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中華共和国

中華共和國 中华共和国

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1933年 - 1934年

→


（国旗）

共和国の版図（色のついている地域）

主席

1933年 - 1934年	李済深

面積

1933年	121,400km²

人口

1933年	10,853,200人

変遷

福州事変	1933年 11月22日
崩壊	1934年 1月13日

中華共和国（ちゅうかきょうわこく）は、1933年に発生した福建事変（閩変）の際、陳銘枢、李済深、および十九路軍の指導者によって、福建省福州で樹立された地方政権の名称^[1]。福建人民政府（ふっけんじんみんせいふ）の名で呼ばれることが多い^[1]。正式名称は中華共和国人民革命政府（ちゅうかきょうわこくじんみんかくめいせいふ）で「反日反蔣介石」を標榜した^[1]。首都は福州市。中南銀行および中国銀行発行の銀行券を通貨とした。

1933年 11月22日に正式な成立を果たしたが、1934年 1月13日に国民政府中央軍が福州に進駐したため、政権の維持はわずか2か月足らずであった^[1]。

国民革命軍十九路軍

中華共和国を成立させた国民革命軍十九路軍の前身は広東軍第一師団である。1926年、広東軍第一師団は国民革命第四軍に改編され李済深が軍長に任命された。北伐の過程で第四軍は大きな戦果を上げ、陳銘枢が師団長に任じられていた第十師は第十一軍に改編されている。1930年の中原大戦に第十一軍が参加し馮玉祥・閻錫山の軍を撃破している。その後第十一軍は十九路軍と改編され、蔣光鼐を総指揮、蔡廷鍇を軍長とする体制が確立された。

1931年に満州事変が勃発すると十九路軍の任務は上海防衛を任務であった。この時期、対日方針をめぐって南京国民政府では内部対立が続いており、蔣介石が下野すると政府は汪兆銘ら広東派系による運営が始まった。1932年の第一次上海事変では抗日意欲の強い十九路軍は日本軍と積極的に戦った^[1]。しかし、日本軍との衝突を避けたい蔣介石は十九路軍を上海から福建省に移駐させ、紅軍討伐を命じた^[1]。その後、軍事的指導者不在の南京政府は再び蔣介石による指導体制を確立し、満州・上海の両事変は外交交渉により塘沽停戦協定で一応の解決をみた。

上海を離れた十九路軍は福建地区での共産党勢力討伐作戦に従事したが、彭徳懐軍との戦闘に敗北したのちは膠着状態が続いた。蔡廷鍇等は共産党との和解交渉により停戦を図り、陳銘枢がヨーロッパより帰国すると1933年6月には李宗仁・陳済棠らと連絡を取り、福州に「人民政府」を成立させて南京国民政府に対抗することを提案するが、2人はこの提案に賛同しなかった。しかし、蔣介石がこの情報を入手するに至り、福建で起こるであろう政変への準備が急速に進展した^[1]。

成立と崩壊

中華共和国の成立

→「福建事変」も参照

1933年 11月20日に福建事変が勃発すると、蔣光鼐らの十九路軍将領は、広西派の李済琛や陳銘枢、第三党の黄琪翔ら各党各派の反蔣派の軍人・政治家を結集し、生産人民党および第三党による「中国全国人民臨時代表大会」を福州で開催し、「中華共和国人民革命政府」の成立を決議し、また、「人民権利宣言」を採択した^[1]。同日中に、李済琛、陳銘枢、陳友仁、蔣光鼐、蔡廷鍇、方振武、黃琪翔の11名が政府委員に選出され、江西の中華ソビエト共和国臨時政府と停戦および経済協力の文書を交換し、「農工商学兵代表大会」が政府の最高権力機構であることが宣言された。李済琛は政府委員会主席に、また、蔣光鼐が経済委員会主席、陳銘枢が文化委員会主席、蔡廷鍇は軍事委員会主席に、それぞれ選出された^[1]。

翌21日、蔡廷鍇、蔣光鼐、李済琛、陳銘枢らは中国国民党から脱党する旨の電報を各所に発した^[1]。22日、「中華共和国人民革命政府」の成立を宣言して中国国民党を廃止、独自の紀年法を採用し、この年を「中華共和国元年」に定めた。また、十九路軍は「人民革命軍」と改称された^[1]。この政権には、社会民主主義者から国家主義者まで「反日反蔣」で一致した人々が組織され、その政策は、民主･自由の保証、土地改革･産業統制などを柱とした^[1]。

