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2020年6月20日 (土) 11:33時点における版
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法人番号 | 1700150005009 | |||
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設立 | 1991年 | |||
ハブ空港 |
北京首都国際空港 広州白雲国際空港 ウルムチ地窩堡国際空港 重慶江北国際空港 | |||
焦点空港 | 上海、瀋陽、厦門、ウルムチ、長春、深圳、武漢、鄭州、大連 | |||
マイレージサービス | 南航明珠俱楽部(Sky Pearl Club) | |||
会員ラウンジ | Sky Pearl Lounge | |||
航空連合 | なし | |||
保有機材数 | 616機(147機発注中) | |||
就航地 | 193都市 | |||
本拠地 | 中国・広東省広州市 |
| |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | |
略称 | 南方航空 |
本社所在地 |
中国 広東省広州市白雲区機場路278号 |
設立 | 1992年12月20日 |
業種 | 空運業 |
法人番号 | 1700150005009 |
事業内容 |
航空運送事業 旅行事業 |
代表者 | 王昌順 (会長) |
資本金 | 27億94百万人民元 |
売上高 | 872億52百万人民元 |
総資産 | 1,294億12百万人民元(2011年12月期) |
決算期 | 12月末日 |
主要株主 | China Southern Air Holding Company42.27% |
外部リンク | 公式サイト |
中国南方航空(ちゅうごくなんぽうこうくう、中国語: 中国南方航空 英語: China Southern Airlines SEHK: 1055、SSE: 600029、NYSE: ZNH)は、中華人民共和国の航空会社。英文表記を読んでチャイナ・サザンとも呼ばれるほか、中国では略して南航と呼ばれる。中国国内での規模が最大の航空会社である。赤いロゴマークは、東南アジアに植生するカポックの木をモチーフにしている。
概要
1991年に、旧・中国民用航空総局 (CAAC)の広州管理局を引き継いで広州を拠点に設立。中華人民共和国における国際線及び主要国内線を運航し、旧民航系航空会社の中でも最大規模で、旅客数・便数・飛行時間・売上高・定期便旅客キロ数等で中国最大を誇っている[1][2]。
2007年11月15日にスカイチームに加盟したが、2018年12月31日をもって脱退した[3]。この脱退はカタール航空が手引きしていた可能性が高いとする意見もある[4]。
2017年にアメリカン航空から、2019年にカタール航空からとワンワールド加盟会社の出資を受けたことから「ワンワールド」に加わるとの見方も出ている。脱退後もスカイチーム加盟会社の多くとは個別に提携を継続する一方で、ワンワールド加盟会社等とも提携を拡大する。2020年1月2日より、ブリティッシュ・エアウェイズとの共同事業を開始。
中国南方航空グループ傘下に、廈門航空、汕頭航空、広西航空、珠海航空などがある。日本には1995年9月より乗り入れを開始し、JASとコードシェアを開始したが、2003年3月30日よりJALとのコードシェアに変更となった[5]。
来歴
- 1991年:1988年に分割解体された旧・中国民用航空総局 (CAAC)の広州管理局を引き継いで設立される。
- 2002年10月、旧民航系の航空会社の集約政策により、中国北方航空、新疆航空を併合する。
- 2004年8月 : 航空連合「スカイチーム」に加盟することを発表。
- 2005年1月 : エアバスA380型機を5機発注、北京支社に配属。
- 2007年11月15日 : 航空連合「スカイチーム」に加盟[6]。
- 2011年10月18日 : エアバスA380型機が中国の航空会社として初めて運航(北京/首都-広州線)。世界で初めて国内線でエアバスA380型機を運用。
- 2016年1月6日:国際的領有権係争のある南シナ海スプラトリー諸島向け海口国際空港よりA319を海南航空機とともに運航し、約2時間飛行後ファイアリー・クロス礁の飛行場へ着陸し、試験飛行を行った[7]。
