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「ぐんまのやぼう」の版間の差分

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『'''ぐんまのやぼう'''』は、[[日本]]の法人(初版公開当時は個人)ゲームアプリ開発者であるRucKyGAMES(ラッキーゲームス、以下、作者と略す)により制作され、[[App Store]]並びに[[Google Play]]にて2012年より無料配信されている、[[iPhone]]用および[[Android]]搭載[[スマートフォン]]用ゲームアプリである。2014年には[[PUMO]]より[[ニンテンドー3DS]]版『'''ぐんまのやぼう for ニンテンドー3DS'''』が、2019年には[[ジー・モード]]より[[Nintendo Switch]]版『'''ぐんまのやぼう あなたもわたしもぐんまけん'''』が発売された。
『'''ぐんまのやぼう'''』は、[[日本]]の法人(初版公開当時は個人)ゲームアプリ開発者であるRucKyGAMES(ラッキーゲームス、以下、作者と略す)により制作され、[[App Store]]並びに[[Google Play]]にて2012年より無料配信されている、[[iPhone]]用および[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]搭載[[スマートフォン]]用ゲームアプリである。2014年には[[PUMO]]より[[ニンテンドー3DS]]版『'''ぐんまのやぼう for ニンテンドー3DS'''』が、2019年には[[ジー・モード]]より[[Nintendo Switch]]版『'''ぐんまのやぼう あなたもわたしもぐんまけん'''』が発売された。


