「囚われのパルマ」の版間の差分
→Check Wikipedia high priority :Unicodeの制御文字=‎ (Left-To-Right Mark)の削除 |
|||
1行目: | 1行目: | ||
{{コンピュータゲーム |
{{コンピュータゲーム |
||
|Title = 囚われのパルマ<br />囚われのパルマ Refrain |
|Title = 囚われのパルマ<br />囚われのパルマ Refrain |
||
|Plat = [[Android]]<br />[[iOS (アップル)|iOS]]<br />[[Nintendo Switch]] |
|Plat = [[Android (オペレーティングシステム)|Android]]<br />[[iOS (アップル)|iOS]]<br />[[Nintendo Switch]] |
||
|Genre = 恋愛アドベンチャー |
|Genre = 恋愛アドベンチャー |
||
|Pub = [[カプコン]] |
|Pub = [[カプコン]] |
2020年9月6日 (日) 09:14時点における版
ジャンル | 恋愛アドベンチャー |
---|---|
対応機種 |
Android iOS Nintendo Switch |
発売元 | カプコン |
プロデューサー |
平林良章 原美和(プロジェクトマネージャー) |
ディレクター | 白鳥有葵 |
音楽 | 北川保昌 |
美術 | 実田千聖(キャラクターデザイン) |
人数 | 1人 |
メディア |
ダウンロード Nintendo Switchゲームカード |
発売日 |
2016年8月30日 2018年12月18日(Refrain) 2019年8月30日(Switch版) 2020年3月12日(Switch版Refrain) |
『囚われのパルマ』(とらわれのパルマ)は、カプコンから2016年8月30日に発売された恋愛アドベンチャーゲーム。2018年12月18日には続編の『囚われのパルマ Refrain』(とらわれのパルマ リフレイン)が発売された。
概要
「ガラス越しの体感恋愛アドベンチャー」をコンセプトとした、カプコンの新規IPによる女性向けアドベンチャーゲーム。カプコンとしては2006年発売の『フルハウスキス2』以来、10年ぶりとなる女性向けIPタイトルであり、女性スタッフ中心の開発チームが手がけている[1]。キャラクターデザインは実田千聖、音楽は北川保昌を起用。
2016年に「ハルト編」と「アオイ編」のエピソードを順次リリース。2017年は季節イベントに合わせて「スペシャル面会」を追加配信[2]。さらに『囚われのパルマ VR面会』が一部のカプコン運営アミューズメント施設に設置された[3]。
2018年には3人目のキャラクター「チアキ」が登場する『囚われのパルマ Refrain』をリリース。あわせて舞台化の予定が発表され、『囚われのパルマ -失われた記憶-』のタイトルで2019年6月22日から6月30日にかけて上演された[4][5]。
2019年8月30日にNintendo Switch版が発売された[6]。2020年3月12日にSwitch版『Refrain』が発売された[7]。
ゲームシステム
プレイヤーは絶海の孤島の収容施設に閉じこめられている記憶喪失の青年の相談相手となり、コミュニケーションを重ねて心の距離を近づけながら、秘められた過去を探っていく。プレイヤーの言動は選択式だが「正解」はなく、やり取りの中で蓄積された情報から、ユングのタイプ論を応用してプレイヤーの性格を分析しており、親密度が深まるにつれ青年の反応は変わっていく[8][9]。
- 監視
- 青年が収監されている個室に設置された監視カメラの映像で、行動を観察する。青年は隠し撮りされていることに気付いておらず、無防備な様子からヒントが得られることもある。
- 面会
- 1エピソード当たり数回、面会室で青年と面会できる。スマートフォンの液晶画面を仕切りガラスに見立て、ガラス越しにスキンシップするという疑似体験もある。「Refrain」ではスマートフォンを動かすことで視線移動を表現できる。
- 外出
- 島内にある図書館、食堂、喫茶店、農園、雑貨店などを訪れ、島の住人たちと会話して「話題」や「差し入れアイテム」を入手する。
- 差し入れ
