「五等分の花嫁」の版間の差分
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以前はお嬢様学校である黒薔薇女子に通っていたが、落第しかけたため風太郎のいる学校に転校してきた。高級タワーマンションの最上階に住んでいたが、後に小さなアパートに引っ越している{{Sfn|原作6巻|loc=第50話 七つのさよなら(12)}}。3年の新学期からは全員風太郎と同じクラスになる。 |
以前はお嬢様学校である黒薔薇女子に通っていたが、落第しかけたため風太郎のいる学校に転校してきた。高級タワーマンションの最上階に住んでいたが、後に小さなアパートに引っ越している{{Sfn|原作6巻|loc=第50話 七つのさよなら(12)}}。3年の新学期からは全員風太郎と同じクラスになる。 |
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小学生の時までは外見・内面共に傍目にも見分けが付かなかったが、母親との死別を機にそれぞれの個性が強くなっていった。当時の髪型は額を出したロングヘアーで、当初の二乃の髪型は当時の名残である。 |
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コミックス第1巻の発売を記念して制作された[[テレビCM]]とPVでは、五つ子の声を全て[[佐倉綾音]]が担当していたが<ref name="ddnavi407795" />、テレビアニメ版ではそれぞれ別個にキャスティングがされている。 |
コミックス第1巻の発売を記念して制作された[[テレビCM]]とPVでは、五つ子の声を全て[[佐倉綾音]]が担当していたが<ref name="ddnavi407795" />、テレビアニメ版ではそれぞれ別個にキャスティングがされている。 |
2019年11月26日 (火) 00:50時点における版
五等分の花嫁 | |||
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ジャンル | 少年漫画、ラブコメディ | ||
漫画 | |||
作者 | 春場ねぎ | ||
出版社 | 講談社 | ||
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掲載誌 | 週刊少年マガジン | ||
レーベル | 講談社コミックス | ||
発表号 | 2017年36・37合併号 - | ||
発表期間 | 2017年8月9日[1] - | ||
巻数 | 既刊12巻(2019年11月現在) | ||
アニメ | |||
原作 | 春場ねぎ | ||
監督 | 桑原智 | ||
シリーズ構成 | 大知慶一郎 | ||
キャラクターデザイン | 中村路之将 | ||
音楽 | 田渕夏海、中村巴奈重 櫻井美希 | ||
アニメーション制作 | 手塚プロダクション | ||
製作 | 「五等分の花嫁」製作委員会 TBS | ||
放送局 | TBSほか | ||
放送期間 | 第1期:2019年1月 - 3月 | ||
話数 | 第1期:全12話 | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | 漫画・アニメ | ||
ポータル | 漫画・アニメ |
『五等分の花嫁』(ごとうぶんのはなよめ)は、春場ねぎによる日本の少年漫画。『週刊少年マガジン』(講談社)2017年8号に読み切りとして掲載。後に読者アンケートの結果を受け、『週刊少年マガジン』にて2017年36・37合併号より連載開始[2]。
1人の男子高校生が五つ子の女子高生の家庭教師を務めるというラブコメディで[3]、五つ子のうちの1人との結婚を控えた主人公が高校時代を回想する形で描かれる。2019年5月に第43回講談社漫画賞の少年部門を受賞[4]。単行本の累計発行部数は2019年9月時点で720万部を突破している[5]。
あらすじ
結婚式当日、式場の部屋で微睡んでいた新郎の上杉風太郎は妻と初めて出会ったときを思い出す。
当時、高校2年生の風太郎は、成績優秀だが生家が借金を抱えており、貧乏生活を送っていた。ある日、風太郎は中野五月という転校生と知り合い、勉強を教えるよう乞われる。しかし風太郎はこれを断り、さらに放った一言が彼女の怒りを買ってしまう。その直後、風太郎は妹から「富豪の娘の家庭教師」というアルバイトの話を聞かされ、借金返済のためにその仕事を引き受ける。
風太郎の仕事は、五月を含む五つ子姉妹に勉強を教え、全員を高校卒業まで導くというものだった。落第寸前の成績であるにもかかわらず勉強する意欲すら見せない5人に頭を抱える風太郎だったが、夏祭りなどを通して五つ子と交流する中で、はじめから比較的協力的だった四女・四葉に加え、三女・三玖と長女・一花の信頼を勝ち取ることに成功する。だが、次女・二乃と五女・五月の協力は得られないまま、風太郎が家庭教師に就いて初となる中間試験を迎える。テストの結果は前回より上昇していたものの、赤点は避けられなかったため、家庭教師を続ける条件として5人全員が赤点を回避することを課されていた風太郎は、5人にアドバイスを残し去ろうとする。しかし、それまでは非協力的だった二乃が風太郎を庇って嘘の報告を父親にしたことで、ひとまず家庭教師を続けられることになる。