本稿では、事実上の姉妹作である『'''にほんのあらそい'''』についても記述する。
本稿では、事実上の姉妹作である『'''にほんのあらそい'''』についても記述する。
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=== 評価 ===
=== 評価 ===
[[iPhone]]版・[[Android]]版とも、[[2012年]]の[[ゴールデンウィーク]]中に相次いで配信開始されたこのゲームは、「日本中を『[[群馬県]]』にする」という発想や、この[[アプリ]]から[[Twitter]]に発信できる「([[日本の都道府県|都道府県]])は群馬県になりました。」というつぶやき、遊ぶうちに地形や市町村名など[[群馬県]]に関する知識を覚えてしまうという学習性が注目されて人気となり、ネット関係メディアを中心に話題となった<ref>{{Cite web|date=2012-05-11|url=http://japan.internet.com/allnet/20120511/2.html|title=日本を群馬にしてしまえ!-スマートフォンアプリ「ぐんまのやぼう」|publisher=japan.internet.com(インターネットコム株式会社)|accessdate=2012-06-19}}<br />{{Cite web|date=2012-05-11|url=http://app.famitsu.com/20120511_63784/|title=【大塚角満の熱血パズドラ部!】番外編すぎる番外編『ぐんまのやぼう』www|publisher=ファミ通App([[エンターブレイン]])|accessdate=2012-06-20}}<br />{{Cite web|date=2012-05-14|url=http://www.yomiuri.co.jp/net/newproducts/software/20120514-OYT8T00144.htm|title=日本を群馬にしてしまえ!…無料アプリ「ぐんまのやぼう」|publisher=[[読売新聞]]|accessdate=2012-06-19}}{{リンク切れ|date=2018年3月 |bot=InternetArchiveBot }}<br />{{Cite web|date=2012-05-21|url=http://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/20120521_534236.html|title=やじうまWatch「群馬化された都道府県を救済せよ『ぐんまのやぼうをたたけ!』」|publisher=Internet Watch([[インプレス]])|accessdate=2012-06-19}}<br />{{Cite web|date=2012-05-24|url=http://www.tabroid.jp/app/games/2012/05/com.ruckygames.gunmaapps.html|title=ぐんまが日本を(世界を)制するのだ!ゆる〜い土地制圧ゲーム『ぐんまのやぼう』|publisher=TABROID(タブロイド)(インフォコム株式会社・株式会社メディアジーン)|accessdate=2012-06-19}}<br />{{Cite web|date=2012-05-25|url=http://npn.co.jp/article/detail/86197135/|title=【注目アプリ】日本全国を群馬県に|publisher=リアルライブ(株式会社フェイツ)|accessdate=2012-06-19}}<br />{{Cite web|date=2012-05-28|url=http://housing.nikkansports.com/news/f-hs-tp0-20120528-2012052819715.html|title=地域ブランド力は最下位の47位である「群馬県」が、日本そして世界を制圧中|publisher=nikkansports.com([[日刊スポーツ新聞社]])|accessdate=2012-06-19}}<br />{{Cite web|date=2012-07-06|url=http://www.4gamer.net/games/155/G015555/20120703056/|title=エポックメイキングかどうかわからないが、巷で話題の新作アプリを紹介する新連載「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」の第1回はアレを紹介|publisher=[[4Gamer.net]](Aetas株式会社)|accessdate=2012-07-06}}</ref>。ゲーム舞台の当地である群馬県の[[上毛新聞]]は、この人気について、「群馬県はブランド力向上が課題だが、インターネットにおいては確実に知名度を伸ばしているようだ」と報じた<ref name="johmoh_news" />。作者へのインタビュー記事によれば、このアプリのダウンロード数は、2012年5月現在でiPhone・Android合わせて30万件超という<ref name="interview" />。2012年7月10日には、株式会社ラナにより群馬県の白地図や名産品などを模したiPhone用ケースが発売された<ref>{{Cite web |date=2012-07-10|url=http://www.rbbtoday.com/article/2012/07/10/91538.html|title=密かな人気!? アプリ『ぐんまのやぼう』をデザインに採用したiPhone 4S・4用ケース|publisher=RBB TODAY(株式会社イード)|accessdate=2012-07-24}}</ref>。
[[iPhone]]版・[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]版とも、[[2012年]]の[[ゴールデンウィーク]]中に相次いで配信開始されたこのゲームは、「日本中を『[[群馬県]]』にする」という発想や、この[[アプリ]]から[[Twitter]]に発信できる「([[日本の都道府県|都道府県]])は群馬県になりました。」というつぶやき、遊ぶうちに地形や市町村名など[[群馬県]]に関する知識を覚えてしまうという学習性が注目されて人気となり、ネット関係メディアを中心に話題となった<ref>{{Cite web|date=2012-05-11|url=http://japan.internet.com/allnet/20120511/2.html|title=日本を群馬にしてしまえ!-スマートフォンアプリ「ぐんまのやぼう」|publisher=japan.internet.com(インターネットコム株式会社)|accessdate=2012-06-19}}<br />{{Cite web|date=2012-05-11|url=http://app.famitsu.com/20120511_63784/|title=【大塚角満の熱血パズドラ部!】番外編すぎる番外編『ぐんまのやぼう』www|publisher=ファミ通App([[エンターブレイン]])|accessdate=2012-06-20}}<br />{{Cite web|date=2012-05-14|url=http://www.yomiuri.co.jp/net/newproducts/software/20120514-OYT8T00144.htm|title=日本を群馬にしてしまえ!…無料アプリ「ぐんまのやぼう」|publisher=[[読売新聞]]|accessdate=2012-06-19}}{{リンク切れ|date=2018年3月 |bot=InternetArchiveBot }}<br />{{Cite web|date=2012-05-21|url=http://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/20120521_534236.html|title=やじうまWatch「群馬化された都道府県を救済せよ『ぐんまのやぼうをたたけ!』」|publisher=Internet Watch([[インプレス]])|accessdate=2012-06-19}}<br />{{Cite web|date=2012-05-24|url=http://www.tabroid.jp/app/games/2012/05/com.ruckygames.gunmaapps.html|title=ぐんまが日本を(世界を)制するのだ!ゆる〜い土地制圧ゲーム『ぐんまのやぼう』|publisher=TABROID(タブロイド)(インフォコム株式会社・株式会社メディアジーン)|accessdate=2012-06-19}}<br />{{Cite web|date=2012-05-25|url=http://npn.co.jp/article/detail/86197135/|title=【注目アプリ】日本全国を群馬県に|publisher=リアルライブ(株式会社フェイツ)|accessdate=2012-06-19}}<br />{{Cite web|date=2012-05-28|url=http://housing.nikkansports.com/news/f-hs-tp0-20120528-2012052819715.html|title=地域ブランド力は最下位の47位である「群馬県」が、日本そして世界を制圧中|publisher=nikkansports.com([[日刊スポーツ新聞社]])|accessdate=2012-06-19}}<br />{{Cite web|date=2012-07-06|url=http://www.4gamer.net/games/155/G015555/20120703056/|title=エポックメイキングかどうかわからないが、巷で話題の新作アプリを紹介する新連載「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」の第1回はアレを紹介|publisher=[[4Gamer.net]](Aetas株式会社)|accessdate=2012-07-06}}</ref>。ゲーム舞台の当地である群馬県の[[上毛新聞]]は、この人気について、「群馬県はブランド力向上が課題だが、インターネットにおいては確実に知名度を伸ばしているようだ」と報じた<ref name="johmoh_news" />。作者へのインタビュー記事によれば、このアプリのダウンロード数は、2012年5月現在でiPhone・Android合わせて30万件超という<ref name="interview" />。2012年7月10日には、株式会社ラナにより群馬県の白地図や名産品などを模したiPhone用ケースが発売された<ref>{{Cite web |date=2012-07-10|url=http://www.rbbtoday.com/article/2012/07/10/91538.html|title=密かな人気!? アプリ『ぐんまのやぼう』をデザインに採用したiPhone 4S・4用ケース|publisher=RBB TODAY(株式会社イード)|accessdate=2012-07-24}}</ref>。


