「恋するカレン」の版間の差分
Twodrifters (会話 | 投稿記録) |
m Bot作業依頼: 楽曲カテゴリの改名差し戻し3 (Category:松本隆が制作した楽曲) - log |
||
123行目: | 123行目: | ||
[[Category:大瀧詠一がプロデュースした楽曲]] |
[[Category:大瀧詠一がプロデュースした楽曲]] |
||
[[Category:大瀧詠一が作詞作曲した楽曲]] |
[[Category:大瀧詠一が作詞作曲した楽曲]] |
||
[[Category:松本隆が作 |
[[Category:松本隆が制作した楽曲]] |
||
[[Category:ナイアガラ・レーベルのシングル]] |
[[Category:ナイアガラ・レーベルのシングル]] |
||
[[Category:1981年のシングル]] |
[[Category:1981年のシングル]] |
2020年7月8日 (水) 21:36時点における版
「恋するカレン」 | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大滝詠一 の シングル | ||||||||||||||||
初出アルバム『A LONG VACATION』 | ||||||||||||||||
A面 | 恋するカレン | |||||||||||||||
B面 | 雨のウェンズデイ | |||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||
規格 | 7"シングルレコード | |||||||||||||||
録音 | CBS/SONY Roppongi & Shinanomachi | |||||||||||||||
ジャンル |
ポップス ロック | |||||||||||||||
時間 | ||||||||||||||||
レーベル | NIAGARA ⁄ CBS/SONY | |||||||||||||||
作詞・作曲 | 松本隆 / 大瀧詠一 | |||||||||||||||
プロデュース | 大瀧詠一 | |||||||||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||||||||
| ||||||||||||||||
大滝詠一 シングル 年表 | ||||||||||||||||
| ||||||||||||||||
|
「恋するカレン」(こいするカレン)は、1981年6月21日に発売された大滝詠一通算8作目のシングル。
解説
「恋するカレン」はアルバム『A LONG VACATION』[注 1]収録曲だが、イントロの音量が2.5db上げられている[1]。カップリングに収録された「雨のウェンズデイ」が翌年、タイトル・トラックとして再シングル・カットされた際[注 2]、カップリングで再収録された。この曲は大滝がスラップスティックに提供した「海辺のジュリエット」を、松本隆書き下ろしの新たな詩とサビのパートを追加してセルフカバーしたものである。
この曲は「君は天然色」[注 3]と同じく一発録りだが、アコースティック・ギターやパーカッション、ピアノなどが何層にもダビングされているという[2]。大滝詠一によれば「ベースはウッド・ベースとDANELECTROベースを絡めるというテクニックを使いました。良いオーディオ・システムで聴いてみると分かるでしょう。弦は松任谷君で、どこにどんな感じのフレーズが欲しいかを細かく説明したものを元に譜面に起してもらいました」[2]と答えている。
サビ、とりわけ2回目で強い印象を与える大滝自身による多重コーラスについては「この曲は『ロンバケ』で唯一マルチをシンクロさせました。おかげでたっぷりコーラスにトラックを使うことができましたね。ダビング中はスレーブ・マルチだけで作業します。完成したら(CBSソニー信濃町スタジオ)Bstでスレーブを回してコーラス部だけ卓でミックス。その2ミックスをケーブル直引きで隣のAstに持ってきて同期並走するマスター・マルチの2trに戻しました。なので、ミックス時には24trマルチ1本なのです」[2]とし、アレンジはあらかじめ譜面に細かく書かれていたわけではなく、頭の中にあるイメージを元に現場で作り込んでいったのだという。
その一方で、ヴォーカルの出来に納得がいかず、一時はお蔵入りも覚悟したという。その理由については「何せオケを作ってコーラスまで分厚く作りこんでありましたからね。カラオケができた段階で“どうだ、ザマーミロイっ! これで文句はあるまい!”って勝利宣言したのはいいんだけれど、いざ歌入れしてみたらあまりに豪華なバックに負けちゃうんですよ、歌が。だもんで、ホントやめちゃおうかなと思ったり」[2]としている[注 4]。
プロモ・シングルはブルー・レーベル、クリア・ヴィニール仕様[注 5]。音源にはステレオ音源を機械的にモノラル化したものが使用されており、以降ソニー盤プロモのモノラル盤は同処理が行われていた[1]。
