「石川町駅」の版間の差分
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|画像説明 = 元町口(2006年7月) |
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|よみがな = いしかわちょう |
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|ローマ字 = Ishikawachō |
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2020年2月15日 (土) 02:52時点における版
石川町駅 | |
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元町口(2006年7月) | |
いしかわちょう Ishikawachō (元町・中華街) | |
◄JK 10 関内 (0.8 km) (1.2 km) 山手 JK 08► | |
所在地 | 横浜市中区石川町二丁目72 |
駅番号 | □JK 09 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■根岸線 |
キロ程 |
3.8km(横浜起点) 大宮から62.9km 八王子から48.2 km |
電報略号 | イシ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
32,702人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1964年(昭和39年)5月19日 |
備考 |
みどりの窓口 有 横浜市内駅 |
石川町駅(いしかわちょうえき)は、神奈川県横浜市中区石川町二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)根岸線の駅である。駅番号はJK 09。副名称は元町・中華街(もとまち・ちゅうかがい)。
歴史
1964年(昭和39年)、根岸線の延伸時に開業した。中村川をまたいで作られているが、駅の北側にある横浜中華街と、南側にある元町の両者の利便性を考慮している。
国鉄は当初、駅名を当駅の南側およそ500m程の所にある観光地・山手に因んで「山手町駅」、あるいは当駅から北へおよそ1kmほどの山下町にある港に因んで「港横浜駅」と名づけようという意見があった。しかし、地元住民の運動により「石川町駅」と命名された。
それまで寂しい町であった石川町の特に一丁目付近は、この駅の開業により当駅から山手や元町への通り道となったため、一転して賑やかとなった。また、この駅の建設にあたり、立ち退きなどに応じた元住民らは、石川町の永久名誉町内会員とされた。
以後永らく、山手や元町、中華街といった横浜の主要な観光スポットへの入り口の駅としての役割を果たしてきたが、2004年(平成16年)に横浜高速鉄道みなとみらい線の元町・中華街駅が開業したため、元町の最寄り駅の座を譲ることとなった。
年表
- 1964年(昭和39年)5月19日:国鉄根岸線桜木町駅 - 磯子駅間の開通時に開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」が利用可能になる。
- 2002年(平成14年)2月12日:北口を中華街口に、南口を元町口に改称。
- 2012年(平成24年)6月22日:横浜支社管内では初となる女性駅長が就任[1]。
- 2016年(平成28年)9月15日:副名称として「元町・中華街」を導入[2]。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する高架駅。構内中ほどで線路は中村川を渡っており、その上空を高速道路が横断する。
山手方の高架下に元町口(南口)、関内方の高架下に中華街口(北口)の駅舎が設けられ、各ホームからそれぞれの駅舎に階段が降りている。元町口および中華街口共にみどりの窓口(営業時間 8:00 - 19:00)が設置されていたが、中華街口については指定席券売機への置き換えに伴い、窓口を閉鎖している。自動券売機と自動改札機は両方の駅舎に設置される。直営駅。
2008年中頃には中華街口のバリアフリー工事がすべて終了し、上下エスカレーターの設置とエレベーターの設置、およびトイレの改装が行われた。なお、この工事以前からエスカレーターは上り専用のものが設置されていた。
売店は、中華街口改札内正面のレッツキヨスク石川町2号店がある。
JRの特定都区市内制度における「横浜市内」の駅である。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 根岸線 | 下り | 山手・磯子・大船方面 | |
2 | 上り | 関内・横浜・東京・大宮方面 | 京浜東北線直通 | |
横浜線 | - | 新横浜・町田・八王子方面 | 朝晩のみ運転 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
-
元町口(2007年1月)
-
中華街口(2007年1月)
-
元町改札(2019年6月)
-
中華街改札(2019年6月)
-
ホーム(2019年6月)
-
副名称が併記された駅名標(2019年6月)
利用状況
2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員は32,702人である。2003年度前は1日平均乗車人員が4万人を越えていたが、横浜高速鉄道みなとみらい線の開業以降は減少傾向にある。2015年度は根岸線で唯一、前年度よりも乗車人員が減少した駅である。
近年の1日平均乗車人員の推移は下表の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)41,358 | |
1991年(平成 | 3年)42,476 | |
1992年(平成 | 4年)43,301 | |
1993年(平成 | 5年)43,899 | |
1994年(平成 | 6年)43,742 | |
1995年(平成 | 7年)43,558 | [統計 2] |
1996年(平成 | 8年)43,532 | |
1997年(平成 | 9年)42,437 | |
1998年(平成10年) | 42,324 | [* 1] |
1999年(平成11年) | [JR 1]41,662 | [* 2] |
2000年(平成12年) | [JR 2]41,153 | [* 2] |
2001年(平成13年) | [JR 3]41,628 | [* 3] |
2002年(平成14年) | [JR 4]41,852 | [* 4] |
[注釈 1]2003年(平成15年) | [JR 5]41,164 | [* 5] |
2004年(平成16年) | [JR 6]36,010 | [* 6] |
2005年(平成17年) | [JR 7]35,725 | [* 7] |
2006年(平成18年) | [JR 8]35,887 | [* 8] |
2007年(平成19年) | [JR 9]34,919 | [* 9] |
2008年(平成20年) | [JR 10]34,804 | [* 10] |
2009年(平成21年) | [JR 11]35,121 | [* 11] |
2010年(平成22年) | [JR 12]34,286 | [* 12] |