このゲームアプリに注目した著名人も居る。ゲーム関係情報サイト「INSIDE」に「そそれぽ」なるゲームレビューを執筆する“そそそ”こと[[津久井箇人]]は、2012年[[5月9日]]に通常の定期更新と異なる「緊急号外」として、このアプリを採り上げた<ref>{{Cite web |date=2012-05-09|url=http://www.inside-games.jp/article/2012/05/09/56462.html|title=【そそれぽ】緊急号外:日本中が群馬県に制圧されている模様です。『ぐんまのやぼう』をプレイしたよ!|publisher=INSIDE(株式会社イード)|accessdate=2012-06-19}}</ref>。同じ日に[[中川翔子]]も、「[[しょこたん☆ぶろぐ]]」に「ぐんま」と題してこのゲームを楽しんでいると述べた<ref>{{Cite web |date=2012-05-09|url=http://ameblo.jp/nakagawa-shoko/entry-11246135052.html|title=ぐんま|publisher=[[しょこたん☆ぶろぐ]]([[中川翔子]]公式ブログ)|accessdate=2012-06-18}}</ref>。[[高崎市]]出身の[[布袋寅泰]]は、同年5月19日にファンからTwitter上でこのアプリを紹介され、「思わずインストールした」と述べた<ref>{{Cite web |date=2012-05-19|url=https://twitter.com/_hotei/status/203736090887204864|title=布袋寅泰|publisher=[[布袋寅泰]]によるTwitter公式アカウントの過去ログ|accessdate=2012-06-18}}</ref>。
このゲームアプリに注目した著名人も居る。ゲーム関係情報サイト「INSIDE」に「そそれぽ」なるゲームレビューを執筆する“そそそ”こと[[津久井箇人]]は、2012年[[5月9日]]に通常の定期更新と異なる「緊急号外」として、このアプリを採り上げた<ref>{{Cite web |date=2012-05-09|url=http://www.inside-games.jp/article/2012/05/09/56462.html|title=【そそれぽ】緊急号外:日本中が群馬県に制圧されている模様です。『ぐんまのやぼう』をプレイしたよ!|publisher=INSIDE(株式会社イード)|accessdate=2012-06-19}}</ref>。同じ日に[[中川翔子]]も、「[[しょこたん☆ぶろぐ]]」に「ぐんま」と題してこのゲームを楽しんでいると述べた<ref>{{Cite web |date=2012-05-09|url=http://ameblo.jp/nakagawa-shoko/entry-11246135052.html|title=ぐんま|publisher=[[しょこたん☆ぶろぐ]]([[中川翔子]]公式ブログ)|accessdate=2012-06-18}}</ref>。[[高崎市]]出身の[[布袋寅泰]]は、同年5月19日にファンからTwitter上でこのアプリを紹介され、「思わずインストールした」と述べた<ref>{{Cite web |date=2012-05-19|url=https://twitter.com/_hotei/status/203736090887204864|title=布袋寅泰|publisher=[[布袋寅泰]]によるTwitter公式アカウントの過去ログ|accessdate=2012-06-18}}</ref>。

