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| 通信方式 = [[第3世代移動通信システム|3G]]:[[FOMA]]([[W-CDMA]])<br />[[第2世代移動通信システム|2G]]:[[GSM]]
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==概要==
==概要==
本機の発売以前から富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(現:[[富士通モバイルコミュニケーションズ]]、以下富士通東芝)が製造販売していたものの、[[富士通]]本体が製造販売するものとしては初めての[[Android]]搭載のスマートフォンとなる。OSはAndroid 2.3を搭載している。薄型、軽量の筐体でありながら、[[防水]]性能[[IPX5]]/[[IPX8]]に対応し、その他に、[[おサイフケータイ]]、[[赤外線通信]]、[[Wi-Fi]]、[[Bluetooth]]など様々な機能を搭載している。また、[[イー・モバイル]]・[[イー・アクセス]]が販売する端末を除けば数少ない、[[1.7GHz帯]]対応スマートフォンである。ちなみに、[[L-02D]]が出るまでは、[[SIMロック]]解除後に[[EM chip]]を利用できる唯一のスマートフォンだった(2012年10月現在、通常サイズのFOMAカードないしは[[ドコモUIMカード]]を利用するタイプとしては、他に[[SO-03D]]を含めて3機種にとどまっており、他の対応端末は、同月時点で、[[イー・アクセス]]では[[GS01]]でのみ採用されている[[microSIM]]タイプのもののみ対応)。
本機の発売以前から富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(現:[[富士通モバイルコミュニケーションズ]]、以下富士通東芝)が製造販売していたものの、[[富士通]]本体が製造販売するものとしては初めての[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]搭載のスマートフォンとなる。OSはAndroid 2.3を搭載している。薄型、軽量の筐体でありながら、[[防水]]性能[[IPX5]]/[[IPX8]]に対応し、その他に、[[おサイフケータイ]]、[[赤外線通信]]、[[Wi-Fi]]、[[Bluetooth]]など様々な機能を搭載している。また、[[イー・モバイル]]・[[イー・アクセス]]が販売する端末を除けば数少ない、[[1.7GHz帯]]対応スマートフォンである。ちなみに、[[L-02D]]が出るまでは、[[SIMロック]]解除後に[[EM chip]]を利用できる唯一のスマートフォンだった(2012年10月現在、通常サイズのFOMAカードないしは[[ドコモUIMカード]]を利用するタイプとしては、他に[[SO-03D]]を含めて3機種にとどまっており、他の対応端末は、同月時点で、[[イー・アクセス]]では[[GS01]]でのみ採用されている[[microSIM]]タイプのもののみ対応)。


[[スーパーコンピュータ]]を用い、タッチパネル精度とソフト性能を追求し、タッチ操作に画面が素早く追従し誤操作を防ぐとともに、表面のスルスルを実現する特殊コートにより、指の引っかかりも少ないタッチパネルとなっている。さらに高速タッチフィードバックを搭載したことで、ハードキーボードのような文字入力の感覚を味わうことができる。
[[スーパーコンピュータ]]を用い、タッチパネル精度とソフト性能を追求し、タッチ操作に画面が素早く追従し誤操作を防ぐとともに、表面のスルスルを実現する特殊コートにより、指の引っかかりも少ないタッチパネルとなっている。さらに高速タッチフィードバックを搭載したことで、ハードキーボードのような文字入力の感覚を味わうことができる。

