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「2022 FIFAワールドカップ・アジア2次予選」の版間の差分

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2020年7月14日 (火) 20:10時点における版

本記事では、2022 FIFAワールドカップアジア予選、ならびにAFCアジアカップ2023予選のうち2次予選(にじよせん)の詳細について示す。

方式

[1]

1次予選免除の34チームと1次予選突破の6チーム、合計40チームが5チームずつ8組に分かれてホーム・アンド・アウェーの2回総当たり戦を行う。

  • 各組1位のチームと、各組2位チームのうち成績上位4チーム(合計12チーム)はワールドカップの最終予選に進出するとともにアジアカップ2023への出場権を獲得。ただし、本大会開催国として既に出場権を獲得しているカタールがグループ1位または各組2位のうち成績上位4チームに入った場合はその分が繰り上がりとなり、各組2位チーム中成績第5位のチームが代わってワールドカップの最終予選に進出する。
  • それに次ぐ上位24チームがアジアカップ2023の3次予選に進出する。

シード順

組み合わせ抽選は、2019年7月17日マレーシアクアラルンプールのAFCハウスで行われた[2][1]

シード順には、2019年6月14日発表のFIFAランキングが用いられた[2]。ポット分けは以下の通り[2]。かっこ内の数字はFIFAランキング[3]

ポット1 ポット2 ポット3 ポット4 ポット5

組み合わせ抽選において、各チームが組み合わせのどの番号に入るかについては、ポット番号と同一とする。ただしポット1のカタールに限り、コパ・アメリカ2020参加のため日程変更の要望があったことから、カタールが入った組については1番と5番のチームを入れ替えるものとする[4]

新型コロナウイルス流行による影響

新型コロナウイルスの流行を受け、国際サッカー連盟(FIFA)およびアジアサッカー連盟(AFC)は2020年3月9日に以下の決定をしたことを発表した。[5][6][7]

  • 2020年3月・6月に予定されていた試合は原則として延期する。ただし、対戦する双方の国・地域の合意が取れ、安全が確保でき、かつFIFA・AFCの承認を得られた場合は、当初予定の3月・6月の開催も可能とする。

試合結果

グループA

チーム
1  シリア 5 5 0 0 14 4 +10 15 2–1 1–0 2–1 4–0
2  中華人民共和国 4 2 1 1 13 2 +11 7 '20.06.09 '20.06.04 '20.03.26 7–0
3  フィリピン 5 2 1 2 8 8 0 7 2–5 0–0 '20.06.09 '20.03.26
4  モルディブ 5 2 0 3 6 10 −4 6 '20.03.31 0–5 1–2 3–1
5  グアム (Z) 5 0 0 5 2 19 −17 0 '20.06.04 '20.03.31 1–4 0–1
最終更新は2019年11月20日の試合終了時. 出典:
順位の決定基準: 順位決定方式
(Z) ワールドカップ予選としては敗退(アジアカップ出場の可能性はあり).



中華人民共和国  7 - 0  グアム
楊旭 6分にゴール 6分9分24分31分
武磊 17分にゴール 17分
呉曦 45+1分にゴール 45+1分
エウケソン 75分にゴール 75分
レポート(FIFA)
レポート(AFC)
天河体育中心体育場, 広州
観客数: 39,987
主審: アリ・レダ (レバノン)









グループB

チーム
1  オーストラリア 4 4 0 0 16 1 +15 12 '20.03.26 '20.06.09 5–0 '20.06.04
2  クウェート 5 3 1 1 17 3 +14 10 0–3 '20.03.31 7–0 9–0
3  ヨルダン 5 3 1 1 10 2 +8 10 0–1 0–0 3–0 5–0
4  ネパール (Y) 5 1 0 4 2 16 −14 3 '20.03.31 0–1 '20.06.04 '20.03.26
5  チャイニーズタイペイ (Z) 5 0 0 5 2 25 −23 0 1–7 '20.06.09 1–2 0–2
最終更新は2019年11月20日の試合終了時. 出典:
順位の決定基準: 順位決定方式
(Y) グループ1位の可能性が消滅したが、グループ2位でワールドカップ3次予選進出の可能性はあり; (Z) ワールドカップ予選としては敗退(アジアカップ出場の可能性はあり).











グループC

チーム
1  イラク 5 3 2 0 9 2 +7 11 0–0 2–1 2–0 '20.06.04
2  バーレーン 5 2 3 0 3 1 +2 9 1–1 1–0 '20.06.09 '20.03.26
3  イラン 4 2 0 2 17 3 +14 6 '20.06.09 '20.06.04 '20.03.26 14–0
4  香港 5 1 2 2 3 5 −2 5 '20.03.31 0–0 0–2 2–0
5  カンボジア (Y) 5 0 1 4 1 22 −21 1 0–4 0–1 '20.03.31 1–1
最終更新は2019年11月19日の試合終了時. 出典:
順位の決定基準: 順位決定方式
(Y) グループ1位の可能性が消滅したが、グループ2位でワールドカップ3次予選進出の可能性はあり.



