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{{by|2014年}}9月に開催された[[2014年アジア競技大会|仁川アジア競技大会]]の野球チャイニーズタイペイ代表選出された。同大会には外野手として出場し、六番・[[右翼手]]で全試合先発した王は4割を超える打率をマークして同大会の準優勝を勝ち取った。当時の監督の[[呂明賜]]は王の打撃、守備共に高く評価した。[[第1回21U野球ワールドカップ]]のチャイニーズタイペイ代表にも選出された。同大会には外野手として出場し、四番打者として活躍していた。同大会で、強豪勢を下し優勝を勝ち取った<ref name="運動視界20141110">[https://www.sportsv.net/articles/4097 「眼淚佐味」21U新生代四番─王柏融] ''{{zh|運動視界}}'' {{zh icon}} (2014年11月10日) 2017年6月19日閲覧</ref>。[[シンシナティ・レッズ]]のスカウトの注目を集め、当時コーチだった[[トミー・クルーズ]]はマイナー入りを期待していたが契約には及ばなかった<ref name="ETNEWS運動雲20170512">[http://sports.ettoday.net/news/923380 克魯茲向球探推薦王柏融:這麼強,幹嘛不簽] ''{{zh|ETNEWS運動雲}}'' {{zh icon}} (2017年5月12日) 2017年6月7日閲覧</ref>。
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{{by|2015年}}[[6月29日]]に行われた[[中華職業棒球大聯盟]]のドラフト会議において1巡目(全体4位)で[[楽天モンキーズ|Lamigoモンキーズ]]が指名。500万[[ニュー台湾ドル|台湾元]](+100万台湾元インセンティブボーナス)で契約。会議の最初(全体1位)に名前が読み上げられた元メジャー・[[林哲シュエン|林哲瑄]]に次いで指名されることが有力視されながら、[[統一ライオンズ]]は王などの注目選手{{Refnest|group="注"|このドラフト会議は[[CPBL]]史上最大の豊作ドラフト会議といわれる<ref>[https://udn.com/news/story/7/1737040 中職史上最大選秀會 今登場] ''{{zh|中時電子報}}'' {{zh icon}} (2015年6月29日) 2017年6月16日閲覧</ref>。全体1位に[[ボストン・レッドソックス]]の外野手だった[[林哲瑄]]、全体3位に[[シアトル・マリナーズ]]傘下AAAに所属した経験を持つ[[蒋智賢]]、全体4位に王、全体5位に[[デトロイト・タイガース]]でプレーした経験を持つ[[倪福徳]]、全体6位に[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]に所属する[[宋家豪]]、全体7位に[[オークランド・アスレチックス]]傘下に所属した経験を持つ[[潘志芳]]、全体8位に18歳の若さでレギュラーの座を確保した[[林承飛]]。他に[[北海道日本ハムファイターズ]]が入団テストを行った[[羅華韋]]<ref>[https://www.nikkansports.com/baseball/news/photonews_nsInc_p-bb-tp0-20140202-1252216.html ハム 台湾代表左腕の羅華韋をテスト - プロ野球ニュース] ''日刊スポーツ'' (2014年2月2日) 2017年6月16日閲覧</ref>、[[ニューヨーク・ヤンキース]]傘下でプレーした経験を持つ[[郭阜林]]、[[シカゴ・カブス]]傘下に所属していた経験を持つ[[王躍霖]]、マリナーズ傘下に所属した経験を持つ[[陳敏賜]]など大物ぞろいのドラフト会議であった。元[[福岡ソフトバンクホークス]]の[[陽耀勳]]が指名漏れになるほどだった<ref>[http://twbsball.dils.tku.edu.tw/wiki/index.php/2015%E5%B9%B4%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E8%81%B7%E6%A3%92%E5%A4%A7%E8%81%AF%E7%9B%9F%E9%81%B8%E7%A7%80%E6%9C%83 2015年中華職棒大聯盟選秀會] ''{{zh|台灣棒球維基館}}'' {{zh icon}} (2017年5月26日) 2017年6月16日閲覧</ref>。}}を指名せず、このことに統一ファンは大きくショックを受けた<ref>[https://www.ptt.cc/bbs/Baseball/M.1488282003.A.AF9.html 為什麼統一當年不選王柏融] ''{{zh|批踢踢實業坊›看板 Baseball}}'' {{zh icon}} (2017年2月28日) 2017年5月27日閲覧</ref><ref>[https://www.ptt.cc/bbs/Baseball/M.1498712018.A.AC3.html 林子崴傷退] ''{{zh|批踢踢實業坊›看板 Baseball}}'' {{zh icon}} (2017年6月29日) 2017年6月29日閲覧</ref>。Lamigo監督の[[洪一中]]も同様で、ドラフト会議にて王を指名できたことに驚愕したという<ref>[https://www.sportsv.net/articles/18965 才花4場比賽,王柏融就站上桃猿隊三棒] ''{{zh|運動視界}}'' {{zh icon}} (2015年9月6日) 2017年6月19日閲覧</ref>。
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7月に開催された[[2015年夏季ユニバーシアード|光州夏季ユニバーシアード]]の野球チャイニーズタイペイ代表に選出された。同大会ではチームの勝利に貢献した王は、準決勝のチャイニーズタイペイ対韓国戦の勝利後、「私達の世代からは、今後も常に韓国に勝利していきたい」と力強く語った<ref>[http://sports.ettoday.net/news/533456 世大運/王柏融轟陽春砲:我們世代要一直贏南韓],''{{zh|ETtoday運動雲}}'' {{zh icon}} (2015年7月10日) 2017年6月17日閲覧</ref>。なお決勝戦は雨天により中止となり、大会はチャイニーズタイペイ、日本両チームの優勝で幕を閉じた。
7月に開催された[[2015年夏季ユニバーシアード|光州夏季ユニバーシアード]]の野球チャイニーズタイペイ代表に選出された。同大会ではチームの勝利に貢献した王は、準決勝のチャイニーズタイペイ対韓国戦の勝利後、「私達の世代からは、今後も常に韓国に勝利していきたい」と力強く語った<ref>[http://sports.ettoday.net/news/533456 世大運/王柏融轟陽春砲:我們世代要一直贏南韓],''{{zh|ETtoday運動雲}}'' {{zh icon}} (2015年7月10日) 2017年6月17日閲覧</ref>。なお決勝戦は雨天により中止となり、大会はチャイニーズタイペイ、日本両チームの優勝で幕を閉じた。