2020年9月6日 (日) 07:04時点における版

NTTドコモ F-12C
キャリア NTTドコモ
製造 富士通
発売日 2011年8月7日
概要
OS Android 2.3
CPU Qualcomm Snapdragon MSM8255 1GHz
音声通信方式 3GFOMAW-CDMA
2GGSM
(3G:800MHz、850MHz、1.7GHz2GHz)
(2G:900MHz、1800Mhz、1900MHz)
データ通信方式 3GFOMAHSDPAHSUPA
2GGSM
無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)
形状 ストレート型
サイズ 119 × 60 × 約9.8(最厚部 約10.5) mm
質量 約107 g
連続通話時間 約320分(音声通話時・3G)
約350分(音声通話時・GSM)
連続待受時間 約450時間(静止時・3G)
290時間(静止時・GSM)
内部メモリ RAM:512MB
ROM:1GB
外部メモリ microSD
(2GBまで・ドコモ発表)
microSDHC
(32GBまで・ドコモ発表)
日本語入力 ATOK
FeliCa あり
赤外線通信機能 あり
Bluetooth Bluetooth 2.1+EDR[1]
放送受信機能 非対応
メインディスプレイ
方式 TFT液晶
解像度 フルワイドVGA
(480×800ドット
サイズ 約3.7インチ
表示色数 16,777,216色
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式 約810万画素CMOS
機能 ハイビジョン動画撮影
手ぶれ補正機能
顔認識
サブカメラ
なし
カラーバリエーション
Black
Rose Gold
Classic Orange
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

ドコモ スマートフォン F-12C(ドコモ スマートフォン エフ イチ に シー)、後のdocomo with series F-12C(ドコモ ウィズシリーズ エフ イチ に シー)は、富士通によって開発された、NTTドコモ第3世代移動通信システムFOMA端末である。

コンセプトは、いつまでも使い続けたい「100年ケータイ」となっている。ドコモ スマートフォンのひとつとして発売され、2011年冬モデル発表以降はdocomo with seriesに分類されている。

概要

本機の発売以前から富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(現:富士通モバイルコミュニケーションズ、以下富士通東芝)が製造販売していたものの、富士通本体が製造販売するものとしては初めてのAndroid搭載のスマートフォンとなる。OSはAndroid 2.3を搭載している。薄型、軽量の筐体でありながら、防水性能IPX5IPX8に対応し、その他に、おサイフケータイ赤外線通信Wi-FiBluetoothなど様々な機能を搭載している。また、イー・モバイルイー・アクセスが販売する端末を除けば数少ない、1.7GHz帯対応スマートフォンである。ちなみに、L-02Dが出るまでは、SIMロック解除後にEM chipを利用できる唯一のスマートフォンだった(2012年10月現在、通常サイズのFOMAカードないしはドコモUIMカードを利用するタイプとしては、他にSO-03Dを含めて3機種にとどまっており、他の対応端末は、同月時点で、イー・アクセスではGS01でのみ採用されているmicroSIMタイプのもののみ対応)。

スーパーコンピュータを用い、タッチパネル精度とソフト性能を追求し、タッチ操作に画面が素早く追従し誤操作を防ぐとともに、表面のスルスルを実現する特殊コートにより、指の引っかかりも少ないタッチパネルとなっている。さらに高速タッチフィードバックを搭載したことで、ハードキーボードのような文字入力の感覚を味わうことができる。

タッチパネルは静電容量式を採用し、フルタッチにも対応している。

ユーザーインターフェースには富士通東芝のインターフェースで、元々は当時の合弁相手だった東芝が独自に開発したUIのNX!UIを改良したNX!comfort UIを搭載し、アプリを、ダウンロード順/使用頻度順/名前順/カスタマイズの4種類で表示したり、よく使うツールのショートカットをつくったりできる。

また音声認識機能で、Google音声検索のほかに、利用したいアプリや設定項目を話しかけるだけで、起動することができる「しゃべってカンタン操作」を搭載している。「●●さんにメール」と話しかけるだけで、その相手のあて先の入ったメール作成画面が起動する。

500cd(カンデラ)以上の高輝度ディスプレイに、乱反射抑制加工を施した、高精細液晶を搭載している。また周りの明るさに合わせて輝度を自動調整してくれる。

日本語入力システムはATOKを採用し、富士通とジャストシステムとで共同開発しており、QWERTY入力のほか12キー入力、フリック入力、手書き入力などが対応する。文字入力時に表示されるキーパッド部分が手書き入力のエリアも兼ねており、ボタン操作などで切り替えることなく、タッチ入力、手書き入力を行うことができる。