2011年(平成23年) | [JR 13]34,148 | [* 13] |
2012年(平成24年) | [JR 14]34,571 | [* 14] |
2013年(平成25年) | [JR 15]33,996 | [* 15] |
2014年(平成26年) | [JR 16]32,719 | [* 16] |
2015年(平成27年) | [JR 17]32,639 | [* 17] |
2016年(平成28年) | [JR 18]32,572 | [* 18] |
2017年(平成29年) | [JR 19]32,899 | [* 19] |
2018年(平成30年) | [JR 20]32,702 |
駅周辺
当駅周辺地区(関内・関外地区)は、横浜市における都心(ツインコア)の一つである「横浜都心」に指定されている[3]。
元町や中華街が近くにあるが、みなとみらい線開通により、最近は元町・中華街駅に流れる傾向が顕著となっている。周辺には女子校が多く、女子中高生の利用が多いため「乙女駅」の異名がある[4]。北口の近くの寿町は山谷・釜ヶ崎と並ぶ3大ドヤ街(簡易宿所の集積地)である。
副名称として「元町・中華街」とあるが、みなとみらい線の元町・中華街駅からは1km弱離れているため注意が必要である。
- 横浜中華街
- 信用組合横浜華銀本店
- 横浜スタジアム
- 山下公園
- 元町
- 横浜外国人墓地
- 港の見える丘公園
- 山手イタリア山庭園
- フランス山
- 横浜市立みなと総合高等学校
- 横浜市立港中学校
- 横浜市立元街小学校
- 横浜共立学園中学校・高等学校
- 横浜女学院中学校・高等学校
- 横浜雙葉学園
- フェリス女学院中学校・高等学校
- 横浜山手中華学校
- パークスクエア横浜
- 地域医療機能推進機構横浜中央病院(旧:社会保険横浜中央病院)
- 石川町入口 - 首都高速神奈川3号狩場線
- 石川町ジャンクション - 首都高速神奈川1号横羽線・首都高速神奈川3号狩場線
バス路線
最寄バス停留所は、吉浜橋、元町となる。以下の路線が乗り入れ、横浜市交通局により運行されている。
- 吉浜橋
- 元町
両バス停とも横浜市電の本牧線の停留所として1905年(明治38年)に開業したが(元町は開業時は「西ノ橋」)、根岸線開業後の1970年(昭和45年)に廃止され、バスに転換された[5]。
その他
- かつて、ホーム壁面には、元町口寄りは青を基調に、中華街口寄りはオレンジを基調にした絵が描かれていた。どちらに向かえばいいかが分かりやすく表現されたデザインであった。絵はJR東日本からの依頼で日本デザイナー学院の生徒によって手がけられたもので製作に8ヶ月を要し、テレビや新聞でも話題になったが、古くなって劣化も激しかったことから副駅名使用開始と同時に刷新し、中華街側は紅色の、元町側はブルーを基調としたデザインとし、写真コーナーが設けられたギャラリー風なものとした。
隣の駅
脚注
記事本文
注釈
- ^ 2004年2月1日、横浜高速鉄道みなとみらい線が開業。
出典
- ^ JR東日本:石川町駅長に女性の中村さん−−横浜管内初毎日jp神奈川 2012年6月19日
- ^ “JR横浜支社 来月15日に石川町駅ホーム壁面を新装”. 交通新聞 (交通新聞社). (2016年8月17日)
- ^ 横浜市都市計画マスタープラン(全体構想) (PDF) 平成25年3月発行。編集・発行、横浜市都市整備局企画部企画課。
- ^ テレビ東京「出没! アド街ック天国」2010年7月10日放送分 なお、JR東日本には乙女駅が小海線(長野県小諸市)に実在する。
- ^ 出典:『日本鉄道旅行地図帳4号 関東2』38ページ
利用状況
- ^ 横浜市統計書 - 横浜市
- ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 - 18ページ
- JR東日本の1999年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(1999年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- 神奈川県県勢要覧
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成12年度) - 220ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成13年度) (PDF) - 222ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成14年度) (PDF) - 220ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成15年度) (PDF) - 220ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成16年度) (PDF) - 220ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成17年度) (PDF) - 222ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成18年度) (PDF) - 222ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成19年度) (PDF) - 224ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成20年度) (PDF) - 228ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成21年度) (PDF) - 238ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成22年度) (PDF) - 236ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成23年度) (PDF) - 236ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成24年度) (PDF) - 232ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成25年度) (PDF) - 234ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成26年度) (PDF) - 236ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成27年度) (PDF) - 236ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成28年度) (PDF) - 244ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成29年度) (PDF) - 236ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成30年度) (PDF) - 220ページ
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(石川町駅):JR東日本