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: アニメでは一旦くじ引きでキャプテンとなった。田所らからは「おっちょこちょいだが、ムードメーカーでもあるから結果的にはいい選択だった」と評されたが、墨谷二中とのドリームマッチ後、「俺にはあんな後輩(丸井・イガラシ等)を育てられない」と言い谷口にキャプテンを譲った。また、アニメでは倉橋にもきっちり意見を言うなど、締めるところは締めるというキャラも追加されている。 |
: アニメでは一旦くじ引きでキャプテンとなった。田所らからは「おっちょこちょいだが、ムードメーカーでもあるから結果的にはいい選択だった」と評されたが、墨谷二中とのドリームマッチ後、「俺にはあんな後輩(丸井・イガラシ等)を育てられない」と言い谷口にキャプテンを譲った。また、アニメでは倉橋にもきっちり意見を言うなど、締めるところは締めるというキャラも追加されている。 |
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; 太田:[[福井信介]] |
; 太田:[[福井信介]] |
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: 谷口の1年先輩。[[ニキビ]](もしくは[[そばかす]])が特徴。右投右打。100mを12秒台で走る俊足(アニメでは11秒台)。2年時は[[遊撃手]]だったが、俊足と[[強肩]]など運動能力の高さに着目した谷口の意向で3年になると[[中堅手]]を守る。打順は2番。中々の切れ者であり、東実戦では谷口の疲労度を察し、追い込まれて(ツーストライク)から粘り、時間を稼いでいた。しかし田所からは「お前は顔に似合わず頭良いんだな」とあまり嬉しくない誉められ方をされた。 |
: 谷口の1年先輩。[[尋常性痤瘡|ニキビ]](もしくは[[そばかす]])が特徴。右投右打。100mを12秒台で走る俊足(アニメでは11秒台)。2年時は[[遊撃手]]だったが、俊足と[[強肩]]など運動能力の高さに着目した谷口の意向で3年になると[[中堅手]]を守る。打順は2番。中々の切れ者であり、東実戦では谷口の疲労度を察し、追い込まれて(ツーストライク)から粘り、時間を稼いでいた。しかし田所からは「お前は顔に似合わず頭良いんだな」とあまり嬉しくない誉められ方をされた。 |
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: 谷口がキャプテンになってからは上級生に強く出られない彼の性格を見越して好き勝手に振る舞う面もあったが倉橋から「レギュラーから下ろす」と喝をいれられ初心を取り戻した。負けている状態で9回裏2死になって打順が回る事が多く度々プレッシャーを背負って来たが、試合の逆転の突破口を切り開いた人物でもあった。[[長打]]は無いものの、クリーンナップへ繋げる重要な役割を見事に果たしている。 |
: 谷口がキャプテンになってからは上級生に強く出られない彼の性格を見越して好き勝手に振る舞う面もあったが倉橋から「レギュラーから下ろす」と喝をいれられ初心を取り戻した。負けている状態で9回裏2死になって打順が回る事が多く度々プレッシャーを背負って来たが、試合の逆転の突破口を切り開いた人物でもあった。[[長打]]は無いものの、クリーンナップへ繋げる重要な役割を見事に果たしている。 |
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; 山口:[[南田親彦]] |
; 山口:[[南田親彦]] |
2020年8月24日 (月) 23:57時点における版
プレイボール | |
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ジャンル | 野球 |
漫画 | |
作者 | ちばあきお |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
レーベル | ジャンプ・コミックス |
発表号 | 1973年27号 - 1978年31号 |
巻数 | 全22巻(ジャンプ・コミックス) 全11巻(愛蔵版コミックス) 全11巻(集英社文庫コミック版) |
漫画:プレイボール2 | |
原作・原案など | ちばあきお |
作画 | コージィ城倉 |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | グランドジャンプ |
レーベル | ジャンプ・コミックス |
発表号 | 2017年9号 - |
発表期間 | 2017年4月5日 - |
巻数 | 既刊9巻(2020年7月現在) |
アニメ:プレイボール1st(第1期) プレイボール2nd(第2期) | |
原作 | ちばあきお |
総監督 | 出崎哲 |
監督 | 四分一節子 |
キャラクターデザイン | 清水恵蔵、泉保良輔 |
音楽 | 和田薫 |
アニメーション制作 | マジックバス |
製作 | プレイボール製作委員会 |
放送局 | #放送局参照 |
放送期間 | 第1期:2005年7月 - 9月 第2期:2006年1月 - 3月 |
話数 | 第1期:全13話 / 第2期:全13話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画、アニメ |
ポータル | 漫画、アニメ |
『プレイボール』は、ちばあきおによる野球漫画、およびそれを原作としたテレビアニメ。『キャプテン』のスピンオフ作品である。原作は青少年育成国民会議推薦、アニメは東京都墨田区推薦を受けている。続編としてコージィ城倉による『プレイボール2』がある。
概要
『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて1973年から1978年にかけて連載。同時期(1972年から1979年)に『月刊少年ジャンプ』に連載されていた『キャプテン』とあわせて第22回(昭和51年度)小学館漫画賞を受賞[1]。
ラグビーかアメリカン・フットボールを題材にした漫画を描くつもりでいたが、ルールの把握や資料集めに時間がかかり、連載開始の予定を大幅に遅れそうになったため、その資料が集まるまでの繋ぎとして、『キャプテン』の主人公だった谷口タカオの高校野球での活躍を描くつもりで連載を始めた。しかし、描いているうちに構想が大きく膨らみ、繋ぎが繋ぎで無くなり長期連載となったが、体調不良によるドクターストップから未完となる[2]。ジャンプコミックスから全22巻が刊行されているが、文庫版への改定により「かたわもの」「めくら」など一部不適切な表現は削除されている。
2016年、ちばの遺族と『グランドジャンプ』の増澤吉和(当時は副編集長)との協議でリバイバル企画が生まれ、同作のファンでもあるコージィ城倉に相談したところ、城倉が続編を描くことが決定。『グランドジャンプ』2017年9号より、城倉によって『プレイボール2』の連載が開始された。ちばのタッチを再現し、最終回からの続きが描かれている[3]。また、ジャンプ・コミックスの装丁もちばが連載していた70年代当時の標準デザインを模した物となっている。
あらすじ
- 前作『キャプテン』でのクライマックスとなった青葉学院戦で骨折しながらも無理に投球を続けたことが祟り、谷口タカオの右手は人差し指を伸ばせなくなり、まともにボールを投げられなくなっていた。墨谷高校に進学後は部活に入ろうとはせず、田所がキャプテンを務める弱小野球部の練習風景を毎日のように夕暮れまでグラウンドの片隅で眺めていた。決して口にこそ出さないが野球への未練を強く抱いていることに、谷口の両親も心配していた。そんな谷口の様子を見かねたサッカー部のキャプテン相木は、できない野球に未練を持つよりは新しい道に進むべきだと、谷口をサッカー部に勧誘する。谷口はサッカーについては全くの初心者だったが、中学時代に培った努力と根性でみるみる上達し、チームメイトからも認められるようになる。
- 野球を諦めてサッカーに専念することに決めた谷口だったが、少年野球の審判を買って出るなど野球に対する未練と情熱はまったく薄れることはなかった。そんな谷口の様子はほどなく相木に知られてしまう。このままサッカーを続けることは谷口にとって最良の選択ではないことを察した相木は野球部のキャプテンである田所との話し合いの末に、谷口をサッカー部から退部させ、野球部に入部させる。
- 田所に請われて入部した谷口は送球こそまともに出来ないものの、守備力と打撃、コントロールは健在であり野手としてチームに溶け込む。また豊富な知識や的確なアドバイスによりエースの中山、口さがないムードメーカーの山本らにもその力量を認められる。谷口の投げるワンバウンド送球を捕球出来るようになるという仲間たちの協力もあって谷口は一躍チームの中心選手となる。
- 徐々に送球のコツを身につけた谷口はノーバウンドでも送球出来るようになる。だが、山本はナチュラルに変化する谷口の送球を逆に捕球出来なくなってしまい戸惑う。その異変に気付いた田所は谷口が工夫と研鑽により、ボールを指の間から抜くようにして投げているその送球こそがフォークボールであることに気付く。正に怪我の功名が谷口に新たな武器を授けた。正捕手である田所は谷口の投げるフォークボールを捕球できるようにと努力を重ねる。谷口はチームの切り札として再びマウンドに上がれる機会を得る。