FOMAハイスピードにて、受信最大14Mbps、送信最大5.7Mbpsの高速パケット通信が可能。またWiFiではIEEE802.11b/g/nに対応しているほか、WiFiテザリングが利用可能となる。

富士通ブランド特有のスーパーはっきりボイス3、ぴったりボイスを搭載している。

カメラにはF-09Cなどと同様に高性能CMOSセンサー「Exmor for mobile」と、高性能画像処理エンジン「Milbeaut Mobile」が、搭載され、高感度、低ノイズの撮影が可能となっている。更に撮影シーンに合わせて、設定を自動で調整する、「自動シーン調整」機能が搭載されている。HD動画の撮影も可能となっている。

イギリスのトラベルケースブランドの「GLOBE-TROTTER」(グローブ・トロッター)とデザインコラボを行っており、筐体後面にブランドロゴが描かれている他、ブラックの背面の質感は、GLOBE-TROTTERのトラベルケースの素材である「ヴァルカン・ファイバー」を再現している。ローズゴールドはグロス調の背面に、ヘリンボーン柄をいれている。またGLOBE-TROTTERのアイコンコーナーパーツを継承したデザインにもなっている。

なお、本機種はAndroid 4.0へのバージョンアップが検討されていたが、メモリ(RAM)不足の可能性があるため、却下された[2][3]。2011年に発売したソニー・エリクソンXperiaシリーズ(Xperia arc SO-01CXperia acro SO-02CXperia ray SO-03CXperia PLAY SO-01D)も同様の理由で却下に至っている。その結果、2010年冬春モデルと2011年夏秋モデルでAndroid 4.0へバージョンアップされたのはGALAXY S II SC-02Cのみとなった。なお、後に発売されたARROWSシリーズのARROWS Kiss F-03DARROWS μ F-07D(いずれもRAMは512MB)のバージョンアップはそもそも検討自体がされていない。

限定モデル

特別モデルとして「Classic Orange」をドコモオンラインショップにて、5,000台限定で販売した。このモデルには、トラベルケースと同じヴァルカン・ファイバーを使用した、スペシャルモデル専用のリアカバーが同梱されている。ただしこのリアカバーは防水ではない。またシリアルナンバーをそれぞれに刻印するほか、使い始めてからの移動時間と距離を表示するウィジェットが搭載されている[4]

メール・ブラウザ

ブラウザは、JavaScriptHTML5に対応している。Flash Player10.3のアドオンもなされており、パソコンとほぼ同等の動きのあるサイトの閲覧が可能である。

メールはGmailやPOPIMAPのメールがサポートされているほか、iモードメールと同じ@docomo.ne.jpのプッシュ型のキャリアメールが利用できるように、spモードアプリがプリインストールされている。Gmailにおいては複数アカウントでプッシュメールが利用できる。また音声入力メールが対応している。

spモードでは、My docomoのID発行や、ケータイデータお預かりサービスのような電話帳のバックアップを利用することができる。

緊急地震速報(エリアメール)にも対応している。

アプリケーション

Android OS用のアプリケーションマーケットである、Androidマーケットが利用可能であり、30万を超えるアプリケーションの中から、自由にアプリケーションをインストールできる。

その他に、NTTドコモが提供するdマーケットや富士通が提供する@Fケータイ応援団からもアプリケーションをダウンロードができる。なおこれらのなかで日本円に対応したアプリケーションでは、携帯電話料金課金に対応している。

搭載アプリ

  • F-Link 無線LANを使って、パソコンとF-12Cの間でデータを交換するためのアプリケーション。写真や動画、WordやExcelのデータもやり取りできる。

その他多数ウィジェットなどがある。

主な機能

機能

主な対応サービス
タッチパネル加速度センサー XiFOMAハイスピード14Mbps(受信)送信5.8Mbps Bluetooth DCMXおサイフケータイ赤外線トルカ
ワンセグ メロディコール テザリング WiFi IEEE802.11b/g/n
GPS spモードEメール電話帳バックアップ デコメールデコメ絵文字デコメアニメ iチャネル
エリアメール/ソフトウェアーアップデート自動更新 デジタルオーディオプレーヤー(WMA)(MP3他) GSM3GローミングWORLD WING フルブラウザFlash Player 10.2
Androidマーケットドコモマーケット GmailGoogle TalkYouTubePicasa バーコードリーダ名刺リーダ ドコモ地図ナビGoogle Mapsストリートビュー

