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「講談社コミックス」の版間の差分

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[[2010年]][[3月17日]]より、『別冊少年マガジン』掲載作品の単行本がKCMから発売されている。独自のレーベルを持たなかった理由は、『週刊少年マガジン』と編集部が同じであるためと考えられる。
[[2010年]][[3月17日]]より、『別冊少年マガジン』掲載作品の単行本がKCMから発売されている。独自のレーベルを持たなかった理由は、『週刊少年マガジン』と編集部が同じであるためと考えられる。


[[2014年]][[5月9日]]より、[[iOS (アップル)|iOS]]・[[Android]]用[[マンガ]]雑誌[[アプリケーションソフトウェア|アプリ]]である「[[マンガボックス]]」掲載作品の単行本が、KCMより発売されている。
[[2014年]][[5月9日]]より、[[iOS (アップル)|iOS]]・[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]用[[マンガ]]雑誌[[アプリケーションソフトウェア|アプリ]]である「[[マンガボックス]]」掲載作品の単行本が、KCMより発売されている。


=== KCMの単行本巻数ランキング(上位10タイトル) ===
=== KCMの単行本巻数ランキング(上位10タイトル) ===

2020年9月6日 (日) 06:42時点における版

講談社コミックス(こうだんしゃコミックス、Kodansha Comics[1])は、講談社が発行している漫画単行本のレーベル。略称はKC

厳密には、『週刊少年マガジン』『月刊少年マガジン』『別冊少年マガジン』、およびその増刊号掲載作品、また同誌掲載作家の短編集などを収録しているレーベル(以下『少年マガジン』関連レーベル)についてこの名称で呼ばれている。

一方で、『コミックボンボン』や少女作品などの他雑誌関連については、雑誌名に「講談社コミックス」「KC」をつけ足した名前のレーベル(「講談社コミックスボンボン」「講談社コミックスなかよし」など。以下「サブレーベル」)で発行されている。ただし『ARIA』掲載作品のレーベル・ARIAコミックスなど、一部に「KC」を冠しない例外も存在する。

本項では主に『少年マガジン』関連レーベルについて詳述し、サブレーベルについては「講談社の漫画レーベル」を参照のこと。

概要

1967年に、講談社の新書判の漫画単行本レーベルとして創刊された。単行本の一冊一冊に番号が振られ、KC1からは少年漫画、KC501からは少女漫画(講談社コミックスフレンドシリーズ)と区別されていた。最初の単行本は少年漫画側が5月10日の『ハリスの旋風』(ちばてつや)1・2巻、『墓場の鬼太郎』(水木しげる)、『魔犬ムサシ』(石川球太)。少女漫画側が10月28日の『ララ♡ハート[2]里中満智子)1~3巻、『サインはV』(神保史郎望月あきら)。

1971年に『テレビマガジン』が創刊、1974年に『月刊少年マガジン』が復刊し、発行される単行本が増えるに連れて、掲載誌ごとに通し番号を区別をする必要が生じた。このため1976年に『週刊少年マガジン』掲載作品を収録する講談社コミックスマガジンKCM、通称・少年マガジンコミックス)、『月刊少年マガジン』掲載作品を収録する講談社コミックス月刊マガジンKCGM、通称・月刊マガジンコミックス)、『テレビマガジン』掲載作品を収録する講談社コミックスTVマガジンKCT)に分けられた。その後1981年ヤングマガジンコミックスYMKC)、1982年講談社コミックスボンボンKCB)などが派生して創刊されたが、既述のとおり、現在奥付表記で「講談社コミックス」として発行されているのはKCMとKCGMのみである。なお、『釣りキチ三平』や『コンポラキッド』のように巻によってレーベルが異なっている作品も存在する。

同じように少女漫画側の通し番号も雑誌ごとにレーベルが独立し、1974年に『週刊少女フレンド』掲載作品を収録する講談社コミックスフレンドKCF)、『なかよし』掲載作品を収録する講談社コミックスなかよしKCN)に分けられた。

2010年3月17日より、『別冊少年マガジン』掲載作品の単行本がKCMから発売されている。独自のレーベルを持たなかった理由は、『週刊少年マガジン』と編集部が同じであるためと考えられる。

2014年5月9日より、iOSAndroidマンガ雑誌アプリである「マンガボックス」掲載作品の単行本が、KCMより発売されている。

KCMの単行本巻数ランキング(上位10タイトル)

