「私説三国志 天の華・地の風」の版間の差分
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2020年7月12日 (日) 08:29時点における版
私説三国志 天の華・地の風(しせつさんごくし てんのはな・ちのかぜ)は江森備の小説。小説JUNE掲載の「小説道場」への投稿という形で「外伝・桃始笑」が発表され、この作品により彼女は4級に認定、後には「小説道場」の著者である栗本薫に「一番弟子」とまで称されるようになる。小説JUNEにて単行本5巻掲載分までを連載、後に単行本描き下ろしの形で完結。単行本は1986年より光風社出版及び成美堂出版から全9巻が刊行、更に2012年よりこれらに未掲載の短編を収録した全10巻が復刊ドットコムから復刻・刊行された。
ストーリー
董卓の枕童(小姓)であった少年は長じて、蜀漢の建国者である劉備に仕える身となっていた。昏い過去を絵師・沈観に描かれた絵は灰になるはずだったが、主の敵・孫堅の手を経て、その友人であり配下である周瑜に渡ってしまう。孔明は周瑜からその絵を取り戻すよう、細作(忍び)である棐妹(フェイメイ)に命じるが…。
メインキャラクター
- 諸葛亮(しょかつりょう)
- 字は孔明、「真鉄の剣がはじく月の光がもし形になるとしたら、おそらくこの様になるであろう」と謳われるほどの美男。そのような外面とは裏腹にとても腹黒く、何でも利用しようとする性格(後半では改善されてきた)で、孔明自身もわが身のうちに氷の魔物を飼っているようだと話す。
- 周瑜(しゅうゆ)
- 第1、2巻に登場する。字は公瑾、言わずと知れた美周朗。孔明の描かれた枕絵を手に入れ、彼を脅して関係を結ばせた。劉備に嫉妬しており(もとは孔明への苛立ち)、おびき出し、暗殺する事を考えたが全部逃げられてしまう。所有欲・感受性が強く、孔明の忠誠も愛情も全てを奪わずにいられなかった。
- 魏延(ぎえん)
- 3巻より登場。残忍な狼のような男。しかし根は常識人らしく、孔明より優位に立とうとしながら実は孔明を気遣っている。はじめは孔明を屈服させようとしたものの、孔明のよきパートナーになっている。
- 棐妹(ふぇいめい)
- 孔明の配下にある女細作であり、後に孔明の妾ともなり、娘を産む。孔明と周瑜の情事を見てしまった後、呉の細作につかまり、舌を抜かれ、輪姦された。そこから孔明を激しく恨み、「孔明の敵を倒せば、孔明の優位に立てる」ことを理由として龐統を殺害する。第5巻で孟穫の妾、阿詩瑪として再登場。軍師もかねており、孔明たちを散々悩ませた。だが、憎しみは激しい愛情の裏返しでもあり、孔明と笛暗号で会話をしていた。
サブキャラクター (蜀)
- 劉備
- 字は玄徳、蜀の昭烈帝。外伝桃始笑で孔明に出馬を乞う。出会った当初は孔明のきらめきに幻惑され、孔明が賊につかまり伽の真似事をさせられていた事を匂わしても聞き流していた。赤壁で周瑜を破って以来孔明には以前程の信頼は寄せなくなった。それは劉備自身が熱を上げやすく、冷めやすい人だからだ。それでも、孔明にある程度の気遣いはしているらしく、法正に注意をした。第4巻にて、水魚は破局し、孔明に謀殺された。
- 関羽
- 劉備の義兄弟。義の人と謳われるが、本当は激しい情の人。曹操を華容道で仕留めようとするも昔日の恩を持って逃がした。軍律で裁かれそうになったが劉備の計らいで一命を取り留めた。一度、孔明の美貌に傾きかけたことがある。しかし、孔明の本性を知るや、それはなくなった。晩年は魯粛に乱暴を働くなどをして、呉の恨みを買って死んだ。
- 張飛
- 劉備の義兄弟。蛮勇を絵に描いたような猛将。酒が大好きで、酒が入ると見境なく人に絡む。武勇にばかり力を出しているように見えるが、意外と劉備の本性を当てた。
- 趙雲
- 孔明の理解者の一人。心不全で亡くなったことになっている。
- 陳震
- 細作として登場する。赤眉の手から守るため、孔明を警護している。孔明の秘め事を諫めようとするも、断ち切れないと返される。
- 劉琦
- 劉表の息子。身体が生まれつき弱いため、劉備の傀儡となる。
- 馬良
- 劉禅
- 王夫人[要曖昧さ回避]
- 諸葛均
- 裴緒
- 楊洪
- 黄娘
- 龐統
- 費禕
- 馬謖
- 汝秀
- 楊儀
- 李厳