「ゆうれい船」の版間の差分
Old-Fashioned-Guy (会話 | 投稿記録) m →映画 |
m Bot作業依頼: 日本の戦国時代を舞台とした作品のカテゴリ改名 (Category:日本の戦国時代を舞台とした小説) - log |
||
296行目: | 296行目: | ||
[[Category:日本のドラマ映画]] |
[[Category:日本のドラマ映画]] |
||
[[Category:時代劇映画]] |
[[Category:時代劇映画]] |
||
[[Category:戦国時代 |
[[Category:日本の戦国時代を舞台とした小説]] |
||
[[Category:幽霊船を題材とした作品]] |
[[Category:幽霊船を題材とした作品]] |
||
[[Category:大佛次郎原作の映画作品]] |
[[Category:大佛次郎原作の映画作品]] |
2020年7月17日 (金) 14:38時点における版
『ゆうれい船』(ゆうれいせん)は、大佛次郎の小説である。1956年に『朝日新聞』で連載された。
本項ではそれを原作にした日本映画と、ドラマ化作品である『海の次郎丸』についても併せて扱う。
概要
1956年に『朝日新聞』で連載された少年向けの時代小説である。全324回。小説の挿絵は画家・田代光が担当した。室町時代後期から戦国時代への混乱期を舞台に、船頭の父と母を亡くした少年・次郎丸の活躍を描く。1957年に映画化され、1967年には『海の次郎丸』のタイトルでテレビドラマ化もされた。このほか、田代による小説の挿絵を収録した画集が上下巻で出ている[1]。
あらすじ
応仁の乱の後の戦乱で船頭の父と母を亡くした次郎丸は、侍になることを夢見て、叔父・五郎太夫のつてを頼り、飼い犬のシロを連れて京にやって来た。そのころ京は、足利将軍家に代わって松永弾正が実権を握り、悪政により人々は虐げられていた。叔父の館に向かう途中で次郎丸は、弾正の悪政をよしとしない雪姫と左馬之助に出会う。そして叔父が弾正と結託している悪徳商人だという話を聞き、それが事実だと知るのだった。
書誌情報
- 朝日新聞社版
- 朝日新聞社より、1957年に発行されたオリジナル版。
- 『ゆうれい船 上』
- 『ゆうれい船 下』
- 偕成社版
- 偕成社より、ジュニア版日本文学名作選の27巻と28巻として1965年12月15日に発行。挿絵は山本甚作が担当。
- 『ゆうれい船 上』 ISBN 9784038012709
- 『ゆうれい船 下』 ISBN 9784038012808
- 徳間書店版
- 徳間書店より徳間文庫レーベルで1992年12月に発行。
- 『ゆうれい船 上』 ISBN 9784195773901
- 『ゆうれい船 下』 ISBN 9784195773963
映画
ゆうれい船 | |
---|---|
監督 | 松田定次 |
脚本 | 須崎勝彌 |
原作 | 大佛次郎 |
製作 |
大川博 マキノ光雄(企画) 渾大防五郎(企画) |
出演者 |
萬屋錦之介 大友柳太朗 大河内傳次郎 |
音楽 | 深井史郎 |
撮影 | 川崎新太郎 |
編集 | 宮本信太郎 |
配給 | 東映 |
公開 |
1957年9月15日(怒濤篇) 1957年9月23日(后篇) |
上映時間 | 85分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
次作 | ゆうれい船 後篇 |
映画化作品。1957年9月15日に前編の『ゆうれい船 怒濤編』が、同年の9月23日に『ゆうれい船 后編』が公開された。侍を夢見て京にやって来た少年の冒険活劇。配給、製作は東映。後に『ゆうれい船 前篇』、『ゆうれい船 後篇』のタイトルでビデオ化されている。10代の少年である次郎丸を当時25歳の中村錦之助(後の萬屋錦之介)が演じているなど、劇中の設定年齢よりも演じている役者の実年齢が大きく上回っている役どころが目立つ。
スタッフ
キャスト
テレビドラマ
海の次郎丸 | |