登場人物
担当声優はテレビアニメ版のもの。
上杉家
- 上杉 風太郎(うえすぎ ふうたろう)
- 声 - 松岡禎丞[6][7]
- 本作の主人公。高校2年生(後に3年生)の男子高校生。誕生日は4月15日。
- 常にテストで満点を取る学年主席の優等生[8]。鋭い三白眼と頭頂部から生えた枝分かれ状のアホ毛が特徴的。真面目な勤勉家であるものの、独りよがりで社交性は皆無に等しい。他者に対して高圧的な態度を取ることが多く、思ったことを口走っては反感を買うことがしばしば[3]。
- 中野姉妹と向き合っていくうちに真摯な面を見せていき、人間として大きく成長していく。頭脳面で優秀な反面、身体能力の方はかなり低く、五姉妹で最も運動音痴な三玖と同レベルという有り様。また、洞察力も鋭く、姉妹の悩みや個人の問題などにも気付いており、その度に解決に導いている。信頼を得るために努力を重ねたり、ひたむきに相手と向き合うなど実際の性格は相手に寄り添える思いやりのある性格。クラスでは友人らしき人物はおらず、なるべく人と関わらないようにしている(中野姉妹に対しても同様)。当初は中野姉妹との間に溝があったものの上述の一面もあって現在は強い信頼と好意を向けられている。ただし本人はあくまで家庭教師としての情しか姉妹に無いため、彼女達からの信頼や好意には戸惑い気味である。今までに恋愛経験も無いため非常にその手の話に疎いが、初恋の相手が姉妹の中にいることは薄々気付いていた。
- 実は小学生の頃は不良少年だった過去があり、当時は髪も金髪に染めていた。この頃はヤンチャなガキ大将といった感じの性格で、普通に友人もいた。現在は更生しているが、金髪時代の写真は高校の生徒手帳に挟んで保管している。なお、少年時代には中野姉妹と知らずに面識を持っている。
- 3年に進級時、中野姉妹の父親の思惑で姉妹と同じクラスになり、四葉の推薦で学級長に任命される。
- 上杉 らいは(うえすぎ らいは)
- 声 - 高森奈津美[9]
- 風太郎の妹。小学6年生→中学1年生。
- 兄とは対照的に明るく素直で社交的な性格。ただし、稀に風太郎に毒を吐くことがある。上杉家の家事担当で風太郎の散髪までこなしている。その健気さ故に風太郎から溺愛され、五姉妹(特に四葉と五月)からも気に入られている。
- 上杉 勇也(うえすぎ いさなり)
- 声 - 日野聡[9]
- 風太郎とらいはの父親。金髪と額にかけたサングラスが特徴的。
- 妻に先立たれて以降、男手ひとつで子供2人を育て上げてきた苦労人。ワイルドかつ砕けた性格。
中野家
五姉妹
以前はお嬢様学校である黒薔薇女子に通っていたが、落第しかけたため風太郎のいる学校に転校してきた。高級タワーマンションの最上階に住んでいたが、後に小さなアパートに引っ越している[10]。3年の新学期からは全員風太郎と同じクラスになる。
小学生の時までは外見・内面共に傍目にも見分けが付かなかったが、母親との死別を機にそれぞれの個性が強くなっていった。当時の髪型は額を出したロングヘアーで、当初の二乃の髪型は当時の名残である。
コミックス第1巻の発売を記念して制作されたテレビCMとPVでは、五つ子の声を全て佐倉綾音が担当していたが[3]、テレビアニメ版ではそれぞれ別個にキャスティングがされている。
- 中野 一花(なかの いちか)
- 声 - 花澤香菜[6]
- 五姉妹の長女。アシンメトリー調のショートヘアと右耳に填めたピアス[注 1]が特徴。イメージカラーは黄色[14]。
- からかい上手の小悪魔的な性格だが、面倒見のよいお姉さん気質。長姉として日頃から妹達のことを気にかけており[15]、同じ歳であるはずの風太郎にもお姉さんぶっては時折アドバイスを送っているものの、気遣いが行き過ぎてしまい、自分自身の気持ちを押し殺してしまいがち。また、そんな性分に反して私生活はかなりズボラで、自室は服などが散らかっており、寝るときも基本的に半裸。
- 駆け出しの女優であり、学業の傍ら家族にも秘密にして細々と活動していた。そんな折、自分の夢を知った上で応援してくれた風太郎に対し、好意を抱くようになる。風太郎と自分達の現在の関係に居心地の良さを感じると同時に自身の恋心とのジレンマを感じていたが、四葉の言葉によって自分の気持ちに素直になる(その関係を壊したくないとも考えており、二乃とは対照的な考えである)。
- 3年への進級後は風太郎に積極的にアプローチしようと試みており、時に他の姉妹を蹴落としてでも風太郎に想いを伝えようとする。
- 中野 二乃(なかの にの)
- 声 - 竹達彩奈[6]
