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2020年9月6日 (日) 06:56時点における版

クレヨンしんちゃん

春日部駅前に設置されているクレヨンしんちゃんの看板。
ジャンル ギャグ漫画青年漫画
漫画:クレヨンしんちゃん
作者 臼井儀人
出版社 双葉社
掲載誌 漫画アクション
まんがタウン
発表期間 1990年8月 - 2010年3月
巻数 全50巻
話数 全1126話
漫画:新クレヨンしんちゃん
作者 臼井儀人&UYスタジオ
出版社 双葉社
掲載誌 まんがタウン
発表期間 2010年8月 -
巻数 既刊10巻
テンプレート - ノート

クレヨンしんちゃん』(Crayon Shin-chan)は、臼井儀人(らくだ社)の日本漫画作品。1990年双葉社漫画アクション』で連載を開始し、2000年に『まんがタウン』へ移籍。『臼井儀人&UYスタジオ』名義で2010年から連載された『新クレヨンしんちゃん』も記載する。略称は「しんちゃん[1]クレしん[2]。累計発行部数は5000万部以上[3]

概要

マイペースな[4][5][6]5歳の幼稚園児の主人公野原しんのすけに、両親をはじめ周囲の大人たちが、主人公の巻き起こす騒動に振り回される[4][5][7]日常を描いたギャグ漫画作品である。

1990年夏に双葉社漫画アクション』で連載開始し、現在は『まんがタウン』(双葉社)で連載中。また、過去には『まんがタウンオリジナル』(『まんがタウン』と統合)、『JOURすてきな主婦たち』にも連載。日本国外でも翻訳出版・アニメ放送・映画公開がされている。1992年4月11日(アニメが放送開始する2日前)に単行本1巻を発売し、翌年の3月に発行部数が1000万を突破、2015年時点で旧式版は5500万部、新式版は4巻まで300万部と新旧累計5800万部、関連書籍は2000万部、海外関連書籍は7000万部と[8]、双葉社の書籍としては最大の発行部数である。また、単行本のサイズはA5(大判コミック)として発売される。文庫版や、新書版も存在し、新書版の表紙のタイトルは「○○編」(例:シロ編)と表記されている。

臼井儀人のデビュー作『だらくやストア物語』を連載している際、当時の編集者林克之が二階堂信之介に目につき「一つの漫画として独立させましょう」と臼井に提案したことがきっかけで、『だらくやストア物語』のスピンオフとして始めた作品が本作品である。また、野原しんのすけの名前は二階堂信之介が由来で、彼の破天荒な子供時代を描いたものであった。連載当初は目立った反響はなく、打ち切りの危機もあったが、1992年4月からアニメの放送が開始した影響で原作も人気が上がり、書店では大人の他に小学生くらいの子供が単行本を購入するという、大人向けの漫画としては珍しい光景もあった[9] [10] 。テレビアニメ放送初期は子供に真似されることが問題視され賛否両論を呼ぶことになった。[7][5][6](詳細は「クレヨンしんちゃん (アニメ)」を参照)。

アニメの影響で子供向け漫画というイメージが強いが、本作は連載開始から一貫して青年漫画誌およびレディースコミックで連載されていることから青年漫画の位置付けである。これについて漫画評論家村上知彦は「大人の建前のナンセンスさを浮き彫りにする面白さや、主人公の可愛らしさと本音をズバリと言う爽やかさが、青年誌の読者だけでなく子供や若い女性にも受け入れられた」と解説している[5]

2009年9月に原作者の臼井が事故で急死し(詳細は「臼井儀人」を参照)、絶筆作品となったが、原稿には臼井の死後に発見された遺稿を含めて幾らかのストックがあり[6][11][12]、連載は2010年2月発売の『まんがタウン』2010年3月号まで続けられた(第1126話が最終回)[11]。2009年末に、2010年夏を目標に別の作家による新連載の準備を行っている事も発表された[13]。2010年6月号より8月号まで「クレヨンしんちゃんメモリアル」として過去の作品が再掲され、後の8月5日発売の9月号より、臼井の元スタッフによる新連載『新クレヨンしんちゃん』が始まった。

2016年5月18日よりNHN comico運営のウェブコミック『comico PLUS』でも配信を開始している。

構成

1話のページ数は決まっており、初期は3ページ、中盤以降・『新クレヨンしんちゃん』は4ページとなっている。また、最初の話から8ページ程度はカラー刷りである。原則的に番外編を除けば各話にタイトルは付いてないが、原作では「○○編」(例:オラと母ちゃんはおともだちなのヨ編)という、いわゆる「章」にあたる区切りがあり、一話ごとに「その○」とナンバリングがされている。『新クレヨンしんちゃん』では連載した開始時点から「vol. ○○○」とナンバリングがされ、単行本では1巻から振り分けられ、2巻以降は前巻から続く形となっている。

連載・作風

原型となったのは、同誌に連載された臼井のデビュー作『だらくやストア物語』で、この中で展開されただらくや社長・二階堂信之介の一代記シリーズ幼年編が好評を取り、このキャラクターを発展させて放埒な幼児を主人公とした次回連載として企画がスタートした。

元の本誌が青年向けの「漫画アクション」だったこともあり、初期は「プロレスごっこ」「スキン」「チョコの箱」「ホテル」キャバクラ」または直接的な性的表現も存在した他、「ベルリンの壁」「天安門広場」など当時の世界情勢を皮肉ったエピソードなども描かれた。その後、露骨な表現は薄まったが、当時の日本の世相や有名人を扱ったネタは一貫して描かれ続けた。

掲載の初期から相当期間はしんのすけの視点での描写は少なく、大半は、みさえかひろしにしんのすけが絡んでドタバタを繰り広げるパターンや、日常を過ごしている一般人の前にひょんな事からしんのすけが現れ、厄介事に発展してしまうパターンを主体に、しんのすけによって進退窮まってしまうというブラックユーモア色の強い内容であった。

その後、徐々にホームコメディへと路線変更され、2006年頃からは1話完結のギャグ漫画要素が薄まり、連続ストーリーとなることが増え始めた。2007年の連載では、まつざか梅の交際相手行田徳郎がテロに巻き込まれて死亡し、それを知った梅がショックから自暴自棄になりアルコール依存症になりかけ、果ては自殺を図ろうとするという、従来よりも重苦しい展開のストーリー(詳細は#まつざか梅の悲恋編(原作のみ)を参照)が描かれ、読者の間で波紋を呼んだ[14]

パロディ

本作の原作及びアニメでは、作中に様々なジャンルのパロディが散りばめられている。一例として、しんのすけが『ドラゴンボール』のフリーザのお面をつけて口真似するシーンでは、そのコマの隅に「(C)鳥山明」の記載がある[15]。また、実在の商業施設や企業、商品名も頻繁にパロディ化されている。

そのうちイトーヨーカドー春日部店は、期間限定で屋号を「サトーココノカドー」へ変更する企画を度々行なっている[16][17][18]。また逆に本作ゲーム内にてイトーヨーカドーが実名で登場するコラボも行われている[19]。詳細は「#コラボレーション」を参照。

社会的影響・商業展開

イメージキャラクター

春日部市立春日部第1児童センター「エンゼル・ドーム」内に設置された
「クレヨンしんちゃん」のモニュメント
(2013年7月8日)

