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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[Android]]
* [[Android (オペレーティングシステム)|Android]]
* [[ISシリーズ]]
* [[ISシリーズ]]
* [[富士通モバイルコミュニケーションズ]]
* [[富士通モバイルコミュニケーションズ]]

2020年9月6日 (日) 07:11時点における版

au ARROWS Z ISW11F
(FJI11)
キャリア au
製造 富士通モバイルコミュニケーションズ
発売日 2011年12月17日
概要
OS Android 2.3.5 → 4.0.3
CPU Texas Instruments
OMAP4430 1.2GHz
(アプリ用)
Qualcomm MDM6600
(モデム用)
音声通信方式 3G:CDMA 1X WIN
CDMA2000 1xMC
800MHz/2GHz/新800MHz
2G:GSM
1.9GHz/1.8GHz/900MHz/850MHz[要出典]
データ通信方式 3G:WIN HIGH SPEED
CDMA2000 1xEV-DO MC-Rev.A
無線LAN
(IEEE 802.11b/g/n)
3.9G:+WiMAX
(モバイルWiMAX)
(IEEE 802.16e-2005)
形状 ストレート型
サイズ 128 × 64 × 10.1 mm
質量 約131 g
連続通話時間 約380分
(3G・国内)
連続待受時間 約360時間
(3G・国内)
※ 移動と静止の組合せ
充電時間 ACアダプタ:約180分

DCアダプタ:約230分

バッテリー 1460mAh
内部メモリ RAM・1GB
ROM・8GB
外部メモリ microSD
(最大2GB・KDDI公表)
microSDHC
(最大32GB・KDDI公表)
日本語入力 ATOK for ISW11F
手書き入力対応
FeliCa あり
赤外線通信機能 あり(IrSimple)
テザリング Wi-Fi・USB
Bluetooth あり
(Ver2.1+EDR)[1]
放送受信機能 ワンセグ対応
外部接続 microUSB(ホスト)
microHDMI
3.5mmイヤホンマイク端子
卓上ホルダ用電源端子
備考 1. 緊急地震速報に対応
2. SAR値:0.603W/kg
3. 下り9.2Mbps/上り5.5Mbpsの「WIN HIGH SPEED」に対応
4. モバイルWiMAXに対応
5. 製造国:日本の旗 日本
6. ドルビーモバイル v3を搭載
メインディスプレイ
方式 TFT液晶
解像度 1280×720
サイズ 約4.3インチ
表示色数 約1677万色
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式 約1310万画素CMOS
機能 手振れ補正対応AF
フルハイビジョン撮影
サブカメラ
画素数・方式 約130万画素CMOS
カラーバリエーション
ファインホワイト
(Fine White)
ライブピンク
(Live Pink)
ストリームブルー
(Stream Blue)
ネオブラック
(Neo Black)
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

ARROWS Z ISW11F(アローズ ジー[2] あいえすだぶりゅー いちいちえふ)は、富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(富士通ブランド、現・富士通モバイルコミュニケーションズ)によって日本国内向けに開発された、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話のストレート型スマートフォンである。ISシリーズの一つ。CDMA 1X WINCDMA2000 1xEV-DO、現・au 3G)および+WiMAXモバイルWiMAX)に対応。

なお、雑誌などの書籍では富士通製になっていることが多い。製造型番はFJI11

概要

auの2011年冬モデルの中で「防水/ハイスペックスマートフォン」と位置づけられ、ARROWSシリーズの筆頭機種となった。

富士通ブランドとしては初となるau向けスマートフォンで、モバイルWiMAX(IEEE 802.16e-2005)に対応したハイエンドに位置づけられるモデルである。

auでは初めてのデュアルコアCPUであるOMAP4430を採用している。

なめらかで吸い付くようなタッチ感があると宣伝されており、「サクサクタッチパネル」と謳われている。

防水・防塵性能を有し、公式テザリング(USB・Wi-Fi)にも対応している。

カメラにはソニー製の裏面照射型CMOSイメージセンサー「Exmor R for mobile」が採用されている。

ディスプレイにはau端末としては初めてHD液晶(1280×720)が搭載される。なお、ディスプレイ方式はTFTで、色配列はRGBストライプ式。

バッテリーの型番は「TSI12UAA」でありWindows Phone IS12T(TSI12)と同じ。

マイクロUSBは充電とマスストレージ機能が利用できるほか、変換アダプターの使用によりUSBメモリーやキーボード・マウスなどを利用できる。またキーボードとマウスはBluetoothによる接続でも使用出来る。