- 2016年7月13日:前日に裁定された国際仲裁法廷のオランダ・ハーグにある常設仲裁裁判所の判断に反発し、中国政府に徴用されたA319を海口国際空港より南シナ海スプラトリー諸島向けに運航。約2時間飛行後、ミスチーフ礁の飛行場へ着陸し、試験飛行をCCTVが中継して、民間利用による領有権を主張した[8]。
- 2017年3月28日:アメリカン航空との戦略的提携に合意したと発表[9]。提携にあたり、アメリカン航空が中国南方航空に2億ドル(日本円で約222億円)出資。提携は2017年後半から、コードシェア提携とインターライン契約を開始し、中国、または北米や南米のネットワークを相互の顧客に提供する。コードシェアを実施する路線ではマイレージの獲得やスルーバゲージなどのサービスを提供することになる見込み。
- 2018年
- 2019年
- 2020年1月2日 この日より、ブリティッシュ・エアウェイズとの共同事業を開始予定。2019年12月7日に調印した。両社の中英路線及び8つの国内線においてコードシェアを実施予定[13][14]。
保有機材
リスト
2019年9月現在、中国南方航空の機材は以下の通りである。
機材 | 運用機数 | 発注機数 | 座席数 | 備考 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
F | C | PY | Y | Total | ||||
エアバスA319-100 | 15 | ‐ | ‐ | 8 | 30 | 90 | 128 | うち1機はカンボジア空軍にリース中 |
エアバスA320-200 | 117 | ‐ | ‐ | 8 | 24 | 120 | 152 | うち2機はスカイチーム特別塗装機
うち1機は三菱・アウトランダー特別塗装機 |
‐ | 4 | 18 | 138 | 160 | ||||
‐ | 4 | 24 | 138 | 166 | ||||
‐ | ‐ | 24 | 144 | 168 | ||||
エアバスA320neo | 24 | 76 | ‐ | 4 | 24 | 138 | 166 | |
エアバスA321-200 | 99 | ‐ | ‐ | 12 | 24 | 143 | 179 | うち1機はスカイチーム特別塗装機 |
4 | 18 | 167 | 189 | |||||
4 | 24 | 167 | 195 | |||||
エアバスA321neo | 27 | 23 | ‐ | 4 | 24 | 167 | 195 | |
エアバスA330-200 | 14 | ‐ | ‐ | 18 | ‐ | 244 | 262 | |
‐ | 12 | 24 | 242 | 278 | ||||
エアバスA330-300 | 33 | ‐ | ‐ | 30 | ‐ | 253 | 283 | |
4 | 24 | 48 | 208 | 284 | ||||
‐ | 28 | ‐ | 258 | 286 | ||||
エアバスA350-900 | 1 | 19 | ‐ | 28 | 24 | 262 | 314 | 2020年までに全機納入予定 |
エアバスA380-800 | 5 | ‐ | 8 | 70 | ‐ | 428 | 506 | 世界で唯一国内線で使用されている |
ボーイング737-700 | 26 | ‐ | ‐ | 8 | 24 | 88 | 120 | |
4 | 18 | 106 | 128 | |||||
4 | 24 | 106 | 134 | |||||
ボーイング737‐800 | 163 | ‐ | ‐ | 8 | 27 | 127 | 159 | うち1機はモナ・リザロゴ特別塗装機
うち2機はスカイチーム特別塗装機 うち2機は貴州省ロゴ特別塗装機 |
8 | 24 | 129 | 161 | |||||
8 | 24 | 132 | 164 | |||||
4 | 18 | 147 | 169 | |||||
4 | 18 | 150 | 172 | |||||
4 | 24 | 150 | 178 | |||||
ボーイング737 MAX8 | 24 | ‐ | ‐ | 8 | 24 | 138 | 170 | 現在、運用停止中 |
‐ | 4 | 24 | 150 | 178 | ||||
ボーイング777-300ER | 14 | 2 | 4 | 34 | 44 | 227 | 309 | うち1機はスカイチーム特別塗装機 |
‐ | 28 | 28 | 305 | 361 | ||||