本作の舞台が埼玉県春日部市[注 1]であることから、2003年10月に同市の「イメージキャラクター」として採用され、2004年4月6日には同市市制50周年記念事業の一環で双葉社やクレヨンの語呂に由来する架空の『春日部市双葉町904』を住所として野原家の住民登録を実施している。また、野原家を埼玉県子育て応援団特別団員として、2009年度より春日部市の「子育て応援キャラクター」、2010年度からは同市の魅力をPRする「まちの案内人」として起用している[20]。さらには「彩の国まごころ国体(2004年埼玉国体)」・「彩夏到来08埼玉総体(2008年埼玉高校総体)」の春日部市イメージキャラクターにも起用している。 2013年7月8日には、春日部市立春日部第1児童センター「エンゼル・ドーム」の敷地内に、しんのすけ・ひまわり・シロと、かすかべ防衛隊(風間くん・ネネちゃん・マサオくん・ボーちゃん)のモニュメントが設置[21][22][23]された。

舞台の沿線である東武鉄道と双葉社・テレビ朝日のタイアップをとして『クレヨンしんちゃん』のキャラクターがデザインされたパスネットSFとーぶカード)を販売したり、特急スペーシア「きぬ」・「けごん」に装飾を施した「クレヨンしんちゃん号」を運行した。2016年11月からも東京メトロ東急電鉄直通車両を使用したクレヨンしんちゃんラッピング列車および春バスによるクレヨンしんちゃんラッピングバスが運行している[24]。劇中にも東武伊勢崎線東武野田線が実在し、登場人物の名前を伊勢崎線・野田線の駅名からとったものが多く、直通先の東京メトロ日比谷線[注 2]も頻繁に登場する。また直通先(東急田園都市線)の車両である東急5000系や架空の「西越谷駅」「奥春日部駅」「果て春日部駅」も登場した。その他、春日部観光バスは「クレヨンしんちゃん」のキャラクターがデザインされた観光バス「クレヨンしんちゃんバス」を運行している[25]

2000年代中頃には社団法人・三重県観光連盟の観光イメージアップキャラクターとなっていたことから三重県の地名も登場したこともあった(ひろしの出張先の設定を三重県としたもの)。三重県観光連盟が『クレヨンしんちゃん』を使用していた頃のキャッチコピーは「おもてなし王国 三重県」であった[26]

2015年(平成27年)5月14日埼玉県の知名度アップのために起用され、県の「埼玉観光サポーター」に就任され[27]、外国人向けとして英語版の「埼玉県観光パンフレット」等にも登場している[28]

ニッポンレンタカーオロナイン液、等のCMにも起用され、2016年4月時点ではレオハウスクリクラJAにしうわすき家ファミリーマートのCMに起用されている。日清シスコの「ごろっとグラノーラ」、ワイモバイルのcmにも1シーンのみ出演している。

コラボレーション

イトーヨーカドー春日部店の、クレヨンしんちゃん25周年記念コラボレーション屋上看板

しんのすけが好物の菓子であるチョコビは様々な形で商品化され、最初にロッテはチョコビ、ロイヤルチョコビ(アーモンド入り)を1993年5月26日北海道・東北地区、同年7月12日から全国で発売した。この「チョコビ」はロッテが独自に開発したピーナッツチョコレートで当時ブームになっていた「クレヨンしんちゃん」とタイアップしたものである。本作とは全く別物だったものの、明治製菓の「きのこの山」「たけのこの里」を抜いてチョコスナック市場でシェア1位となり[29]、発売から半年で20億円を売り上げるヒットとなった[30]。初期の頃にロッテのチョコスナックである「コアラのマーチ」が登場したことがある。オリオンでは[31]は劇中のチョコビと同じ星型のラムネ菓子である。バンダイは当初スティック状のビスケット[32]だったが、2006年3月に東ハトとのコラボレーション商品として[33]、本作のパッケージおよび菓子の形状を出来る限り忠実に再現したコーンスナックとして発売した。森永乳業は2014年から2017年まで映画とのコラボとして「チョコビアイス」を期間限定で発売していた。モナカの中にアイスが入っており、年により味は違う。

2018年はエースコックから映画とのコラボで「ワンタンメン」が発売されている。 2011年7月30日、同じ埼玉に本拠地を置く埼玉西武ライオンズと共に、しんのすけが始球式に参加したり、ライオンズとのグッズを販売した[34]

2016年4月22日から4月30日まで、本作とスーパーロボット大戦シリーズ生誕25周年記念、映画最新作『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』公開のコラボとして、『スーパーロボット大戦X-Ω』に期間限定参戦作品として特別参戦した[35]

2017年4月9日、埼玉県春日部市のイトーヨーカドー春日部店が期間限定でサトーココノカドーにブランドを変更、屋上に掲げられた看板もお色直ししている(画面参照)。また、「みさえ ザ・バーゲン」が4月8日より当店のほか、イオンモール春日部やララガーデン春日部と共に開催された[36]

2017年12月15日~2018年1月8日(会期中無休)には、埼玉県春日部市のイトーヨーカ堂春日部店で『クレヨンしんちゃん展』が開催され、屋上の看板が再びサトーココノカドーにお色直しされた[37]。また、「みさえ ザ・バーゲン」や「サトーココノカドー限定商品」の販売が県内のイトーヨーカ堂でも開催された[38]春日部駅の西口にはクレヨンしんちゃんオリジナルデザインの駅名看板も設置された[39][40]

2018年4月11日には、映画公開記念として三度イトーヨーカ堂春日部店をサトーココノカドーと変えて「クレヨンしんちゃん関連商品」の販売のほか、期間限定でバーゲンをしていたが[41]、全国のイトーヨーカドー店舗でも開催された[42]。また、同年7月21日に「アニメだ!埼玉 発信スタジオ」と称されるしんちゃんが県内ゆかりの漫画やアニメ作品を紹介するという常設の拠点が、イトーヨーカ堂春日部店内に整備された[43]

オフィシャルショップ

2017年、東京駅一番街東京キャラクターストリートに「アクションデパート東京駅店」が開店し、劇中に登場するアクションデパート[注 3]をイメージした店舗となっている。運営はキャラクターグッズの企画・製造・卸しの事業活動を行うスモール・プラネット[44]。店名は「アクションデパート○○店」と表記されるが、ここでは「○○店」と表記する。

  • 2017年7月25日、東京駅東京駅一番街東京キャラクターストリートに「東京駅店」を常設1号店として開店。当作品としては世界初となる常設オフィシャルショップである[45]
  • 2017年10月27日、大阪梅田HEP FIVE に「大阪店」を常設2号店として開店。
  • 2018年3月1日、札幌駅パセオ(札幌市)に「札幌店」を期間限定として開店し、後に常設店となった。
  • 2018年6月29日、仙台駅エスパル仙台店に「仙台店」を常設3号店として開店。

その他

1993年には、『第44回NHK紅白歌合戦』のショーコーナー「1993ステージショー」でしんのすけが特別出演として「オラはにんきもの」を歌った[9]

2005年には、漫画15周年を記念し、「クレヨンしんちゃん誕生15周年元気!大作戦フェア05」を開催した。45巻には懸賞で漫画出演権に当選した大阪在住の男の子が出演していた。

2006年4月から中学3年公民の教科書・補助教材3つに使用されることになった。中でも帝国書院は野原家の特性を活かし、「核家族の典型例」として、系図つきで正面から取り上げていた。

野原一家はオリコンによる理想のファミリーランキングで3位を獲得した[46]

2007年4月8日付の日刊スポーツのコーナー『日曜のヒーロー・ヒロイン』ではクレヨンしんちゃん(野原しんのすけ)が特集された。漫画キャラクターが特集されたことはコーナー史上初[47]。記事の内容は記者からの質問にしんのすけが答えるインタビュー形式として、シンエイ動画茂木仁史チーフプロデューサーの話を元に日刊スポーツが構成している。

