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2020年8月14日 (金) 11:34時点における版

TOTOジャパンクラシック
トーナメント情報
創設 1973年
開催地 滋賀県（2019年）
開催コース 瀬田ゴルフコース北コース（2019年）
（2018年以前については文中の表参照）
基準打数 Par72（2019年）[1]
ヤーデージ 6659Yards（2019年）[1]
主催 TOTO株式会社
株式会社毎日放送
株式会社スポーツニッポン新聞社[2]
ツアー 全米女子プロゴルフ協会
日本女子プロゴルフ協会
競技方法 ストロークプレー
賞金総額 150万米ドル（2019年）[2]
開催月 11月
最高記録
通算スコア -24 スウェーデンの旗 アニカ・ソレンスタム
（2003年）
最新優勝者
日本の旗 鈴木愛（2019年）[1]
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TOTOジャパンクラシック（TOTO JAPAN CLASSIC）は、日本の女子プロゴルフトーナメントで、日本で唯一行われる全米女子プロゴルフ協会（LPGA）の公式戦でもある。

概要

TOTO（2015年より）・毎日放送・スポーツニッポン新聞社主催により、毎年11月第1週から第2週にかけて行われている。

1973年・1974年は「LPGAジャパンクラシック」として開催され、当時毎日放送が加盟していたNET（現：テレビ朝日）系列で放送された。1975年から1979年までは「LPGA美津濃クラシック」として開催された。同時に、在阪局のネットチェンジの影響でTBS系列へ移行した。

1980年から1992年までは「マツダジャパンクラシック」、1993年から1997年までは「東レジャパンクイーンズカップ」として開催され、毎年毎日放送とTBSの交互による製作で関西または関東のゴルフコースを舞台に開催された。マツダジャパンクラシック時代は、一度主催者の本社がある広島県で開催された事もあり、広島電鉄が広告電車を運転した事もあった。その後1998年のみ「LPGAジャパンクラシック」として開催され、1999年からは前年まで開催されていた「ミズノオープンレディーストーナメント」（ミズノ・読売テレビ主催）と統合され「ミズノクラシック」へと改名される。1999年までは関東と関西で交互に開催されていた。

2001年からはミズノ単独主催となり、2005年までは滋賀県大津市の瀬田ゴルフコース・北コースで、また2006年から2015年までは、近畿日本鉄道の伊勢志摩事業計画の一環として三重県志摩市にある近鉄賢島カンツリークラブで開催されていた。2016年については当初開催コース未定となっていたが、2016年1月20日に茨城県小美玉市にある太平洋クラブ美野里コースで開催されることを日本女子プロゴルフ協会が発表した[3]。2018年から再び瀬田GC北Cにて開催[4]。

優勝者にはレース・トゥ・CMEグローブポイント500点が獲得される。

国内はもちろん、アメリカからもプレーヤーが賞金総額150万ドル、優勝賞金22万5000ドル（2019年現在）[2]を賭けて争う。また、優勝者には副賞としてメルセデス・ベンツ（2008年から）が贈呈される（かつてはBMW、さらにマツダが副賞だった）。しかし開催時期がアメリカツアーではシーズン終盤戦にあたるため、トップ選手は来日しない。そのため日本選手にとってはアメリカ女子ツアーの大会の中では最も優勝しやすい大会といえる。