- 墨谷高校野球部は夏の高等学校選手権大会地区予選では毎年1回戦負けの常連だったが、谷口の活躍で順当に勝ち上がり甲子園出場の常連校であるシード校の名門東都実業高校(東実)との大一番を迎える。中山の力投と谷口のピッチャーの呼吸に合わせてスイングするという速球打ちのアドバイスにより、墨谷は予想外の善戦を繰り広げる。だが、初回から全力投球で飛ばしていた中山が東実打線につかまり、窮地に立たされた墨谷は遂に谷口をマウンドに送る。いかに名門とはいえ、この時代にはまだ珍しいフォークボールに東実打線も翻弄される。だが、ロングリリーフとなった谷口の疲労は激しく途中降板を余儀なくされ、善戦も空しく墨谷は惜敗する。
- その試合をもって高校野球を引退する田所は谷口に感謝し、二年生部員たちを差し置いて谷口を新キャプテンに指名する。これには中山や山本も納得ずくのことだった。谷口は先輩部員を差し置くことに葛藤しつつも、恩人である田所の真意を受け入れる。また、フォークボールの連投で肩を痛めた谷口を田所がなじみの医院に連れていったところ、谷口の指も治すことができることを知り、元通りにする手術を受ける。谷口の不在で秋期大会こそ残念な結果に終わった墨谷だったが、翌年の夏の大会に向けて本格始動する。中学時代から谷口を強く慕っていた後輩の丸井は成績が足りずに墨谷に不合格。編入学試験合格を目指して努力を続ける。一方、谷口の中学時代のライバル倉橋は墨谷高校に入学していたが、あまりの弱小ぶりとやる気の無さに呆れて三日で退部していた。そんな倉橋も谷口の活躍に触発され、中山や山本に非難されながらも再入部を決める。
- 抜群の技術に加え、配球技術を持った正捕手倉橋と投手二枚看板の揃った墨谷は卒業就職した田所が見守る中、キャプテン谷口を中心に活躍することになる。
登場人物
墨谷高校野球部
都立の公立高校。野球部は谷口が入部するまでは毎年3年生が引退するとメンバー割れする弱小チームで、勝利への執念も薄かったが、谷口と田所たちの引退後に再入部した倉橋の熱意によって弱小を脱する。更に、中学大会を制した谷口の後輩達の加入によってシード校に名を連ねるまでに強化されていった(表記は「人物名:声の出演」)。
- 谷口タカオ:前田賢一朗
- 本作の主人公。右投右打。ポジションは投手・三塁手。右翼手を守ったこともある。中学時代に試合中のアクシデントで指を骨折し、無理をして試合続行し投げ続けたことから、利き手の人差し指が曲がったまま伸びなくなり(アニメでは利き手の人差し指が伸びたまま曲がらなくなり)、真っ直ぐボールを投げられなくなる。入学してしばらくはサッカー部に所属し努力の甲斐あってレギュラーにも選抜されたが、野球への情熱を捨てきれず主将の相木による叱咤と後押しで、野球部に転部する。怪我の影響で送球がままならない状態であったが、バウンド送球を経て努力の末に投げられるようになり、その過程でフォークボールをマスターする。その後、手術を受けて指の怪我を克服する(この過程は原作とアニメ版では若干異なっている)。打順は4番(川北戦のみ5番)。ピッチャーとしてはコントロールを身上としており、倉橋の要求するボール半個分の出入りを可能とするほどの見事な投球術を持っている。最終的にカーブ・シュート・フォークボール(故障が明けてからは、ここぞという時にしか投げなくなった)を一通りマスターした(中学時は直球のみ)。また精神面が強く、ピンチや味方のエラーにあっても粘り強く淡々としたピッチングを展開し、その姿勢は作中屈指の好投手である専修館の百瀬さえも驚嘆させている。イガラシ、井口世代の他の一年生から「やっぱ(シード校入りした墨谷の)エースだけあってナリ(体格)に似合わず凄え球投げるなあ」と評されるなど球速もある模様。
- 本来は三塁手がベストポジションだがチーム層が薄い墨谷では投手と兼任を余儀なくされ、成り行き上エース格になっていたという背景もある。それ故に特に自身がエースという自負はなく総合チーム力で挑む姿勢は中学時代から変わっていない。
- 対戦相手を徹底的に研究かつ分析するタイプで、その姿勢は相手が強豪・弱小かを問わず一貫している。その結果、それまで5年連続1回戦負けを喫し、勝利とはほど遠かった墨谷高校野球部を1年時は3回戦、2年時は準々決勝(ベスト8)にまでコマを進めさせた。野球に熱心なあまり学業が疎かになり、母親から釘を刺されてしまうこともある。前キャプテンの田所により1年生の夏以降は墨高のキャプテンに任じられ、以降連載終了まで継続。中山から「お前はキャプテンなんだから、グランドに出れば俺たち上級生を呼び捨てにして良い」と言われ倉橋からも賛成されるが、本人は「僕は頭が古いんで無理です」と上級生に対する気遣いと礼儀を忘れることはなかった。逆にここぞという場面では気弱だった中学時代に比べてはっきり意見を言えるようになっており「言って分からなければ放っておけばいい、困るのは本人だ」と井口の態度に突き放す発言をとったり、アニメでも格下の言問高校相手に油断する上級生に「このままでは負けてしまう。僕たちの今の敵は気の緩みです!」と終盤に激を飛ばす場面が見られる。その貫禄は問題児の井口でさえ「やはりキャプテンだけあって迫力がある」と言わしめるほど。
- 『2』では彼と対立する丸井を競わせて井口に自分の過信を痛感させるとともに奮起を促す意味で投手としては起用しない方針をとっていた。その後自主練習に励み結果を出した彼の進歩の速さに驚き、指南役を買って出た丸井に感謝した。
- 一方で、公式戦での得点力向上のために真芯で捉えないと長打が打てない竹製バットでの練習を採用。練習試合でも反対を押し切って使用を強要した結果、相手校の監督を怒らせてしまったばかりかバットが折れてしまうなど判断ミスも目立っているが、その度に反省し分析を重ねている。
- 田所:河野裕
- 谷口の2学年上であり、谷口が入部した時のキャプテン。右投右打。ポジションは捕手。中学時代は投手でもあったらしく、東実戦では疲労した谷口に代わって登板したが全く通じず、大量得点を許してしまった。京成戦に7番、城東戦に3番、東実戦に5番を打った。特に突出した能力は見せなかったが他のナインと共に谷口に影響され上達して行き、東実戦でも活躍した。当初は怪我を負っている谷口に戦力としての期待をせず、彼の入部に浮かれる部員たちにも厳しい態度を取っていたが、「ちやほやするとかえって本人が気を遣ってしまう」と彼なりに配慮しての行動だった。サッカー部や他部員の進言による打撃練習にてその実力を認め、以後は試合でも谷口の意見を積極的に取り入れるまでに至っている。捕手としては、ロングリリーフの谷口の疲労なども察しロジンバッグなどで間をとるように指示をしたり、中山の限界を見抜くなど気が付く方であった。アニメでは出塁した谷口を走らせたくない一心で本塁打も打っている。すぐ部員を怒鳴りつけたりバットを振り回して脅すなど粗暴なところが見られるが、弱小に甘んじていた部員の中では野球に対して真剣に取り組むなど基本的にキャプテンとしては信頼されている。
- 東実戦前には強豪に本気で勝とうとする谷口に対し、卒業後の進路の為の勉強に支障が出かねない練習量は避けるべきとの考えを持っていた。そのため練習方針の考え方の違いで衝突するが、後に谷口の姿勢に動かされた中山と共にベストを尽くす事を選択した。しかし自身は補習を受けるなど学業成績はあまり良くなかったようである。
- 卒業後は家業の電気屋を継ぎ、合間を見て野球部の見物や試合の応援に駆けつける。面倒見の良い性格で、全部員にアイスの差し入れやカツ丼をご馳走してくれるなど卒業後も気にかけている。また、なにかというとタイヤキ屋を相談場所として利用している。仕事上あちこち駆け回るため顔が広く、後輩勧誘の手助けをしたこともあった。井口勧誘の際には本気で投げた球をヒットにするなど野球の能力も衰えてはいないが、山本から「腹が出てる」と言われ太り気味である模様。
- 倉橋豊:日野聡
- 谷口と同級生であり、谷口のよきパートナー。顎が割れている。右投右打。ポジションは田所の後の捕手。打順は3番(川北戦と3年生時における夏の都予選では4番)。中学時代に谷口がいた墨谷二中と激戦を繰り広げた隅田中出身[4]で、当時は地区随一の名捕手と噂されていたほどの実力者。谷口の球を変化球もノーサインで捕球できるほどスキルが高い。高校入学時は野球部の不真面目さに呆れて3日で退部していた。その後しばらくは草野球でプレイしていたり、中学時代の先輩・田渕がいる川北商の練習に参加していたが、谷口の勧誘で改めて野球部に籍を置くこととなる。
- 言いたいことをはっきり口にする性格。主張自体は正論ながらも先輩相手でも一切遠慮をしないので当初はトラブルが絶えなかったが、そのほとんどが相手やチームを思ってのことである。しかしチームの意識向上に伴いそれも少なくなり、自身もチームにとけ込む様子も見られている(それでも先輩を「あいつら」「お前ら」というなど、若干先輩を見下している感はある)。原作ではクールな性格で中学時代のイガラシの性格に酷似しており、チームの参謀的な役割を果たしていた。原作、アニメとも谷口のキャプテンとしての采配を甘いと感じることもあったが、最後は谷口のキャプテンシーを認めている。