2010年5月、香港地下鉄は初めてクレヨンしんちゃんの乗車券を発行した[48]

単行本未収録回

当作は1990年8月(週刊漫画アクション9月4日号)から連載を開始しているが、連載第1回も含む初期の一部の話が単行本未収録となっている。

『クレヨンしんちゃん大全』において双葉社の編集者 林克之は「どれもキャラクター像が架空の人物像になっているエピソードで、デフォルメ(主に性描写)の仕方も少しキツい感じが残っていた。(遠足のエピソードの続きについて)もっと過激な描写がたくさんあり、キャラクター像がぶれてしまうため、それらのエピソードをどうしても出したくなかった」と説明している。この経緯により、アニメの2010年7月16日放送分で紹介されたように、単行本第1巻第1話が最初の話とされている。

単行本未収録回とその内容は、以下の通り。増刊で加筆された第1回を除いて、全て3ページ。後に改めて未収録回を単行本化する話もあったが、以下の掲載内容から総合的な判断で見送られた[49]。また、既に30年以上が経過していることと雑誌そのものの流通も少ないため掲載誌の入手は非常に困難であるが、全ての回が国立国会図書館に収蔵されているため、現地での閲覧や遠隔複写サービスなどで複写することは可能である。なお、第62回のみアニメ化されている(1992年4月27日放送「アクション仮面を見るゾ」)。

連載回数 掲載号
掲載ページ
内容
第1回 週刊漫画アクション1990年9月4日号
226 - 228
しんのすけがアクション幼稚園に中途入園して来る。よしなが先生がしんのすけを皆に紹介している時に、しんのすけがよしなが先生のスカートの中に潜り込んでしまい、よしなが先生は思わず感じてしまう。その後、よしなが先生が粘土で何でも作ってみようとみんなに提案すると、しんのすけは粘土そのままの状態で「石」を作り、よしなが先生をズッコケさせる。それを見たよしなが先生から「人生楽な道ばかり選んでたら成長しない」と窘められると、しんのすけは今度は落ち武者の「生首」を作る。そこに風間くんが現れ、よしなが先生に「こんなバカほっといてボクの作品を見てください」と言いながら自身の作品「ロダンの考える人」を自慢すると、しんのすけも対抗して「いやらしいことを考える人」(「考える人」よりちょっと腰が引けたポーズ)を作る。風間くんは意地になり「もっとレベルの高いものを作ってやる」と言うと終いには風間くんがベルリンの壁を、しんのすけは天安門広場を作ったのだった。
第2回 週刊漫画アクション1990年9月11日号
246 - 248
アクション幼稚園のグラウンドでみんなが遊んでいると、幼稚園の外を大人のカップルが歩いている。園児たちは門越しにカップルを冷やかすが、しんのすけだけは「もう寝たのか?」とツッコミを入れる。よしなが先生がしんのすけを足蹴にしつつ、砂場遊びを提案。風間くんが砂で彫刻のようなヒトの像を作って「ボクの心を表現してみた」と自慢すると、しんのすけは「オラなんか体で表現しちゃうかんな」と裸になり、小便小僧、大便少女、検便父さんの「便三部作」をやってのけ、最後は便・ジョンソンにもなりきる。他の園児もしんのすけに感化されて裸になるなど、終いに収拾がつかなくなる。
第3回 週刊漫画アクション1990年9月18日号
200 - 202
今週のどうぶつ係に当たっている、しんのすけ・ネネ・風間くん。アクション幼稚園で飼っている鶏小屋の掃除をすることになったが、ボスの鶏につつかれたことがトラウマで小屋の掃除をしたくないというネネの話から、しんのすけはケンタッキーおじさんの恰好で斧を振り回し、「ナゲットにするぞ」と言いながら小屋で鶏たちを脅かすも返り討ちに遭ってしまう。結局、鶏小屋の掃除は難しすぎるから他の小屋に変えてほしいと提案するしんのすけたちに対し、よしなが先生はワニ小屋の掃除を言いつける。
第6回 週刊漫画アクション1990年10月9日号
242 - 244
第6回・第7回はアクション幼稚園運動会のエピソードで、連続した話となっていた。

第6回では、ネネの父である苗木が初登場。ネネの姿をビデオ撮影していたところ、しんのすけがボケをかますので苗木がノリで更にボケをかますと、ネネは「パパがビデオ男優になった~」と泣いてしまう。徒競走で『ばら組のチーター』と呼ばれる俊足の男の子と同組になったしんのすけと風間くんだが、スタートラインで「ウチの中学生のアニキは陸上部のエース」と自慢する男の子に対し、しんのすけは号砲が鳴ったのに走らず「オラのアネキは中2だけど、まだ始まってないんだぞ」と言い返し、よしなが先生から「とっとと走れ」と突っ込みを入れられる。この時点ではしんのすけに年の離れた姉がいることが語られていた

第7回では、よしなが先生はばら組担任のまつざか先生から「優秀なばら組とおたくを比べたらかわいそう」「今年もウチのペースね」と嫌味を言われたことで、「最後のリレーで逆点[注 4]してみせる」と強がりを言う。最後の種目のリレー対決で直前に怪我をして出られなくなった子の代役となったしんのすけはアンカーとなったが、ここでも『ばら組のチーター』と呼ばれる俊足の男の子と一緒になる。ばら組とデッドヒートとなり、ネネからバトンを受け取ったしんのすけはちゃんと走らず、ズボンの中にバトンを入れて陰茎に見立ててふざけたことから、結局はキレたよしなが先生にトラックを追い掛け回される。

第7回 週刊漫画アクション1990年10月16日号
200 - 202
第11回 週刊漫画アクション1990年11月13日号
239 - 241
前回(単行本第2巻収録「幼稚園は楽しい楽しいパラダイス編」第2話)に引き続き、遠足でのエピソード。単行本収録の第10回と、未収録の第11回・第12回とが連続した話となっていた。

第11回では、遠足先に着くなり園児たちが興奮して騒いでいる中、しんのすけは「こんなの初めてーっ」と裸の女性の姿になって、四つん這いでお尻を叩かれながら責められて興奮している(お尻を叩いているのはボーちゃん)。それを見たよしなが先生は怒りの余りバスに乗り込み、しんのすけを轢こうとする。その後、お弁当の時間でしんのすけは道中のバスの車内で早弁しておかずを先に食べてしまっていたため、よしなが先生からお弁当のおかずを分けてもらうが、味にいちゃもんをつけられたよしなが先生は激怒する。

第12回では、メインイベントとしてイモ掘りをする。冒頭で『サード・ギア』(狩撫麻礼原作)のパロディをするしんのすけに対し、よしなが先生はバイクで轢いて突っ込みを入れる。そして、いきなり現れ競争でもないのに勝手にレースだと決めつけイモ掘り勝負を挑んで来るまつざか先生に対し、よしなが先生も意地となって「一番大きいイモを掘った方が勝ち」と勝負を受けて立つことになった。余裕たっぷりに「私が勝ったら?」と聞いてくるまつざか先生に対し、しんのすけが現れ「もれなく私の『たねイモ』プレゼント」と、脚立に乗りながらまつざか先生のほほに『たねイモ』をくっつける。しんのすけは結局、まつざか先生とよしなが先生から地中に生き埋めにされる形で突っ込みを入れられる。

