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同年[[フジロック・フェスティバル]]への出演が発表されると、賛否両論がインターネット上を賑わせた<ref>{{cite web|url=http://mainichi.jp/articles/20160705/dde/012/040/002000c?fm=mnm|title=ネットで大論争 フジロックに「SEALDs」奥田さん出演 「音楽に政治、持ち込むな」???|author=毎日新聞|accessdate=2016-07-06}}</ref>。 |
同年[[フジロック・フェスティバル]]への出演が発表されると、賛否両論がインターネット上を賑わせた<ref>{{cite web|url=http://mainichi.jp/articles/20160705/dde/012/040/002000c?fm=mnm|title=ネットで大論争 フジロックに「SEALDs」奥田さん出演 「音楽に政治、持ち込むな」???|author=毎日新聞|accessdate=2016-07-06}}</ref>。 |
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== メディア == |
== メディア == |
2020年11月1日 (日) 10:32時点における版
おくだ あき 奥田 愛基 | |
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2016年撮影 | |
生誕 |
1992年6月24日(32歳) 日本 福岡県北九州市 |
国籍 | 日本[1] |
出身校 |
明治学院大学国際学部 一橋大学大学院在学中[2] |
団体 |
(SASPL→) (SEALDs→) ReDEMOS |
公式サイト | 奥田愛基 (@aki21st) - X(旧Twitter) |
メディア外部リンク | |
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画像 | |
参議院で意見を陳述する奥田愛基 (2015年9月15日撮影) 時事通信(Yahoo! JAPAN) 公表[3] | |
映像 | |
我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会の公聴会での奥田の陳述(参議院) (2015年9月15日撮影) 参議院インターネット審議中継 公表 |
奥田 愛基(おくだ あき[4]、1992年(平成4年)6月24日[5] - )は、学生運動を行う市民活動家[6]。平和安全法制(安保法制)に反対する「自由と民主主義のための学生緊急行動」(シールズ:以下「SEALDs」)を創設したメンバーの一人[7]。SEALDs前身の「特定秘密保護法に反対する学生有志の会」(サスプル:以下「SASPL」)の創設メンバーでもある[8]。一般社団法人ReDEMOS(リデモス)の創設者、代表理事[9]。
人物と活動
1992年(平成4年)生まれ[10]。福岡県北九州市出身[11]。父親は日本バプテスト連盟の牧師の奥田知志[12]で、ホームレスや貧困者を支援する特定非営利活動法人「抱樸」の理事長を務めている[13]。
中学2年時に不登校[11]。その後、島根県江津市にある全寮制のキリスト教愛真高等学校に入学。同校の授業で海外の貧困問題に関心をもち、国際学部に進むきっかけとなった[11][14]。2011年、明治学院大学国際学部に指定校推薦で入学[11]。入試の面接時にはのちに共著を出す面接官の高橋源一郎とカレーの話で盛り上がったという[15]。大学入学直前に東日本大震災が起こり、被災地支援に関わる[10]。短編ドキュメンタリー『生きる312』を監督として製作し[10]、2013年に国際平和映像祭でグランプリと地球の歩き方賞をダブル受賞した[16][17]。また、震災後の政治運動について考える団体「the Temporary Autonomous Zone」(TAZ)を運営した[10][18]。5月から大学に復帰するが、その後休学しカナダなどに留学した[10]。