- 外出中に入手した雑貨や料理などのアイテムを送り届け、殺風景で退屈な青年の生活を充実させていく。その変化は監視カメラで観察できる。
- メッセージ
- SABOTという端末でLINE風のメッセージアプリを使い、監視や外出で得た「話題」をネタに青年とやり取りできる。
シナリオ
ハルト編
知らない間に孤島に連れてこられたプレイヤーは、とある事件を起こしてその孤島の収容所に収監されている青年・ハルトと出会う。ハルトは事件をきっかけに記憶喪失になっており、プレーヤーは本土へ戻る条件として、女性相談員となりハルトの記憶を取り戻すことを課される。
- エピソード1 ガラスの箱庭
- エピソード2 心を映す瞳
- エピソード3 紺碧の目覚め
- エピソード4 微熱と衝動
- エピソード5 思い出の咲く場所
- エピソード6 約束
アオイ編
とある雨の日、事故に遭いそうになっていた青年・アオイを助けようとしたプレイヤー。しかしプレイヤーは、アオイが起こしたという事件の容疑者の一人とされ、孤島の収容施設に収監されたアオイと共に孤島に連れてこられてしまう。そこで出会った見知らぬ男から、恋人の記憶を失っているアオイに恋人のフリをするよう依頼される。
- エピソード1 偽りの恋人
- エピソード2 軋む心
- エピソード3 始まりの雨音
- エピソード4 隔たる想い
- エピソード5 日に向かう花
- エピソード6 心触れるとき
Refrain
ハルトやアオイのエピソードから5年前、プレイヤーは街角で倒れていた青年・チアキを助ける。孤島の収容施設に保護されたチアキは、ある事件に関わる重要な証拠を無くしており、プレイヤーは自身に降りかかった証拠隠滅の疑いを晴らすため、相談員となって彼の記憶を探っていく。
- エピソード1 鈍色の告白
- エピソード2 信頼と深淵と
- エピソード3 たゆたう心
登場人物
メインキャラクター
- ハルト
- 声 - 梅原裕一郎
- ハルト編主人公。本名:如月晴人(キサラギ ハルト)。身長178cm、体重65kg、血液型O型、好きな食べ物・特になし[10]。
- ある事件を起こしたとされ、孤島の収容所に収監されている青年。事件により、事件はもとより事件以前の記憶も失っている。感情をあまり表に出さず、無口で無愛想なところがあるが、それには何らかの事情が絡んでいる様子。
- アオイ
- 声 - 内田雄馬
- アオイ編主人公。本名:加賀見葵(カガミ アオイ)。身長180cm、体重68kg、血液型A型、好きな食べ物・肉、魚[10]。
- ある事件の容疑者として疑いをかけられ孤島の収容所に収監されている青年。雨の日に事故に遭い、恋人の記憶を失っている。性格が明るく、初対面の人とも気軽に接することができる。女性と接することにも慣れているようだが、意識的に相手との距離をおいている様子。
- チアキ
- 声 - 石川界人
- 「Refrain」主人公。身長177cm、体重67kg、左利き。
サブキャラクター
プレイヤーが外出先で会う孤島の住人たち。「Refrain」ではパートボイスが用意されている。
- 狩谷稔
- 声- 小西克幸
- 収容施設の看守。
- 須田
- 声 - 櫻井孝宏
- 「Refrain」に登場する収容施設の看守。
- 門司
- 声 - 鈴木達央
- 図書館でアルバイトをしている青年。
- 慎之介
- 声 - 川原慶久
- 収容施設の相談員。公園によく現れ、オネエ言葉で恋愛相談に乗ってくれる。
- 店主
- 声 - 石川ひろあき
- 雑貨店の経営者。
- おばあさん
- 声 - 宮沢きよこ
- 農園の管理人。余った食材を分けてくれる。
- おばさん
- 声 - 八百屋杏
- 食堂の料理人。差し入れの料理を作ってくれる。
課金要素
- はじめにアプリ本体(プロローグ&エピソード1のセット)の購入が必要。
- エピソード2以降は、アプリ内課金コンテンツとなる。
- 各「エピソードセット」は、「エピソード1」のクリア後にのみ購入できる。
- 「エピソード2」を単体で購入した場合は、「エピソードセット」を購入できなくなる。
- その他にもアプリ内課金コンテンツが存在する。
関連商品
書籍
- 漫画
- 囚われのパルマ 〜忠誠の首輪(チョーカー)〜(『コミックZERO-SUM』2016年11月号掲載、単行本未収録、発行元:一迅社)
- 囚われのパルマ 公式アンソロジー ハルト編(2016年12月24日発売、発行元:一迅社)
