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「豊原区 (台中市)」の版間の差分

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== 出典 ==
== 出典 ==

2020年8月14日 (金) 11:36時点における版

台中市 豊原区
別称: 葫蘆・富春郷・小蘇州
地理
位置 北緯24°14'
東経120°43'
面積: 41.1845 km²
各種表記
繁体字: 豐原區
日本語読み: ほうげん
とよはら[1] (慣用読み)
拼音: {{{pinyin}}}
通用拼音: Fongyuan
注音符号: ㄈㄥ ㄩㄢˊ
片仮名転写: フォンユェン
客家語: Fûng-ngièn
行政
行政区分: 市轄区
上位行政区画: 台中市
下位行政区画: 36里800鄰
豊原区長: 唐益滄(代理)
公式サイト: 豊原区公所
情報
総人口: 166,737 人(2016年6月)
世帯数: 52,826 戸(2016年6月)
郵便番号: 420
市外局番: 04
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朴口駅遺跡と東豊自転車緑廊(旧東勢線廃線跡)
国家教育研究院台中院区

豊原区(フォンユエン/ほうげん/とよはら-く)は、台湾台中市の市轄区。台中市政府陽明大楼の所在地でもある。

歴史

豊原区の旧名は「葫蘆」(ころとん)であり、その地名の由来は史料によれば、代初の康熙年間、草木が繁茂する荒野を先住民が「松柏の林」という意味で「泰耶爾」と称し、「葫蘆」は「泰耶爾」の音訳であると言われている。また別説では「墩腳」と下南,坑有の3地区に小丘があり、形状が葫蘆に似ていた事から命名されたという説もある。1684年、台湾に1府3県が設置された際、豊原は諸羅県に帰属することとなった。

1733年、張達京と岸裡社平埔族土官潘仔が清朝のこの地の開墾許可を獲得し、福建漳州、泉州よりの入植を推進し、この地に集落を形成するに至った。1886年になると葫蘆に撿衙門が設置され、豊原地区に初めて官が設置された。続いて東上堡保甲局(聯保局)も葫蘆街に移され、それまで地区の中心であった岸裡大社に替わって中心地となるに至った。その後巡府劉銘伝が台湾を訪問した際に、豊原の土地が肥沃であり、物産が豊富であることから「富春郷」と命名され、また水質が良好な上、美人が多いことから「小蘇州」とも称された。

豊原の開発は岸裡社を起点に行われた。当初は原住民である平埔族「拍宰海」(PAZEH或いはPAZZEHE)族群の拠点であり、域内に葫蘆FULUTON)、崎仔脚(岐仔下とも)、烏牛欄(AURAN)、翁仔(BARLAEON)、樸仔籬(POALY或いはABOUAN POALY)などの小社が形成され、麻薯屯を中心として「岸裡社」(RAHO DO PURU)に帰属していた。

日本による統治が開始されると、台中県を設置し現在の豊原、潭子、大雅、神岡、社口をあわせて「豊原郡」を設け、豊原の地名が誕生した。また「葫蘆駅」が設置されるなど、豊原は台湾中部の交通の要衝としての地位を占めるようになったばかりか、1912年台湾製麻株式会社が設立され南嵩里及び田心里一帯にタバコと黄麻が栽培されたり、1915年からは八仙山林で材木の伐採が開始されると、豊原は木材の集積地であるばかりか重要な加工拠点となり、工業面でも大いに発展を見ることとなり、現在の経済構造の基礎を築いた。

1920年に「コロトン米を以て知らるゝ米產地なるを以て、其吉祥に因んで[2]」内地風の豊原(とよはら)と改称され現在の名称が誕生し、戦後の1950年10月21日、台中県が設置され豊原は県政府所在地として発展し、1976年県轄市に昇格した。2010年12月25日の台中県市合併、直轄市昇格に伴い豊原区と改称され現在に至っている。

経済

豊原区で過去に主要産業とされていた稲作、木材、木材加工、漆工芸品、製麻紡織、タバコ、製鞋などは経済構造の変化により衰退し、現在では主に機械産業と果物栽培が中心となっている。

行政区

三村里、大湳里、下街里、中山里、中陽里、中興里、北湳里、北陽里、田心里、民生里、民安里、西湳里、西勢里、朴子里、圳寮里、社皮里、東湳里、東陽里、東勢里、南田里、南村里、南嵩里、南陽里、翁子里、翁社里、翁明里、頂街里、陽明里、富春里、葫芦里、豊田里、豊西里、豊圳里、豊原里、豊栄里、鎌村里

歴代区長

氏名 任期
1 廖忠雄(妻は日本人)
2 張榮燦
3 王阿脾
4 廖了以 (父は廖忠雄、母は日本人。現 中華民国内政部部長)

教育

高級中学

高級職校

国民中学

国民小学

交通

豊原駅
種別 路線名称 その他
鉄道 台中線 豊原駅
高速道路 中山高速道路 豊原IC 台中JCT
高速道路 中二高速道路 中港JCT
高速道路 中二高速道路中環線 後里IC 豊原端IC 台中JCT 中港JCT
省道 台13甲線

観光

葫蘆墩遺跡大街尾福徳祠

出身有名人

出典

  1. ^ 「州、廳ノ位置、管轄區域及郡市ノ名稱、位置、管轄區域」大正九年八月十日、臺灣總督府令第四十七號
  2. ^ 水越幸一「市郡の區域稱呼其所在地並街庄の稱呼等に就て」『臺灣時報』第十六號、大正九年、一四二頁。

外部リンク