- 実力はチーム屈指で、他チームからも「一発がある打者」として警戒される描写がいくつかあるが、物語中では本塁打を放ったシーンが出てこない。しかし、専修館戦の百瀬から初回でチーム初ヒットを記録したり、明善戦では最終回で唯一ヒットで出塁したり打撃の水準は高い。ただし、外角球に体が泳ぐことがある。
- アニメでは小学生時代はリトルリーグに所属していた。また原作以上に棘のある性格になっていたが、公式サイトの紹介では自身が憎まれ役を買って出ることによって、谷口に不満が向かないようにするための配慮ではないかと補足がなされている。一方でチームのために人知れず練習に励む半田のことを気にかけたりバッティングセンターで練習に励む描写も見られる。
- 『2』でも谷口と並ぶチームの首脳として活躍している。実力はあるが自身の結果を出すことにこだわりスタンドプレーをしがちなイガラシと井口を叱りつけたり苦言を述べる場面も多い。また、谷口の過酷な練習内容に驚く場面も目立ち、谷原戦での惨敗以降試行錯誤を重ねる彼を心配している。
- 中山:呉圭崇
- 谷口の1年先輩。谷口が入部する前は唯一の投手であった。丸眼鏡が特徴。右投右打。その後は三塁手と投手を兼任。松川が登板する時は左翼手も務める。打順は2年時に9番、3年時に6番(大島戦のみ5番)。
- 気分屋であり、投手としては気弱なものの相手打線が沈んでいると「いっちょ脅かしてやるか」とサインを無視し変化球(カーブ)を投じるなど調子に乗り易い。怒りっぽい面もあり、田所が谷口のデータに依存して思うようなプレーができなかった時にヘソを曲げたり、先輩に敬意を払わない倉橋とは特に衝突が多かった。しかし、京成戦で谷口の「最後まで諦めない」熱意を目の当たりにしてからは彼を信頼するようになり、東実戦前は谷口の努力に心を打たれて意見を求めたことがチームがまとまるきっかけになった。球速・球威は低い部類に入り、精神面がやや脆く打たれるとすぐに動揺し、投球が乱れてしまう。川北戦では滅多打ちに遭い「勘弁してくれ」と泣き言を吐き、病み上がりの谷口にマウンドを譲ったこともある。しかし、コントロールは非常によく、谷口の偵察メモ通りに相手の苦手なコースを的確について抑える場面もあった。
打撃面ではかなりの回数で得点に絡み、専修館戦ではサヨナラヒットを放っている。谷口がキャプテンになってからも引き続き背番号は1番だが、年功序列や当初は谷口との二本柱でいく予定だったこともあり特に背番号変更はなかった。ただし、一年生(島田世代)にバッティング投手として投げる面はあったが川北戦を最後に試合で投げる事はなく、当人も投手に拘っている描写はない(ただし、アニメでは引退前に谷口の懇願によりバッティングピッチャーを務めた)。専修館戦で疲労困憊の谷口を見た山本が、倉橋に中山を起用し投げさせるように進言するが「中山さんには荷が重すぎる」として却下された。原作では谷口をして「足がある」と言わしめるほどの俊足を持ち、セーフティバント・盗塁も行っており外野もできる。また投手だけあって肩も良く、レフトからノーバウンドでバックホームしたシーンもあった。
- 引退を決心したお別れ会では代表でスピーチし、「俺たち目上を(谷口が)指示するのが面倒だったろう」とさり気なく上級生としての気遣いを見せていた。
- アニメでは外見が若干変更されている。また3年生時は他の同級生部員同様、言問戦までは気持ちの油断があったが、谷口の激と倉橋との度重なる衝突を受けて選手として成長。引退時には谷口にエースナンバーを託した。
- 山本:疋田高志
- 谷口の1学年先輩。出っ歯が特徴。右投右打。当初は右翼手だったが、谷口が右翼手の守備に入ったのをきっかけに一塁手を経験。共通していた「右打球に慣れている」という理由で3年時は一塁手にコンバートする。田所がピッチャーの時には捕手も経験した。打順は1番。「おっちょこちょい」と言われるだけあって気配りに欠ける場合も多い。当初は勝利にこだわる谷口と反りが合わなかったが、京成戦で谷口の「最後まで諦めない」熱意を目の当たりにしてからは彼を信頼するようになり、キャプテンになってからも積極的にサポートするようになった。
- 東実戦では疲労困憊の谷口に気付かず、初球打ちでヒットしたため、田所からそれを咎められた。本人は「ヒットを打って怒られるなんて初めてだ」と納得出来ないようであった。専修館戦の終盤では痛恨のエラーを喫し田所に「お前は何年墨谷のレギュラーやってるんだ!」とスタンドから罵声を浴びたが、直後に見事にそれを帳消しにするファインプレーを魅せた。幼少時は青戸辺りでザリガニ捕りの名人と呼ばれていたらしい。
- アニメでは一旦くじ引きでキャプテンとなった。田所らからは「おっちょこちょいだが、ムードメーカーでもあるから結果的にはいい選択だった」と評されたが、墨谷二中とのドリームマッチ後、「俺にはあんな後輩(丸井・イガラシ等)を育てられない」と言い谷口にキャプテンを譲った。また、アニメでは倉橋にもきっちり意見を言うなど、締めるところは締めるというキャラも追加されている。
- 太田:福井信介
- 谷口の1年先輩。ニキビ(もしくはそばかす)が特徴。右投右打。100mを12秒台で走る俊足(アニメでは11秒台)。2年時は遊撃手だったが、俊足と強肩など運動能力の高さに着目した谷口の意向で3年になると中堅手を守る。打順は2番。中々の切れ者であり、東実戦では谷口の疲労度を察し、追い込まれて(ツーストライク)から粘り、時間を稼いでいた。しかし田所からは「お前は顔に似合わず頭良いんだな」とあまり嬉しくない誉められ方をされた。
- 谷口がキャプテンになってからは上級生に強く出られない彼の性格を見越して好き勝手に振る舞う面もあったが倉橋から「レギュラーから下ろす」と喝をいれられ初心を取り戻した。負けている状態で9回裏2死になって打順が回る事が多く度々プレッシャーを背負って来たが、試合の逆転の突破口を切り開いた人物でもあった。長打は無いものの、クリーンナップへ繋げる重要な役割を見事に果たしている。
- 山口:南田親彦
- 谷口の1年先輩。右頬にある大きなほくろがトレードマーク。右投右打。谷口が入部するまでは三塁手。彼のスタメン昇格後は左翼手、3年時には遊撃手を守る。打順は3番だったが、倉橋入部後は5番となった。東実戦ではセンターオーバーの大飛球を好捕され、最後のバッターとなり涙を流したが、その後、聖稜戦ではサヨナラホームランを打つ活躍を見せた。倉橋、谷口の後続とあって長打力も高い。メンバーきってのユーモラスなキャラ。チーム内で一番インシュート(内に食い込むシュート)は苦手であったがここぞという時に活躍する選手。専修館からも「5番(山口)は一発があるから歩かせろ」と警戒されていた。
- アニメでは、半田が硬球を怖がっている事を見抜いてアドバイスを送っている(これは原作では谷口の役柄であった)。
- 佐々木:竹谷和樹
- 谷口の2年先輩。ポジションは一塁手。墨高唯一の左投左打。打順は8番。カーブ打ちが得意と自称。京成戦で谷口に打席を奪われる。あまり目立つ存在では無いが、東実戦ではヒットや死球で着実に出塁している。
- 松本:山田浩一
- 谷口の2年先輩。丸い鼻が特徴。右投右打。ポジションは二塁手。京成戦では3番を打っていたが、東実戦では3番に山口が入り、打順は7番。東実戦では内野に打球が飛ぶシーンが少ないので、守備での出番はほぼ無い。守備練習の際に彼が谷口の送球の変化に気付き、東実戦でのフォークボールの器用に繋がる事になる。二塁打を放つなど長打力もある。
- 村松:谷口祐貴
- 谷口の2年先輩。顎髭を生やしている。右投右打。ポジションは中堅手。打順は6番。一発を狙いに行くなど積極的なバッティングを見せる反面、若干自信過剰な面があり、京成戦ではバントの指示を無視してヒッティングに出る場面があったが、東実戦で走者に出た谷口が疲労困憊の際には「ゆっくり歩かせてホームインさせてやる」とホームランを狙う気遣いも見せた。
- アニメでは外見が原作とかなり異なっている。
- 横井:柴崎幸一
- 谷口の同級生。頬に渦巻きがある。右投右打。背番号11のノッカー担当であったが、田所世代が引退してからレギュラーとなった。ポジションは2年時に二塁手、3年時に遊撃手。松川が二塁手の時は左翼、イガラシが遊撃手の時は三塁をも守る。谷口世代で一番上達した選手であり、最終的に内野のほとんどを請け負っている。また夏季大会中はマラソン練習で最後尾にいることが多かったが、秋からは谷口・倉橋に並んで体力を余し「なんてザマだ、この程度の練習で!」と後輩を叱咤するまでになった。打順も当初は7番であったが秋季大会からは5番(谷原戦は2番)を務めた。山本同様ユーモラスなキャラではあるが、公式試合では言問高戦で2打点、聖稜戦では送りバントも兼ねたセーフティバントを成功させている。谷原戦で丸井からぞんざいな口調を使われた事があるが、丸井から「恋に悩むと気が抜けるのですか?」と聞かれ「何を下らない事を言ってるんだ、練習中に!」とゲンコツをかました事もあった。しかし先輩や下級生を思いやる気持ちは強く、OB戦でもワザと空振りして上げる優しさをみせたり、イガラシ世代の入部での訓辞の際にキャプテンの谷口の言葉足らずに補足を加えた。その中で「みて貰えれば解ると思うが、体格にも恵まれない我々がシード権を得るには想像を絶する努力をしてきた。辛くて辞めたいこともあったが、自分に打ち克った時の喜びが忘れられなくてここまで来られた」と自身の体験を交えている。