収録曲
SIDE A
SIDE B
- 雨のウェンズデイ (4:24) OT-8
- 松本隆 作詞, 大瀧詠一 作曲, 多羅尾伴内 編曲
クレジット
- PRODUCER : EIICHI OHTAKI
- ENGINEER : TAMOTSU YOSHIDA
- イラスト : 永井博
カバー
アーティスト | 収録作品(初出のみ) | 発売日 | 規格 | 品番 |
---|---|---|---|---|
CBSソニー・グランド・オーケストラ | ニュー・ミュージック・インストゥルメンタル 山下達郎 ⁄ 大瀧詠一作品集 | 1986年 | 5月21日CD | 32DH 437 |
稲垣潤一 | Self Portlait | 1990年 | 4月 4日CD | FHCH-1012 |
たかはしまりこ | 紗II | 1990年 | 5月21日CD | VICL-30 |
MAKI | MY LOVERS ONLY | 1992年 | 5月25日CD | FHCF-2007 |
Ronnie Spector | CANARY ISLANDS 大瀧詠一作品集[注 6] | 1992年 | 6月30日CD | VJCA-00017 |
J.T. TAYLOR | CANARY ISLANDS –大瀧詠一カバー・コレクション[注 7] | 1992年 | 7月10日CD | COCA-10072 |
橋本仁 | J-POP ISLAND | 1993年 | 4月21日CD | AVCD-11110 |
辛島美登里 | ethernal-one | 2001年 | 2月21日CD | TOCT-24541 |
BEGIN | ナイアガラで恋をして Tribute to EIICHI OHTAKI | 2002年11月20日 | CD | WPC6-10237 |
CHEMISTRY | Between the Lines[注 8] | 2003年 | 6月18日CD | DFCL-1101 |
つじあやの | A LONG VACATION from Ladies | 2009年11月 | 4日CD+DVD CD |
UMCK-9304【初回限定盤】 UMCK-1333【通常盤】 |
CHiP SHOP BOYZ WITH ANDROiD SiNGERS ORCHESTRA | A LONG VACATION 南国アンドロイド・カバー | 2011年 | 3月21日CD | DOCB-12342 |
タイアップ
リリース日一覧
地域 | タイトル | リリース日 | レーベル | 規格 | カタログ番号 |
---|---|---|---|---|---|
日本 | 恋するカレン / 雨のウェンズデイ | 1981年6月21日 | NIAGARA ⁄ CBS/SONY | 7"シングルレコード | 07SH 1007 |
脚注
注釈
- ^ 『A LONG VACATION』 1981年3月21日発売 NIAGARA ⁄ CBS/SONY LP:27AH-1234, CT:27KH-959
- ^ 「雨のウェンズデイ」 1982年5月21日発売 NIAGARA ⁄ CBS/SONY EP:07SH-1151
- ^ 「君は天然色」 1981年3月21日発売 NIAGARA ⁄ CBS/SONY EP:07SH-944
- ^ アーサー・アレキサンダーの「Where Have You Been (All My Life)」とメロディラインが酷似しているが、大瀧の楽曲は意図的に既存の曲が下敷きとなっていることが少なくない。
- ^ 「恋するカレン ⁄ 雨のウェンズデイ」 1981年6月 NIAGARA ⁄ CBS/SONY EP:XDSH-93009
- ^ Ronnie Spector「KAREN」 作詞:松本隆, 英訳詞:JOHN SPERLING, 編曲:BRETT RAYMOND
- ^ J.T. TAYLOR「RAINY WEDNESDAY」 English Lyrics by Val Hawk & Turbo Yasunaga
- ^ 笛吹銅次監修によるカヴァー曲集『大瀧詠一 Cover Book I -大瀧詠一カバー集 Vol.1 (1982-2004)-』(2010年3月21日発売 CD:SRCL-5012)にも収録。
出典
- ^ a b 『All About Niagara』白夜書房、2001年3月21日、5-204頁。ISBN 4-89367-692-X。「I “NIAGARA Discography”」
- ^ a b c d 「大滝詠一『A LONG VACATION』30周年リマスター盤を語る vol.3」『Sound & Recording Magazine』第30巻第6号、株式会社リットーミュージック、2011年6月1日、50-53頁、JAN 4910040190615。