ホームUIは富士通独自の「NX! comfort UI」のほか、au標準のOcean Observation社のUI「au HOME」、Android 2.3標準の「ランチャー」の3つが用意されている。ただしAndroid 4.0にバージョンアップした場合au HOMEは削除され「NX! comfort UI」とAndroid 4.0標準の「ランチャー」に変更される。

現在発売されている+WiMAX対応スマートフォンの中で唯一、音声通話中のWiMAXによるデータ通信に対応していない。本機はモバイルネットワークをOFFにした場合の+WiMAX接続ができず、音声通話中のモバイルネットワーク切断と合わせて発生する事象である。

なお2011年12月28日に開始した、モバイルWiMAXにおける64QAMによる上り最大15.4Mbpsの通信には非対応となっている。

2013年現在、ARROWSシリーズで唯一、通常サイズのSIMカードau ICカード)を採用している機種である。

歴史

  • 2011年9月26日 - KDDI、および富士通東芝モバイルコミュニケーションズより公式発表。
  • 2011年10月26日 - 連邦通信委員会(FCC)を通過[3]
  • 2011年11月15日 - auホームページの発売予定日表示が2011年11月下旬以降から2011年12月中旬以降に延期。(公式なニュースリリース等は無し)
  • 2011年12月17日 - 全国にて一斉発売。
  • 2012年1月上旬 - KDDI直営のECサイト「auオンラインショップ」で販売開始。在庫分が無くなり次第販売終了。新規MNP機種変更でも扱っている。
  • 2012年1月下旬 - KDDIが提供するフィーチャー・フォンのUI風ユーリティ・ツール「かんたんメニュー」に対応した。
  • 2012年7月22日 - L800MHz(旧800MHz帯・CDMA Bandclass 3(←JTACS))帯エリアによる音声・データ通信サービスの停波によりそれ以降はN800MHz(新800MHz帯・CDMA Bandclass 0 Subclass 2)帯エリア、および2GHz(CDMA Bandclass 6)帯エリアの各音声・データ通信サービスで利用する事となる。
  • 2012年11月13日 - Android 4.0.3へのバージョンアップ開始。

対応するKDDI製アプリ

以下の一覧にはプリインストールされているもの、au Marketにてダウンロード対応するものが混在する。

  • Skype au
  • au Friends Note* きせかえtouch
  • au Smart Sports Run&Walk
  • au Smart Sports Karada Manager
  • au Smart Sports Fitness
  • GREEマーケット
  • au ショッピングモール
  • au Market(旧au one Marketにてアップデート対応)
  • au テレビ.Gガイド
  • au モバオク
  • au ナビウォーク
  • au 助手席ナビ
  • au ニュースEX
  • じぶん銀行

主な機能・サービス

※ PC向けWebブラウザが標準装備されておりFlashコンテンツもフル表示可能。携帯向けサイト(EZWeb)は他のスマートフォンやPCと同じく閲覧不可。

主な機能・対応サービス
Webブラウザ LISMO!
for Android
[4]
メディアプレイヤー
LISMO WAVE
おサイフケータイ ワンセグ
au one メール
PCメール
Gmail
EZwebメール[5]
デコレーションメール
Skype au PCドキュメント(Document Viewer)
au Smart Sports
Run & Walk
Karada Manager
ゴルフ(web版)
Fitness、歩数計
GPS
方位計
au oneナビウォーク
au one助手席ナビ
au one ニュースEX
au one GREE
かんたんメニュー[6][7]
じぶん銀行
緊急地震速報 Bluetooth 無線LAN機能
(Wi-Fi)
テザリング
(Wi-Fi・USB)
+WiMAX
(モバイルWiMAX)
赤外線通信
(IrSimple)
WIN HIGH SPEED グローバルパスポート(CDMA・GSM)[8] auフェムトセル
microSD
microSDHC
モーションセンサー(6軸) 防水
防塵
簡易留守録
着信拒否設定

アップデート

2011年12月26日に以下の不具合の修正がケータイアップデートによって行われた。[9]

  • WiMAX機能ON時にauかんたん決済が利用できなくなる。
  • 電池の消費が早くなる場合がある。

2012年2月20日に以下の不具合の修正がケータイアップデートによって行われた。なおauによると、このソフトウェアは2012年3月29日のアップデートのために必須とのこと。[10]

  • ケータイアップデートに失敗する場合がある。
  • GPSの計測が出来なくなる場合がある。

なお、アップデートする際にはバックライト消灯時間を30分にしてから手動でのアップデートをする必要がある。

2012年1月19日にケータイアップデートが公開されたもののソフトウェアの不具合が確認され、これらの修正を含め2012年3月29日に以下のソフトウェアがケータイアップデートによって公開された。[11]

  • 充電が出来ない場合がある。
  • 充電に時間がかかる場合がある。
  • 再起動する場合がある。
  • 「マイコレクション」を起動できない場合がある。

2012年4月19日に以下の不具合の修正がケータイアップデートによって行われた。[12]