- 『2』ではイガラシをレギュラー専任と考える谷口の方針に従い控えになる事が多いが、3年生として冷静な先輩としての姿勢は崩していない。
- 半田:田中恭兵
- 谷口の同級生。目が×。右投右打。ポジションは右翼手控え。元草野球選手。背番号10。真面目で野球好きだが、最初は練習でも試合でもエラーを連発していた。一方で分析能力が高く、対戦相手のデータ収集などで活躍しチームを勝利に導く力となっている。特に専修館戦では誰も気づかなかったメモの足跡を消した点に着目し、チームの逆転に繋がるきっかけを作った。これらがきっかけで彼を侮っていた部員たちからも信頼と敬意を持たれるまでになった。努力の甲斐あってエラーの数も減り、公式戦に出場できるまでになる。
- 作者が『キャプテン』以前に描いた読み切り作品『半ちゃん』の主人公。終盤、鈴木と共に学年が一つ下がっている。
- アニメでは鈴木共々一貫して同級生のままとなっている。また、上級生と対立する倉橋の真意を谷口と松川に次いで理解し、彼の助言を取り入れて練習をしたり、一緒にバッティングセンターにも通っている。中山たちの引退後は自分の実力不足と理想のギャップに悩むあまり一度は退部を考えたが、転校生の丸井から谷口が上達した経緯を聞き、鈴木の励ましと倉橋の協力もあって思い留まるエピソードが挿入されている。最終回(秋季大会東実戦)では、終盤の攻守に活躍し、勝利の立役者となっている。
- 『2』では偵察役を継続しつつも右翼手としてスタメンに出ることが多くなり、「チームで一番うまい」と言わしめるほどバントが向上している。大島工業戦ではバスター・エンドランを披露してチームを優勢に導いた。
- 鈴木:杉山大
- 谷口の同級生。右投右打。ポジションは右翼手控え。半田と共に途中から入部する。当初はダイエットが目的の入部だったが、体力があり、技術も最終的には同時入部の半田を越えるまでになり、物語が進むにつれて体格が締まってきた。夏季大会では背番号9だが専らベースコーチを務めていた。秋からは二塁手に転向するが守備に精彩を欠き、途中から入部した丸井にレギュラーの座を奪われライトに回るが、そこでも半田にポジションを譲る格好になり、ノッカーや(部員が10名だった頃は)万が一のための救世主的な役割を担った。終盤に半田と同じく学年が一つ下がっており、丸井に同級生として扱われているが、アニメでは修正されている[5]。性格は原作もアニメも欲がないイメージで描かれているが、
アニメでは自分の実力に悩む半田を励ますなどナイスガイぶりも見せている。また半田にポジションを譲った理由も突き指による怪我が原因となっている。
- 戸室裕之:窪田亮
- 谷口の同級生。右投右打。初期は背番号12。田所世代が引退してからレギュラーとなった。ポジションは左翼手。本人の発言から元々は中堅手だったようだが、太田のコンバートによって左翼手になった。打順は主に7番と下位ではあるが速球でも難なくミート出来る。能力としては平均値には達しているが、肩が弱いのが欠点。試合では守備での貢献が目立つが、松川が登板の時は谷口が三塁で中山が左翼に、松川が二塁に入る時は横井が左翼に、3年時の谷原戦では井口が中堅に入り島田が左翼に回ってくるなど割りを食う場面が多い。
- 『2』では外野の名手としてレフトのレギュラーを維持している。
- 島田:安齋龍太
- 谷口の1年後輩。原作は右投右打で、アニメでは当初左投左打だったが、専修館戦で相手投手の攻略のきっかけを掴むという役割の設定上、原作と合わせるため「スイッチヒッター」となった。ポジションは1年時に右翼手、2年時に中堅手。足が速い。丸井と共に墨谷二中を地区大会優勝に導いたメンバーの一人。谷原戦では途中から左翼に入っており一通り外野は全て守れる。経験値が高い為、1年時から9番ライトのレギュラー(背番号は12)として活躍し、秋季大会は1番打者、2年時の谷原戦では5番を任されるまでに成長した。
- 加藤正男:関直人
- 谷口の1年後輩。左投左打。入部時は背番号13。中山世代が引退してからレギュラーとなった。ポジションは一塁手。丸井と共に墨谷二中を地区大会優勝に導いたメンバーの一人。同期の島田にはやや出遅れレギュラー獲得後の練習では息切れ気味になるなど、中学時代に比べると地味な役柄になってしまった。打順は7番。
- 『2』では井口にポジションを奪われ、控えに回る。井口が投手となる時は谷口が一塁手に入る事が多い。
- 松川:岩間健児
- 谷口の1年後輩。右投右打。隅田中出身で、中学時代倉橋とバッテリーを組み、谷口がいた墨谷二中と激戦を繰り広げた。入部時は背番号11。野手としてのポジションは二塁手で、谷口の代わりに投手を務めることもある。丸井の入部後は三塁を守り、6番を打った。
- 中学時代の経験から、倉橋が言いたいことを先輩相手でも遠慮なく言うことで、チームのためを思ってあえて憎まれ役になっていたことを理解している。そのため部員たちから反発を受けた際には進んで彼のフォローに回ったり、時としては静観して彼の意図をいち早く察して行動した。基本完投型ではなく先発途中やリリーフで谷口と交代する場合が多い。聖稜戦以降は公式戦に登板する描写がない(OBとの試合では先発投手)。体格がよく、スピードがあり、球質も重いなど、投手としての素質は谷口より上だが、投球術等では谷口に劣る。また、1年秋以降は攻守とも伸び悩んでいるようで、谷口や倉橋からたびたび叱咤されていた。原作では最後の試合である谷原戦で代打を送られる。
- 『2』では三塁手とリリーフ投手としてレギュラー扱いとなっている。
- 須藤
- 谷口の1年後輩で島田達と共に入部したはずであったが、中山ら3年生の送別会以後いなくなった選手。中学時代はキャプテンを務めていたらしい。専修館戦まで背番号14のベースコーチを務めていた。
- アニメでは登場しておらず、(谷口の1個下の後輩の)入部者は島田、加藤、松川の3名のみとなっている。
- 村瀬
- 須藤と同様に途中で消えてしまった選手。中学時代は4番サードとして活躍していたという。夏季大会のベンチ枠から洩れ、須藤より早く姿を消している。
- なお、アニメ版では谷口の1個下の後輩の当初の入部は島田、加藤、松川の3名のみである。
- 丸井:浅野雄
- 谷口の1年後輩。右投右打。中学生の時は、谷口の後を継いで墨谷二中のキャプテンを務めた。谷口を追って墨谷高校を受験するも、不合格。朝日高校に入学し軟式野球部で活動していたが、1年秋に墨谷高校に編入学する。入学後は独学ながら硬球の使い方を練習していたことですぐに二塁手のレギュラーになり、打順も1番または2番を担うようになる。小技が上手く足も速い。試合では中学生時代に見せた長打力は打順の役割の為に封印し出塁に専念している。二塁手にも関わらず、フェンス際のライトフライを捕球したこともある。OBとの試合では遊撃手を務めていた。原作での登場は、専修館戦後の谷口の自宅への激励と編入後のみだが、アニメでは田所たちとの壮行試合で対戦相手を買って出るなどイガラシ共々出番が増えている。
- 『2』では自分の実力を過信し礼を欠いた言動をとる井口に腹を立てて勝負を持ちかけ、谷口の裁量で勝利。その後、彼の意を汲んで再起を目指す井口の居残り練習に付き合い、成長に貢献する。夏の都予選では東都実業戦で激走を見せてナインが奮起するきっかけを与える。
- イガラシ:佐藤ミチル
- 谷口の2年後輩。右投右打。丸井の後の墨谷二中のキャプテン。その非凡な野球センスは丸井が中学3年時に4番を打っていたほどである。原作では終盤で墨谷高校に入学するが、アニメでは描かれていない。谷口の方針では「攻守の穴を埋める適任者」として、投手ではなく野手に専念させていたが、『2』からは公式戦に備えて投手としての練習もスタートさせる。春の選抜で甲子園に出場した谷原高校との練習試合で松川の代打で出場し、そのまま遊撃に入る(横井が三塁に回る)。
- なお、アニメでは丸井と共に頻繁に登場するが、原作では冒頭と終盤の入学してからのみの登場である。
- 『2』では恵まれた体格の幼馴染である井口に対してコンプレックスを抱き、反発故に投手においても負けまいと意地になっている。倉橋からも「天才イガラシ様」と皮肉を言われたが、全国中学大会を制覇したセンスは谷口も倉橋も認めており、その名は他校にも知れ渡り要注意選手と評されている。聖陵戦で先発した際は6回までノーヒットノーランを保っていたがペース配分と無理が元で失速して追いつかれ、身体を休めることの大切さを学ぶ。
- 井口源次