2020年9月6日 (日) 07:30時点における版

ぐんまのやぼう
ジャンル シミュレーションゲーム
対応機種 iOS 3.1.3以降
Android 2.2以降
ニンテンドー3DS
Nintendo Switch
開発元 RucKyGAMES
発売元 RucKyGAMES(iOS,Android版)
PUMO(3DS版)
ジー・モード(Switch版)
人数 1人
1 - 4人(Switch版)
発売日 iOS:2012年5月4日
Android:2012年5月6日
3DS:2014年6月25日
Switch:2019年12月23日
利用料金 iOS,Android:無料(広告表示あり)
テンプレートを表示

ぐんまのやぼう』は、日本の法人(初版公開当時は個人)ゲームアプリ開発者であるRucKyGAMES(ラッキーゲームス、以下、作者と略す)により制作され、App Store並びにGoogle Playにて2012年より無料配信されている、iPhone用およびAndroid搭載スマートフォン用ゲームアプリである。2014年にはPUMOよりニンテンドー3DS版『ぐんまのやぼう for ニンテンドー3DS』が、2019年にはジー・モードよりNintendo Switch版『ぐんまのやぼう あなたもわたしもぐんまけん』が発売された。

本稿では、事実上の姉妹作である『にほんのあらそい』についても記述する。

概要

端末のタッチパネル上で群馬県の特産品を収穫し、貯めた得点で他の都道府県や世界、さらには太陽系の惑星を制圧して、それら全てを「群馬県」にしてしまうシミュレーションゲームである。なお、ゲーム内に登場する市町村は2012年時点のもの。

開発の経緯

開発の発端は、2011年6月11日に、TBSのテレビ番組『王様のブランチ』における修学旅行生の発言について、ある女性ブロガーTwitterにて「群馬県は知名度47位なのか」とつぶやいたところ、群馬県出身[1]の作者が返事をし、そのやり取りの中で女性ブロガーが各都道府県ごとのアプリ開発を提案したことに始まる[2]。従って、このゲームは本来、各々作者の異なる複数の「ご当地アプリ」の一つとして開発されたものである。なお、群馬県は、日経リサーチが公表した2010年の「地域ブランド戦略サーベイ」において、47位とされた[3]

作者について

作者であるRucKyGAMESは、企画・プログラムを担当する男性とグラフィック担当の2人組ユニットだが、このゲームは男性一人の手によるものという。また、この男性は本作までに個人で約90本のゲームアプリを開発し、ゲームアプリ開発に関する書籍[4]を執筆したこともある[5][6]。アプリ提言者の女性と作者は、事前からインターネット上で交流があった[7]2012年8月1日株式会社RucKyGAMESとして法人化した。

評価

iPhone版・Android版とも、2012年ゴールデンウィーク中に相次いで配信開始されたこのゲームは、「日本中を『群馬県』にする」という発想や、このアプリからTwitterに発信できる「(都道府県)は群馬県になりました。」というつぶやき、遊ぶうちに地形や市町村名など群馬県に関する知識を覚えてしまうという学習性が注目されて人気となり、ネット関係メディアを中心に話題となった[8]。ゲーム舞台の当地である群馬県の上毛新聞は、この人気について、「群馬県はブランド力向上が課題だが、インターネットにおいては確実に知名度を伸ばしているようだ」と報じた[1]。作者へのインタビュー記事によれば、このアプリのダウンロード数は、2012年5月現在でiPhone・Android合わせて30万件超という[6]。2012年7月10日には、株式会社ラナにより群馬県の白地図や名産品などを模したiPhone用ケースが発売された[9]