しかし、中華共和国は国民党内の親蔣派以外で広汎な支持を獲得することができなかった。広東省の陳済棠は蔣介石の懐柔により中華共和国への不支持を、孫文未亡人の宋慶齢も政権樹立に反対の立場を表明した^{[注釈 1]}。そのため中華共和国は中国共産党との協力関係を模索するが、このとき共産党内部では毛沢東を首班とする毛派と王明（陳紹禹）を首班とする国際派の権力闘争が行われて交渉が進捗しないばかりか、12月5日には王明が、福建政府は非人民的・非革命的であり革命路線と非革命路線の中道を行くもので、失敗は免れないと中華共和国を強い調子で批判する声明を発した。王明らはその極左的方針と政治的未熟さのために、福建の中華共和国をうまく支援できなかったのである^[1]。

中華共和国の崩壊

蔣介石は福建での政変に対処すべく、1934年 1月1日に総攻撃を開始し、8個師団の陸軍部隊を投入するとともに、海上・航空兵力を駆使して攻撃を加えた^[1]。圧倒的軍事的優勢を誇る中央軍の前に人民革命軍（十九路軍）は壊滅、五個軍団中四個が前線で叛乱を起こし、中央軍に投降した。中央軍は1月13日に福州に進駐し、中華共和国政府（福建人民政府）は成立後53日で崩壊した^[1]。21日には人民革命軍の残存部隊も中央に投降し、ここに福建事変は終結した。蔣光鼐、蔡廷鍇、陳銘枢、李済深等は香港に逃亡、人民革命軍は解散となり、兵力は各部隊に分散して再配置された。

1932年以降の地方軍の反乱は、福建事変もふくめ、どの場合も短期間のうちに収束し、むしろその過程を通して蔣介石支持勢力の優位がゆるぎないものになっていった^[2]。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

^ このとき蔣介石側に付いた陳済棠は、1935年春に両広事変を起こし、蔣に叛旗をひるがえした。

出典

^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ ^o コトバンク「福建人民政府」
^ 久保（1998）p.391

参考文献

久保亨著「第7章中華復興の試み」、尾形勇・岸本美緒編『中国史』山川出版社〈新版世界各国史3〉、1998年6月。ISBN 978-4-634-41330-6。

外部リンク

コトバンク「福建人民政府」

この項目は、中国の歴史に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（P:中国/P:歴史/P:歴史学/PJ中国史）。

[2] このとき蔣介石側に付いた陳済棠は、1935年春に両広事変を起こし、蔣に叛旗をひるがえした。

[kotobank-1] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ ^o コトバンク「福建人民政府」

[kubo391-3] 久保（1998）p.391

[1]

[注釈 1]

[2]

