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2020年7月22日 (水) 04:50時点における版
歩兵第12連隊 | |
---|---|
創設 | 1875年 |
廃止 | 1945年 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 大日本帝国陸軍 |
部隊編制単位 | 連隊 |
兵科 | 歩兵 |
所在地 | 広島 - 丸亀 |
編成地 | 丸亀 |
通称号/略称 | 錦2425 |
上級単位 | 広島鎮台 - 第5師団 - 第11師団 |
最終位置 | 高知県 |
戦歴 | 萩の乱 - 西南 - 日清 - 日露 - シベリア出兵 - 第一次上海事変 - 日中 - 第二次世界大戦 |
歩兵第12連隊(ほへいだい12れんたい、歩兵第十二聯隊)は、大日本帝国陸軍の連隊のひとつ。
沿革
- 9月9日 - 軍旗拝受
- 1876年(明治9年)10月 - 萩の乱に出動
- 1877年(明治10年) - 西南戦争に従軍
- 1894年(明治27年) - 日清戦争に従軍
- 1900年(明治33年) - 北清事変に従軍
- 1904年(明治37年) - 日露戦争に従軍、旅順攻囲戦では東鶏冠山の攻撃を担当、第1大隊が白襷隊に参加
- 1911年(明治44年)4月22日 - 香川県丸亀市に移転[1]。
- 大正期 - シベリア出兵に従軍
- 1932年(昭和7年)2月 - 第一次上海事変に出動
- 1937年(昭和12年) - 日中戦争勃発、上海戦では宝山城の戦いをはじめ、浦鎮、羅店鎮の戦いに参加。羅店鎮の戦いで第2大隊長が各中隊長を集め作戦会議中に迫撃砲弾が直撃。大隊長梶少佐以下戦死した[2]。
- 出動に備え訓練を続け、その後高知県南部の沿岸地域で防御陣地の構築
- 1944年(昭和19年)3月 - 第3大隊はグアムに派遣され、玉砕する
- 1945年(昭和20年)8月 - 終戦
歴代連隊長
代 | 氏名 | 在任期間 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 黒木為楨 | 1875.2.20 - | 中佐、1878.12.大佐 |
2 | 山地元治 | 1879.1.4 - 1881.2.7 | |
3 | 山根信成 | 1881.2.19 - | 中佐 |
4 | 隈岡長道 | 1884.6.2 - | 中佐 |
5 | 大久保春野 | 1886.3.19 - | 中佐、1889.5.大佐 |
6 | 後藤常伴 | 1890.6.13 - | 中佐 |
7 | 友安治延 | 1893.2.13 - 1896.9.25 | 中佐、1894.12.大佐 |
8 | 斎藤徳明 | 1896.10.25 - 1901.5.23 | 中佐、1900.4.大佐 |
9 | 渡辺騏十郎 | 1901.5.23 - 1902.6.21 | 中佐 |
10 | 新山良知 | 1902.6.21 - 1905.6.3 | 中佐、1903.11.大佐 |
11 | 萩野末吉 | 1905.6.3 - 1907.12.8 | |
12 | 中村無一 | 1907.12.8 - 1909.4.1 | |
13 | 平田時丸 | 1909.4.1 - 1913.1.6 | 死去 |
14 | 柚原完蔵 | 1913.1.15 - 1914.8.10 | |
15 | 東正彦 | 1914.8.10 - 1916.4.10 | |
16 | 中溝武三郎 | 1916.4.10 - 8.24 | |
17 | 土井市之進 | 1916.8.24 - | |
18 | 渡辺金造 | 1918.7.24 - 1919.7.25 | |
19 | 藤田禎一郎 | 1919.7.25 - | |
20 | 南沢岩吉 | 1921.6.28 - | |
21 | 松井栄雄 | 1923.8.6 - | |
22 | 長谷川国太郎 | 1926.3.2 - | |
23 | 酒井幾造 | 1929.8.1 - | |
24 | 中村鉄蔵 | 1931.8.1 - 1932.8.8[3] | |
25 | 関亀治 | 1932.8.8 - | |
26 | 館余惣 | 1933.8.1 - 1935.8.1[4] | |
27 | 本郷義夫 | 1935.8.1[4] - | |
28 | 安達二十三 | 1936.12.1 - | |
29 | 西山福太郎 | 1938.3.1 - | |
30 | 村上宗治 | 1939.3.9 - | |
31 | 多田保 | 1940.8.1 - | |
32 | 松村千代喜 | 1942.8.1 - | |
末 | 原田喜代蔵 | 1943.12.24 - |
脚注
- ^ 『官報』第8367号、明治44年5月16日。
- ^ http://www.heiwakinen.jp/shiryokan/heiwa/11onketsu/O_11_260_1.pdf
- ^ 『官報』第1683号、昭和7年8月9日。
- ^ a b 『官報』第2575号、昭和10年8月2日。
参考文献
- 『日本陸軍連隊総覧 歩兵編(別冊歴史読本)』(新人物往来社、1990年)
- 原 剛『明治期国土防衛史』(錦正社、2002年)
- 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
- 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
- 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
- 『官報』