このゲームアプリに注目した著名人も居る。ゲーム関係情報サイト「INSIDE」に「そそれぽ」なるゲームレビューを執筆する“そそそ”こと津久井箇人は、2012年5月9日に通常の定期更新と異なる「緊急号外」として、このアプリを採り上げた[10]。同じ日に中川翔子も、「しょこたん☆ぶろぐ」に「ぐんま」と題してこのゲームを楽しんでいると述べた[11]高崎市出身の布袋寅泰は、同年5月19日にファンからTwitter上でこのアプリを紹介され、「思わずインストールした」と述べた[12]

NECビッグローブ株式会社の「ついっぷるトレンド」を通じたTwitter利用動向調査によれば、2012年5月度のハッシュタグランキングにおいて、このゲームで都道府県などを制圧したことをTwitterに発信する際に使われる「#gunmaapps」が、初登場にして6位になったという[13]

2012年7月、群馬県観光物産課は、このゲームの人気について「100万人以上が遊んでおり宣伝効果は計り知れない」として、開発者である男性に感謝状を授与した上で「群馬県観光特使」として委嘱する、と報じられた[14]

評価の背景

webR25は、このゲームの人気の理由の一つとして、インターネット上で、群馬県が、関東地方にもかかわらず、「未開の地」として扱われることを挙げている[15]。ゲーム開発当時のインターネット上には、群馬県を開発途上国ミャンマーに引っ掛けて[16]グンマー」と揶揄する現象が見られ、時の群馬県知事・大澤正明が、自由民主党のインターネット番組「カフェスタトーク」において、「『未開の地』なら今後発展し得る県だ」との見解を述べたことも話題となっていた[17]

ゲーム内容

多くのスマートフォンアプリ同様、このゲームでも、タッチパネルを指で触れることにより操作する。画面には手書き風に描かれる白地図と、同じく手書き風の、ほとんどがひらがな表記による文字で情報が表示される。画面下方のタブメニューで画面を切り替えて以下の手順でゲームを進め、そのとき舞台となっている「にほん」「せかい」「うちゅう太陽系)」「ぐんまけん(群馬県内の市町村)」「ぎんが12星座とその他)」を全て、「群馬県」を示す青色にするのが目的である。

しゅうかく

群馬県の白地図上に時間経過につれて出現する、同県の特産物であるネギコンニャクキャベツを、指でタップスライド操作で収穫すると、ゲーム内通貨に相当する「G(GUNMA)」を得られる。各特産物は、所定のGを支払ってレベルアップさせ、収穫量を増やすことができる。上げられるレベルには上限があり、制圧を進める、ぐんまちゃんカードを揃える、がちゃのカードを揃えることで上限が上がっていく。収穫の際、「ぐんまー」という音声が流れる。

せいあつ

日本世界宇宙太陽系)を示す白地図上で以下の手順で日本全土を制圧すると世界へ、世界を制圧すると宇宙へ進出でき、宇宙を制圧すると、群馬県内の市町村を制圧することができる。さらに、群馬県内の市町村を全て制圧すると、銀河を制圧することが出来るようになる。世界宇宙群馬県銀河は、アップデートにより追加された機能である[18]

「にほん」では、既に「群馬県」となった青い領域に隣接する黄色い都道府県は、所定のGを支払うことによって「制圧」できる。制圧された領域は以後「群馬県」となり、その際に「しぇあする」を選ぶとTwitterなどのSNSに「(都道府県・惑星)は群馬県になりました。」と発信できる。制圧に必要なGは、都道府県の人口に比例する[19]

「うちゅう」、「ぐんまけん」では「にほん」と異なり、隣接していなくても各惑星や市町村を「制圧」できる。ただし、「うちゅう」における太陽は他の惑星を全て制圧しておくこと、「ぐんまけん」における市町村はガチャモードで同名のカード(合併前と合併後がある場合は合併後のもの)を手に入れること、「ぎんが」における「その他」は12星座を全て制圧しておくことが制圧するための条件となる。制圧に必要なGは「うちゅう」では惑星・太陽の直径に比例し、「ぐんまけん」では市町村の人口と同じ値が用いられる。