2020年8月25日 (火) 11:06時点における版

王 柏融
Wang Po-Jung
北海道日本ハムファイターズ #3
基本情報
国籍 中華民国の旗 中華民国台湾
出身地 屏東県万丹郷
生年月日 (1993-09-09) 1993年9月9日(31歳)
身長
体重
182 cm
94 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2015年 ドラフト1巡目(全体4位)
初出場 CPBL / 2015年9月2日
NPB / 2019年3月29日
最終出場 CPBL / 2018年10月13日
年俸 1億円(2020年)[1]
※2019年から3年契約、総額4億円+出来高[2]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイ
プレミア12 2015年2019年
王 柏融
各種表記
繁体字 王 柏融
拼音 Wáng Bóróng
注音符号 ㄨㄤˊㄅㄛˊㄩㄥˊ
和名表記: おう はくゆう
発音転記: ワン・ボーロン
英語名 Wang Po-Jung
テンプレートを表示
獲得メダル
男子 野球
チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイ
アジア プロ野球チャンピオンシップ
2017
WBSC U-21ワールドカップ
2014
アジア競技大会
2014
ユニバーシアード
2015 野球

王 柏融(ワン・ボーロン、1993年9月9日 - )は、台湾中華民国)・屏東県出身のプロ野球選手外野手)。右投左打。NPB北海道日本ハムファイターズ所属。ニックネーム大王(ダーワン)。

経歴

プロ入り前

台湾屏東県出身。王建民に憧れて野球を始め[3]、中学生の時に左打ちに転向[4]。穀保高級家事商業職業学校から、中国文化大学に進学[5]

小中学校、高校時代に台湾のプロ野球選手としては珍しく、チャイニーズタイペイ代表歴がほとんどない[5][6]。王はコンプレックスのせいで野球をやめようとさえ考えていたという[7]

高校時代のコーチ・周宗志によると、高校時代に投手として王の球速は145km/h以上も記録したがバッティングの方がよりうまいので野手に専念させた[8]。王は第二の王建民になる夢を断念したが、今でも外野手以外で一番やりたい守備位置は投手である[3]