- 谷口の2年後輩。左投左打。江田川中学出身。過去にイガラシと同じチームに所属、中学時はライバルであり『キャプテン』にも登場した。田所の勧誘により墨谷高校に入学する。投手としても野手としても優秀である。欠点は鈍足で谷口に「ウエイトを絞る必要がある」と指摘される。谷原戦では途中で戸室に代わって中堅手として入った(左翼手には島田が入る)。陰日向がなく大らかな性格をしているが、悪く言えば無作法で調子に乗りやすい面がある。上級生に対しても同じような感覚で接してしまったため、上下関係に厳しい丸井を怒らせ、谷口からも厳しい忠告を受けることになる。また、頭に血が上るとみさかいがつかなくなり、イガラシによると小学生の時に先生を殴って停学になったこともあったという。
- 『2』では丸井との勝負には勝ったものの、過信が抜けていないことに加えて硬球に慣れておらず、投球が単調になっている点を谷口から指摘され『投手としての起用はしない』と明言される[6](ただし、墨谷唯一の左腕投手として、谷口はどうしても実戦で使用したく、彼を発奮させる為と後に田所に明かしていた)。しばらくは結果を受け入れていたが丸井の叱咤と協力もあっての居残り練習やバッティングピッチャーを通じて硬式野球の難しさを痛感。師岡高校との練習試合後半でリリーフ登板した際に見違える投球を見せる。一連の出来事を経て倉橋と田所に「僕の考えが甘すぎたのかもしれないっす」とそれまでの非礼を謝罪したり、三回戦の大島工業戦で勝利投手への欲を出して片瀬の起用を渋ったり、失点を招いたことを「自分の心に隙があった」と猛省するなど精神面でもレベルアップが見られるようになっている。また、中学よりレベルが高い高校野球での分相応や対人関係における作法を理解したことによって、江田川中(および墨谷入学当初)時代に見られた不遜な態度は先輩に対してとらなくなっている。
- 松本
- 谷口の2年後輩。右投右打。不安視されている右翼手の半田の代わりとして谷原戦に途中出場した有力な選手。同名の谷口の上級生の「松本」とは違い小柄な選手。
- 久保
- 谷口の2年後輩。右投右打。谷口や丸井の墨谷二中時代の後輩でイガラシの中学時代の同僚。墨谷二中時代は外野手で3番を打っていた。彼の世代は田所の勧誘もあり部員が多数集まりレギュラーの競争率も激しくなっている。丸井からも「すぐにポジション獲れなくても腐るなよ」と念を押されていた。
- アニメ版では墨高との壮行試合に登場した。
- 片瀬
- イガラシ達の同期。リトルリーグに在籍していた投手で優勝経験もある。中学の軟式野球には参加しておらず、高校から再度硬式野球に参加する事になった。ただ中学全国大会で活躍したイガラシ、久保の存在は知っていた。丸井からも「礼儀正しく、腰の低い男」と好印象であった。右投げで谷口の方針ではイガラシ世代での投手は彼と井口のみである。
- 『2』でも登場しているが、谷口世代では試合に使われる事はないとされていた。しかし、3回戦の大島工業戦で右翼手として途中出場を果たす。
- 部長:小室正幸
- 墨谷高校の教員で野球部顧問。名前は不明。原作では谷口が1年の頃は台詞だけでその存在が語られており、2年時の秋季大会後にようやく姿を現している。部活と学業の両立のため、成績が停滞気味な野球部に勉強会を行う。谷口達部員は迷惑気味であったが、田所から「所沢市在住で片道2時間かけて通勤しているにもかかわらず勉強会に付き合うのは、お前達の学業を本気で心配してる証拠」と真意を聞かされ、彼の好意に感謝する事になる。勉強会中に田所が新人勧誘報告に来た時も、さり気なく席を外す気遣いをみせていた。野球に関しては素人であり、他の先生の「甲子園でも狙ってるんでしょう」という言葉に対し「何です、その“甲子園”ってのは」と質問するほどであったが、勉強会かたがた野球部の活動を見守るうちに野球を見る目もできてきたらしく、松川のスランプに気付くなど田所を驚かせるまでになった。
- アニメでも登場したが、ベンチで居眠りをする描写のみであった。「部長先生」と呼ばれていた。
- OBの先輩たち(墨高野球部後援会)
- 谷口が入部する以前の弱小だったころの元野球部員。田所を含めて社会人で主に構成されている。中山たち引退の「お別れ会」と「OB会」を合同で企画し、部員たちにうな丼、餃子などのご馳走でもてなした。墨高のグランドの狭さに悩む現役部員に対し河川敷の野球場を週2回、1年間借り切り提供するなど気前が良い。が、野球の実力は乏しく現役部員との交流戦を行ったが相手にはならなかった。それを理解したOBたちは現役部員の練習に協力する器量の良さをみせた。
- アニメではエピソードがカットされた影響から未登場で、送別会も田所達4人の気遣いと主催によるものとなっている
対戦校
京成高校
谷口が1年生時の夏の大会の1回戦で対戦。弱小墨谷よりは格段にマシな学校であるが、谷口の偵察データと試合中の活躍により敗れる。エースはサウスポーであった(アニメでは堀内という名前で登場している)。
城東高校
谷口が1年生時の夏の大会の2回戦で対戦。練習試合を行った事もある。田所によれば「野球でならす城東」と呼ばれるだけ当時の墨谷よりは実力は上だった。
- 小倉:石上裕一
- 城東のキャプテンで捕手。右投げ右打ち。中学時代の田所の同僚で力量の差がある墨谷の偵察を無造作に受け入れてしまった。松下を先発させるも、谷口の力量を見てエースの藤井に交代させた。しかし城東を徹底的に調べ上げた谷口の為にコールド負けを喫してしまった。
- 藤井:川上貴史
- 谷口が1年生時に2年生にして城東のエース。サイドスローともアンダースローとも見える横手投げで中々の速球投手。試合では序盤こそは抑えたが偵察を終えた谷口の入れ知恵で墨谷に完全攻略されてしまった。
- 練習試合ではノックアウトされた松下の後を受けてリリーフとして投げたが、もはや墨谷のレギュラークラスには彼の球は敵ではなく、島田たち1年生を起用される。「悔しいが俺にはあれぐらい(1年生の新人)が丁度いい」と墨谷との力量の差を認めていたが墨谷1年生にも連打されてしまう。
- 清水
- 藤井と同学年で2回戦の時は3番ショートだったが、3年の時はキャッチャーに転向。藤井と共にバッテリーを組む。誰も打てない谷口の球を当てて(キャッチャーフライ)、ナインから「おしい、おしい。さすが3番」と褒められる。
- 松下:木村良平
- かつて墨谷二中野球部に所属していた元谷口の同僚。右投げ右打ちで投手。城東では控え投手であるが墨谷戦では先発した。誰よりも敵になった谷口の恐ろしさを認識し、チームメイトに警鐘を鳴らしていた。練習試合でも先発しドロップ(落ちるカーブ)を覚えるなど成長がみられるが先頭打者の山本にホームランを打たれるなど初回でノックアウトされた。
- アニメでは谷口のワンポイントリリーフのみ投板した。
東都実業高校
谷口が1年生時の夏の大会の3回戦で対戦。甲子園を狙うシード校。2年生時の夏の大会では5回戦で明善高校に敗退。新人戦である秋季大会では墨谷と同じブロックで、シード権をかけた決勝で対戦した。
- 監督:斎藤志郎
- 谷口が1年生時の夏の大会で試合前の谷口の守備練習を視て要注意を払いベストメンバーを揃えて対戦した。指導者としては優秀であるが、フォークボール専門投手の谷口の計算外の投板や墨谷ナインの奮闘に苦しめられた。
- アニメ版でも劇中、名前は出てこないがキャストロールには「岡本監督」とされている。
夏の大会
- 中尾:山中真尋
- 谷口が1年生時の夏の大会でのエース。左投げ右打ちの異色な選手。投打の主力で4番を打っている。序盤で変化球を墨谷に狙い打たれたが途中で直球主体に切り替えるも、球速に慣れて来た墨谷ナインから連打を喰らう。しかし最後まで投げ切り見事、墨谷に勝利した。アニメでは稲尾という名前に変更されている。
- 大野:三浦潤也
- 谷口が1年生時の夏の大会での捕手。右投げ右打ち。5番バッター。墨谷から連打を喰らった中尾に対しサイン交換の際に「どのみち打たれる」とやや捕手としてはデリカシーに欠ける面も見せた。
- 谷口が2年生時の夏の大会にも残っており、墨谷VS聖陵を観戦していた。自校が敗戦後、専修館のデータメモを墨谷に渡すが「(専修館との)力の差をみれば向こうも文句を言わんだろう」と軽い援護のつもりが結果として墨谷が専修館のエース百瀬を攻略する切っ掛けとなった。
- 中井
- 右投げ右打ちの三塁手。1番バッター。田所によれば「全国でも名の通った選手」との事。谷口が偵察時には練習で見事なセーフティバントを決めていたが谷口のフォークボールは攻略出来なかった。アニメでは三宅という名前に変更されている。
- 町田
- 3番で中堅手。先発した中山を捉え始めるも谷口に交代され対峙する。フォークボールに相対した第一号。3度のファインプレーでチームの勝利に貢献した。アニメでは町田という名前は別のポジション(遊撃手)の選手が使用しており、原作の町田に相当する選手の名前は飯塚となっている。
- 背番号10のリリーフ:鈴木圭悟
- 中尾が連打された為に一時マウンドに上がった右腕のリリーフ。しかしすぐにノックアウトされ再び中尾と交代した。アニメでこれに相当する選手は竹内となっており、監督にも二本柱の一角の扱いを受けていた。翌年にも大野、中井と共に登場したがエースに昇格したかは不明。翌年の東実の敗戦後、専修館戦前の墨谷の控室の前で号泣し大野から「これから試合に臨もうとする者の前で気を使え」と咎められた。
秋季大会(新人戦)
- 佐野:川勝亮太郎