第12回 週刊漫画アクション1990年11月20日号
113 - 115
第13回 週刊漫画アクション1990年11月27日号
245 - 247
アクション幼稚園でのお絵かきの時間。しんのすけは近所で着替え中の下着姿の若い女性を写生して、よしなが先生と若い女性からデカいクレヨンで制裁を食らう。その後、花を描いているネネの横でお尻を突き出して「ならここにあります」とボケるしんのすけに対し、よしなが先生はしんのすけの顔がピカソの絵になる位に殴って制裁を加える。そして、またいきなり現れたまつざか先生から「お絵かきコンクールの入選者にはオーストラリア旅行がプレゼントされる」と聞いたよしなが先生は最初「ウチのクラスの子は賞目当てにガツガツしない」と最初は軽く受け流すが、先生も付き添いとして同行できると聞いた途端急に態度を変え、園児たちに絵を描くことを強制する。
第14回 週刊漫画アクション1990年12月4日号
188 - 190
アクション幼稚園での職員会議で、園長先生が「近頃、子供たちの歯が弱っているという調査結果が出ている」という話題を出す。よしなが先生の提案を受け、アクション幼稚園でも給食のメニューを見直し、歯の健康を考えて固い物を出すことになったのだが、出されたイワシなどを見て困った顔をしている園児たちの横で、しんのすけはどさくさ紛れで「スコラが見たーい」と口にする。そして、イワシを食べて歯茎から出血してしまい泣き出したネネに対し、しんのすけはよしなが先生に扮して「女の子なら、誰でも通る道だから」と慰めるが、よしなが先生から「初潮じゃねえ」と蹴りで突っ込みを入れられる。よしなが先生がネネの口の中を見て「シソーノーローのケがある」と言うと、しんのすけはベッドの上のシチュエーションで女の姿でボケをかましたが、男の姿になってたよしなが先生は我に返り「あたしゃソーローじゃない」としんのすけにノリ突っ込みを入れる。しんのすけに振り回されっぱなしでイライラの募ったよしなが先生は、医者から神経性胃炎と診断され「もっと、ゆとりある食事を」とも言われてしまう。
第17回 週刊漫画アクション1990年12月25日号
188 - 190
第15回(単行本収録)で登場した近所の小学生たちに虐められケガをしたマサオを見て、しんのすけたちが小学生たちに決闘を申し込んで決着を図ろうとする。小学生たちの下校時を待ち合わせ、しんのすけたちが手紙を渡したが、そこには「夜の8時にパンダ公園に来い」と書かれていたため、小学生たちはその時間に公園で待っていたものの、そんな時間に親が幼稚園児を外に出す訳がなく、小学生たちは待ちぼうけを食らう。マサオは結局、ますます虐められるようになった。
第62回 週刊漫画アクション1991年11月1日号 カラーで掲載。

「午後5時までに帰宅する」というみさえとの約束を守らず、午後5時を過ぎて帰宅したしんのすけ。みさえは反省を促すため家に入れなかったが、しんのすけは空いていた窓から侵入し堂々とテレビのアクション仮面を見ていたのだった。怒ったみさえはしんのすけを外に出すも、しんのすけは今度はこっそり勝手口から入って箪笥の中に隠れながらアクション仮面を見ていたのだった。再びしんのすけを締め出したみさえだったが、そのあとネネの母親・もえ子から「おたくのしんちゃんウチにみえまして…」と電話があり、しんのすけがネネの家に勝手にお邪魔してネネと一緒にアクション仮面を見ていたことを知る。

週刊漫画アクション特別編集12月23日号増刊 クレヨンしんちゃん特集号 第1回と第2回をカラー化し再掲載。なお、第1回は途中に1ページを加筆して全4ページとなっている。

第1回では、しんのすけが粘土で「生首」をつくると、(ここから加筆)ネネは粘土で犬を作った。それを自慢しようとネネはよしなが先生を呼んだが、しんのすけがネネの犬の上に自分が作った犬を乗せており、それを見たネネは「わたしのメアリーが犯された~~~」と泣き出してしまう。しんのすけが「先生も嫌いじゃねーべ?」と言うと、よしなが先生はまんざらでもない表情を見せたが、我に返ってネネに謝るよう諭すと、しんのすけはネネに「2度とやるなよ、桜田」と言う。泣いていたネネだったが頷いたあとすぐに笑顔を見せたので、しんのすけは「いま泣いたカラスがもう笑ってら」と高笑いするが、よしなが先生から「なんか違うぞ」とツッコミを入れられる。(ここまでが加筆)そこに風間くんが現れ、よしなが先生に自身の作品を自慢する。

長編

本作はほとんどが1話から3話程度で終了する短編が多いが、次に挙げる項目に関しては、通常の生活と異なったものを含め一定期間まとまって連載・アニメで放映されたものを解説する。

野原みさえ免許取得編

毎日のように幼稚園の送迎バスに乗り遅れるしんのすけを自転車で送り届ける事に嫌気が差したみさえは、自動車免許の取得を決意する。そのときの、教官(三木和目男)には、厳しい口調で指導を受ける。教習所にいる期間技術はかなり悪かったものの、様々な幸運などから何とか取得できたが、当初の目的にも関わらず、たまに運転したとしても余所見等で事故を起こしたりするなどトラブルに見舞われる(しんのすけを幼稚園に乗せていく途中、高速道路に乗ってしまった、等)ペーパードライバーとなってしまった。アニメでも取得当初は非常に下手だったが、月日の経過とともにそのような描写もなくなり、現在でも時々運転することがある(それでも、まだ「上手い」と呼べる程のものではない)。

野原ひろしの単身赴任編

ある日、ひろしは大阪へ単身赴任することになる。単身赴任のことを聞いたみさえはマレーシアに1年赴任するのかと思い動揺するが、赴任期間が1ヶ月と聞き安心する。以降の話はひろし抜きの野原一家の生活をメインに進行する。一度だけしんのすけとみさえが大阪のひろしのもとへ出かける話があるが、原作とアニメでは内容が異なる。アニメでは酔っ払いの女性が友達の家だと勘違いし、ひろしのマンションへ入ってきたところをみさえたちに見られてしまい、みさえたちはひろしが浮気をしているのだと勘違いした。そして、大阪のお好み焼き屋で夕食を取っていた野原一家は、ちょうど行われていた幼稚園の園長の会合で、偶然園長たちと同席することになる。その時しんのすけがチンピラ達に絡まれ、園長達がガンを飛ばしてチンピラを追い払いしんのすけを助ける。

1ヶ月後、ひろしの単身赴任が終わり、みさえとしんのすけはひろしを迎えに行ったが、入れ違いでひろしとは合流できず、迎えを期待していたひろしも迎えに行ったみさえもイライラがつのり険悪なムードに。しかしいざ再会し顔を見ると仲直り。

単身赴任編は、「クレヨンしんちゃんスペシャル シロ&もうすぐ4人家族編」に収録されている。

野原ひろしの入院編

酒の飲みすぎと辛いものの食べすぎで切れ痔(親指サイズ)になってしまったひろし。最初は薬をつけて治そうとしていたが、悪化の一方により入院し手術する事になる。入院中、ひろしは病院内でさまざまな人々との出会いを体験し、退院時には少し涙を流した。