中国文化大学在学中に守備の負担が軽くて打撃に専念しやすいという理由で、本人の意向によって三塁手から外野手にコンバートした。コーチの指導により流し打ちから引っ張り専門の打者になった。一生懸命に筋力トレーニングに励んだ王の体格は著しく成長し、高校通算本塁打0本の選手から台湾を代表する屈指のスラッガーへ化けた[5][6][9]

2014年9月に開催された仁川アジア競技大会の野球チャイニーズタイペイ代表選出された。同大会には外野手として出場し、六番・右翼手で全試合先発した王は4割を超える打率をマークして同大会の準優勝を勝ち取った。当時の監督の呂明賜は王の打撃、守備共に高く評価した。第1回21U野球ワールドカップのチャイニーズタイペイ代表にも選出された。同大会には外野手として出場し、四番打者として活躍していた。同大会で、強豪勢を下し優勝を勝ち取った[10]シンシナティ・レッズのスカウトの注目を集め、当時コーチだったトミー・クルーズはマイナー入りを期待していたが契約には及ばなかった[11]

2015年6月29日に行われた中華職業棒球大聯盟のドラフト会議において1巡目(全体4位)でLamigoモンキーズが指名。500万台湾元(+100万台湾元インセンティブボーナス)で契約。会議の最初(全体1位)に名前が読み上げられた元メジャー・林哲瑄に次いで指名されることが有力視されながら、統一ライオンズは王などの注目選手[注 1]を指名せず、このことに統一ファンは大きくショックを受けた[15][16]。Lamigo監督の洪一中も同様で、ドラフト会議にて王を指名できたことに驚愕したという[17]

7月に開催された光州夏季ユニバーシアードの野球チャイニーズタイペイ代表に選出された。同大会ではチームの勝利に貢献した王は、準決勝のチャイニーズタイペイ対韓国戦の勝利後、「私達の世代からは、今後も常に韓国に勝利していきたい」と力強く語った[18]。なお決勝戦は雨天により中止となり、大会はチャイニーズタイペイ、日本両チームの優勝で幕を閉じた。

Lamigo時代

2015年9月2日義大ライノズ戦でプロデビュー。同試合の8回裏にプロ初安打を記録し、義大・アンドリュー・シスコのノーヒットノーランを阻止して試合のMVPに選ばれた[19]。2日後の9月4日の統一ライオンズ戦でプロ初本塁打。その後も好調を維持し、シーズン打率は.324、本塁打9を記録。プレーオフ台湾シリーズでは打率.500、本塁打2、打点8の活躍でチームの台湾一に貢献し、シリーズ史上最多となる14安打を記録して優秀選手に選出された[20]

オフの9月30日に2015 WBSCプレミア12チャイニーズタイペイ代表に選出された[21]。プレミア12のオープニングラウンド・対カナダ戦では九番・右翼手で先発。五回には本塁打を記録した直後に豪快にバットを放り投げ、その姿はMLB.com内のコーナーCut4でも特集された[22]。同大会でチャイニーズタイペイは1次ラウンドを突破できなかったものの、王は4割を超える打率をマークした[23]

2016年には、林智勝FA権を行使してLamigoを退団し、中信兄弟に移籍した)の後継者としてメディアに大々的に取り上げられた[24][25][26]6月2日の統一戦にはミネソタ・ツインズのスカウトが王の視察に訪れたが、王はこのことを知らなかった[27]。開幕前の期待に応えるようにブレイクした王は、シーズン打率.414[注 2]、シーズン安打数200本のCPBLシーズン歴代記録を達成。最優秀選手、新人王に選出されたほか、打撃王、安打王、ゴールデングラブ賞、ベストテンなどのタイトルを獲得した。タイトル授賞式後のインタビューで「海外で羽ばたく夢は諦めません。機会さえあれば絶対に実現してみせます」と豪語した[33]。オフに5年総額3,180万台湾元で契約更改。

2017年開幕前にはLamigoモンキーズが2017 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)をボイコットしていたため、WBCには不参加となった[34]。しかし、2月28日にCPBL代表(チャイニーズタイペイ代表と異なるメンバーで構成された)として2017 ワールド・ベースボール・クラシックに出場する日本代表の壮行試合に出場して「対戦してみたい」と語っていた則本昂大から本塁打を記録した[35]