  • データ通信中に再起動する場合がある。
  • ブラウザが強制終了する場合がある。
  • ステレオイヤホン端子にマイク機能のないイヤホンを接続すると再起動する。

2012年7月5日に以下の不具合の修正がケータイアップデートによって行われた。これにより本機種のアップデートはIS12Tに次ぐ7回となった。

  • Wi-Fiのオフ操作を行うと再起動する場合がある。
  • 待ち受け状態の時に電池の持ちが短くなる場合がある。
  • microSDXCメモリカードを取り付けると、メモリカード内のデータが破損する。なお、アップデートを適用してもmicroSDXCカードは使用できない。

2012年11月13日にAndroid 4.0.3へのOSアップデートが実施された[13]。ドコモ向け兄弟機F-05Dは11月8日にアップデート開始済み。なお、通常のケータイアップデートではなく、専用アプリによる更新。

  • Android™ 4.0.3へのアップデート ビルド番号 FIK700
  • Eメールアプリの改善
  • SMS (Cメール) のau絵文字対応
  • Wi-Fi通信から3G通信への切り替え完了までの待ち時間を短縮。

Android 4.0.3での変更点

2012年11月13日より本機種にAndroid 4.0.3へのOSアップデートが提供されている。アップデート後は元に戻すことはできない。OSアップデートにおける主な変更点は次の通り。

  • Android4.0(Ice Cream Sandwitch、以下ICS)に準じたUIの採用
  • ICS標準のスクリーンショット機能を提供[14]
  • NTTドコモイー・アクセス等との絵文字統合を受け、au絵文字を変更
  • SMS(Cメール)アプリにICS標準のSMSアプリを流用、緊急速報機能を分離
  • USB接続時のMTPに対応
  • 従来のエコモードに代わり「NX!エコ」アプリの搭載
  • ユーザーに提示するRAM容量が約200MB減少。
  • TSUTAYA TVアプリの削除。TSUTAYA TVのダウンローダアプリがプリインストールされている。なお、ダウンローダアプリはアンインストール可。

本体発熱時に充電や一部機能が停止する事象

本機は仕様上、他の機種に比べて発熱しやすく、高温になると一部機能が停止する機能が付属されている。ただし、Android 4.0.3へのアップデートで対策が取られた模様。

本機に同梱されている注意書きには「通話、インターネット、カメラ、アプリなどを長時間使用したり、充電しながら使用すると本機が熱くなることがあります。もし本機が熱くなった場合、充電またはご使用中の一部機能を停止することがありますが故障ではありません。そうなった場合は、本機の温度が下がってから使用してください。」と記載されている[15]

脚注

  1. ^ 対応プロファイルはHSP、HFP、HID、A2DP、AVRCP、OPP、OBEX
  2. ^ KDDI、沖縄セルラー電話「auの2011秋冬ラインアップについて」本文および 別紙、2011年9月26日付、2014年7月17日閲覧。
  3. ^ [1]
  4. ^ 過去にCD等からPC上のLISMO Portへ取込んだ楽曲のISシリーズ端末への転送、及び、過去に同電話番号のLISMO対応au携帯電話で購入した着うたフル、着うたフルプラス、ビデオクリップのLISMO Portでのバックアップ&ISシリーズ端末への転送は、LISMO Port 4.4以降が必要となる。このほか携帯のmicroSDからの差し替えやMP3やMP4などにも対応している。
  5. ^ KDDI Eメールアプリがプリインストールされている。Eメールは3G以外の通信方式でも送受信出来る。
  6. ^ 別途、au one Marketからのダウンロードにて対応
  7. ^ au one Market「かんたんメニュー」 - KDDI
  8. ^ ローミング事業者の選択は別途、対応アプリをGoogle Play™ Storeからダウンロードすることで対応
  9. ^ ケータイアップデートのお知らせ | ケータイアップデート | au
  10. ^ ケータイアップデートのお知らせ | ケータイアップデート | au
  11. ^ ケータイアップデートのお知らせ | ケータイアップデート | au
  12. ^ ケータイアップデートのお知らせ | ケータイアップデート | au
  13. ^ [2]
  14. ^ 電源キー+Volume Downキー同時長押しで撮影可。保存パスは/mnt/sdcard/Pictures/ScreenShot/。
  15. ^ 『「故障ではない」:「ARROWS Z ISW11F」、本体発熱時に充電や一部機能が停止する事象発生』 - ITmedia 2011年12月20日

関連項目

外部リンク

先代
-
富士通モバイル
ARROWS Zシリーズ
ISW11F
次代
ISW13F