2001年から2005年までアニカ・ソレンスタムが5連覇したトーナメントとして有名である。

歴代優勝者

開催年 大会名称 優勝者名 スコア 開催地 開催コース
1973年 LPGAジャパンクラシック アメリカ合衆国の旗 ジャン・フェラリス EVEN 千葉県 袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース
1974年 日本の旗 樋口久子 -4 奈良県 法隆寺カントリー倶楽部
1975年 LPGA美津濃クラシック アメリカ合衆国の旗 ジムリー・ハムリン -1 大阪府 茨木国際ゴルフ倶楽部
1976年 アメリカ合衆国の旗 ドナ・カポニ -5 兵庫県 花屋敷ゴルフ倶楽部・よかわコース
1977年 アメリカ合衆国の旗 デビー・マッシー -2
1978年 日本の旗 岡田美智子 -6
1979年 アメリカ合衆国の旗 エイミー・オルコット -11 花屋敷ゴルフ倶楽部・ひろのコース
1980年 マツダジャパンクラシック 日本の旗 大迫たつ子 -9
1981年 アメリカ合衆国の旗 パティ・シーハン -9 神奈川県 相模原ゴルフクラブ西コース
1982年 アメリカ合衆国の旗 ナンシー・ロペス -9 滋賀県 名神八日市カントリークラブ
1983年 アメリカ合衆国の旗 パット・ブラッドリー -10 埼玉県 武蔵丘ゴルフコース
1984年 日本の旗 吉川なよ子 -6 広島県 広島カンツリー倶楽部八本松コース
1985年 アメリカ合衆国の旗 ジェーン・ブラロック -10 埼玉県 武蔵丘ゴルフコース
1986年 中華民国の旗 涂阿玉 -3 兵庫県 ライオンズカントリー倶楽部
1987年 日本の旗 森口祐子 -10 埼玉県 武蔵丘ゴルフコース
1988年 アメリカ合衆国の旗 パティ・シーハン -10
1989年 アメリカ合衆国の旗 エレイン・クロスビー -11 滋賀県 瀬田ゴルフコース・北コース
1990年 アメリカ合衆国の旗 デビー・マッシー -11[5] 埼玉県 武蔵丘ゴルフコース
1991年 スウェーデンの旗 リサロッテ・ノイマン -5 滋賀県 瀬田ゴルフコース・北コース
1992年 アメリカ合衆国の旗 ベッツィ・キング -11 埼玉県 武蔵丘ゴルフコース
1993年 東レ・ジャパンクイーンズカップ -11 兵庫県 ライオンズカントリー倶楽部
1994年 大韓民国の旗 高又順（コウ・ウスン） -7 千葉県 オークヒルズカントリークラブ
1995年 -9 滋賀県 瀬田ゴルフコース・北コース
1996年 日本の旗 平瀬真由美 -4 茨城県 利根ゴルフ倶楽部
1997年 スウェーデンの旗 リサロッテ・ノイマン -11 滋賀県 瀬田ゴルフコース・北コース
1998年 LPGAジャパンクラシック 日本の旗 小林浩美 -11 埼玉県 武蔵丘ゴルフコース
1999年 ミズノクラシック スウェーデンの旗 マリア・ヨース -15 滋賀県 瀬田ゴルフコース・北コース
2000年 カナダの旗 ロリー・ケーン -13
2001年 スウェーデンの旗 アニカ・ソレンスタム -13 埼玉県 武蔵丘ゴルフコース
2002年 -15 滋賀県 瀬田ゴルフコース・北コース
2003年 -24
2004年 -22
2005年 -21
2006年 オーストラリアの旗 カリー・ウェブ -14 三重県 近鉄賢島カンツリークラブ
2007年 日本の旗 上田桃子 -13
2008年 大韓民国の旗 申智愛 -15
2009年 大韓民国の旗 宋ボベ -15
2010年 大韓民国の旗 申智愛 -18
2011年 日本の旗 上田桃子 -16
2012年 アメリカ合衆国の旗 ステイシー・ルイス -11
2013年 中華民国の旗 テレサ・ルー -14
2014年 大韓民国の旗 李美香（イ・ミヒャン）[6]　 -11
2015年 TOTOジャパンクラシック 大韓民国の旗 アン・ソンジュ[7]　 -16
2016年 中華人民共和国の旗 フォン・シャンシャン -13[8] 茨城県[3] 太平洋クラブ美野里コース[3]
2017年 -19[9]
2018年 日本の旗 畑岡奈紗 -14[4] 滋賀県 瀬田ゴルフコース・北コース
2019年 日本の旗 鈴木愛[1] -17[1]