野原ひまわり誕生編

ある日、トマトジュースを飲んでいたみさえは突然気分が悪くなり、その拍子にジュースを喉に詰まらせ吹きだしてしまった。それを見たしんのすけは、みさえが吐血したと勘違いし、その前に見ていたドラマ(君のためならどっこいしょ)の影響で、「みさえは病気で余命3ヶ月で死んでしまうのだ」と思い込んでしまう。さらに、みさえが「シロのエサの時間よ」と言ったとき、普段とは異なり、極端に素直になってしまったしんのすけ。その後一人落ち込んでいたしんのすけは、みさえに「母ちゃん死んじゃイヤだよ」と泣き崩れるが、実はみさえは病気ではなく、しんのすけの弟か妹になる赤ちゃんを妊娠していた。

その後悪阻で苦しんだりなどの試練を乗り越え、みさえは無事女の子を出産(原作単行本16巻にこの話が収録されている。アニメでは9月27日の放送)。数日後、生まれた赤ちゃんの名前は「ひまわり」に決まった(「ひまわり」の名前はアニメの視聴者から公募された名前の一つで、「赤ちゃんの名前が決まったゾ」の回でしんのすけの考案した名前という設定で「ひまわり」という名前に決定した)。

アニメ本編では野原一家とひろしの両親の5人で名前を考えていた際に、銀の介の提案(野原家代々に伝わる赤ちゃんの名前決め)で最後に落ちた紙ヒコーキの作者が考えた名前を採用するという形でそれぞれの考えた名前の書かれた紙ヒコーキを飛ばし、しんのすけの紙ヒコーキが最後に落ち、彼の考えた名前「ひまわり」に決定した(他の家族が考えた名前は「ぎん子」(銀の介)、「りえ」(ひろし)、「かめ」(つる)、「ゆずほ」(みさえ))。

まつざか梅の入院編

階段から落ちて骨折したまつざか先生はとある整形外科医院に入院することに。そこでまつざか先生は自分を診察してくれた医師・行田徳郎に一目惚れし、その後彼と恋人同士になる事となる。

このシリーズから上尾ますみが登場、まつざか先生が入院している間の臨時教員として幼稚園にやって来た。まつざか先生の復帰後も、上尾先生はさくら組の担任として引き続き幼稚園で働いている。

酢乙女あい登場編

庶民の生活を体験するために、世田谷の一等地からアクション幼稚園(ふたば幼稚園)に酢乙女あいが転入してきた。あいはひまわり組に入り、上品な振る舞いで周りの男子たちを次々と彼女の虜としてしまうが、年上の女が好きと公言して相手にしようとしないしんのすけに、女の意地も交えてあいの方が惚れ込んでしまう。

またずれ荘編

ある日、大型台風が春日部に襲来し、その影響で突然看板が野原邸に激突。翌日に一家で修復作業に取り組むが、シロアリによる被害で床が抜け落ちる事態に。さらに、みさえがガスの元栓を閉め忘れ、そこにしんのすけがチャッカマンで点火したため、ガス爆発が起こり野原邸は全壊してしまう。一度は絶望する野原一家だが、火災保険が下り、再建までの間アパート「またずれ荘」で暮らすこととなる。またずれ荘への引越しを決めたのはひろしで、その理由はひろしとみさえと赤ん坊時代のしんのすけが新婚当時に住んでいたアパート「くずれ荘」とそっくりだったためである(アニメのみの設定)。また、アニメ版では台風ではなくしんのすけが蹴ったサッカーボールで壁が凹み、そこから壁に穴が開いてしまう展開に変更されている。

アニメではしんのすけが出て来て「長い間ご声援ありがとうございました。クレヨンしんちゃんは今回を持ちまして終了させていただきま〜す」と最終回のウソ告知をしていた。また、「突然家が大変だゾ」と「オラの家がなくなったゾ」の冒頭では爆発のシーンが若干異なっている(前者は野原邸が炎で吹っ飛んだのに対し、後者は黒煙に包まれて破壊。シロは前者では小屋ごと吹っ飛ばされたが、後者は吹っ飛ばずに黒焦げになっている等)。

またずれ荘に引っ越した一家はオカマのスーザン(原作のみ)、浪人生の四郎、大家の大屋さん、劇団員志望の役津栗優、外国人のオマタ(原作のみ)、「親子」と名乗る謎の2人組・にがりやと汚田といった個性的な住人達と出会い、彼らと親しくなっていく。四朗の大学受験を応援したり、みんなでドライブに出かけたり、スーザンやオマタの意外な素性を知ったりと楽しい日々を過ごす野原一家だったが、再建が進むに連れまたずれ荘の面々との別れとなる日が徐々に近づいていた。だが再建が終わったその日、思いもよらない事件が起こる。

実はまたずれ荘の一室に住んでいたにがりやと汚田の正体は張り込み捜査をしていた刑事で、彼らは麻薬売買組織「モルヒーネ・ファミリー」の一員・ステロイド麻酢尾を追っており、またずれ荘の向かいのマンションに住んでいる麻酢尾の恋人・リサの下に麻酢尾が訪れると踏んでリサの部屋を張り込んでいた。そしてある日、遂に麻酢尾が姿を現した。ひょんなことからしんのすけと出会った麻酢尾は彼を利用してリサに自分の居場所を伝え、彼女と再会し、麻薬売人の仕事から足を洗うと告げる。そこへにがりや達が現れ、麻酢尾は逃げようとするが、自分を庇うしんのすけの姿を見て逃げようとするのを止め、にがりや達に自首した。しかし今度はそこに麻酢尾が組織を抜けようとしていることを知ったモルヒーネ・ファミリーのボスが放った殺し屋が現れ、しんのすけが人質に取られてしまう。何とかしんのすけを助けたものの、殺し屋は騒ぎを聞きつけて集まってきたまたずれ荘の住人全員を人質にとり、手榴弾まで持ち出して麻酢尾をおびき出した。しんのすけの行動で殺し屋はにがりや達に取り押さえられたが、殺し屋が落とした2つ目の手榴弾をしんのすけが誤って起爆させ、さらにそれをまたずれ荘に投げ込んでしまい、またずれ荘は爆発で全壊した。

その後、またずれ荘は野原家の家を再建した大工・鬼瓦築造と実はモロダシ共和国の王子だったオマタの援助によって再建される。そして野原一家はまたずれ荘と住人たちに別れを告げ、建て直された我が家へと引っ越していく。

アニメ版では展開はほぼ同じだが、スーザンとオマタは登場せず、代わりに屈底厚子・アツミ親子がまたずれ荘の住人として登場する。また、終盤のまたずれ荘が爆発で全壊する展開はなく、再建もされていない。

またずれ荘編が描かれた理由は、ちょうどこの時期が「アクション」から「まんがタウン」へ移る時期だったので、「アクション」の担当者と、臼井が話し合い、「(アクションからまんがタウンへ)引っ越すのなら、いっそしんちゃんの家を爆発させてしまいましょう」と、担当者が提案したことによる。