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 }}
-'''中華共和国'''（ちゅうかきょうわこく）は、[[1933年]]に発生した[[福建事変]]（閩変）の際、[[陳銘枢]]、[[李済深]]、および[[十九路軍]]の指導者によって、[[福建省]][[福州市|福州]]で樹立された地方政権の名称<ref name=kotobank>[https://kotobank.jp/word/%E7%A6%8F%E5%BB%BA%E4%BA%BA%E6%B0%91%E6%94%BF%E5%BA%9C-125126 コトバンク「福建人民政府」]</ref>。'''福建人民政府'''（ふっけんじんみんせいふ）の名で呼ばれることが多い<ref name=kotobank/>。正式名称は'''中華共和国人民革命政府'''（ちゅうかきょうわこくじんみんかくめいせいふ）で「反日反蒋介石」を標榜した<ref name=kotobank/>。首都は[[福州市]]。[[中南銀行]]および[[中国銀行 (中華人民共和国)|中国銀行]]発行の[[銀行券]]を[[通貨]]とした。
+'''中華共和国'''（ちゅうかきょうわこく）は、[[1933年]]に発生した[[福建事変]]（閩変）の際、[[陳銘枢]]、[[李済深]]、および[[十九路軍]]の指導者によって、[[福建省]][[福州市|福州]]で樹立された地方政権の名称<ref name=kotobank>[https://kotobank.jp/word/%E7%A6%8F%E5%BB%BA%E4%BA%BA%E6%B0%91%E6%94%BF%E5%BA%9C-125126 コトバンク「福建人民政府」]</ref>。'''福建人民政府'''（ふっけんじんみんせいふ）の名で呼ばれることが多い<ref name=kotobank/>。正式名称は'''中華共和国人民革命政府'''（ちゅうかきょうわこくじんみんかくめいせいふ）で「反日反蔣介石」を標榜した<ref name=kotobank/>。首都は[[福州市]]。[[中南銀行]]および[[中国銀行 (中華人民共和国)|中国銀行]]発行の[[銀行券]]を[[通貨]]とした。
 [[1933年]][[11月22日]]に正式な成立を果たしたが、[[1934年]][[1月13日]]に[[国民政府]]中央軍が福州に進駐したため、政権の維持はわずか2か月足らずであった<ref name=kotobank/>。
 == 国民革命軍十九路軍 ==
-中華共和国を成立させた[[国民革命軍]]十九路軍の前身は広東軍第一師団である。[[1926年]]、広東軍第一師団は国民革命第四軍に改編され[[李済深]]が軍長に任命された。[[北伐 (中国国民党)|北伐]]の過程で第四軍は大きな戦果を上げ、陳銘枢が師団長に任じられていた第十師は第十一軍に改編されている。[[1930年]]の[[中原大戦]]に第十一軍が参加し[[馮玉祥]]・[[閻錫山]]の軍を撃破している。その後第十一軍は十九路軍と改編され、[[蒋光ダイ|蒋光鼐]]を総指揮、[[蔡廷鍇]]を軍長とする体制が確立された。
+中華共和国を成立させた[[国民革命軍]]十九路軍の前身は広東軍第一師団である。[[1926年]]、広東軍第一師団は国民革命第四軍に改編され[[李済深]]が軍長に任命された。[[北伐 (中国国民党)|北伐]]の過程で第四軍は大きな戦果を上げ、陳銘枢が師団長に任じられていた第十師は第十一軍に改編されている。[[1930年]]の[[中原大戦]]に第十一軍が参加し[[馮玉祥]]・[[閻錫山]]の軍を撃破している。その後第十一軍は十九路軍と改編され、[[蔣光ダイ|蔣光鼐]]を総指揮、[[蔡廷鍇]]を軍長とする体制が確立された。
-[[1931年]]に[[満州事変]]が勃発すると十九路軍の任務は[[上海市|上海]]防衛を任務であった。この時期、対日方針をめぐって[[南京国民政府]]では内部対立が続いており、[[蒋介石]]が下野すると政府は[[汪兆銘]]ら広東派系による運営が始まった。[[1932年]]の[[第一次上海事変]]では抗日意欲の強い十九路軍は日本軍と積極的に戦った<ref name=kotobank/>。しかし、日本軍との衝突を避けたい蒋介石は十九路軍を上海から福建省に移駐させ、[[紅軍]]討伐を命じた<ref name=kotobank/>。その後、軍事的指導者不在の南京政府は再び蒋介石による指導体制を確立し、満州・上海の両事変は外交交渉により[[塘沽停戦協定]]で一応の解決をみた。
+[[1931年]]に[[満州事変]]が勃発すると十九路軍の任務は[[上海市|上海]]防衛を任務であった。この時期、対日方針をめぐって[[南京国民政府]]では内部対立が続いており、[[蔣介石]]が下野すると政府は[[汪兆銘]]ら広東派系による運営が始まった。[[1932年]]の[[第一次上海事変]]では抗日意欲の強い十九路軍は日本軍と積極的に戦った<ref name=kotobank/>。しかし、日本軍との衝突を避けたい蔣介石は十九路軍を上海から福建省に移駐させ、[[紅軍]]討伐を命じた<ref name=kotobank/>。その後、軍事的指導者不在の南京政府は再び蔣介石による指導体制を確立し、満州・上海の両事変は外交交渉により[[塘沽停戦協定]]で一応の解決をみた。
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 == 成立と崩壊 ==
 === 中華共和国の成立 ===
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 {{See also|福建事変}}