- 囚われのパルマ 〜孤島の王子〜(『シルフ』2017年3月号 - 7月号掲載、2017年7月22日発売、発行元:KADOKAWA)
- 囚われのパルマ×B's-LOG COMICS アンソロジー ハルト&アオイ(2017年3月1日発売、発行元:KADOKAWA)
- 囚われのパルマ 公式アンソロジー アオイ編(2017年3月25日発売、発行元:一迅社)
- 小説
- 囚われのパルマ ノベルアンソロジー(2017年6月30日発売予定、発行元:KADOKAWA)
- ファンブック
- 囚われのパルマ 公式ファンブック(2017年2月25日発売、発行元:KADOKAWA)
音楽
- 囚われのパルマ オリジナルサウンドトラック(2016年12月1日配信開始、2017年2月15日CD発売、発売元:カプコンセルピュータレーベル)
舞台
『囚われのパルマ -失われた記憶-』が、大阪のサンケイホールブリーゼで2019年6月22日と23日に、東京のシアター1010で6月27日から30日に上演された[5]。
舞台版では、原作でハルトがプレイヤーと出会う前の時期に起きた出来事について描かれている。大手製薬会社「シーハイブ製薬」の研究所で働くハルトと同僚たちのもとに海外から派遣された女性研究員・篠木が加入した数日後、研究所所長の政木から新薬プロジェクトの立ち上げが発表されるが、これを機にハルトの周辺の状況が変わり始める[5]。
舞台内容を収録したDVDが東映ビデオより2019年11月13日に発売された[11]。
- キャスト
- スタッフ
-
- 脚色・演出 - カニリカ
脚注
注釈
出典
- ^ “【週刊ファミ通インタビュー完全版】梅原裕一郎主演『囚われのパルマ』が期待せざるを得ない理由(前編)”. ファミ通App For Girls (2016年8月8日). 2017年2月4日閲覧。
- ^ “[TGS 2017]新たな面会は“リアルな時間軸”で季節にちなんだ内容が楽しめる。「囚われのパルマ」1周年記念スペシャルステージレポ”. 4Gamer女子部(仮). (2017年9月24日) 2018年12月26日閲覧。
- ^ “カプコン、『囚われのパルマ VR面会』が10月13日より体験可能に 新規スペシャル面会やカフェでのコラボメニューも”. Social VR Info. (2017年10月10日) 2019年1月9日閲覧。
- ^ “ガラス越しの“体感恋愛アドベンチャー”「囚われのパルマ」舞台化決定”. ステージナタリー (ナターシャ). (2018年12月18日) 2019年1月9日閲覧。
- ^ a b c d “『囚われのパルマ -失われた記憶-』”. 2020年1月27日閲覧。
- ^ “『囚われのパルマ』、Switchで発売決定。アプリ版全コンテンツ入りの“デラックスエディション”も”. ファミ通.com. Gzブレイン (2019年5月28日). 2019年5月28日閲覧。
- ^ “Switch版「囚われのパルマ Refrain」2020年3月12日発売決定! Switchならではの変更点を紹介”. GAME Watch. インプレス (2019年12月18日). 2019年12月22日閲覧。
- ^ “開発者インタビュー2016 Vol.1 原美和”. 株式会社カプコン (2016年12月22日). 2019年1月6日閲覧。
- ^ “中毒者続出「囚われのパルマ」 女性がハマるシカケは”. NIKKEI STYLE (日経BP社). (2017年1月20日) 2019年1月6日閲覧。
- ^ a b 囚われのパルマ 公式サイトキャラクターページ
- ^ “舞台「囚われのパルマ」”. 東映ビデオ株式会社. 2020年1月27日閲覧。
- ^ “舞台『囚われのパルマ―失われた記憶―』キャスト会見&大阪公演ゲネプロレポート ──原作の繊細さを大切に”. SPICE (2019年6月25日). 2020年1月27日閲覧。
外部リンク
- 囚われのパルマ 公式サイト
- 囚われのパルマ VR面会 公式サイト
- 囚われのパルマ Refrain 公式サイト
- 囚われのパルマ(公式) (@Palm_capcom) - X(旧Twitter)
- 舞台『囚われのパルマ -失われた記憶-』公式サイト
- 【舞台】『囚われのパルマ ー失われた記憶ー』(公式) (@palm_stage) - X(旧Twitter)