コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「蔡夫人」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
Cewbot (会話 | 投稿記録)
5行目: 5行目:


== 演義、その他 ==
== 演義、その他 ==
小説『[[三国志演義]]』では、元は劉表の側室だったことから、正室の陳夫人が亡くなると[[劉ソウ|劉琮]]の生母ということもあり、正室として扱われる。やがて劉琮に後を継がせるべく蔡瑁と結託し、後継者の[[劉キ|劉琦]]や客将の[[劉備]]までをも亡き者にしようとするが、失敗に終わる。
小説『[[三国志演義]]』では、元は劉表の側室だったことから、正室の陳夫人が亡くなると[[劉琮]]の生母ということもあり、正室として扱われる。やがて劉琮に後を継がせるべく蔡瑁と結託し、後継者の[[劉キ|劉琦]]や客将の[[劉備]]までをも亡き者にしようとするが、失敗に終わる。


劉表の死後、遺言の偽造により当主となった劉琮は、南下した曹操に降伏し[[青州 (山東省)|青州]][[刺史]]に任命される。このため彼女もこれに同行するが、最後は[[于禁]]により劉琮と共に殺されている。
劉表の死後、遺言の偽造により当主となった劉琮は、南下した曹操に降伏し[[青州 (山東省)|青州]][[刺史]]に任命される。このため彼女もこれに同行するが、最後は[[于禁]]により劉琮と共に殺されている。

2020年8月24日 (月) 09:30時点における版

蔡 夫人(さい ふじん、生没年不詳)は、中国後漢末期の人物。劉表の継室。弟は蔡瑁。姉は黄承彦の妻。姪は黄氏諸葛亮の妻)。

事跡

三国志』魏志劉表伝によると、韓嵩曹操の元へ使者として赴いた際、官位を賜り帰ってきたことに激怒した劉表を重臣と共に諌めた。

演義、その他

小説『三国志演義』では、元は劉表の側室だったことから、正室の陳夫人が亡くなると劉琮の生母ということもあり、正室として扱われる。やがて劉琮に後を継がせるべく蔡瑁と結託し、後継者の劉琦や客将の劉備までをも亡き者にしようとするが、失敗に終わる。

劉表の死後、遺言の偽造により当主となった劉琮は、南下した曹操に降伏し青州刺史に任命される。このため彼女もこれに同行するが、最後は于禁により劉琮と共に殺されている。

日本では、吉川英治の『三国志』において蔡瑁の「妹」になっており、横山光輝の『三国志』や「人形劇 三国志」もこれに準じている。