- 学年は谷口の1個下。『キャプテン』に登場した最強の敵チームの絶対的エース。東都実業高校に入学した。『キャプテン』で谷口が中学3年時、そして丸井が中学3年時に青葉学園中学の絶対的エースとして立ちはだかる速球左腕。左投げ左打ち。絵柄では小柄に描かれているが、規格外の速度を軸としたピッチングで中学時代に谷口たちに何度も立ちはだかった強敵。
- 中学時代に日本最強の強豪チームの絶対的エースを2年時から張ってきた選手にふさわしく、高校入学後も成長しており、谷口が2年生時の秋季大会決勝で立ちはだかる。秘密兵器として温存されていたが墨谷に苦戦を強いられ監督が業を煮やして起用した。背番号は10。
- アニメ版ではサイドスローで無口な原作漫画版と違い喜怒哀楽も激しく谷口に対するライバル心も強く描かれており、登場シーンも多い。アニメ版オリジナルの墨高3年生の壮行試合では、墨谷二中の投手である近藤が降板した際に、倉橋と共に試合に乱入して谷口と勝負したこともある。その際には、倉橋には敬語を使っていた一方で、谷口より年下にもかかわらず谷口にはため口の上に呼び捨てにしていた。更にアニメ版で東都実業の秘密兵器として登場するときは、鋭く曲がる高速スライダーも身に着けているなど、原作に比べ「立ちはだかる敵の絶対的エース」としての色合いもより濃い(原作では非常に強力な投手として秋季大会決勝で立ちはだかるが、会話はなく軽い会釈を交わす程度で説明もない。「知っている人間」が東都実業に入学し、敵として立ちはだかる展開を淡泊に描いているだけである。漫画『キャプテン』および原作で会話シーンはないが、谷口は2年途中まで青葉学園におり、同じ野球部に所属していた)。
- 工藤
- 秋季大会で先発した。倉橋の評では「(球は)速いにゃ速いが専修館のエース(百瀬)ほどじゃない」と攻略は容易いと判断され、その通り墨谷に先制され、初回で佐野にマウンドを譲る。
- 捕手
- 大野の後釜。先発投手をリードするも初回で捕まってしまい監督に佐野投入を心中で懇願していた。佐野に代わってからは墨谷打線を見事抑えた。アニメでは仁科という名前で出場。後半、独りよがりになった佐野を窘めた。
- 小堀
- 東実を無失点に抑えていた谷口に対し終盤代打で登場。倉橋は一見して「また熊みたいなのが出て来た」とかなりの巨漢であった。長打を放つが鈍足でシングルヒットに止まる。アニメでも最終回の代打で送られるが、流し打ちが得意であり穴である右翼手の半田を狙い撃ちした。
川北商業高校
都大会でも常に上位に顔を出す強豪校。倉橋の先輩である田淵の厚意により墨谷との練習試合が組まれた。
- 田淵:小野大輔
- 倉橋の先輩で川北のエースで3年生。最後の夏は地区予選ベスト4で敗退。3年生が引退した墨谷に合わせて試合では監督として采配を振った。
- アニメでは2年生の設定であり、「専修館攻略メモ」は彼が谷口に渡している。
- 小野田:中野大樹
- 2年生で次期川北のエース候補。アンダースロー。墨谷との練習試合で先発完投するも後半に捉えられ、次第に焦りを見せる。試合には勝ったが墨谷のしぶとさに脅威を感じた。倉橋によれば「球速なら田淵さんより速い」との事。
- 監督:斉藤次郎
- アニメのみ登場の人物。アニメではまだ谷口の指の不具合は改善されておらず、試合内容の結末も原作漫画とは異なる。自分の知人の医師を谷口に紹介した。
言問高校
谷口が2年生時の夏の大会の1回戦で対戦。格上である墨谷に気迫で立ち向かうが力及ばずコールド負け(アニメでは山本達3年生の油断もあって9回まで2点リードするが、谷口が 「今の僕たちの敵は気の緩み」と檄を飛ばしたことと半田の分析が功を奏して持ち直され、逆転負け)を喫する。なお試合墨谷は2回戦においても江戸川実業高校にコールド勝ちを収めている。
- 監督:坂東尚樹
- 「気迫だけは負けるな」と指示するも墨谷には通じず。
- 岡村:鈴木圭悟
- エースで速球投手であるがコントロールは悪い。それが功を奏し初回で山本、太田を抑えるも後続の倉橋、谷口のバント作戦で崩れ始める。
- アニメでは1年生エースとしてコントロールも良く、8回まで墨谷をシャットアウトしていた。
大島工業高校
谷口が2年生時の夏の大会の3回戦で対戦。シード校らしい力量は持っているが格下の墨谷に雑な試合をし凡打を喰らいシャットアウトされた。左腕の速球エースや捕手の主砲などシード校らしい力はあるのだが、油断から2点先制され加えて松川のリリーフで冷静さを失い敗戦した。しかし左腕エースのカーブは墨谷の右打者が内角に切れ込む変化球に苦手意識がある事を他校に知らしめた。
- 桜井
- 一番打者で三塁手。低めの球が苦手。俊足で、谷口からたびたび牽制をされている。背番号5。
- 大場
- 二番打者で左翼手。山口に顔が似ている。外角の球が苦手で、それを知るバッテリーに振り回されている。ただ、パワーはあり打球はかなりのびている。背番号7。
- 金井
聖陵高校
谷口が2年生時の夏の大会の4回戦で対戦。強豪格のシード校。
- 西田:小野大輔
- 中山等の同学年でありキャプテン。守備位置は捕手。墨谷の力量を認めつつもホームベース上にキャッチャーマスクを置き走塁妨害するなど卑劣な手段を使った(後に審判に咎められ、それでも置き続けたため、最終的には審判にキャッチャーマスクを蹴飛ばされている)。最終的に墨谷に追い込まれたが「やつら(墨谷)のしぶとさを見習おうじゃねえか」とキャプテンらしい一面も見せた。打撃は先発した松川が敬遠策を余儀なくされるほどの豪打。
- アニメではより卑劣な人物に描かれているが、それは監督が入院して不在の為にチームの中心として気負って来た故の事とされ、チームメイトも試合中には不満があったものの、最終的にはそれを理解した。
- 『2』では同級生と共にOBとしてチームのコーチをしており、権限は後任のキャプテンである刈谷よりも上回っている描写がある。
- 岩本:奈良徹
- 右腕のアンダースローのエース。先発したが格下と思った墨谷に対し途中降板を予定していたが西田に完投を指示される。墨谷の苦手とするインシュートを徹底して投げるが後半は失速し、山口にサヨナラホームランを喫する。原作では終盤自分中心になった場面が見られ、西田に窘められたが、アニメでは気弱ながら原作よりも良い性格になっており、逆に西田をなだめる役柄になっていた。
- 木戸
- 聖陵の控え投手で左腕。インシュートが投げられなくなった岩本を見かねて西田がリリーフさせるもエースの岩本が打たれているのをみて全く本来の能力は発揮出来ず、再び岩本にマウンドを譲る(岩本は一旦、ライトへの守備に就く)。デッドボールなど全く良いとこなしであった。挙句の果てにマウンドで泣きだした。
- しかし、翌年が舞台の『2』では3年生となり、エースとして成長し4回戦で当たって墨谷打線を抑えていた。
- 藤岡
- 2番打者の遊撃手。アニメでは、柳瀬という名前に変更されている。マウンドで疲労困憊の岩本を気遣う器量の良さを見せた。
- 江原:関直人
- 左翼手で5番打者。クリーンナップだけあって打撃は良いが、守備に問題があり、終盤の守備固めで交代する。アニメでは3番に変更されている。
- 大内 猛
- 『2』から登場する丸井達の同学年であり、守備位置は一塁手。通称「モウちゃん」。100kgの体格に似合わず気弱な事なかれ主義であり、上級生の荒井と小谷に理不尽ないじめを受けている。
- 打者としては引っ張り専門のスラッガーだが、打率は悪く、控えに回されることが多い。一方で、広瀬の暗示にかかって(いじめに対する意趣返しのために)一塁へ強いゴロを狙い打ちし続け、同ポジションを守る荒井をダウンさせるなど才能の片鱗を高く評価されてもいる。
- 広瀬
- 「2」から登場する大内の同級生でありスタメンを狙い助け合う相棒。守備位置は二塁手。
- 守備は上手いが打率が低いため控えに甘んじている。自分が医師の息子であることから心理学の一部を身につけている。荒井達からの理不尽なシゴキに反発し、大内に暗示をかけたり助言を送るなど何かと気にかけている。
専修館高校
谷口が2年生時の夏の大会の5回戦で対戦。優勝候補と称されるほどの強豪校。強打、強肩、堅固な守備と速球エースと一分の隙もないチーム。モデルは専修大学付属高校+国士館高校[要出典]。
- 原田:一馬芳和
- キャプテンで4番で捕手。敬遠策が必至なほどの豪打を誇る。キャプテンとしても敏腕で百瀬とのバッテリーで序盤は墨谷をシャットアウトしていたが後半、百瀬をとらえ始めた墨谷に対し浮き足立つ一面も見られた。
- 百瀬:成瀬誠
- サウスポーのエース。打順は投手という事もあり9番に甘んじているがクリーンナップに引けを取らない打力を誇る。最速のストレートの持ち主であり加えてホームベースを巻き込んで右打者の内に切れ込むスローカーブで墨谷打線を苦しめる。しかし東実の大野(アニメでは川北の田淵)が谷口に託した攻略メモの真意を半田に見抜かれ、後半は劣勢を強いられる。そのあたりから自分勝手な言動や行動が目立ち、君島などチームメイトを怒らせたが、敗戦後、勝者の墨谷にエールを送るなど気概の良さも見せた。アニメでは、「どうして俺たちは負けたんだ。原田。教えてくれ」と呆然とした面持ちを見せていた。
- 君島:加藤将之
- 1番打者で三塁手。シングルハンドではグラブを弾き飛ばすほどの強打を誇る。加えて長打もあり、墨谷戦前まで本塁打も2本打っている。墨谷に捉えられ始めた百瀬の癇癪に激怒し口論となり百瀬に対しリリーフを送るように原田に進言した。原田に仲裁されるもリリーフ投入は聞き入れられた。