シーズンでは5月9日富邦ガーディアンズ戦には阪神タイガースのスカウトが王の視察に訪れ[36]5月13日の統一ライオンズ戦には埼玉西武ライオンズシニアディレクター兼編成部長の渡辺久信が視察に訪れ[37]5月18日の中信戦には再び多数のメジャーリーグのスカウトが訪れ[38]5月26日の同カードには読売ジャイアンツスカウトの大森剛らも視察に訪れるなど、海外挑戦も期待されていた[39]。最終的にリーグ史上2人目、台湾人選手としては初の三冠王と、最多安打で打撃4タイトルを獲得した[40]

オフの10月11日に2017 アジア プロ野球チャンピオンシップチャイニーズタイペイ代表に選出された[41]侍ジャパン・トップチーム監督の稲葉篤紀ロッテとの練習試合では不振に陥った王への内角攻めを宣言し[42]、当大会にて王の打率は四割未満の三割三分三厘に抑えられる結果となったが[43]ベストナインの外野手部門で選出された[44]

2018年シーズンオフにポスティングシステム[注 3]を利用して海外球団への移籍を目指した[46]11月20日、Lamigoモンキーズは王との交渉権を日本ハムが獲得し、30日間の交渉期間に入る旨をチーム公式ウェブサイトで発表した[47]。日本ハムによる落札金額は2億円と推定されている[48]。ここまで獲得に興味を見せていなかった日本ハムが交渉権を獲得したことについて、台湾でも驚きの声が挙がっていた。これについて「情報の管理に気を付けながら、長期間に渡って複数の目で調査してきた」とGMの吉村浩はコメントした[49]。12月7日に日本ハムと3年総額4億円+出来高で契約合意が報じられた。誕生日が1993年9月9日ということもあり背番号は彼のラッキーナンバー9を希望していたが、既に中島卓也が着けていたため99となった。

日本ハム時代

2019年は、3月29日の開幕戦、対オリックス・バファローズ戦で5番・左翼手として日本デビューを果たした。6月14日の対読売ジャイアンツ戦の7回裏、高木京介から勝ち越しとなる2ラン本塁打を放つ。これが決勝点となり、高木京介にプロ初黒星を付けた本塁打となった[50]。最終的には88試合で打率.255、3本塁打、35打点、OPS.647という成績で1年を終えた。オフには2019年限りで引退した田中賢介の推薦もあり、背番号が99から3へと変わった。本人は「背番号3をつけさせていただくことは大変光栄です。賢介さんへの敬意を決して忘れることなく、懸命にプレーをすることが3番を受け継がせていただいたことへの恩返しだと思っています」と話していた[51]。また2019 WBSCプレミア12にも出場した。

選手としての特徴

打撃

CPBL在籍時の成績の特徴として、三振の少なさが挙げられる。2017年、CPBL規定打席に到達した打者として3位のK%「9.0%」と3位のBB/K「1.14」を記録した王はスラッガーとして極めて三振の取りにくい強打者である[52]。本人公認の初球から打つタイプであり、2017年5月まで初球の通算打率は5割を超えていた[4]。初球本塁打率もずば抜けているが、その一方2ストライク後の通算打率は2割未満となっていた[4]。バットコントロールが巧みであり[53]足が速く内野安打を得意とするが[4]、2016年にCPBLでの盗塁数はリーグ2位[54]であったにもかかわらず、CPBL通算盗塁成功率は65%程度でしかない[55]。シーズン末に向けてとんどん調子を上げていくことが特徴であり、2年連続(2016年と2017年)で9月の月間MVPを受賞することで台湾当地では「九月大王」と呼ばれていた[56][57][58]。CPBL時代には守備シフトを対戦相手に敷かれることがよくあり[39][59][60][61]、また、本塁打性の打球を放った際に見せるバット投げは彼の代名詞でもあった[22][62][63]