-[[1933年]][[11月20日]]に[[福建事変]]が勃発すると、[[蒋光ダイ|蒋光鼐]]らの十九路軍将領は、広西派の李済琛や陳銘枢、[[第三党]]の[[黄琪翔]]ら各党各派の反蒋派の軍人・政治家を結集し、[[生産人民党]]および第三党による「中国全国人民臨時代表大会」を福州で開催し、「中華共和国人民革命政府」の成立を決議し、また、「人民権利宣言」を採択した<ref name=kotobank/>。同日中に、李済琛、陳銘枢、[[陳友仁]]、[[蒋光ダイ|蒋光鼐]]、蔡廷鍇、[[方振武]]、黃琪翔の11名が政府委員に選出され、江西の[[中華ソビエト共和国|中華ソビエト共和国臨時政府]]と停戦および経済協力の文書を交換し、「農工商学兵代表大会」が政府の最高権力機構であることが宣言された。李済琛は政府委員会主席に、また、蒋光鼐が経済委員会主席、陳銘枢が文化委員会主席、蔡廷鍇は軍事委員会主席に、それぞれ選出された<ref name=kotobank/>。
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-しかし、中華共和国は国民党内の親蒋派以外で広汎な支持を獲得することができなかった。[[広東省]]の陳済棠は蒋介石の懐柔により中華共和国への不支持を、[[孫文]]未亡人の[[宋慶齢]]も政権樹立に反対の立場を表明した<ref group="注釈">このとき蒋介石側に付いた陳済棠は、[[1935年]]春に[[両広事変]]を起こし、蒋に叛旗をひるがえした。</ref>。そのため中華共和国は[[中国共産党]]との協力関係を模索するが、このとき共産党内部では[[毛沢東]]を首班とする毛派と[[王明]]（[[陳紹禹]]）を首班とする国際派の権力闘争が行われて交渉が進捗しないばかりか、[[12月5日]]には王明が、福建政府は非人民的・非革命的であり革命路線と非革命路線の中道を行くもので、失敗は免れないと中華共和国を強い調子で批判する声明を発した。王明らはその極左的方針と政治的未熟さのために、福建の中華共和国をうまく支援できなかったのである<ref name=kotobank/>。
+しかし、中華共和国は国民党内の親蔣派以外で広汎な支持を獲得することができなかった。[[広東省]]の陳済棠は蔣介石の懐柔により中華共和国への不支持を、[[孫文]]未亡人の[[宋慶齢]]も政権樹立に反対の立場を表明した<ref group="注釈">このとき蔣介石側に付いた陳済棠は、[[1935年]]春に[[両広事変]]を起こし、蔣に叛旗をひるがえした。</ref>。そのため中華共和国は[[中国共産党]]との協力関係を模索するが、このとき共産党内部では[[毛沢東]]を首班とする毛派と[[王明]]（[[陳紹禹]]）を首班とする国際派の権力闘争が行われて交渉が進捗しないばかりか、[[12月5日]]には王明が、福建政府は非人民的・非革命的であり革命路線と非革命路線の中道を行くもので、失敗は免れないと中華共和国を強い調子で批判する声明を発した。王明らはその極左的方針と政治的未熟さのために、福建の中華共和国をうまく支援できなかったのである<ref name=kotobank/>。
 === 中華共和国の崩壊 ===
-蒋介石は福建での政変に対処すべく、[[1934年]][[1月1日]]に総攻撃を開始し、8個師団の陸軍部隊を投入するとともに、海上・航空兵力を駆使して攻撃を加えた<ref name=kotobank/>。圧倒的軍事的優勢を誇る中央軍の前に人民革命軍（十九路軍）は壊滅、五個軍団中四個が前線で叛乱を起こし、中央軍に投降した。中央軍は[[1月13日]]に[[福州市|福州]]に進駐し、中華共和国政府（福建人民政府）は成立後53日で崩壊した<ref name=kotobank/>。21日には人民革命軍の残存部隊も中央に投降し、ここに福建事変は終結した。蒋光鼐、蔡廷鍇、陳銘枢、李済深等は[[香港]]に逃亡、人民革命軍は解散となり、兵力は各部隊に分散して再配置された。
+蔣介石は福建での政変に対処すべく、[[1934年]][[1月1日]]に総攻撃を開始し、8個師団の陸軍部隊を投入するとともに、海上・航空兵力を駆使して攻撃を加えた<ref name=kotobank/>。圧倒的軍事的優勢を誇る中央軍の前に人民革命軍（十九路軍）は壊滅、五個軍団中四個が前線で叛乱を起こし、中央軍に投降した。中央軍は[[1月13日]]に[[福州市|福州]]に進駐し、中華共和国政府（福建人民政府）は成立後53日で崩壊した<ref name=kotobank/>。21日には人民革命軍の残存部隊も中央に投降し、ここに福建事変は終結した。蔣光鼐、蔡廷鍇、陳銘枢、李済深等は[[香港]]に逃亡、人民革命軍は解散となり、兵力は各部隊に分散して再配置された。
-[[1932年]]以降の地方軍の反乱は、福建事変もふくめ、どの場合も短期間のうちに収束し、むしろその過程を通して蒋介石支持勢力の優位がゆるぎないものになっていった<ref name="kubo391">[[#久保|久保（1998）p.391]]</ref>。
+[[1932年]]以降の地方軍の反乱は、福建事変もふくめ、どの場合も短期間のうちに収束し、むしろその過程を通して蔣介石支持勢力の優位がゆるぎないものになっていった<ref name="kubo391">[[#久保|久保（1998）p.391]]</ref>。
 == 脚注 ==

表話編歴中華共和国の行政区分
特別市	福州特別市廈門特別市
閩海省	閩侯県長楽県福清県連江県羅源県古田県閩清県屏南県永泰県平潭県霞浦県福鼎県福安県寧徳県寿寧県
延建省	延平県沙県将楽県順昌県永安県尤渓県建甌県建陽県崇安県浦城県松渓県政和県邵武県光沢県泰寧県建寧県
興泉省	莆田県仙游県晋江県南安県安渓県恵安県同安県金門県永春県徳化県大田県思明県
竜汀省	竜渓県漳浦県海澄県南靖県長泰県平和県詔安県雲霄県東山県華安県竜岩県漳平県寧洋県永定県上杭県武平県連城県清流県明渓県寧化県長汀県