- 小田桐
- 二塁手で5番でクリーンナップの一角で長打力は原田にも引けをとらないという。序盤で原田達に敬語を使っていたところを見ると2年生以下と思われたが、試合終盤では守備の指示を怠った事やバッテリー間のみの作戦伝達に原田に対して激怒しぞんざいな口調で話していた。
- 加藤
- 右腕のリリーフ。球速は速いが聖陵の木戸同様、エースを捉えた墨谷打線に委縮し良いとこなしで再び百瀬にマウンドを任せる。その後は左翼手に入る。アニメでは百瀬が一人で投げきる設定のため、出番はなかった。
- 大杉:大須賀純
- 3番打者で左翼手。クリーンナップの一角であるが、9回中堅手との激突で軽い脳しんとうを起こしたこともあり、加藤投入の為に交代した。百瀬が一時左翼手に入る。アニメでは百瀬の交代がなかったため、最後まで守っている。
- 山路
- 遊撃手で8番。東実のデータでは「打線の穴」ということらしいが、それでも外野を貫く長打力を持っている。チームメイトの談では「このところ当たってる」とのことなので今大会は打撃は好調のようである。
- 金本
- 代打で登場したが疲労していた谷口からデッドボールを喰らう。「死球を受ける為に打席に入ったみたいだ」と谷口に対して気概の良さとも嫌味とも取れる発言をした。交代後は中堅手に入るが中山の決勝打を捕り溢してしまう。アニメでは代打攻勢がなかったため、出番はなかった。
- 三島
- 代打で登場した背番号14。バント要員としての起用だったが、谷口の好フィールディングにあい、バント失敗その後2塁に進むが、牽制死しそうになり、百瀬に「自分の立場をわかってるんだろうな!」と怒られてしまう。そのウラの墨谷の攻撃ではショートを守る。
- 藤井
- 代走で登場した背番号10。三島のバント失敗で刺されてしまう。そのウラの墨谷の攻撃ではファーストに入っている。
明善高校
谷口が2年生時の夏の大会の6回戦(ベスト8)で対戦。専修館戦で全ての余力を注ぎ込んだ墨谷には最早攻略出来る相手ではなく、墨谷は完封され大差で敗戦した。エースは癖球(山本の形容では「ナチュラル・カーブ」)で墨谷を抑えきった。主将は捕手らしく優勝候補の専修館を敗った墨谷に対して、どれだけ点差が付いても油断する事はなかった。
谷原高校
谷口が3年生時の春の選抜の甲子園大会出場校。急遽、谷原のマネージャーから墨谷に練習試合を依頼される。全寮制。
- 監督
- 試合時間直前に登場したが予定より早く試合が開始されていた。キャプテンの佐々木の判断で2軍で墨谷の相手をしていたが劣勢を見かねて谷口に1軍に総入れ替えを宣言する。墨谷に対し「底が知れない」と畏怖した面も見せたが、最終的に大差で下してしまい「シード権を獲得したばかりの学校(墨谷)なのに悪い事をした」と悪意は無かったようである。試合後は谷口と握手した。普段はジャージを着用している。
- マネージャー
- 男子学生。「墨谷は要注意」の噂を聞き、墨谷に練習試合を申し込む。しかし真の目当てはイガラシ、井口などの新戦力の分析であった。井口に対しては「噂通りだ」と評価した。
- 佐々木
- キャプテンで本来の捕手で主砲であるが、試合前の墨谷の守備練習をみて2軍で相手をさせた。2軍使用時には主審を務めた。1軍打線が谷口を火達磨にするも描写が簡略化され彼自身の打撃力の程度は不明。
- 村井
- 甲子園で投げた谷原のエースであるが2軍使用時はベンチでスコアラーを務めていた。2軍劣勢の為に登板するも、控え捕手では彼の球は捕れず、佐々木とのバッテリーが一足先に墨谷へのお披露目となる。墨谷ナインの評では「本格的速球投手」との事。谷口のスクイズと野手のエラーが重なり2点を取られるも、1軍総入れ替え後はイガラシの一塁ベース直撃のヒットで得点された1点しか与えず危な気なく抑えた。
その他の人物
- 相木:神谷浩史
- 入学当時に指の負傷で谷口が野球が出来なくなった時の墨谷高校のサッカー部のキャプテン。野球を諦めてサッカー部に入部するように勧誘した。谷口に期待する故にまだ野球に未練がある谷口に体罰を行った事もあった。しかし少年野球の審判を楽しそうにやっている谷口を目撃し自分の認識が間違っていた事に気付いた。詫びる谷口に対し「謝るのは俺の方だ。お前はよっぽど野球が好きなんだな」とキャプテンの田所に谷口が野球部に入部出来るように頼んだ。野球部になった谷口を陰で見守り東実戦にも応援に出向いた。
- アニメでは体罰の場面が少年野球の審判をしている谷口を目撃した直後、野球が忘れられない自分を認めようとしない谷口に対して、「自分が一番大事な物に『なんか』なんて言うな‼︎」と叱咤した際に変更されている。
- 『キャプテン2』ではワセダ大学に進学しており、近藤の家庭教師となる。
- 今野:荻原秀樹
- 墨谷高校サッカー部のエースストライカー。「しごきの今野」の異名をとり、部員にスパルタ教育を施す。相木の依頼もあり谷口が矢面にたったが、見事に耐えきった。特にアニメにおいては、谷口に対して野球ができなくなったからサッカーに転向したことを快く思っていなかったようだが、谷口のしぶとさと根性に認識を改め、「俺を外しても使うべきだ」と評価した。しかし相木と共に谷口の野球への情熱を理解し「俺は野球の事はよく知らんが、谷口なら打者だけでも凄い選手になれるだろう」と野球部へ快く送りだした。アニメでは、弟が野球をやっていたこともあり、田所以上に谷口の中学時代の活躍を知っていた。
- 近藤 茂一:長島雄一
- アニメのみ登場。谷口の母校・墨谷二中の野球部員。剛球投手であるが墨谷高校との壮行試合に遅刻しそうになる。丸井が作ったスタミナドリンク(中身は滅茶苦茶)を一気飲みし体調不良に陥る。ホームランを打つなど投打で活躍したが毎イニング終了後にトイレに駆け込んでいた。谷口と言葉を交わす一幕もみられた。
- 谷口の父:佐々木梅治
- 本作でも大工の頭領を継続している。中学時代よりは自立しつつあるタカオを陰で見守っている。彼があまりにも大きな目標にぶつかった際(東実戦)に自分の大工の修行時代を当て嵌めて謙虚に一つずつこなして行く事の重要さを教えた。
- タカオが野球再開するまではプロ野球中継も観ないほど、気を使っていた。
- 谷口の母:つかもと景子
- 夫と共に息子を見守る。実は本作の原作漫画版では田所や丸井とも面識があり前作『キャプテン』よりも周囲の人間との交流が進んでいる。野球に関してはあくまで「部活」と割り切っており、学業の成績が下がると勉強を疎かにしていると非難することもあったが、試合前等にはごちそうを振る舞うなど結果的には理解を示していた(アニメでは、ほとんどの試合を夫とともに観戦や応援もしていた)。
- タイヤキ屋のおやじ:梨田昌孝
- アニメ版のオリジナルキャラ。墨高VS墨二中の壮行試合のグランドを提供するなど中々気前が良い。自身は主審を務めた。
連載終了以後の構想
原作では、谷原高2軍には善戦するものの、相手がレギュラーに入れ替わった後に惨敗し、再び這い上がろうとするところで終了している。そのため、その後墨谷高がどうなったかは不明。ただし、最終回で「墨谷の甲子園の道は遠くない」と書かれていて、希望の持てる終わり方をしている。また、作者も単行本の後書で「これから晴れの甲子園を舞台に」と書いている。作者の構想では、谷口が大学野球を経てプロ野球の選手として活躍する所まで描く考えはあった。だが、当時月刊誌にて『キャプテン』を連載しており、その上での週刊誌の連載は精神的にも体力的にも困難という理由から、『プレイボール』の方を一旦終了させ、機会があれば続きを描くつもりでいた。しかし、作者の逝去のため、その機会は失われることとなった。
テレビアニメ
『キャプテン』のアニメ化に遅れること四半世紀を経た2005年7月にアニメ化された。UHFアニメの形態で放送(全13話)。放送期間および時間帯は局によって異なる。
監督は『キャプテン』をヒットさせた出崎哲が引き続き勤める。既に大人となっているアニメ『キャプテン』のファン層を意識し、敢えてOP主題歌はリメイクされた『君は何かができる〜プレイボール2005〜』を採用(第二期も『君は何かができる〜プレイボール2006〜』)。また、アニメオリジナル展開として墨谷二中とのOB戦を実施するという展開もあった。翌2006年1月より倉橋加入以降を描いた第二期(『プレイボール2nd』)もほぼ同じ形態で放送された(全13話)。
梨田昌孝(東北楽天ゴールデンイーグルス他、元監督)がタイヤキ屋のおやじ役で出演した。
原作とアニメの相違点
- 現代では問題となる描写は、出来るだけ無難な形に変更されている。例を挙げると、「ベンチにいるが、試合終了まで居眠りしている」という設定で、顧問教師が公式試合に参加しているなど(原作では公式戦に顧問は参加していない)。その他、部活中の体罰などの描写もやや変更されている。
- 谷口の指の怪我は、アニメ版では利き手の人差し指が伸びたまま曲がらない設定だが、原作では利き手の人差し指が曲がったまま伸びないという正反対の設定になっている。これはアニメ化(動画化)する際の作業簡略化のためであると、公式Webで製作者側は回答している[7]。
