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'''小織'''（しょうしょく）は、[[647年]]から[[685年]]まで日本で用いられた[[冠位]]である。上から数えて2番目で、[[大織冠|大織]]の下、[[大繡]]・[[大縫]]の上にあたる。 |
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[[大化]]3年（[[647年]]）に制定された[[七色十三階冠]]の制で設けられた。[[大織冠|大織]]・小織の冠は織物で作り、 |
[[大化]]3年（[[647年]]）に制定された[[七色十三階冠]]の制で設けられた。[[大織冠|大織]]・小織の冠は織物で作り、繡で縁どった。冠につける鈿は金銀で作った。[[深紫]]色の服を着用する規定であった<ref>『日本書紀』大化3年（647年）是歳条。</ref>。 |
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『[[日本書紀]]』に小織になったと記される人物はいない。[[斉明天皇]]7年（[[662年]]）9月に[[百済]]の王子[[扶余豊璋|豊璋]]に織冠を授けたとの記事があるが、大とも小ともない<ref>『日本書紀』[[天智天皇]]即位前紀、斉明天皇7年（662年）9月条。</ref>。 |
『[[日本書紀]]』に小織になったと記される人物はいない。[[斉明天皇]]7年（[[662年]]）9月に[[百済]]の王子[[扶余豊璋|豊璋]]に織冠を授けたとの記事があるが、大とも小ともない<ref>『日本書紀』[[天智天皇]]即位前紀、斉明天皇7年（662年）9月条。</ref>。 |
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2020年9月15日 (火) 12:54時点における版
小織（しょうしょく）は、647年から685年まで日本で用いられた冠位である。上から数えて2番目で、大織の下、大繡・大縫の上にあたる。
解説
大化3年（647年）に制定された七色十三階冠の制で設けられた。大織・小織の冠は織物で作り、繡で縁どった。冠につける鈿は金銀で作った。深紫色の服を着用する規定であった[1]。
『日本書紀』に小織になったと記される人物はいない。斉明天皇7年（662年）9月に百済の王子豊璋に織冠を授けたとの記事があるが、大とも小ともない[2]。
天武天皇14年（685年）1月21日の冠位四十八階の制で冠位の名称が全面的に変わり、廃止された[3]。