---|---|
ジャンル | 時代劇 |
原作 | 大佛次郎(「ゆうれい船」より) |
脚本 | 津田幸夫 |
出演者 | 中村光輝 |
オープニング | 「進め!次郎丸」 |
製作 | |
制作 | 朝日放送 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1968年1月7日 - 1968年8月25日 |
放送時間 | 日曜 18:30 - 19:00 |
放送枠 | 朝日放送制作・TBS日曜6時30分枠の連続ドラマ |
放送分 | 30分 |
回数 | 34 |
テレビドラマ版は、1968年1月7日から同年8月25日までTBS系列局で『海の次郎丸』と題して放送。松竹と朝日放送の共同製作。ダイハツ工業の一社提供。全34話。主演は中村光輝(現在の三代目中村又五郎)。
ストーリーは悪党に船頭の父を連れ去られ、母を亡くした次郎丸が愛犬・太郎と共に父の行方を追って境、琉球、南海の孤島と冒険の旅を続けるというもの。
本作の放送と並行して、荘司としおによる漫画化作品が月刊誌『少年画報』(少年画報社刊)に1968年2月号から同年7月号まで連載された。
スタッフ
- 制作会社:松竹、朝日放送
- 制作協力:日本芸美、東洋現像、京都映画
- 製作:佐々木康之、作間芳郎
- 脚本:津田幸夫
- 制作主任:三枝満
- 進行:黒田満重
- 音楽:木下忠司
- 撮影:石原興
- 照明:中島利男
- 録音:本田文人
- 美術:川村鬼世志
キャスト
主題歌
「進め!次郎丸」は『蔵出し盤!熱中時代劇 ベスト』(2011年5月11日 / キングレコード)に収録されている。また、朝日ソノラマによるカバーバージョン「海の次郎丸」(歌:岡田恭子)と「鬼やしゃのブルース」(歌:東映児童合唱団)は、『朝日ソノラマ主題歌コレクション 4』(2003年 / EMIミュージック・ジャパン)と『アニソン100』(2007年3月7日 / EMIミュージック・ジャパン)に収録されている(『アニソン100』の方は前者のみを収録)。
サブタイトル
- 第1話 泣くもんか!
- 第2話 かたい誓い
- 第3話 きりしたん姫
- 第4話 なせばなる!
- 第5話 はぐれ鳥
- 第6話 さすらい
- 第7話 とらわれの父
- 第8話 おれも男だ!
- 第9話 流しびな
- 第10話 雪姫危うし
- 第11話 走れ!太郎
- 第12話 白い風車
- 第13話 黒潮さわぐ
- 第14話 円月島へ!
- 第15話 笑う狂女
- 第16話 謎の風車
- 第17話 次郎丸ふたり
- 第18話 泳げ!鯉のぼり
- 第19話 めぐり逢い
- 第20話 決死の逃亡者
- 第21話 大爆破
- 第22話 海賊船
- 第23話 孤島の占い師
- 第24話 琉球王の金印
- 第25話 捨身の俺
- 第26話 黒潮の雄叫び
- 第27話 十字架に誓う
- 第28話 恐怖の三連銃
- 第29話 南蛮丸炎上
- 第30話 琉球の王子
- 第31話 王宮の対決
- 第32話 悪竜王
- 第33話 怪奇の島
- 第34話 太陽を掴め
放送局
この節の加筆が望まれています。 |
- 東北放送:日曜 18:30 - 19:00[2]
- 福島テレビ:日曜 8:00 - 8:30[3]
- 新潟放送:日曜 18:30 - 19:00[2]
- TBS:日曜 18:30 - 19:00
- 朝日放送(現・朝日放送テレビ):日曜 18:30 - 19:00
- 中部日本放送(現・CBCテレビ):日曜 18:30 - 19:00[4]
脚注
外部リンク
朝日放送製作・TBS系列 日曜18:30 - 19:00枠 【ダイハツ工業一社提供枠】 |
||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
神州天馬侠
(1967年6月18日 - 1967年12月31日) |
海の次郎丸
(1968年1月7日 - 1968年8月25日) |
黒い編笠
(1968年9月1日 - 1969年9月28日) |