2013年12月、SASPLを1年限定で設立し、幾つかの大学に組織を広げ、反対運動を行った[11]。SASPLは2014年12月10日に解散したが[10][19]、その後、主に沖縄、辺野古基地問題の政治運動を行う「自由と民主主義のための学生緊急行動(ex-SASPL)」を発足した[19][20]。
そして、翌2015年5月にSEALDsの結成につながった[21]。SEALDsはSASPLに比べ大きな組織となり、同年6月時点で20大学ほどの学生100名を大きく超える規模となったと奥田本人は述べている[21]。同年8月23日、連合が主催した国会前の反安保関連法案集会で[22]8月21日の特別委員会において民主党の質問中に「そんなこと、どうでもいいじゃん」とやじを飛ばした自民党の安倍晋三に対して「どうでもいいなら総理をやめろ」「憲法を守れ」「戦争反対」「安倍は辞めろ」などラップ調で連呼したことで産経新聞に報道された[22][23]。9月15日、平和安全法制を審議する参院特別委員会の中央公聴会で意見を表明する公述人に、民主党の推薦で、大学の法学の名誉教授や元最高裁判所判事などに並んで意見を陳述した[24][25][26]。奥田は法案への反対の立場で意見を述べた[24]。
2015年12月1日、奥田は、政党への政策提言などを行う一般社団法人「ReDEMOS -市民のためのシンクタンク-」[27]を設立[28][29]、奥田は代表理事に就任した[28][29]。同月14日に、奥田は参院議員会館にて設立の記者会見を行った[28][29]。記者会見で奥田は(国会前での抗議を続けて)「なぜ正式なプロセスで異議申し立てできないのか」と疑問を持ったとし、「こうした思いを法律レベルにして発信したい」と述べた[28]。2016年3月27日、民進党結党大会にて来賓として登壇した[30]。
大学在学中から、一橋大学大学院進学を目指して勉強を行い、2015年3月に大学を卒業、4月から一橋大学大学院に進学。政治学を専攻し、政治参加の方法を体系的に分析・研究する[31][32][33]。
2016年4月10日、アジアの民主主義や民主化運動の状況を話し合う若者団体の初会議がフィリピンのマニラで開かれ、台湾の林飛帆ら「ひまわり学生運動」のメンバーや、香港の「雨傘革命」のメンバーなど、合計10の国や地域の代表が参加し、日本からは奥田らSEALDsのメンバーが参加した。会議ではSEALDsのデモのスタイルが称賛されたほか、奥田が「(各国の状況や目標は違うが)努力しないとそれをつかめないということを忘れてはならない」と述べるなどした。また参加者から「日本はアジアの中で最も民主主義が進んだ国」という認識を聞かされ戸惑ったという [34][35]。
同年フジロック・フェスティバルへの出演が発表されると、賛否両論がインターネット上を賑わせた[36]。
2017年の第48回衆議院議員総選挙の直前には結党されて間もない立憲民主党の枝野幸男代表と街頭宣伝を行った[37]。
メディア
TV出演
主な書籍
- 『民主主義ってなんだ?』(高橋源一郎と奥田含むSEALDsメンバーとの対談、河出書房新社、2015年9月24日、ISBN 978-4309247328)
- 『愛国ってなんだ 民族・郷土・戦争』(古谷経衡著、PHP新書、2015年11月13日、ISBN 978-4569827834) - 奥田は対談者[38]。
- 『2015年安保 国会の内と外で--民主主義をやり直す』(倉持麟太郎、福山哲郎と共著、岩波書店、2015年12月23日、ISBN 978-4000610995)[39]
- 『ガチで立憲民主主義 壊れた日本はつくり直せる』(水上貴央、中野晃一と共著、集英社インターナショナル、2016年6月3日、ISBN 978-4797673258)
- 『日本×香港×台湾 若者はあきらめない』(磯部涼構成、太田出版、2016年6月17日、ISBN 978-4778315245) - 香港の雨傘運動や台湾のひまわり学生運動との対話集[40]。
- 『変える』(河出書房新社、2016年6月20日、ISBN 978-4309024714)
- 『民主主義は止まらない』(SEALDs著、河出書房新社、2016年6月20日、ISBN 978-4-309-24763-2)