イラン  14 - 0  カンボジア
ノールッラヒー 5分にゴール 5分
アズムン 11分にゴール 11分35分44分
カナーニ 18分にゴール 18分
タレミ 22分にゴール 22分54分
アンサリファルド 40分にゴール 40分48分60分88分
モヘビ 65分にゴール 65分67分
モハマディ 85分にゴール 85分
レポート(FIFA)
レポート(AFC)
アザディ・スタジアム, テヘラン
観客数: 15,823
主審: プランジャル・バネルジェ (インド)

イラク  2 - 0  香港
モハナド・アリ 37分にゴール 37分
アドナン 79分にゴール 79分 (pen.)
レポート(FIFA)
レポート(AFC)
バスラ国際スタジアム, バスラ
観客数: 32,340
主審: アマル・アリ=ジェネイビ (UAE)








グループD

チーム
1  ウズベキスタン 5 3 0 2 12 6 +6 9 2–3 3–1 5–0 2–0
2  サウジアラビア 4 2 2 0 8 4 +4 8 '20.06.09 3–0 '20.03.26 '20.06.04
3  シンガポール 5 2 1 2 7 10 −3 7 '19.10.15 '20.03.31 2–2 2–1
4  イエメン 5 1 2 2 6 11 −5 5 '20.03.31 2–2 1–2 1–0
5  パレスチナ 5 1 1 3 3 5 −2 4 2–0 0–0 '20.03.26 '20.06.09
最終更新は2019年11月20日の試合終了時. 出典:
順位の決定基準: 順位決定方式











グループE

チーム
1  カタール 5 4 1 0 11 1 +10 13 2–1 6–0 0–0 '20.03.31
2  オマーン 5 4 0 1 11 4 +7 12 '20.06.04 3–0 1–0 4–1
3  アフガニスタン (Y) 5 1 1 3 2 11 −9 4 0–1 '20.03.31 1–1 1–0
4  インド (Y) 5 0 3 2 3 5 −2 3 '20.03.26 1–2 '20.06.09 1–1
5  バングラデシュ (Y) 4 0 1 3 2 8 −6 1 0–2 '20.06.09 '20.03.26 '20.06.04
最終更新は2019年11月20日の試合終了時. 出典:
順位の決定基準: 順位決定方式
(Y) グループ1位の可能性が消滅したが、グループ2位でワールドカップ3次予選進出の可能性はあり.











グループF

チーム
1  日本 4 4 0 0 13 0 +13 12 '20.06.09 '20.06.04 '20.03.26 6–0
2  キルギス 5 2 1 2 10 5 +5 7 0–2 1–1 7–0 '20.06.04
3  タジキスタン 5 2 1 2 6 8 −2 7 0–3 1–0 '20.06.09 '20.03.26
4  ミャンマー 5 2 0 3 5 13 −8 6 0–2 '20.03.31 4–3 1–0
5  モンゴル 5 1 0 4 2 10 −8 3 '20.03.31 1–2 0–1 1–0
最終更新は2019年11月19日の試合終了時. 出典:
順位の決定基準: 順位決定方式



キルギス  7 - 0  ミャンマー
ベルンハルト 5分にゴール 5分10分87分 (pen.)
シュクロフ 20分にゴール 20分71分
アリクロフ 26分にゴール 26分
キチン 45分にゴール 45分
レポート(FIFA)
レポート(AFC)
ドレン・オムルザコフ・スタジアム, ビシュケク
観客数: 13,000
主審: オマール・モハメド・アル=アリ (UAE)








グループG

チーム
1  ベトナム 5 3 2 0 5 1 +4 11 1–0 0–0 1–0 '20.06.04
2  マレーシア 5 3 0 2 8 6 +2 9 '20.03.31 2–1 1–2 2–0
3  タイ 5 2 2 1 6 3 +3 8 0–0 '20.06.09 2–1 '20.03.26
4  アラブ首長国連邦 4 2 0 2 8 4 +4 6 '20.06.09 '20.03.26 '20.06.04 5–0
5  インドネシア (Z) 5 0 0 5 3 16 −13 0 1–3 2–3 0–3 '20.03.31
最終更新は2019年11月19日の試合終了時. 出典:
順位の決定基準: 順位決定方式
(Z) ワールドカップ予選としては敗退(アジアカップ出場の可能性はあり).