- また、原作では怪我をした後病院に行くこともなく、谷口自身がもう指は動かないと判断しそのままにしておいたという設定であったが、アニメ版では『キャプテン』の時に医師から指は元には戻らないと宣告され、治療を諦めそのままにしておいたという設定になっており、後に原作では医師から手術をすれば簡単に治ると言われ、まったく悩まず手術を受けているが、アニメ版では、医師から手術をしても成功する可能性が低く、もし失敗したらもう二度と指は動かないと言われ、手術を受けるかどうか悩むシーンが追加されている。
- 前述の通り半田と鈴木の学年が原作当初の設定通り谷口と同学年に統一されている。その影響で「半ちゃん」と呼ばれず「半田」(丸井達後輩からは「さん」付け)と呼ばれる。
- 中山達上級生と倉橋の対立が原作に比べてクローズアップされている(最も序盤は中山達の過信が原因でもある)。
スタッフ
- 企画 - 福井政文、高谷与志人、松江正俊、村田英憲
- 原作 - ちばあきお
- 総監督 - 出崎哲
- 監督 - 四分一節子
- シリーズ演出 - 高橋滋春
- 文芸 - 小出一巳、末永光代
- キャラクターデザイン - 清水恵蔵、泉保良輔
- 総作画監督 - 桝井一平
- 美術設定 - 小林七郎
- 美術監督 - 海津利子
- 色彩設定 - 鈴城るみ子
- 撮影監督 - 岡崎英夫
- 音響監督 - 壺井正
- 音響効果 - 横山正和、横山亜紀
- 音響制作 - グロービジョン
- 音楽 - 和田薫
- 音楽制作 - エイベックス・エンタテインメント
- プロデューサー - 阿部祐督、大泉浩之、水上高志、一色弘安
- アニメーションプロデューサー - 山口秀憲、芝原豊
- 協力 - エフアイユー、集英社、ホーム社、日本プロ野球選手会
- 制作 - エイケン
- アニメーション制作 - マジックバス
- 製作 - プレイボール製作委員会
主題歌
- プレイボール
-
- オープニングテーマ「君は何かができる〜プレイボール2005〜」
- 歌 - ザ・ルーズドッグス
- エンディングテーマ「レインボウ」
- 歌 - ザ・ルーズドッグス
- プレイボール2nd
-
- オープニングテーマ「君は何かができる〜プレイボール2006〜」
- 歌 - 東京60WATTS
- エンディングテーマ
-
- 「サマータイムブルース」
- 歌 - 東京60WATTS
- 「ありがとう〜プレイボール2006〜」(最終回のみ)
- 歌 - 墨高野球部
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1st | ||||||
1 | 伝説のキャプテン | 末永光代 | 四分一節子 | 高橋滋春 | 今木宏明 | 2005年 7月4日 |
2 | 明日へのプレイボール | 出崎哲 | 村上勉 | 7月11日 | ||
3 | 野球へのカムバック | 大浜誠 | 岡嶋国敏 | 7月18日 | ||
4 | 意外なピンチヒッター | 三田浩士 | 白石道太 | 飯飼一幸 | 7月25日 | |
5 | 執念のバックホーム | 勝間田具治 | 高橋滋春 | 小田裕康 | 8月1日 | |
6 | 希望のバウンドボール | 末永光代 | 川島宏 | 粟井重紀 | 今木宏明 | 8月8日 |
7 | 友情のマウンド | いわもとやすお | 泉保良輔 | 8月15日 | ||
8 | 孤独なチャレンジ | 植田浩二 | 岡嶋国敏 | 村上勉 | 8月22日 | |
9 | 悪夢のビハインドゲーム | 三田浩士 | 白石道太 | 飯飼一幸 | 8月29日 | |
10 | 気迫のピッチング | 四分一節子 | 飯泉収一 | 小林勝利 | 9月5日 | |
11 | 熱闘のグラウンド | 川島宏 | 粟井重紀 | 今木宏明 | 9月12日 | |
12 | 再会のドリームゲーム | 末永光代 | 森田浩光 | 熨斗谷充孝 | 泉保良輔 | 9月19日 |
13 | 僕達のレインボウ | 四分一節子 | 白石道太 | 飯飼一幸 小林ゆかり 清水恵蔵 |
9月26日 | |
2nd | ||||||
1 | 波乱のスタートダッシュ | 植田浩二 | 前島健一 | 清水明 | 泉保良輔 | 2006年 1月9日 |
2 | 決断のストライク | 末永光代 | 高橋滋春 | 清水一伸 | 梶浦紳一郎 実原登 |
1月16日 |
3 | 不敵なトラブルメーカー | 植田浩二 | 熨斗谷充孝 出崎哲 |
熨斗谷充孝 | 山本径子 | 1月23日 |
4 | 緊迫のスクイズサイン | 末永光代 | 三田浩士 | 白石道太 | 今木宏明 | 1月30日 |
5 | 不穏なチームワーク | 土屋理敬 | 前島健一 | 榎本守 | 小田裕康 清水恵蔵 |
2月6日 |
6 | 疑惑のクロスプレー | 高橋滋春 | 清水明 | 泉保良輔 | 2月13日 | |
7 | 反撃のチームバッティング | 末永光代 | 前島健一 | 村上勉 | 2月20日 | |
8 | 対立のハードトレーニング | 植田浩二 | 熨斗谷充孝 出崎哲 |
熨斗谷充孝 | 山本径子 | 2月27日 |
9 | 混迷のチェンジアップ | 三田浩士 | 白石道太 | 今木宏明 | 3月6日 | |
10 | 逆転へのメッセージ | 四分一節子 | 岡崎幸男 | 小田裕康 | 3月13日 | |
11 | 星空のユニフォーム | 末永光代 | 高橋滋春 | 高橋滋春 | 泉保良輔 | 3月20日 |
12 | 重圧のポジション | 植田浩二 | 出崎哲 | 清水明 | 山本径子 | 3月20日 |
13 | 未来へのプロローグ | 四分一節子 | 白石道太 | 今木宏明 | 3月27日 |
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
近畿広域圏 | 関西テレビ | 2005年7月4日 - 9月26日 | 月曜 26:00 - 26:30 | フジテレビ系列 | |
宮崎県 | テレビ宮崎 | 2005年7月6日 - | 水曜 25:15 - | ||
千葉県 | ちばテレビ | 2005年7月6日 - 9月28日 | 水曜 25:35 - 26:05 | 独立UHF局 | |
徳島県 | 四国放送 | 2005年7月6日 - | 水曜 25:50 - | 日本テレビ系列 | |
宮城県 | 仙台放送 | 水曜 26:02 - | フジテレビ系列 | ||
熊本県 | 熊本放送 | 水曜 27:24 - | TBS系列 | ||
埼玉県 | テレビ埼玉 | 2005年7月7日 - 9月29日 | 木曜 25:30 - 26:00 | 独立UHF局 | |
東京都 | 東京MXTV | 木曜 26:30 - 27:00 | |||
群馬県 | 群馬テレビ | 2005年7月8日 - 9月30日 | 金曜 25:45 - 26:15 | ||
島根県・鳥取県 | 山陰中央テレビ | 2005年7月8日 - | 金曜 26:00 - | フジテレビ系列 | |
神奈川県 | tvk | 2005年7月9日 - 10月1日 | 土曜 25:00 - 25:30 | 独立UHF局 | |
長野県 | 長野放送 | 2005年7月9日 - | 土曜 25:45 - | フジテレビ系列 | |
愛媛県 | テレビ愛媛 | 2005年7月11日 - | 月曜 25:20 - | ||
高知県 | 高知さんさんテレビ | 月曜 26:05 - | |||
石川県 | 石川テレビ | 2005年7月12日 - | 火曜 26:10 - | ||
鹿児島県 | 鹿児島テレビ | 2005年7月18日 - | 月曜 26:10 - | ||
中京広域圏 | 東海テレビ | 2005年7月21日 - | 木曜 27:27 - | ||
日本全域 | アニマックス | 2005年8月23日 - 11月15日 | 火曜 23:00 - 23:30 | CS放送 | |
TAKARAND | 2005年9月3日 - | 土曜 | 唯一の2期未放送 | ||
BS日テレ | 2005年10月7日 - 12月30日 | 金曜 18:00 - 18:30 | BS放送 | ||
兵庫県 | サンテレビ | 2012年11月12日 - 11月28日 | 月曜 - 金曜 7:00 - 7:30 | 独立局 | 兵庫県内では実質再放送 |
映像ソフト
2005年から2006年にかけて1stのDVDが発売され、2006年に2ndのDVDが発売された。さらに、2007年にDVD Complete Boxが発売された。いずれも発売元はエイベックス。
脚注
- ^ 週刊少年ジャンプでは史上初とされる
- ^ 単行本最終巻あとがきより
- ^ “高校野球の名作漫画「キャプテン」38年ぶり復活!コージィ城倉氏が「プレイボール2」描く”. スポーツ報知. (2017年4月3日) 2017年4月5日閲覧。
- ^ 『キャプテン』では描かれていない
- ^ ただし、倉橋とキャプテンの谷口には丁寧語を使っていた。
- ^ 谷口からはさらに「図体のデカいお子ちゃま」と酷評されていた。
- ^ 公式サイト内、ポテンヒットVol.1 間違い探しより