トミー・クルーズの指導により球の内側を叩くことを意識するようになったという[64]。Lamigoコーチの劉家豪は王の打撃について「バットの軌跡が短い」「スイングの為の準備が早い」「ピッチャーのリズムにつられない」ことが主な特徴だと述べ[64]、監督の洪一中はLamigo入団一年目に当時のCPBL現役選手でコンパクトなスイングが一番速いのは王だと考えた[65]CPBL史上初となる3年連続の本塁打王に輝いた高國輝は「台湾のプロ野球界にはキレのあるボールを投げる強力なサウスポーは少ないので、王選手は抑えられませんよ」と分析し[53]清宮幸太郎は「(重心が)後ろに残るというか、全然前に出ないのにすごいスイングをする。学ぶところがある」と語った[66]

守備

呂明賜は、2018年10月に王の守備について、「判断、捕球の安定性、そして送球をもう少し向上させる必要があるが、日本で訓練を受けて経験を積めば徐々に改善できると思うので、それほど問題だとは考えていない」と語った[67]中信兄弟打撃コーチ在任中の2017年に、トミー・クルーズは王の守備を「やや慎重すぎて積極さに欠けるきらいがありますが、基本的な守備能力は備えています。コーチの指導さえあれば確かな成長は果たせますよ」と評した[11]。また、監督の洪一中は「NPBと比較して、守備と送球に課題がある」「陽岱鋼と比べたら守備の差は結構大きい」と指摘[68]。実際2016年にCPBLで400イニング以上出場した外野手としてやや低い守備Win Shares 1.73を記録した王の守備はセイバーメトリクス専門家にRank D+と評され[69]、CPBL時代に三年連続ゴールデングラブ賞を受賞したものの、守備判断と送球技術に関しては日本移籍までずっと元プロ野球選手や監督などの専門家たちに疑問視されてきた[67][68][70][71][72]

人物・エピソード

  • 憧れの打者として、ブライス・ハーパー[73]柳田悠岐[3][64][73][74]糸井嘉男[73]を挙げている。
  • 一番対戦してみたい投手は大谷翔平菅野智之[注 4][75]
  • CPBLオールスターゲーム2018のアトラクションとして行うスピードガンコンテストに出場し、最速145km/hを記録した[76]
  • 生来の泣き虫であり、高校時代に台湾代表に選出されなかった時にも[9]U-21の韓国戦で逆転三塁打を打った時にも[77]、2016年台湾プロ野球(CPBL)年間表彰式にも号泣した[78]
  • 好きな小吃魯肉飯、鹹酥雞、炙り物、お鍋[3]
  • サウスポーは左打者に強いとされるが、王はこの説を信じない[10]
  • 高校時代の同級生であるデトロイト・タイガース傘下の江少慶のようにアメリカへ行けないことを悔やんでいる[5]
  • 日本のプロ野球球団への入団の噂について、王は日本語が分からないので台湾の報道をほんの少し見ただけだという[79][80]
  • Lamigo TVのオンライン番組である大應猿天團へゲスト出演をし、海外進出するなら日本かアメリカかと訊かれ「日本」と答えた[3]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2015 Lamigo 29 122 111 18 36 6 1 9 71 29 0 1 0 1 9 0 1 22 2 .324 .377 .640 1.017
2016 116 550 483 130 200 40 3 29 333 105 24 8 0 5 51 3 8 59 6 .414 .476 .689 1.165
2017 115 517 437 107 178 33 1 31 306 101 16 10 0 4 50 15 11 44 6 .407 .491 .700 1.192
2018 118 534 453 99 159 32 3 17 248 84 9 7 0 2 51 12 16 63 7 .351 .446 .547 .993
2019 日本ハム 88 340 306 18 78 13 0 3 100 35 1 0 0 3 25 1 6 65 6 .255 .321 .327 .647
CPBL:4年 378 1723 1484 354 573 111 8 86 958 319 49 26 0 12 161 30 36 188 21 .386 .464 .646 1.110
NPB:1年 88 340 306 18 78 13 0 3 100 35 1 0 0 3 25 1 6 65 6 .255 .321 .327 .647
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の赤太字はリーグ歴代最高、太字はリーグ最高

[81][82][55]

年度別打撃成績所属リーグ内順位

























O
P
S
2015 22 CPBL - - - - - - - - - -
2016 23 1位 1位 1位 6位 4位 3位 2位 1位 2位 2位
2017 24 1位 1位 2位 - 1位 1位 3位 1位 1位 1位
2018 25 4位 3位 2位 6位 4位 2位 - 1位 3位 2位
2019 26 パ・リーグ - - - - - - - - - -
  • 「-」は10位未満(打率、出塁率、長打率、OPSは規定打席未到達の場合も「-」と表記)