「せかい」については、「にほん」「うちゅう」「ぐんまけん」「ぎんが」とさらに趣が異なり、「群馬県」となった日本列島を中心に、「どんよりどよどよ」という混沌とした黒い画面のみが描かれ、初回70万Gが提示される。投資方法は2つあり、1つは提示されている額を一括で支払う方法、もう1つは1万Gずつ支払っていく方法である。どちらにしても、所定の金額を支払った時点で世界を制圧したとみなされる。

2012年10月8日のアップデートで、ソーシャルゲーム『パズル&ドラゴンズ』とのコラボレーションによる新制圧地「ぱずどら」が追加された。制圧できるようになる条件はなく、アップデート後「せいあつ」で選択できるようになっている。制圧する度に後述の「制圧チケット」が手に入る仕様となっている。

2012年10月26日のアップデートで、新制圧地「ぎんが」が追加された。但し、このアップデートで期間限定制圧地であった「ぱずどら」は削除された。

ひまつぶし

栃木県・青森県・石川県・東京都を制圧すると、それぞれ「ぐんま はんだん」「ぐんま たっち」「ぐんま しわけ」「むげんぐんま」というミニゲームを遊べるようになる。前者3つはいずれも群馬県の市町村に関する内容で、クリアするとGを得られる。「むげんぐんま」は5×5の配置で収穫物が並んでおり、それを収穫すると1Gが手に入り、収穫した後、直ちに新しい収穫物が現れる、と言う内容で文字通り「無限に」収穫することができる。

すごろく

群馬県のマスコットキャラクター、「ぐんまちゃん」が駒となって群馬県の駅をすごろくのように旅しながら「ぐんまちゃんカード」と呼ばれるカードを集めるモード。JR東日本Ver.と上信電鉄Ver.があり、初期は前者のみである。

カードは赤い「ぐ」の字が書かれた駅と黒い「ぐ」の字が書かれたカードに到着するともらうことができる。(赤は2枚、黒は1枚)また、それぞれの駅でカードに加えて8000G、3000Gをもらうことができる。それ以外の駅に到達した場合は1000Gもしくは1500Gをもらえる。

移動方法はボタンを押すと1〜6の数字がランダムで出現し、出た数だけ進むことができる。ボタンを押す回数には限りがあり、時間が経つと増える仕組み。また、回数はある程度貯めることができるが、貯められる回数も上限があり、デフォルトは3回。「がちゃ」で「群馬県」のカードを手に入れると上限が1回増える。(最大9回まで)

がちゃ

「群コレ! Gunma Collection」と題され、遊ぶことにより群馬県内の地名を記したカードを得られる「くじ」。1時間に1度無料で、もしくは3000Gを消費することで任意に「ノーマルガチャ」を引くことができる。それとは別に、日本などを制圧したときに得られる「制圧チケット」を使うと希少価値の高いカードの出現する「スーパーガチャ」を引くことができる。

このガチャによって得られるカードは、いわゆる平成の大合併により消失した旧地名を多く含むものであり、統合前の市町村名カードを全て揃えると、より希少価値の高い統合後の新市町村名カードが手に入る(例:新田郡笠懸町勢多郡東村山田郡大間々町を揃えるとみどり市になる、など)。カードのコンプリート率によって、特産品の生産上限が上がる。全ての市町村カードを揃えたとき、希少価値の最も高い「群馬県」のカードが手に入る[20]

2012年5月当時、ソーシャルゲームのアイテム購入くじにおける形態の一つであったコンプリートガチャ景品表示法上の問題を指摘されて衰退した。このアプリでは敢えてそれを採り入れたというが、支払うのは実際の金銭ではなくゲーム上のみで使われるGという単位であるため、ガチャに関しても課金は無い。

