「大阪市を廃止し特別区を設置することについての投票」の版間の差分
m 賛否同数の場合についてなど若干変更。 |
m Bot作業依頼: 立憲民主党 (日本)関連の改名に伴うリンク修正依頼 (立憲民主党 (日本 2020)) - log |
||
87行目: | 87行目: | ||
=== 各政党のスタンス === |
=== 各政党のスタンス === |
||
* 賛成:[[大阪維新の会]]([[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]])、[[公明党|公明党大阪府本部]] |
* 賛成:[[大阪維新の会]]([[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]])、[[公明党|公明党大阪府本部]] |
||
* 反対:[[自由民主党 (日本)|自由民主党大阪府支部連合会]]、[[立憲民主党 (日本 2020 |
* 反対:[[自由民主党 (日本)|自由民主党大阪府支部連合会]]、[[立憲民主党 (日本 2020)|立憲民主党大阪府連合]]、[[日本共産党|日本共産党大阪府委員会]]、[[社会民主党 (日本 1996-)|社会民主党大阪府連合]]、[[れいわ新選組]] |
||
== 選挙特別番組 == |
== 選挙特別番組 == |
2020年11月1日 (日) 11:35時点における版
大阪市廃止・特別区設置住民投票 | |
---|---|
大阪市を廃止し特別区を設置することについての投票 | |
開催地 | 大阪府大阪市 |
開催日 | 2020年11月1日 |
大阪市を廃止し特別区を設置することについての投票(おおさかしをはいししとくべつくをせっちすることについてのとうひょう)は、2020年11月1日に大阪市で投開票が行われた住民投票である[1]。大阪市を廃止し、4つの特別区を設置する大阪都構想の実現の是非が問われる。大阪市選挙管理委員会での略称は大阪市廃止・特別区設置住民投票。
概要
大阪維新の会が実現を目指して掲げている構想である「大阪都構想」の賛否を問う住民投票。この都構想案は2025年1月に今の大阪市を廃止して、現在ある24の行政区を「淀川区」「北区」「中央区」「天王寺区」の4つの特別区に再編、大阪市長ならびに大阪市議会を廃止し、各特別区に区長・区議会を設置。特別区庁舎は新設せず、既存の市役所本庁舎と区役所を活用し、大阪府は特別区設置から10年間、各特別区に毎年20億円ずつ配分。大阪市の仕事のうち教育や福祉などを特別区に、都市計画やインフラ整備といった広域行政を府に移すと定めている[2]。現在ある24の行政区は「地域自治区」として残り、窓口サービスを維持する[3]。
2020年8月28日に大阪府議会が、9月3日に大阪市議会で特別区設置協定書が賛成多数で承認されことに伴い、大都市地域における特別区の設置に関する法律に基づき、9月4日に大阪市選挙管理委員会に通知。9月4日から60日以内にあたる11月3日までに住民投票が実施される[4]。
9月7日、大阪市選挙管理委員会は10月12日を告示、11月1日を投開票とする日程を決定[1]。衆院選が10月中に行われる場合は、前倒しすることとなっていたが[4]、衆議院が解散されなかったため、予定通りの日程で実施することとなった。
前回の投票とは異なり、投票名称や投票用紙に「大阪市を廃止する」ことが明記された[1]。10月12日時点で選挙人名簿登録者数は223万6504人[5]。
前回政党として反対の意思表示を示していた公明党は賛成に転じ、大阪維新の会と合同で街頭演説を実施する[3]。また、反対多数の場合は松井一郎大阪市長は政界を引退することを表明している[3]。住民投票で賛成が上回っても現行法では「大阪都」に名称変更はできず、松井大阪市長等は、法改正を求めた上で名称変更の是非を問う大阪府民向けの住民投票を2023年に行うことを表明している[3]。
