コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「歴代名画記」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Cewbot (会話 | 投稿記録)
11行目: 11行目:
*[[諸葛亮]]
*[[諸葛亮]]
*[[王羲之]]
*[[王羲之]]
*[[顧ガイ之|顧愷之]]
*[[顧愷之]]
*[[陶弘景]]
*[[陶弘景]]
*[[陸探微]]
*[[陸探微]]

2020年7月12日 (日) 08:38時点における版

歴代名画記』(れきだいめいがき)は、中国の高級官僚である張彦遠が著した画論・画史の著作である。先史から唐朝までの絵画資料を広く集め整理著述され、研究者にとり文献資料として不可欠とされる。

概要

張彦遠は当時興隆しはじめていた溌墨などの逸格の風潮を嘆き、画の六法によった製作規範を尊んで著述に及んだものとされる。画の勧戒主義が色濃く、強引な論述も散見される。また長い年月の間に誤字脱字を招き難解な部分も多い。しかし、画に対する高邁な理想は格調高く、後世に強い影響を与えた。加えて本書以外に伝えられなかった記事・画論が多く文献資料としての価値が高い。

全10巻のうち、前半の3巻までは叙論であり、大中元年(847年)頃に成立したと思われる。冒頭の「画の源流を叙す」は名文で知られ、この画論の基調をなす。次の「画の興廃を叙す」とは本来は一連の文章であったとする説が有力である。「画の六法を論ず」では謝赫から始まる気韻論がその後、どのように発展したのかを伝えている。

後半の4巻以降は大中7年(853年)に増補されたと推定される。この後半では伝説時代から会昌元年(841年)まで歴代の画家370人の小伝や作品が年代順に掲載されている。

掲載された主な画家

全文

出典資料

関連文献