しんのすけ剣道編

しんのすけは、ひょんなことから剣道場を開いている武蔵野剣太という青年に剣道の才能を見出され、彼の下で剣道を習い始める。半ば強引に剣道を始める事になった為、初めはあまり乗り気でなく、稽古も真面目に取り組もうとしなかったしんのすけであったが、ある日、「極端流剣道場」という剣道場に通う代々木コージローという少年と出会い、勝負するが負けてしまう。それをきっかけに「コージローに雪辱を果たす」という明確な目標を持ったしんのすけは以後、本格的に剣道の鍛錬を積み、一方のコージローもしんのすけとの勝負を通じてその並ならぬ素質に一目置くようになり、それぞれお互いをライバルと見なし、2人はお互いに勝つため、特訓を開始する。そんなある日、しんのすけとコージローは町の剣道大会に出場する事となり、2人は順調に勝ち進んで行く。一方、しんのすけの試合を見に来ていた剣太は、極端流剣道場の少年がしんのすけに負けた後、極端流剣道場の師範から暴力を振るわれているのを目撃し、師範を止めて少年達を助け出す。そして、準決勝戦へ勝ち進んだしんのすけとコージローは遂に対決の時を迎える。一度は面を取られてしまったしんのすけだったが、その場に現れた謎の男(実は剣太の父親)が貸してくれた胴着からヒントを得て編み出した技でコージローに勝利を収めた。だが、しんのすけは「コージローに勝てただけでいい」と満足し、決勝戦を放棄して家に帰ってしまう。その後、剣太の道場は剣太の父が師範となって運営することになり、コージローや剣太に助けられた少年達が新たな門下生になる。そして剣太は最後に一度だけしんのすけと勝負をし、春日部の町を去っていった。

よしながみどりと石坂純一編

短期集中して連載・放送されたわけではないが、短いシリーズとして続いている話。よしなが先生と現在の夫である石坂純一は初期から中盤にわたっては単なる恋人同士であったが、その後幼稚園で結婚式を挙げ、長女・石坂桃を儲ける(アニメでは未登場)。よしなが先生の妊娠中は代理教員である熱繰椎造(あつくる しいぞう)がしばらくの間ひまわり組の担任を受け持った(アニメではよしなが先生が妊娠していないため、椎造は教育実習生として登場する)。

小山むさえ居候編

ある日家の近くで怪しい女性を見かけたしんのすけ。それを聞いたみさえは慌てて警察に通報するが、実はその女性はみさえの妹・小山むさえであった。むさえはカメラマンを目指していたが、真っ当なカメラマンの道を挫折した師匠から「才能がない」と言われてクビにされた挙句、アパートを追い出されてニートになってしまったのだという。カメラマンの夢を諦め新しい仕事が見つかるまでの間、むさえは野原家に居候する事となった。

原作では、みさえだけではなく姉まさえや熊本から唐突にやってきた父・よし治に励まされ立ち直り、本当は今でもカメラマンを続けたいと本心を語った。それを聞いた父から「3ヶ月以内にカメラマンに復帰しなければならない」という条件をつきつけられ写真を撮る修行を開始。幼稚園を訪れた際に新たな師匠と出会い、撮影技術を見込まれてアシスタントに勧誘されそのまま弟子となって旅立っていった。アニメでも2008年1月18日放送の前後編で原作と同じく新たな師匠を見つけ、自ら弟子になりたいと懇願し、部屋を片付けないままに旅立って行った。撮影旅行から帰ってきた後は、野原一家が以前暮らしていたまたずれ荘で野原家が住んでいた部屋と同じ部屋に住み、春日部市内のバラクーダ写真館で働いている。アニメでは2006年4月 - 2008年1月の約1年半と、かなり長期間においてむさえが居候している設定が続いており、アニメオリジナル回も多い。むさえ編が終了してからも、アニメでは準レギュラーとして度々登場している。また「新クレヨンしんちゃん」ではアニメ版の設定が用いられ、旅から帰り、バラクーダ写真館で働いている(原作ではまたずれ荘とはまた別の場所に在住している模様)。

まつざか梅の悲恋編(原作のみ)

長い間日本国外に渡航していた徳郎が帰国してきた。ところが彼とまつざか先生の間にふとした誤解から軋轢が走り、まつざか先生は別の男性に婚約を申し込まれ、徳郎との間で揺れ動く。さらに、徳郎は尊敬する保根田教授からアフリカで新種の恐竜・ブタバナザウルスの骨を発掘することを持ちかけられ、2人の距離は開いていき、遂には破局してしまう。

その後、居酒屋で飲んだくれていたまつざか先生は、偶然居合わせた野原一家に本当はまだ徳郎を愛していることを打ち明け、それを聞いたかすかべ防衛隊は徳郎を説得しに行く。まつざか先生を取り戻す決意をした徳郎は、どうにかまつざか先生の婚約者から先生を取り戻す事に成功、2人は公園で互いの愛を確かめ合い、徳郎は帰国後にプロポーズすることを約束して旅立った。

しかしアフリカ(南ボボ・ザルマータという架空の国)へ渡った数日後、徳郎は保根田教授に誘われて行った現地のカフェで起きた無差別爆弾テロに巻き込まれて命を落としてしまう。ニュースでその事実を知ったまつざか先生は、幼稚園の関係者達や、自分が発掘に誘った事で徳郎を死なせる事になったと罪悪感に打ちひしがれる彼の恩師 保根田教授の前では気丈に振る舞うも、実際は自分の体を疲れさせ、その上で酒を暴飲し、内臓をボロボロにして死んで徳郎の後を追おうと考えるまでに精神的に追い詰められていた。ある日とうとう幼稚園の敷地内で酒を飲んでいるところをばら組の園児・河村やすお(チーター河村)に見られ、彼からそのことを聞いた園長から厳重注意され、謹慎処分を受けることに。その後、居酒屋で酒をあおっていたまつざか先生は、自分に絡んできた女チンピラたちを蹴散らし、その場面を目撃していた三木ボクシングのオーナーから女性ボクサーのスカウトを受け、さらに自分が蹴散らした女チンピラ達のボスで元三木ボクシング所属の女性ボクサーから勝負を申し付けられる。

それを聞いたまつざか先生は、ボクシングで体をボロボロにして死のうと思い、その申し出を引き受ける。そして迎えた試合本番、まつざか先生は相手に圧倒的に押されるが、それは相手の攻撃でボロボロになって死ぬための行動だった。その時、しんのすけや事情を知ったかすかべ防衛隊とよしなが先生、高倉園長が駆けつけ、しんのすけは徳郎の母から預かってきたあるものをオーナーに読み上げてもらう。それは、徳郎がテロに遭う直前にアフリカで書き遺したまつざか先生に宛てた手紙だった。亡き徳郎の言葉によってまつざか先生は再び生きる気力を取り戻し、相手にTKO勝ちを果たす。

立ち直ったまつざか先生は徳郎の後を追おうとすることを止め、彼の言葉を大切にして徳郎の分まで逞しく生きていこうと決意。しかし、まつざか先生が勤務中に飲酒していたことを知ったPTA会長とその一派の保護者達が幼稚園に押しかけ、緊急会議を開いてまつざか先生を辞めさせるよう要求する。そこへ園児たちがまつざか先生を辞めさせないで欲しいと説得に現れ、更にみさえ達の意見によってPTA総会の会長をはじめとする解任派は言い負かされ、まつざか先生の辞職は回避され、彼女の処分は3か月の減給で済むこととなった。

それからしばらくした後、保根田教授たちは、ブタバナザウルスの化石を再発掘するため治安が安定してきたアフリカの南ボボ・サルマータへ渡航する。そのときまつざか先生は空港で、徳郎の形見であるブタバナザウルスの恥骨の化石を教授に渡す。全ての化石の発掘が完了した数日後、化石で再現されたブタバナザウルスが各地の博物館で展示公開された。その中には、徳郎の形見の恥骨の化石も組み込まれていた。

アニメではこのエピソードは放送されていない[注 5]。また、徳郎が南米に赴任した後のエピソードでは登場していないが、まつざか先生が婚活を始めており、徳郎との恋愛はどうなっているのかは不明のままになっている[注 6]