投票の方法と賛否の決定
大阪市を廃止し特別区を設置することに賛成の場合は賛成と記入する。大阪市を廃止し特別区を設置することに反対の場合は反対と記入する。賛成、反対は平仮名またはカタカナで記入しても有効となる。
大都市地域における特別区の設置に関する法律および公職選挙法に基づき、投票率や投票者数に関係なく投票は成立する。賛成投票数が有効投票数の過半数の場合には大阪市が廃止され4つの特別区が設置される。反対投票数が有効投票数の過半数の場合および賛成投票数と反対投票数が同数の場合には大阪市が存続し特別区は設置されない[6]。
住民投票データ
選挙日程
選挙権
大阪市の住民基本台帳に記載されている日本国民の方で、次の要件に該当する者
- 2002年(平成14年)9月2日までに生まれた者
- 2020年(令和2年)6月1日までに大阪市内へ転入し、その届出をした者
- 2015年(平成27年)6月17日に成立した公職選挙法改正により、前回投票とは異なり、選挙権が20歳以上から18歳以上に引き下げられている。
キャッチコピー
- 行こう!投票
- 選挙管理委員会
- さぁ、あたらしい大阪をともに
- 大阪維新の会
- さぁ大阪都構想の実現へ。都構想賛成!
- 公明党大阪本部
- 日本から大阪市がなくなる。それを阻止できる最後の日。
- 自由民主党大阪府支部連合会
PR作業
大阪市選挙管理委員会では投票を呼び掛けるポスターなどにヒョウの写真を起用し、啓発カー「行こう!投ヒョウ号」と称した啓発カーで巡回作業等を行った[7]。
各政党のスタンス
選挙特別番組
いずれも投票日当日(2020年11月1日)の放送。
テレビ
- 地上波
- Mr.サンデー(フジテレビ・関西テレビ(カンテレ)共同制作、FNN系列全国ネット)
- 橋下徹が総括予定。
- 大阪の決断再び“都構想”住民投票の行方(読売テレビ(YTV)、関西ローカル)
- 大阪・住民投票 開票速報(朝日放送テレビ(ABC)、関西ローカル)
- 22:55から放送
- NHKニュース
- 21:49の「NHKスペシャル」放送終了から22:50まで全国放送予定
脚注
- ^ a b c “11月1日投開票で決定 都構想住民投票 「大阪市廃止」明記も ”. 産経新聞 (2020年9月7日). 2020年9月8日閲覧。
- ^ “都構想案、大阪市議会で可決 11月に再び住民投票へ”. 朝日新聞. 2020年9月5日閲覧。
- ^ a b c d “住民投票、12日告示 都構想、再び問う―大阪”. 時事ドットコム. 2020年10月11日閲覧。
- ^ a b “都構想の投開票11月1日に 衆院解散なら異例の変更も ”. 朝日新聞. 2020年9月8日閲覧。
- ^ 大阪市廃止・特別区設置住民投票∥大阪市選挙管理委員会
- ^ “大阪市廃止・特別区設置住民投票”. ©️ 2020 大阪市選挙管理委員会 (2020年). 15 Oct 2020閲覧。
- ^ “大阪走り回る“投ヒョウ号”開ヒョウが待ち遠しい? - ナニワのベテラン走る〜ミナミヘキタヘ〜”. 日刊スポーツ. 2020年11月1日閲覧。
外部リンク
- 大阪市廃止・特別区設置住民投票 - 大阪市選挙管理委員会
- 大阪都構想特設サイト|さあ、あたらしい大阪をともに - 大阪維新の会のサイト
- 公明党 大阪府本部|大阪都構想特設サイト さあ、大阪都構想の実現へ。 - 公明党大阪本部
- 大阪市がなくなる運命の日 都構想反対特設サイト|自民党 - 自民党 大阪府支部連合会
- 「都構想」ポータル - 立憲民主党大阪府連
- 住民投票・「大阪市廃止=都構想」特集 - 日本共産党大阪府委員会