脚注
- ^ 明日行こうかな! 奥田愛基 2016年6月28日
- ^ 毎日新聞2016年5月3日
- ^ “意見を陳述する奥田さん(写真)”. 時事通信(Yahoo!Japan). (2015年9月15日). オリジナルの2015年9月15日時点におけるアーカイブ。 2015年9月15日閲覧。
- ^ スチャダラパー、SEALDs奥田愛基さんとコール「民主主義ってなんだ?」 ハフポスト. (2015年10月18日, 19時14分) 2018年10月7日閲覧。
- ^ 『変える』河出書房新社、2016年。
- ^ 外部リンク webcache.googleusercontent.comからのアーカイブ、2018年1月10日 UTC4:33閲覧
- ^ 外部リンク webcache.googleusercontent.comからのアーカイブ、2018年1月10日 UTC4:33閲覧
- ^ 外部リンク webcache.googleusercontent.comからのアーカイブ、2018年1月10日 UTC4:33閲覧
- ^ 外部リンク webcache.googleusercontent.comからのアーカイブ、2018年1月10日 UTC4:33閲覧
- ^ a b c d e f 中村未絵 (2014年11月19日). “ぼくらのリアル☆ピース 奥田愛基さん(その2):「デモはカッコいい」っていう、社会の空気感をつくればいい”. マガジン9. 2015年9月15日閲覧。
- ^ a b c d e 川本裕司 (2014年12月30日). “(ひと)奥田愛基さん:特定秘密保護法への反対活動を続ける明治学院大3年”. 朝日新聞デジタル(朝日新聞). オリジナルの2014年12月30日時点におけるアーカイブ。 2015年9月15日閲覧。
- ^ 行本尚史 (2015年8月31日). “60年安保世代の教会員「若者と女性に希望」 上智大教員「社会的連帯に深い感慨」 国会前で12万人が安保法案反対”. クリスチャントゥデイ 2016年3月28日閲覧。
- ^ 高橋源一郎×SEALDs『民主主義ってなんだ?』河出書房新社、2015年。
- ^ 高橋美佐子 (2015年7月19日). “「僕も声を上げる」安保法制反対の大学生、元戦犯と交流”. 朝日新聞
- ^ “学校教育に洗脳されなかった シールズ奥田愛基の野生”. ダイヤモンド・オンライン. (2015年9月28日)
- ^ 関根健次(国際平和映像祭(UFPFF)主催) (2015年3月12日). “僕たちは、311後を生きていく。『生きる312』”. ハフィントン・ポスト. 2015年9月15日閲覧。
- ^ “UFPFF 国際平和映像祭 2013開催報告”. 国際平和映像祭(UFPFF) - UNITED FOR PEACE FILM FESTIVAL (一般社団法人 国際平和映像祭) (2013年9月27日). 2015年9月20日閲覧。
- ^ “【震災後のDo It Yourself】というタイトルで10月26日にイベントをします。”. TAZ〜the Temporary Autonomous Zone〜 (October 22, 2012). 2015年9月19日閲覧。
- ^ a b 土田千恵 (2015年2月15日). “ゆんたくるー SASPL 立ち上がる若者 : 沖縄基地反対の思い発信 行動する大切さ実感”. しんぶん赤旗(日本共産党中央委員会) 2015年9月22日閲覧。
- ^ 日隈広志 (2015年3月30日). “基地の島で抵抗を学ぶ : 沖縄・新基地ノーの抗議に集う青年たち” (PDF). 民主青年新聞(日本民主青年同盟中央委員会) 2015年9月22日閲覧。
- ^ a b “民主主義失う危機感がある”. カナロコ(神奈川新聞web). (2015年6月29日). p. 2 2015年9月15日閲覧。
- ^ a b 、“首相に「バカか、お前は」 連合主催集会でシールズメンバー 安保法案反対の具体論語らず : 「首相はクーデター」「病院に行って辞めた方がいい」”. 産経新聞. (2015年8月23日). p. 1 2015年10月8日閲覧。