グループH

チーム
1  トルクメニスタン 5 3 0 2 8 5 +3 9 0–2 '20.03.31 3–1 2–0
2  韓国 4 2 2 0 10 0 +10 8 '20.03.26 '20.06.09 '20.06.04 8–0
3  レバノン 5 2 2 1 5 3 +2 8 2–1 0–0 0–0 '20.06.04
4  北朝鮮 5 2 2 1 4 3 +1 8 '20.06.09 0–0 2–0 '20.03.26
5  スリランカ (Z) 5 0 0 5 0 16 −16 0 0–2 '20.03.31 0–3 0–1
最終更新は2019年11月20日の試合終了時. 出典:
順位の決定基準: 順位決定方式
(Z) ワールドカップ予選としては敗退(アジアカップ出場の可能性はあり).

北朝鮮  2 - 0  レバノン
鄭日冠 7分にゴール 7分56分 レポート(FIFA)
レポート(AFC)
金日成競技場, 平壌
観客数: 40,000
主審: シェルゾド・カシモフ (ウズベキスタン)



韓国  8 - 0  スリランカ
孫興慜 10分にゴール 10分45+5分 (pen.)
金信煜 17分にゴール 17分30分54分64分
黄喜燦 20分にゴール 20分
權昶勳 76分にゴール 76分
レポート(FIFA)
レポート(AFC)
華城総合運動場, 華城
観客数: 23,522
主審: ハサン・アクラミ (イラン)


北朝鮮  0 - 0  韓国
レポート(FIFA)
レポート(AFC)
金日成競技場, 平壌
観客数: 100
主審: アブドゥルラフマン・アル=ジャシム (カタール)








各組2位順位

チーム 出場権
1 E  オマーン 5 4 0 1 11 4 +7 12 2022 FIFAワールドカップ・アジア3次予選ならびにAFCアジアカップ2023
2 B  クウェート 5 3 1 1 17 3 +14 10
3 G  マレーシア 5 3 0 2 8 6 +2 9
4 C  バーレーン 5 2 3 0 3 1 +2 9
5 H  韓国 4 2 2 0 10 0 +10 8 2022 FIFAワールドカップ・アジア3次予選ならびにAFCアジアカップ2023出場の可能性[注 10]
6 D  サウジアラビア 4 2 2 0 8 4 +4 8 AFCアジアカップ2023・3次予選
7 A  中華人民共和国 4 2 1 1 13 2 +11 7
8 F  キルギス 5 2 1 2 10 5 +5 7
最終更新は19 November 2019の試合終了時. 出典: FIFA
順位の決定基準: 順位決定方式

脚注

注釈

  1. ^ 2次予選のシード順発表の時点(2019年6月17日)では、1次予選のスリランカ(ホーム)-マカオ戦(2019年6月11日実施予定であった)にマカオが出場を辞退したことに対する処置が未定であった。その後、当該試合はスリランカの勝利扱いとなり、スリランカが2次予選に進出することが決定した。
  2. ^ a b グアム(ホーム)-シリア戦は2019年10月15日に予定されていたものの、シリア代表がグアムへ行くための入国準備が整わないことから、2020年6月4日に予定されていたシリア(ホーム)-グアム戦とでホーム・アウェーを入れ替えた[8]
  3. ^ 中国は、新型コロナウイルスの流行のため、2020年3月26日のホームゲーム(モルディブ戦)の2020年3月31日のアウェイゲーム(グアム戦)を国外(タイ)で開催する。また中国在住者が来場しての観戦が認められない見込みである。[9]
  4. ^ 中国は、新型コロナウイルスの流行のため、2020年3月26日のホームゲーム(モルディブ戦)の2020年3月31日のアウェイゲーム(グアム戦)を国外(タイ)で開催する。また中国在住者が来場しての観戦が認められない見込みである。[10]
  5. ^ a b c d e f ネパールは、本来は2019年9月5日・9月10日・10月15日にホームゲームを割り当てられていたものの、国内にある規格を満たす唯一のスタジアムであるダサラス・ランガシャラ・スタジアムの修繕工事(2015年の地震で損害を受けていた)がこれらの日までに完了できないことから[11]、各対戦相手の同意を得たうえでホームとアウェーの日程を交換した[12]。さらに交換後の2019年11月19日のホームゲーム(クウェート戦)については、ダサラス・ランガシャラ・スタジアムが試合を開催するのに十分な状態でないとAFCが判断[13]、会場を国外(ブータンティンプーチャンリミタン・スタジアム)に変更することとなった[14]
  6. ^ a b 2019年11月14日・19日のイラクのホームゲームは、当初はバスラバスラ国際スタジアムで開催予定と発表されていたものの、FIFAならびにAFCがイラク国内の安全上の問題のため、イラク国外での開催を命じた[15]。その後、これらの試合はヨルダンアンマンアンマン国際スタジアムで開催されることが発表された[16]
  7. ^ 当初はジャカルタゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムで開催予定と発表されていたものの、インドネシアからの要望を受け、AFCは2019年10月6日に会場変更を認めたと発表した[17]
  8. ^ インドネシアは、2019年9月5日のホームゲーム(マレーシア戦)における観客トラブルがあったことを受け、処分決定時における次のホームゲーム1試合(2020年3月31日のアラブ首長国連邦戦)を無観客試合とする処分を下された[18]
  9. ^ a b レバノン(ホーム)-韓国とレバノン(ホーム)-北朝鮮の試合は、レバノンにおいて反政府デモが生じていることに伴う安全面を考慮し、無観客で行われた[19][20][21]
  10. ^ カタールがグループEの1位となるか、各グループ2位チームのうち上位4チームに入った場合、各グループ2位チームのうち上位5チーム目のチームがカタールに代わって3次予選に進出する。

