「Dumb Ways to Die」の版間の差分
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画面上にバーで表示される制限時間内に、指示に沿ったタップやスワイプなどをして課題をクリアし、ポイントを獲得する。3回失敗するとゲームオーバーとなる。 |
画面上にバーで表示される制限時間内に、指示に沿ったタップやスワイプなどをして課題をクリアし、ポイントを獲得する。3回失敗するとゲームオーバーとなる。 |
2020年9月6日 (日) 09:01時点における版
「Dumb Ways to Die」(ダム・ウェイズ・トゥ・ダイ、愚かな死に方)とは、オーストラリアの鉄道会社「メトロ・トレインズ・メルボルン」が制作したインターネット・ミーム方式の広告、及び広告中の歌のタイトルである。
概要
2012年11月、メトロ・トレインズ・メルボルンが開設した鉄道安全キャンペーンサイト を通じてYouTubeで公開された。2016年10月時点での視聴回数は1億4000万回を突破している。
アニメーションを通じて鉄道事故の防止を訴えるもので、このキャンペーンにより、メトロ・トレインズ・メルボルンでの死亡事故は前年比で21%減少した[1]。
2013年のカンヌ国際広告祭で5部門グランプリ、金賞18個、銀賞3個、銅賞2個の計28部門という最多の受賞を達成した。
他のバージョンもあり、広告ソングのカラオケバージョン、広告になかった鉄道での危険行為の他、ハロウィン、エイプリルフール、クリスマス、アイスバケツチャレンジなどと絡めた短編も存在する。また、ファンによるカバー(実写バージョン等)やパロディなどの二次創作も盛んとなっている。
内容
歌:Tangerine Kitty(Tinpan Orange と The Cat Empire のコラボレーション)
女性ボーカルのアコースティックな曲調の歌に合わせ、キャラクターたちが様々な危険行為により致命傷を負っていく。終盤には、鉄道での人身事故に至る3つの危険な行為を極め付き(The dumbest ways to die)として挙げ、列車への注意を呼び掛ける。
キャッチコピーは「Be Safe Around Trains(列車の周りを安全に)」。
キャラクター
名前を和訳すると「愚か」「間抜け」「劣等生」など、dumb(お馬鹿)の類義とも言える単語から成っている。
- ナンプティ(Numpty)
- 男性。体色は青色。頭に火が点いている。この作品の看板キャラクターでもある。エイプリルフールに作られた動画で、子供がいるような描写が存在する。兄弟がいる。
- ハップレス(Hapless)
- 男性。体色は黄色。ハイイログマを棒でつついて上半身を食われ、噴水のように出血している。
- ピロック(Pillock)
- 男性。体色は青緑色。期限切れの薬を多量に飲んだため、体じゅうに炎症がある。忘れっぽかったらしい。
- ディッピー(Dippy)
- 男性。体色はピンク色。下半身でピラニアを釣ろうとして、下半身が骨だけになっている。
- ダムコフ(Dummkopf)
- 男性。体色はピンク色だったが、トーストを取り出そうとしてトースターにフォークを突っ込んで感電し、全身骨だけになっている。
- ディムウィット(Dimwit)
- 男性。体色は水色だったが、自分で行った電気工事で火災を起こし、黒焦げになっている。
- ストゥープ(Stupe)
- 男性。体色は黄緑色。独学で飛行機を操縦したため、墜落して首がもげている。父は偉大なサメのハンターだった。
- ラックス(Lax)
- 男性。体色は青色。2週間常温で放置したパイを食べたため、口元に嘔吐した跡がある。
- クロッド(Clod)
- 男性。体色は緑色。仮面をかぶった殺人鬼。右手に刃物が3本付いた手袋、左手にチェーンソーを持っている。「殺人鬼を(家の)中に呼ぶ」という歌詞であるため、他のキャラと異なり唯一加害者側である。その為、全員が踊るシーンにも少ししか出てこない。
- ドゥームド(Doomed)
- 男性。体色は紫色。ドラッグ売人の新しいブランド車を傷つけたので黒色の袋に入れられ、足だけが出ている。
- ナムスカル(Numskull)
- 女性。初めは男性だったが、アップデートにて“his”から“her”に変化した。宇宙服を着ている。真空の宇宙空間でヘルメットを外したため、頭を失い目だけが残っている。
- バングル(Bungle)
- 男性。体色はピンク色。隠れ場所であるドラム式洗濯機の中に入っている。かくれんぼが好き。
- ミスハップ(Mishap)
- 男性。体色は緑色。飼い馴らそうとしたガラガラヘビが左目に食い付いている。
- ダンス(Dunce)
- 男性。体色は青色。腎臓を両方ともインターネットで売ったため縫い目が体に残り、紙幣を何枚か持っている。
- カラミティ(Calamity)
- 女性。初めは男性だったが、アップデートにて“his”から“her”に変化した。体色は茶色。瞬間接着剤を飲んだため、体が動かない。キャラ全員が踊る映像でもわずかに揺れる程度である。
- ニニー(Ninny)
- 男性だが、バレンタインデーに作られた動画では、彼(彼女)はダンスと恋仲にある描写が存在する。体色は黄土色。とにかく赤色が大好きだったため、用途不明の赤いボタン(実は核爆弾のスイッチ)を押してしまう。
- ボッチ(Botch)
- 男性。体色は緑色。狩猟期にヘラジカの角に扮装したため、体を何か所も撃たれ出血している。
- デュファス(Doofus)
- 男性。体色は黄土色。体中にスズメバチがまとわり付いている。
- スタンブル(Stumble)
- 男性。体色はピンク色。金髪でイヤホンを付けている。駅のホームの端に立っていたため、転落して列車に轢かれ、体が3つに切断されている。
- ボーンヘッド(Bonehead)
- 男性。体色は緑色。自動車で踏切の遮断機を避けて突っ切ろうとしたため列車と衝突し、体が3つに切断されガラスの破片とハンドルが刺さっている。
- パッツ(Putz)
- 男性。体色は紫色。風船を持っている。手をすり抜けた風船を取ろうと線路を横切ったために列車に轢かれ、体が縦に真っ二つになっている。
ゲームアプリ
2014年8月、iOS及びAndroidで提供が開始された。
画面上にバーで表示される制限時間内に、指示に沿ったタップやスワイプなどをして課題をクリアし、ポイントを獲得する。3回失敗するとゲームオーバーとなる。
他企業への起用
- エンパイア・ライフ(2014年5月- [2]) - カナダの生命保険会社(特設サイト)。キャッチコピーは "The dumbest way to die is without life insurance."
- デンバー地域交通局(2016年1月- [3]) - アメリカ・コロラド州の公共交通機関(特設サイト)。鉄道だけでなくバスにもキャンペーン対象を広げている。キャッチコピーは "Be safe around buses and trains."