野原みさえ入院編

ある日みさえは夜中に調子が悪くなり病院に運ばれた。検査の結果胃炎だった。次の日には退院したがしんのすけと走ったら尾てい骨を骨折してしまい再び入院をしたみさえ。途中で上尾先生が入院してきたが怪我自体がさほど大した事なかった為、みさえより早く退院してしまった。

原作者が描いた最後のエピソードであり、原作ではみさえが再入院した所で未完結で終わったが、アニメではその後の顛末まで放送された。

野原家新車を買う編(アニメのみ)

ある日みさえが車をぶつけて壊してしまった。修理をしようとディーラー担当の営業マン・瀬段則康に相談しそれが高額になるという。瀬段則康は商売っ気のない人で破損した車を手放すかどうか交錯する中、外車中古販売店に寄る。外車中古販売店員は金持ちだと思い込み、売りつけようとするが野原家は買わなかった。最終的には元のディーラーに戻り、新車を買おうと値引き合戦をする。

このエピソードでは3週間連続で放映された。

小山ひさえ入院編(原作のみ)

ある日検査のために東京都内の病院に入院した。そこは小山よし治の中学時代の同級生が働く病院だった。

野原ひろしの単身赴任編(アニメのみ)

ある日ひろしは部長から突然ネパールに単身赴任を言い渡された。家族にもなかなか言い出せずにいたが、ネパールに単身赴任ではなく秋田でネパールの物産展に1ヶ月行って欲しいと頼まれていた。ひろしは実家に泊まることになり、しんのすけたちと毎日ビデオ電話で連絡している。

こちらも3週連続で放送された。

登場人物

野原しんのすけ
- 矢島晶子小林由美子
本作の主人公。アクション幼稚園(アニメではふたば幼稚園)に通う5歳の幼稚園児。特技はケツだけ星人、ぞうさん、半ケツフラダンスなど。一人称は「オラ」で、語尾に「~ゾ」「~だゾ」がつく。
野原みさえ
声 - ならはしみき
ひろしの妻でしんのすけ、ひまわりの母。専業主婦。29歳。
野原ひろし
声 - 藤原啓治森川智之
みさえの夫でしんのすけ、ひまわりの父。双葉商事に勤務するサラリーマン。35歳。
野原ひまわり
声 - こおろぎさとみ
しんのすけの妹。原作16巻、アニメでは「赤ちゃんが生まれたゾ」(1996年9月27日放送のTVスペシャル)で誕生した0歳児。
シロ
声 - 真柴摩利
野原家の飼い犬。原作1巻、アニメでは「子犬を拾ったゾ」(1992年5月25日放送)で初登場。捨て犬であったが、しんのすけが連れて帰り、シロと名をつけた。

アニメ

テレビアニメ

テレビ朝日系列にて1992年4月13日から月曜夜7時00分枠で放送開始。その後1996年4月12日より金曜夜7時30分に枠移動した。『あたしンち』のアニメが開始に伴い2002年4月20日から一時期土曜日に放送されていたが、『あたしンち』の放送枠移動後の2004年10月22日からは再び金曜日の7時30分に放送されるようになった。2019年10月改編において、『ドラえもん』と共に土曜日夕方へ枠移動した(本作が土曜日に枠移動されるのは約15年ぶり)[50]。日本国外でも放送されている国がある。一度の放送で3回構成となっていたが、金曜日夜時代ではスペシャルを除き2回または1回となっており、土曜日夕方に移動した後は再放送を含めた3回構成になっている。これ以前にも新作公開映画宣伝を兼ねて放送済みのエピソードが再放送されることがあり、2002年3月には春休みアッパレ!戦国大合戦の宣伝を兼ねてと放送開始10周年記念として1997年と1998年放送のエピソードの一部がテーマ曲変更・アイキャッチの一部を再編集の上、「アンコールF」枠で傑作選として再放送された。この放送が好評だったことから2004年まで、映画の宣伝を兼ねて毎年行われた。また、CS放送テレ朝チャンネルでも現在までにかけて再放送が行われている(ただし、サブタイトル・アイキャッチはカットまたは再編集で新しいバージョンに変更されている)。

WEBアニメ

2016年8月3日から2017年8月23日までAmazonプライム・ビデオで毎週水曜日に独占配信されたウェブアニメ。計4シリーズ存在し、いずれもクレヨンしんちゃんとしては初の連続ドラマ形式である。

漫画とアニメとの相違点

表記の違い

野原家の住む町の名前は「春我部市(かすかべし、かすがべし)」となっている。ただし、テレビでも春日部になっていることがまれにある。同様にアニメ映画1作目でも、ひろしの車のナンバープレートが「春我部」ナンバーになっていたり、1994年12月26日放送『忘年会で盛り上がるゾ』では「大宮駅」も「大実矢駅」と表されたことがある。

しんのすけの通っている幼稚園の名前は、漫画では「アクション幼稚園」であるが、アニメでは「ふたば幼稚園」。ひろしが勤務している会社の名前も漫画では「アクション商事」だが、アニメでは「双葉商事」に変わっており(現在は漫画でも「双葉商事」)、「アクション」から「双葉」に変わっていることが多い。また、アクション仮面は原作、アニメ、映画ともに全て同じ(サブキャラクターは若干異なる)。

登場人物の違い

アニメ未登場のキャラは複数いるが、原作で登場する回がアニメで放送されているにもかかわらず、2020年現在、野原せましや門呂親子、捨内、オマタはアニメに登場していない。

  • 野原せまし
「じいちゃんと暮らすゾ」…原作では話の最後でせましが銀の介を迎えに来るが、アニメではこの場面はカットされている。
「秋田に里帰りだゾ」…前半は原作どおりだが、後半のせましとのやりとりは銀の介に置き換えられている。
  • 門呂マリ
特製のオリジナルおにぎり(いちごジャム入り)を食べさせられたひろしが腹を下す話では、原作ではマリが作ったものであるがアニメではオリジナルの女性ゲストに置き換えられている。
  • 捨内
原作では捨内がひろしに逆上がりを教えるがアニメでは四郎に置き換えられている。
  • オマタ
原作ではオマタがしのぶに恋をするがアニメでは四郎に置き換えられている。
  • またずれ荘の住人の違い
原作では201号室に役津栗優、202号室に野原家、203号室に四郎、204号室にスーザン小雪(玄武岩男)、205号室ににがりや京助と汚田急痔(以下刑事)、206号室にオマタがそれぞれ住んでいるが、アニメでは201号室に四郎、202号室に野原家、203号室に役津栗優、204号室に刑事、205号室に屈底厚子・アツミ親子(206号室は空室)が住んでいて、四郎、役津栗優、刑事の部屋が異なるほか、スーザンとオマタは登場しなかった。
  • またずれ荘の造り
トイレは、原作ではアパートに1つしかない共同トイレだが、アニメでは1部屋に1つ置かれている。またずれ荘の全景は原作では青い屋根でコンクリート造りであるが、アニメでは赤い屋根で木造になっている。

