッションパック Bタイプ&Kタイプ」本日13時より予約開始!”. GUNDAM.INFO. 2020年2月27日閲覧。
  24. ^ 機動戦士ガンダムF90FF(1)”. KADOKAWA. 2020年2月17日閲覧。
  25. ^ 機動戦士ガンダムF90FF(1)”. KADOKAWA. 2020年3月29日閲覧。
  26. ^ 機動戦士ガンダムF90FF(2)”. KADOKAWA. 2020年3月29日閲覧。
  27. ^ 機動戦士ガンダムF90FF(3)”. KADOKAWA. 2020年9月10日閲覧。

参考文献

  • 書籍
    • 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月。ISBN 978-4-06-375795-8 
    • 『B-CLUB SPECIAL 機動戦士ガンダムF91 オフィシャルエディション』バンダイ、1991年4月。ISBN 4-89189-155-6 
    • 『SUPER MJ 機動戦士ガンダム最新MS造形資料集』バンダイ、1992年8月。ISBN 4-89189-275-7 
  • ムック
    • 『機動戦士ガンダムMS大全集2013[+線画設定集]』メディアワークス、2012年12月。ISBN 978-4048912150 
    • 『ガンダムMSヒストリカ Vol.5』講談社、2010年9月。ISBN 978-4063700831 
    • 『ガンダムMSヒストリカ Vol.6』講談社、2010年10月。ISBN 978-4063700848 
  • 雑誌
    • 『ニュータイプ』1990年7月号、角川書店。 
    • 『ニュータイプ』1990年8月号、角川書店。 
  • アンソロジーコミック
  • コミックス
    • やすだひろし『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』メディアワークス、2000年7月。ISBN 4840204802 
  • プラモデル付属説明書
    • 『1/100 ガンダムF-90 増装ウェポン・バリエーション タイプA. D. S. 3点セット』バンダイ、1990年10月。 
  • プラモデル付属冊子
    • 『モビルスーツハンドブック(1/100 機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ No.5 ネオガンダム 付属冊子)』バンダイ、1992年3月。 

外部リンク