出典

  1. ^ a b Groups finalised for Qatar 2022 & China 2023 race”. アジアサッカー連盟 (2019年7月17日). 2019年7月20日閲覧。
  2. ^ a b c Asian Qualifiers draw to provide pathway to Qatar and China”. アジアサッカー連盟 (2019年6月17日). 2019年7月20日閲覧。
  3. ^ The FIFA/Coca-Cola World Ranking - Ranking Table”. 国際サッカー連盟 (2019年4月4日). 2019年5月21日閲覧。
  4. ^ RELIVE: AFC Draw for Qatar 2022 Qualifying”. FIFATV (YouTube). 国際サッカー連盟 (2019年7月17日). 2019年7月17日閲覧。(15:20-16:16を参照)
  5. ^ Update on upcoming FIFA World Cup qualifiers”. 国際サッカー連盟 (2020年3月9日). 2020年3月10日閲覧。
  6. ^ Update on upcoming FIFA World Cup qualifiers”. アジアサッカー連盟 (2020年3月9日). 2020年3月10日閲覧。
  7. ^ 3月と6月のW杯アジア予選が延期決定 事前承認などで実施可能性も”. サッカーキング. フロムワン (2020年3月9日). 2020年3月10日閲覧。
  8. ^ Guam's Matao, Syria switch home matches”. パシフィック・デイリー・ニュース英語版 (2019年9月25日). 2019年10月8日閲覧。
  9. ^ 中国足协官宣:国足3月份两场世预赛将移师泰国”. 企鹅体育. 新民晚报 (2020年2月21日). 2020年2月21日閲覧。
  10. ^ 中国足协官宣:国足3月份两场世预赛将移师泰国”. 企鹅体育. 新民晚报 (2020年2月21日). 2020年2月21日閲覧。
  11. ^ Dashrath Stadium not capable of hosting first two World Cup Qualifying matches”. The Kathmandu Post (2019年7月29日). 2019年8月21日閲覧。
  12. ^ Nepal to play first match in Kuwait”. ネパールサッカー協会 (2019年8月9日). 2019年8月19日閲覧。
  13. ^ Asian Football Confederation committee finds Dashrath Stadium unfit to host Nepal against Kuwait”. The Kathmandu Post (2019年11月7日). 2019年11月14日閲覧。
  14. ^ Bhutan's Changlimithang approved as Neutral Venue”. ネパールサッカー協会 (2019年11月11日). 2019年11月14日閲覧。
  15. ^ Joint Statement by FIFA, AFC”. アジアサッカー連盟 (2019年11月6日). 2019年11月14日閲覧。
  16. ^ Joint Statement by FIFA, AFC”. アジアサッカー連盟 (2019年11月7日). 2019年11月14日閲覧。
  17. ^ Indonesia, Vietnam match moved to Bali”. アジアサッカー連盟 (2019年10月6日). 2019年10月8日閲覧。
  18. ^ Indonesia ordered to play 2022 World Cup Qualifiers behind closed doors by FIFA following fan violence”. FOXスポーツアジア (2020年1月8日). 2020年1月22日閲覧。
  19. ^ サッカー韓国代表 異例の2試合連続「無観客試合」=W杯予選”. 聯合ニュース (2019年11月15日). 2019年11月15日閲覧。
  20. ^ Lebanon-Korea Republic match to be played behind closed doors”. AFC (2019年11月14日). 2019年11月24日閲覧。
  21. ^ Lebanon-DPR Korea match to be played behind closed doors”. AFC (2019年11月19日). 2019年11月24日閲覧。

外部リンク