歴史

  • 2011年4月15日 - 技術基準適合証明(TELEC)通過。
  • 2011年5月16日 - NTTドコモより発表。
  • 2011年6月25日 - 連邦通信委員会(FCC)通過。
  • 2011年8月3日 - 事前予約開始。
  • 2011年8月7日 - 発売開始。
  • 2011年9月22日 - 不具合修正のためのソフトウェアアップデートの提供。不具合が確認され提供中止。
  • 2011年10月28日 - 限定色 Classic Orange発売予定。
  • 2011年12月6日 - ソフトウェアアップデートを再開。
  • 2012年3月26日 - NTTドコモよりAndroid 4.0へのバージョンアップについて検討していることを発表[5]。ただ、この時点で既にF-03DとF-07Dのバージョンアップ検討はされていなかった。
  • 2012年7月2日 - Android 4.0へのバージョンアップを断念[2]

アップデート・不具合など

2011年9月22日に以下の不具合の修正がソフトウェアアップデートによって行われた[6]
  • 電源ON時、携帯電話(本体)がフリーズし再起動する場合がある。
  • 画面表示をOFF後、HOMEボタンを押下しても画面が点灯しない場合がある。
  • ブラウザで新しいページを表示する際に、まれに既に開かれているウィンドウが正常に動作しない場合がある。
2011年12月6日に以下の不具合の修正がソフトウェアアップデートによって行われた[6]
  • 電源ON時、携帯電話(本体)がフリーズし再起動する場合がある。
  • 画面表示をOFF後、HOMEボタンを押下しても画面が点灯しない場合がある。
  • ブラウザで新しいページを表示する際に、まれに既に開かれているウィンドウが正常に動作しない場合がある。
  • 2011年9月22日に提供したソフトウェアアップデート後、携帯電話(本体)が正常に起動しない場合がある。
2012年4月4日に以下の不具合の修正がソフトウェアアップデートによって行われた[6]
  • 海外の一部地域において、まれに正常に通信できない場合がある。
2013年8月29日に以下の不具合の修正がソフトウェアアップデートによって行われた[6]
  • microSDXCカードを差し込むと、microSDXCカード内のデータが破損される。
  • ビルド番号がV13、V14、V15、V16、V17、V18、V19、V20、V21からV24になる。
2014年3月25日に以下の不具合の修正がソフトウェアアップデートによって行われた[6]
  • 携帯電話(本体)を長時間利用すると、まれに再起動が発生する場合がある不具合を修正する。
  • ビルド番号がV13、V14、V15、V16、V17、V18、V19、V20、V21、V24からV25になる。

関連項目

脚注

  1. ^ 対応プロファイル:HFPHSPA2DPAVRCPPBAPOPPSPPHIDOBEXSDP
  2. ^ a b ドコモからのお知らせ : 【3機種追加のお知らせ】「docomo with series」「docomo NEXT series」の AndroidTM4.0へのバージョンアップについて | お知らせ | NTTドコモ
  3. ^ F-08D/P-05D/SC-05Dは8月以降4.0に:ドコモ、F-12CとXperiaシリーズ4機種のAndroid 4.0バージョンアップを見送り - ITmedia +D モバイル
  4. ^ 「ドコモ スマートフォン F-12C」に特別モデルを追加 <2011年7月21日>NTTドコモ報道発表
  5. ^ 「docomo with series」「docomo NEXT series」「ドコモ タブレット」(18機種)の Android4.0へのバージョンアップについて NTTドコモ 2012年3月26日発表
  6. ^ a b c d e F-12Cの製品アップデート情報 | お客様サポート | NTTドコモ

外部リンク