他にも、役津栗優の読みが原作では「やくくりゆう」だがアニメでは「やくくりゆう」になっており、大家の大主代はアニメでは「大主代」になっていた。

  • 熱繰椎造の立場の違い
原作ではよしなが先生が産休を取るため代理として幼稚園に赴任するが、アニメではよしなが先生は妊娠していないので教育実習生として登場する。
アニメ版ではよしなが先生の妊娠・出産のエピソードは登場していない。それに伴って椎造の立場も上記のように変更されている。
その他、白猪天子等もアニメ未登場である。
  • 石坂桃
アニメではよしなが先生は妊娠・出産をしていないので未登場。
  • 埼玉紅さそり隊のお銀とマリーがふかづめ竜子を呼ぶとき、原作漫画では「竜子」と呼び捨てにしていたのに対し、アニメ版では「リーダー」と呼んでいる(ただし、一度だけ例外あり)。
  • 行田徳郎は原作では一旦帰国した後、まつざか先生と破局の危機に陥る騒動を経て先生にプロポーズする。その後は教授に誘われ再び外国に赴任するが、そこで無差別テロに巻き込まれ死亡するという展開を迎える。アニメ版ではチリ赴任した以降では登場しておらず、2010年にはまつざか先生が婚活をしているなどのエピソードがあり、徳郎の事並びに恋愛は不明のままになっている[注 6]
  • 原作では四郎は受験勉強のため自動車免許を取得していないが、アニメでは取得している。

映画

アニメ映画は東宝が配給を行い、1作目は夏休みに公開、2作目以降は毎年春のゴールデンウィーク前(4月の3-4週目の金・土曜日)に公開され、海外でも公開されている。

2009年には第10作『嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』の実写映画として山崎貴監督の『BALLAD 名もなき恋のうた』が公開された。

商標問題

中国

1997年中国の企業数社が『クレヨンしんちゃん』の絵柄や中国語名「蠟筆小新(ラービィシャオシン)」で勝手に商標を登録したため[51]双葉社は中国国内で「蠟筆小新」の商標名でのキャラクターグッズ販売ができず、「Shinchan」の商標名での販売を余儀なくされている問題が発生した[52]

2004年双葉社が衣料品などのグッズを中国で販売したところ、公式商品にも拘らず、商標登録の影響で「コピー商品」として店頭から撤去される事態が発生した[51]2005年1月双葉社は、第三者の商標登録が有効であるとした行政の判断は間違っているとして[53]、中国の行政を相手に北京で行政訴訟を起こしたが、2006年9月に中国の北京市第1中級人民法院は訴えを退けた。この判決を受け、双葉社は北京市高級人民法院に控訴した[54]。しかし、商標登録に関する行政訴訟については、登録から5年を経過していることを理由に、北京市高級人民法院は2008年12月9日付けで最終的に双葉社の主張を退け、当該行政訴訟の終局判断を下し、双葉社側の敗訴が決定した[55]

なお、初めメディア各社は「双葉社は著作権を所持しているにもかかわらず、中国ではグッズを販売できない」と報じたが[54]、双葉社はその報道は誤りであると発表した[53]

中国語名「蠟筆小新(ラービィシャオシン)」で商標を登録した中国の企業の1社は、双葉社との話し合いの席上にて、双葉社に対し 『この商標を譲渡する』 と双葉社へ申し出た。しかし「日本円で約14億円(一説には約20億円)で買い取れ」などとの内容だったため双葉社は拒絶した。

この商標権侵害の問題を解決しようとせず、中国側は「蠟筆小新(ラービィシャオシン)」の商標を使用していたが、本作の著作権者が2004年に商標審査委員会に商標の取り消しを申請し、一度目の審査では申請が退けられたが、二度目の審査の結果、3年間商標が使用されなかったとして2010年に商標取り消しが決定された。商標を有していた中国の衣料品会社はこの決定を不服として提訴したが、2012年、北京市第1中級人民法院によりその訴えは退けられた[56]

また、2012年に双葉社は上海・広州・江蘇の企業3社に対して著作権侵害の賠償金約106万元(日本円で約1325万円)の支払いを求める訴訟を起こし[57]、3月23日に上海第1中級人民法院は3社のうち1社に対して双葉社へ30万元(日本円で約390万円)の賠償金支払いと権利侵害の停止を命じる判決を下した[58]

韓国

2008年、『クレヨンしんちゃん』のキャラクターを使ったスナック菓子を巡る権利が裁判沙汰になった(詳細はクラウン製菓の記事を参照)。

ゲーム

スピンオフ作品

脚注

注釈

  1. ^ 作者の居住地でもある。テレビアニメでは春我部という架空の都市名が時折使われることもある。詳細は「#漫画とアニメとの違い」の項目を参照。
  2. ^ ひろしの勤務先が霞ケ関駅近辺にある。
  3. ^ 劇中のアクションデパートはかつて実在したロビンソン百貨店がモデルとなっている。
  4. ^ 掲載誌での原文ママ。
  5. ^ アニメにおいて徳郎が化石発掘の為海外に発つエピソードはVHS・DVD版に未収録となっており、徳郎が海外へ渡航したことに触れるエピソードはほとんどない。
  6. ^ a b なお、徳郎がアニメでの現時点で再登場していないものの、まつざか先生との仲並びに交際は継続している模様。

出典

  1. ^ キムタクがしんちゃんになっちゃった「ブリブリ〜」日刊スポーツ
  2. ^ 過去最高興収を記録した『クレしん』『コナン』、マンネリにならない秘訣は?ORICON STYLE
  3. ^ http://www.sanspo.com/golf/news/20160617/jlp16061705020001-n3.html
  4. ^ a b “素顔は「普通の優しい人」=人気者しんちゃん生みの親”. 時事ドットコム (時事通信社). (2007年9月20日). http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009092000236 2009年9月21日閲覧。 
  5. ^ a b c d “クレヨンしんちゃん:コミックなど6500万部”. 毎日.jp (毎日新聞社). (2007年9月20日). http://mainichi.jp/select/today/news/20090921k0000m040096000c.html 2009年9月21日閲覧。 
  6. ^ a b c “「クレヨンしんちゃん」作者 臼井さんの遺体 確認 雑誌連載 ストックは2ヶ月分”. 朝日新聞13版 (朝日新聞社): p. 27面. (2009年9月21日) 
  7. ^ a b “岩壁下の遺体「クレヨンしんちゃん」作者と判明”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2007年9月20日). http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090920-OYT1T00608.htm 2009年9月21日閲覧。 
  8. ^ http://v-storage.bandaivisual.co.jp/talk/30780
  9. ^ a b 大山くまお・林信行・リベロスタイル編著『クレヨンしんちゃん大全』双葉社、2011年4月17日、142-149頁、ISBN 978-4-575-30308-7
  10. ^ 大山くまお・林信行・リベロスタイル編著『クレヨンしんちゃん大全』双葉社、2011年4月17日、110-115頁、ISBN 978-4-575-30308-7
  11. ^ a b 『まんがタウン』2009年12月号
  12. ^ 『クレヨンしんちゃん』数ページの遺稿見つかる 3ヶ月間連載延長へ”. オリコン (2009年11月5日). 2011年1月10日閲覧。
  13. ^ クレヨンしんちゃん新連載始まるぞぉー デイリースポーツ、2009-12-01 閲覧。
  14. ^ “「クレヨンしんちゃん」 「鬱な展開」にネットで大騒ぎ”. J-CASTニュース (ジェイ・キャスト). (2007年8月12日). http://www.j-cast.com/2007/08/12010231.html 2009年9月21日閲覧。 
  15. ^ 単行本1巻。
  16. ^ 「しんちゃん」のサトーココノカドー、春日部に登場。
  17. ^ スーパー クレしん25周年で春日部にサトーココノカドー 毎日新聞 2017年12月15日、同4月15日閲覧。
  18. ^ サトーココノカドーの新看板も クレヨンしんちゃん商品を限定販売、イトーヨーカドー春日部店がイベント 埼玉新聞 2018年4月6日、同4月15日。
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関連項目

外部リンク