[81][82]

WBSCプレミア12での打撃成績

















































O
P
S
2015 チャイニーズ・タイペイ 5 21 18 2 8 2 0 1 13 4 1 0 0 0 3 0 0 3 1 .444 .524 .722 1.246

[23]

タイトル

CPBL

表彰

CPBL
台湾代表

記録

初記録
CPBL
  • 初出場・初先発出場:2015年9月2日、対義大ライノズ33回戦(桃園国際野球場)、6番右翼手で先発出場
  • 初打席:同上、2回裏に希克から投ゴロ
  • 初安打:同上、8回裏に希克から中前安打
  • 初打点:同上、9回裏に羅嘉仁から中適時二塁打
  • 初本塁打:2015年9月4日、対統一ライオンズ31回戦(桃園国際野球場)、1回裏に潘威倫から右越本塁打
  • 初盗塁:2016年3月29日、対中信兄弟2回戦(桃園国際野球場)、1回裏に二盗(投手:魔力、捕手:鄭達鴻)
NPB
その他の記録
CPBL
  • シーズン打率:.414(2016年)
  • シーズン安打:200(2016年)
  • シーズン得点:130(2016年)
  • シーズン長打数:72(2016年)
  • シーズン塁打数:333(2016年)
  • オールスターゲーム出場:3回(2016年 - 2018年)

背番号

登場曲

代表歴

関連情報

出演

CM

台湾

脚注

注釈

  1. ^ このドラフト会議はCPBL史上最大の豊作ドラフト会議といわれる[12]。全体1位にボストン・レッドソックスの外野手だった林哲瑄、全体3位にシアトル・マリナーズ傘下AAAに所属した経験を持つ蒋智賢、全体4位に王、全体5位にデトロイト・タイガースでプレーした経験を持つ倪福徳、全体6位に東北楽天ゴールデンイーグルスに所属する宋家豪、全体7位にオークランド・アスレチックス傘下に所属した経験を持つ潘志芳、全体8位に18歳の若さでレギュラーの座を確保した林承飛。他に北海道日本ハムファイターズが入団テストを行った羅華韋[13]ニューヨーク・ヤンキース傘下でプレーした経験を持つ郭阜林シカゴ・カブス傘下に所属していた経験を持つ王躍霖、マリナーズ傘下に所属した経験を持つ陳敏賜など大物ぞろいのドラフト会議であった。元福岡ソフトバンクホークス陽耀勳が指名漏れになるほどだった[14]
  2. ^ 2016年から台湾プロ野球界は四割打者を次々と生み出し、当シーズンのリーグ野手平均OPSは.851、打率は.308であった[28]。常にリーグ野手平均OPSを.700に維持してきた日本プロ野球界から見れば[29]石井一久城所龍磨などのプロ野球選手の想像をはるかに絶する甚だしい打高投低だった[30][31]台湾の人々もそれを自覚しており、郭泰源も2016年に統一セブンイレブン・ライオンズの監督を務めている時、CPBLの「打高投低」現象を問題視した[32]
  3. ^ 台湾プロ野球には一軍に年間125日以上在籍したシーズンが3度になれば、球団の承認を条件に海外移籍が可能になる規定がある。ラミゴは日米、韓米のポスティングシステムを参考に王柏融のために移籍システムを創設し、獲得希望球団を募っていた。日本と台湾の間には日台選手契約に関する協定があり、野球協約に明記されている。日本の球団が台湾球団の選手と契約を希望する場合、日本コミッショナーを通じて身分照会を行い、台湾コミッショナーは4営業日以内に回答。日米協定で明記されているポスティングシステムは、日台協定では記されていない[45]
  4. ^ 第4回ワールド・ベースボール・クラシックに出場する日本代表の壮行試合にCPBL代表として出場して、菅野智之からヒットを放った経験があるにもかかわらず、翌年7月のインタビューに海外進出するなら一番対戦してみたい投手は誰かと訊かれ、大谷翔平と菅野智之の名を挙げた。

出典

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外部リンク