同一作者による単一タイトルのみを対象とした。シリーズ累計での記録は除く[3]
巻数の 太字 は完結。
作者のソートは、作画者を基準とした。

連載中

タイトル 作者 連載期間および掲載誌 巻数
(最終刊行月)
ジャンル・備考
1 はしめのいつほ/はじめの一歩 もりかわ しよおし/森川ジョージ 1989年 (平成元年) 〜 連載中
週刊少年マガジン
126巻
(2019年10月)
ボクシング/スポーツ
2 とりいむす/Dreams かわ さんはんち/原案:七三太朗
漫画:川三番地
1996年 (平成8年) 〜 2017年 (平成29年)
週刊少年マガジンマガジンSPECIAL
065全71巻
(2017年1月)
野球/スポーツ
3 つりきちさんへい/釣りキチ三平 やくち たかお/矢口高雄 1973年 (昭和48年) 〜 1983年 (昭和58年)
週刊少年マガジン
065/全65巻
(1983年5月)
釣り
番外編が2巻ある。
4 ふえありいている/FAIRY TAIL ましま ひろ/真島ヒロ 2006年 (平成18年) 〜 2017年 (平成29年)
週刊少年マガジン
044/全63巻
(2017年7月)
ファンタジー
5 こつとはんとてる/ゴッドハンド輝 やまもと かすき/山本航暉 2001年 (平成13年) 〜 2011年 (平成23年)
週刊少年マガジン
062/全62巻
(2012年5月)
医療
6 こおたろおまかりとおる/コータローまかりとおる! ひるた たつや/蛭田達也 1982年 (昭和57年) 〜 1994年 (平成6年)
週刊少年マガジン
059/全59巻
(1994年12月)
格闘、ギャグ、ラブコメ
続編を含めれば既刊94巻[4]
7 あしたてんきになあれ/あした天気になあれ ちは てつや/ちばてつや 1980年 (昭和55年) 〜 1991年 (平成3年)
週刊少年マガジン
058/全58巻
(1991年7月)
ゴルフ/スポーツ
8 えりあのきし/エリアの騎士 つきやま かや/原作:伊賀大晃
作画:月山可也
2006年 (平成18年) 〜 2017年 (平成29年)
週刊少年マガジン
041/全57巻
(2017年3月)
サッカー/スポーツ
9 あひるのそら/あひるの空 ひなた たけし/日向武史 2004年 (平成16年) 〜 連載中
週刊少年マガジン
038/51巻
(2019年6月)
バスケットボール/スポーツ
10 かめれおん/カメレオン かせ あつし/加瀬あつし 1990年 (平成2年) 〜 2000年 (平成12年)
週刊少年マガジン
047/全47巻
(2000年3月)
ヤンキー/少年漫画
10 たいやのええす/ダイヤのA てらしま ゆうし/寺嶋裕二 2006年 (平成18年) 〜 2015年 (平成27年)
週刊少年マガジン
047/全47巻
(2015年8月)
野球/スポーツ
続編を含めれば既刊53巻[5]
10 へいひいすてつふ/ベイビーステップ かつき ひかる/勝木光 2007年 (平成19年) 〜 2017年 (平成29年)
週刊少年マガジン
032/全47巻
(2017年11月)
テニス/スポーツ

関連レーベル

ワイドKC
1984年6月18日に『さばおり劇場』(いがらしみきお)、『犯罪心理学』(芳井一味)、『ゆらりうす色』(やまだ紫)が発行されて創刊。A5版の単行本を発行する。表紙や奥付などでは「ワイドKC○○」(○○は掲載誌)と表記されるが、通し番号は掲載雑誌に関わらず一貫して1から振られる。
KCデラックス(KCDX)
1980年頃創刊。特装版を発行する。これもワイドKCと同じく基本的に掲載誌や種類に関係なく通し番号が1から振られるが、「アッパーズKCDX」などの一部レーベルは独自の通し番号を持っている。

脚注

  1. ^ 初期デザインの単行本の表紙では「Kodansya Comics」となっている。
  2. ^ ララ♡ハート - マンガ図書館Z(外部リンク)
  3. ^ シュート!』、『金田一少年の事件簿』、『BOYS BE…』、『スーパードクターK』は、別タイトルも含めればシリーズ累計で50巻を超えている。
  4. ^ 続編に『新・コータローまかりとおる! 柔道編』 (全27巻)、『コータローまかりとおる! L』 (既刊8巻)がある。
  5. ^ 続編に『ダイヤのA act2』 (既刊6巻)がある。

外部リンク