ボーイング787‐8 | 10 | ‐ | 4 | 24 | ‐ | 200 | 228 | |
‐ | 18 | ‐ | 248 | 266 | ||||
ボーイング787‐9 | 15 | 5 | ‐ | 28 | 28 | 220 | 276 | 2020年までに全機納入予定
うち1機は納入787機目記念特別塗装機 |
‐ | 28 | ‐ | 269 | 297 | ||||
エンブラエル190 | 15 | ‐ | ‐ | 6 | 16 | 76 | 98 | A320neo,B737MAXシリーズに置換予定 |
コマックC919 | ‐ | 20 | No Data | |||||
貨物機 | ||||||||
ボーイング747‐400F | 2 | ‐ | 貨物 | |||||
ボーイング777F | 12 | 2 | 貨物 | B777-300ERからの発注変更分あり | ||||
Total | 616 | 147 |
画像
-
エアバスA319-100
-
エアバスA320-200
-
エアバスA321-200
-
エアバスA330-200
-
エアバスA330-300
-
エアバスA330-300(スカイチーム塗装)
-
エアバスA350-900
-
エアバスA380-800
-
ボーイング737-800
-
ボーイング737 MAX 8
-
ボーイング777-300ER
-
ボーイング787-8
-
ボーイング787-9
-
ボーイング747-400F
-
ボーイング777F
退役機材
- この一覧は未完成です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。
- ボーイング737-300
- ボーイング737-500
- ボーイング737–700
- ボーイング757-200[16]
- ボーイング767-300ER
- ボーイング777-200[16]
- ボーイング777-200ER[16]
- エンブラエル ERJ 145[16]
- エアバスA300-600R[16]
- マクドネル・ダグラスMD-82[16]
- マクドネル・ダグラスMD-90[16]
- ATR 72
-
ボーイング737-300
-
ボーイング737-500
-
ボーイング737-700
-
ボーイング757-200
-
ボーイング767-300ER
-
ボーイング777-200
-
ボーイング777-200ER
-
エンブラエル ERJ 145
-
エアバスA300-600R
-
マクドネル・ダグラスMD-82
-
マクドネル・ダグラスMD-90
サービス
座席など
主に長距離路線で運航されているA330、A380、B787の3機種はファーストクラス(「デラックスファーストクラス」)・ビジネスクラス・エコノミークラスの3クラス制で、A330とB777-300ERはプレミアムエコノミークラスを加えた4クラス制で構成されている。B777の一部と近距離・中距離国際線に使用されている機材では、ビジネスクラス「ファーストクラス」・プレミアムエコノミークラス・エコノミークラスの3クラスで構成されている。
A380のファーストクラスは、完全個室タイプの「プラチナプライベートスイート」を8席搭載。またA380のビジネスクラスは180度フルフラットになる1-2-1配列のスタッガードタイプで、B787では180度フルフラットになる座席を2-2-2配列で搭載されている。
2014年にB777-300ERの初号機(B-2099)を受領した際、機内エンターテイメントシステムはタレス社製の「TopSeries AVANT」を搭載している[17]。
機内食
中距離・長距離路線を中心に本場の中国料理や西洋料理の機内食が提供され、一部路線のエコノミークラスでは、日本式のそばも提供される[18]。このうちユダヤ教徒のためのものは広州・北京発欧米長距離路線とオーストラリア行きに限って搭乗便の48時間前に、それ以外は搭乗便の24時間前にコールセンターへ電話申し込みを行なう必要がある。
客室乗務員
2008年、日本人客室乗務員33人を採用し、主に広州―成田・関西、大連―成田・関西間などの日本路線に乗務している[19]。
明珠倶楽部 (スカイパールクラブ)
2018年にスカイチームから脱退したが、引き続きスカイチーム加盟各社との提携は維持している。さらに下記の航空会社と提携している。
就航都市
2020年1月23日現在で運航してない空港は、斜字で表します。 |
事故・インシデント
脚注
- ^ 世界最大の航空会社、トップ202019年10月4日閲覧。