おまけ

2013年4月2日にバージョン3.3がリリースされ、追加された。RucKyGAMES社製のゲームアプリのアイコンを収穫し、図鑑に集める。なお、バージョン3.3でレベルの上限が500に追加される等の追加が行われた。

ぐんまのやぼう for ニンテンドー3DS

2014年6月25日にPUMOより発売された。RucKyGAMESとの共同開発。

PUMO代表取締役の柴田真人は以前ハドソンでiPhone用ゲームの統括をしており[21]ボンバーマン・チェインズはRucKyGAMESの開発だった。

プロモーションビデオは群馬の魅力を伝える「ぐんまずかん」というシリーズで、ナレーションは前橋市出身の田中敦子[22]

11月5日にはニンテンドー3DS本体HOME画面用テーマ『ぐんまのやぼうテーマ』が配信された[23]

ぐんまのやぼう あなたもわたしもぐんまけん

ジー・モードより2019年12月23日に発売。

「しゅうかく」と「せいあつ」が同時にできるシステムに変更され、全ての都道府県を「せいあつ」した時点のクリアタイムが表示されるようになった。また、最大4人の同時プレイに対応したモード「みんなdeぐんま」が収録されている[24]

なお、本作の都道府県データは2015年時点のものを基にしている[25]

にほんのあらそい

にほんのあらそい
ジャンル シミュレーション/教育(iOS版)
カジュアル(Android版)
対応機種 iOS 4.2以降
Android 2.1以降
開発元 RucKyGAMES
人数 1人
メディア 携帯電話ゲーム
発売日 2012年6月6日(iOS版/Android版)
利用料金 無料
テンプレートを表示

にほんのあらそい』は、2012年6月6日に、iPhone版とAndroid版の両方が同時に配信された。基本的には『ぐんまのやぼう』と同様に遊ぶゲームアプリであり、開始地点として群馬県以外の都道府県を選べるのが最大の違いだが、以下の点でも異なる。こちらも配信開始が複数のメディアにより報道された[26]

  • 舞台の白地図が、県単位ではなく、地方区分単位になった。
  • 特産品が、群馬県の3種類から、各都道府県毎に1種類(群馬県のみ4種類)、全50種類になった。最初は1種のみ出現するが、他都道府県の制圧が進むと、種類が増える。
  • 群馬県は他の全都道府県の制圧が完了しないと制圧できない。
  • 日本全土と世界の制圧で完結し、宇宙への進出ができない。
  • ガチャが無い代わりに、特産品の入手状況を確認できる図鑑機能がついた。特産品を一定回数収穫すると、図鑑に収録される。
  • 「ひまつぶし」の内容が、「群馬と練馬」「にほん たっち」「とくさんひん すりーまっち」の3種に刷新された。これらの封印は、一定数の地域を制圧すると解かれる。
  • ゲーム内通貨の呼称が、「G(GUNMA)」から「J(JAPAN)」に、収穫時の音声も「ぐんまー」から「じゃぱん」に変更された。ただし、群馬県を選択していると前作同様の音声となる。

脚注

  1. ^ a b 本県テーマのスマホアプリ「ぐんまのやぼう」大人気”. 上毛新聞ニュース (2012年5月17日). 2012年6月18日閲覧。[リンク切れ]
  2. ^ 【アプリ企画】アプリ開発者さん、ご当地『47都道府県』アプリを作ってみませんか?”. *begejstring for DANMARK* (2011年6月12日). 2012年6月18日閲覧。‐アプリ開発を提言した女性のブログ。
  3. ^ 地域ブランド戦略サーベイの結果ダイジェスト”. 日経リサーチ(日本経済新聞). 2012年6月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年6月18日閲覧。
  4. ^ RuckyGames、2011、『大手メーカーが作らない「B級」iPhoneゲームが売れる50の理由』、秀和システム ISBN 978-4-7980-3191-0
  5. ^ 大手メーカーが作らない「B級」iPhoneゲームが売れる50の理由”. 秀和システム. 2012年6月18日閲覧。
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関連項目

外部リンク