テレビ放送について

  • アメリカ国内ではLPGAツアーの放映権を持つゴルフ・チャンネルで生中継される。しかし2009年以降はWGCのHSBCチャンピオンズ（開催は中国・上海）と時期が重なることと、大会主催者のMBSの配慮から『ゴルフセントラル』内でハイライトのみが放送されている。
  • 日本においては第2日・最終日が毎日放送を制作局として、JNN系列全国28局ネットで放送されており、2日目が生中継、最終日は録画中継されている。[10]またCS放送のGAORAでは大会3日間すべて放送されており、初日は生中継、2日目及び最終日は、前半が生中継、後半が録画放送となっている。2019年大会のコメンタリー陣を以下に記す。
  • 解説 : 戸張捷（初日および地上波）、小田美岐（GAORAの2日目及び最終日）
  • ラウンド解説（初日および地上波）: 平瀬真由美
  • 実況 : 井上雅雄（初日および地上波）、馬野雅行（GAORAの2日目及び最終日）
  • ラウンドリポーター（初日および地上波）: 金山泉
  • インタビューアー（初日および地上波）: 馬野雅行


  • 2006年の大会では、宮里藍の成績を首位に立っていないにも関わらず、首位に立ったように表示（LEADER表示）して、1ヶ月後の12月8日に制作局の毎日放送が総務省から厳重注意を受けた。[11]
  • かつては第2日、最終日は2時間で放送されていたが、現在は第2日のみ1時間半に短縮されている。

脚注

  1. ^ a b c d e 鈴木愛が完全Vで米ツアー初勝利 賞金女王へ前進 - 日刊スポーツ、2019年11月10日配信、同日閲覧
  2. ^ a b c TOTOジャパンクラシック・大会概要 - 毎日放送大会公式サイト、2019年11月10日閲覧
  3. ^ a b c 全米女子プロゴルフ協会公式戦 茨城・太平洋クラブ美野里コースに決定 - スポニチアネックス、2016年1月21日閲覧
  4. ^ a b 畑岡奈紗が米ツアー2勝目 7年ぶりの日本勢優勝 - 日刊スポーツ、2018年11月4日配信、同日閲覧
  5. ^ 最終日が悪天候のため中止。2日間36ホールに短縮。
  6. ^ イ・ミヒャンがツアー初勝利　香妻琴乃はプレーオフで散る - ゴルフダイジェスト・オンライン（2014年11月9日）
  7. ^ アン・ソンジュがプレーオフ制し今季２勝目　史上最速で生涯７億円突破 - ゴルフダイジェスト・オンライン（2015年11月8日）
  8. ^ フォン・シャンシャン2週連続V、堀琴音が3位タイ - 日刊スポーツ、2016年11月6日閲覧
  9. ^ フォン・シャンシャンが大会連覇 畑岡奈紗は33位 - 日刊スポーツ、2017年11月5日閲覧
  10. ^ 2019年大会は、天皇皇后両陛下の即位パレード「祝賀御列の儀」の生中継を放送するため、最終日も生中継された。ただ、延長対応が無かったため、後刻、速報番組の中で最終結果が放送された。
  11. ^ 「宮里藍首位!」はうそｰ民放スポーツ中継の自殺行為 - 成田好三のスポーツコラム・オフサイド2006年12月12日19:28配信

参考

外部リンク

1973～74年はLPGAジャパンクラシック、75～79年はLPGA美津濃クラシック、80～92年はマツダジャパンクラシック、93～97年は東レ・ジャパンクイーンズカップ、98年はLPGAジャパンクラシック、99～2014年はミズノクラシック
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
メジャー選手権（賞金加算対象外）
国内メジャー
ツアー
その他（賞金加算対象外）
◎印はUSLPGAツアーとの共催試合。
この記事は以下のカテゴリでも参照できます
マツダジャパンクラシックに関するカテゴリ:
東レジャパンクイーンズカップに関するカテゴリ:
ミズノクラシックに関するカテゴリ:
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