- ^ 日本のポジションがわかる航空業界いろいろランキング&キーワード/ガチンコ!航空業界2019年10月4日閲覧。
- ^ a b c “中国南方航空、北京新空港拠点の新会社設立”. Aviation Write. 2019年10月4日閲覧。
- ^ a b カタール航空、中国南方航空の株式を5%取得 協力関係を強化へ2019年10月4日閲覧。
- ^ JAL、中国南方航空と提携!2019年10月4日閲覧。
- ^ a b “中国南方航空、スカイチーム脱退へ”. Aviation Write. 2019年10月4日閲覧。
- ^ 中国 南沙諸島・永暑礁の新空港での試験飛行に成功
- ^ South China Sea airports: Flight-tests check routes to Nansha airfields CCTV(2016年7月13日)
- ^ アメリカン航空と中国南方航空、戦略的提携で合意 コードシェアなどを実施へ2019年10月4日閲覧。
- ^ a b “南方航空、スカイチームから正式脱退”. アジア経済ニュース. 2019年12月27日閲覧。
- ^ “中国南方航空、12月末に航空連合「スカイチーム」脱退”. 日本経済新聞. 2019年12月27日閲覧。
- ^ “中国南方航空、スカイチームの特典やマイル積算を12月31日に終了”. traicy. 2019年12月27日閲覧。
- ^ “ブリティッシュ・エアウェイズと中国南方航空、1月から共同事業を開始”. FlyTeam. 2019年12月27日閲覧。
- ^ “中英の航空会社、北京大興空港で初の業務提携”. AFP. 2019年12月27日閲覧。
- ^ “https://global.csair.com/US/JP/fly-service/fleet/cabin-layout/boeing-73n”. global.csair.com. 2019年10月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g 日本発着国際線 旅客機アルバム(2010-2011). イカロス出版. (2010). p. 170
- ^ China Southern first to fly the most advanced Thales in-flight entertainment and connectivity system Tue, 25/02/2014
- ^ 機内食 中国南方航空ホームページ 2020年2月15日閲覧
- ^ 日本人客室乗務員33人、南方航空にまもなくデビュー 人民網日本語版 2008年10月24日
- ^ 中国南方航空、札幌/千歳〜広州線からわずか2ヶ月で撤退! Traicy 2014年3月23日付
- ^ 中国南方航空、新千歳/広州線を運休へ FlyTeam 2014年3月22日付
- ^ 中国南方航空、4月から新千歳/大連線を再開 A320で週3便 FlyTeam 2019年3月12日付
- ^ 中国南方航空、広州発着ローマ、ドバイ、クライストチャーチ線を開設 FlyTeam 2015年9月3日付
- ^ 中国南方航空、12月から広州発着でトロント、アデレード線に就航へ FlyTeam 2016年10月19日付
- ^ 中国南方航空、広州/ニューヨーク・JFK線に直行便で新規就航 FlyTeam 2014年8月12日付
- ^ 中国南方航空、12月から787で広州/武漢/サンフランシスコ線に就航 FlyTeam 2014年10月4日付
- ^ 中国南方航空、広州/サンフランシスコ線で直行便の運航を開始 週4便 FlyTeam 2015年6月29日付
- ^ 中国南方航空、バンクーバー経由の広州/メキシコシティ線に就航 週3便 FlyTeam 2017年4月11日付
- ^ 中国南方航空、12月から広州/アデレード線に週3便で就航へ FlyTeam 2016年8月1日付
- ^ 中国南方航空、12月に広州/ケアンズ線を開設へ A330で週3便 FlyTeam 2017年7月25日付
- ^ 中国南方航空、広州発着ローマ、ドバイ、クライストチャーチ線を開設 FlyTeam 2015年9月3日付
- ^ 中国南方航空、広州/ナイロビ線を週3便で開設 FlyTeam 2015年8月6日付
- ^ 茨城‐深圳線の運休について|茨城空港 茨城空港公式サイト 2016年8月25日付
- ^ 中国南方航空、茨城/深圳線を運休 8月27日から FlyTeam 2016年8月25日付