- ^ “また自分のヤジで審議中断…安倍首相に学習能力はあるのか”. 日刊ゲンダイ. (2015年8月22日) 2016年4月9日閲覧。
- ^ a b “安保法案 中央公聴会で公述人が賛否の意見”. NHKニュース(日本放送協会). (2015年9月15日). オリジナルの2015年9月15日時点におけるアーカイブ。 2015年9月15日閲覧。
- ^ “SEALDs、公聴会へ 奥田愛基さん、きょう公述”. 朝日新聞デジタル(朝日新聞). (2015年9月15日) 2015年9月15日閲覧。
- ^ “安保公聴会にSEALDsメンバー 民主が推薦”. 産経新聞. (2015年9月14日) 2015年9月14日閲覧。
- ^ ReDEMOS(リデモス)
- ^ a b c d 市川美亜子 (2015年12月14日). “SEALDsメンバーら、新団体設立 政党へ政策提言”. 朝日新聞デジタル 2015年12月22日閲覧。
- ^ a b c “憲法 : 「SEALDs」メンバーら政策提言シンクタンク設立「わくわくするコンテンツ提供したい」”. 弁護士ドットコムニュース (Bengo4.com). (2015年12月14日) 2015年12月22日閲覧。
- ^ 吉野太一郎 (2016年3月27日). “民進党が発足 SEALDs奥田愛基さん「声になってない声に、もっと耳を傾けて」(発言詳報)”. ハフィントン・ポスト. 2016年3月28日閲覧。
- ^ “シールズ奥田さん大学院進学へ 「民主主義って何だ」追い求め”. どうしん (北海道新聞). (2016年3月20日) 2016年4月9日閲覧。
- ^ “社会が先に変わろう 改憲、争点になるか注目”. カナロコ (神奈川新聞). (2016年5月3日) 2016年5月3日閲覧。
- ^ 「一橋大大学院に進学 シールズ奥田愛基は「政治学を猛勉強中」 」 週刊文春 2017年5月4・11日号
- ^ 10カ国・地域の若者がマニラに集まり会議開催。日本からはSEALDsが参加 まにら新聞 2016年4月14日
- ^ 林飛帆 林飛帆 2016年4月10日
- ^ 毎日新聞. “ネットで大論争 フジロックに「SEALDs」奥田さん出演 「音楽に政治、持ち込むな」???”. 2016年7月6日閲覧。
- ^ リベラル応援の大街宣「ボトムアップ デモクラシー」〜奥田愛基氏らが呼びかけ(レイバーネット)
- ^ “プレスリリース : 古谷経衡と奥田愛基(SEALDs創設者)の対談を収録 『愛国ってなんだ』(PHP新書)を発売!”. YOMIURI ONLINE(読売新聞). @press. (2015年11月18日). オリジナルの2015年12月13日時点におけるアーカイブ。 2016年3月28日閲覧。
- ^ “『2015年安保 国会の内と外で 民主主義をやり直す』 政治の杭を打ち直す! 路上,法曹,議員が見た2015年安保の記録に公述,国会,路上のスピーチを併せ収録”. 2016年4月11日閲覧。
- ^ 日本×香港×台湾 若者はあきらめない SEALDs、磯部涼 2016年6月17日
関連項目
- 自由と民主主義のための学生緊急行動(SEALDs) - 前身である「特定秘密保護法に反対する学生有志の会(SASPL)」についても記載
外部リンク
- 奥田愛基が監督した短編ドキュメンタリー作品『生きる312』:UFPFF2013 ver - 国際平和映像祭 (UFPFF - UNITED FOR PEACE FILM FESTIVAL)
- “民主主義失う危機感がある”. カナロコ(神奈川新聞web). (2015年6月29日) 2015年9月15日閲覧。
- “参議院での発言全文”. 産経新聞. (2015年9月16日)
- “立憲主義の崩壊止め前進へ”. 神奈川新聞. (2015年12月15日)
- “小林よしのり(マンガ家)×奥田愛基(SEALDs)――「対話」/対談 - 特集”. ぽこぽこ. (2015年9月2日)
- “奥田愛基(SEALDs)独白「奥田っていたねーとか言われても、それで全然いい」/インタビュー - 特集”. ぽこぽこ. (2016年3月15日)
- 奥田愛基 (@aki21st) - X(旧Twitter)