- 五姉妹の次女。姫カットに切り揃えたスーパーロングヘア(後にボブカットにしている[16])を、黒いリボンで結ったツーサイドアップが特徴的。
- 勝気でヒステリックな毒舌家[15]だが、姉妹で最も繊細であり、姉妹を守るために風太郎を敵視したり、姉妹全員で花火大会を見ようと奮闘するなど姉妹思い。料理好きでオシャレに気を遣うなど女子力が高く[15]、社交的で友人も多い。三玖曰く面食いであるとのこと。イメージカラーは黒[14]。
- 当初は時折荒っぽい言動が目立ったが、次第に女子高生らしい口調に統一された。五つ子の自宅に踏み込んできた風太郎を最も煙たがり、赤点を取れば家庭教師はクビということを知った後はチャンスと思うほどだったが、月日が経つにつれ態度は軟化し、彼を徐々に強く意識するようになる。
- 金髪に染めた風太郎の顔が好みらしいが、当初は同一人物であることを知らないまま告白までしている。金髪のカツラを被った風太郎(通称「キンタロー」)に林間学校のときより好意を寄せていたが、後に風太郎であることを知り、動揺するも自身の気持ちを整理し、風太郎に告白する。告白した後は風太郎に自身を生徒ではなく異性と認識させようとする。
- 3年進級を機に家賃を姉妹で5等分することになってからは、風太郎と一緒にいたいがためにケーキ屋「REVIVAL」でバイトを始める。風太郎に対して積極的にアプローチしており、一花同様に他の姉妹に遠慮していないが、正々堂々とした方法で風太郎を振り向かせようと考えている。また、風太郎のことを「フーくん」と呼ぶようになった。
- 中野 三玖(なかの みく)
- 声 - 伊藤美来[6]
- 五姉妹の三女。右目が隠れる斜め分けのセミロングとヘッドフォンが特徴的[注 2]。イメージカラーは青[14]。
- 口数の少ないクールな性格だが、信頼した人物にはとても素直で風太郎への好意も認めている。そのため積極的に風太郎にアプローチしようとしているが、恋愛に関して奥手なためにあまり進展していない[15]。大の運動音痴で料理下手だが、他の姉妹への変装が一番得意。成績は姉妹の中では良い方。
- ゲームがきっかけで大の戦国マニアになった歴女だが、変わった趣味であることを自覚していたため他の姉妹にもずっと隠し続けてきた。しかし、そんな自分の趣味と向き合ってくれた上、激励してくれた風太郎に好意を抱くようになる。また、当初は感情表現に乏しくドライな面が目立ったものの、次第に口数が増え表情も豊かになっている。五つ子の中で一番最初に風太郎に心を開いており、早い段階で好意も抱いている。
- 3年への進級後は、風太郎が好みだと言う「料理が上手い女性」を目指し、パン屋でバイトを始める。
- 中野 四葉(なかの よつば)
- 声 - 佐倉綾音[6]
- 五姉妹の四女。ボブカット[注 3]とウサギ調のリボンが特徴的。イメージカラーは緑[14]。
- 明るく前向きな性格で[15]、人の役に立つことを好む反面、頼み事を断りきれないお人好しでもある。非常に無邪気で思考や趣味趣向も子供っぽい。しかし、自分の本心を明かさなかったり、自分に自信がないなど無邪気なだけではない面もある。身内以外には丁寧語で話す。自他ともに認めるほど姉妹の中ではもっとも成績が悪く、風太郎からは「やる気があって頼りになるが一番の問題児」と評される。未だに小学生の頃の下着を着用している。
- 運動能力が非常に高く、女子バスケ部や陸上部から助っ人を頼まれ本格的な入部を請われるほどの活躍を見せる。
- 姉妹の中では最初から風太郎に友好的な態度を取り続けて反発したことがないが、辛口な発言もする。しかし時間を共にしていくことで自分の中で風太郎の存在は大きくなっていき、彼に勉強を教わりたいと想いを抱くようになる。黒薔薇女子在籍時に落第の懸かった追試で姉妹の中で一人だけ落ちてしまい、現在の学校に転入することとなったため、他の姉妹に罪悪感を抱いていたが、風太郎から四葉にもできることがあり、他の姉妹達の力になれることを教えられてからは自分に自信を持てるようになる。
- 3年への進級後は清掃のアルバイトを始める。
- 中野 五月(なかの いつき)
- 声 - 水瀬いのり[6]
- 五姉妹の五女。若干クセのあるロングヘアーに、頭頂部から生えたアホ毛と星柄のヘアピンが特徴的。イメージカラーは赤[14]。
- 真面目だが要領の悪い性格で、勉強もやる気があるがうまくいかない。誰にでも丁寧語を徹底している。
- かなりの食いしん坊であり[15]、作中でも食事シーンが多い。大の怖がりでオバケやホラー映画が苦手。母親の月命日である14日には欠かさず墓参りをしている[19]。
- 風太郎と高校で最初に出会った姉妹であり、クラスメイトになる。当初は自分から勉強を教えて欲しいと頼むも断られた挙げ句デリカシーのない一言を言われ、風太郎とは最悪な出会いを引きずり不仲が続いたが、次第に気を許すようになり喧嘩も少なくなっている。後に、母と同じ教師になる夢を抱くようになる[19]。男性に対しては潔癖な面がある。
- お菓子業界では知る人ぞ知るレビュワー「M・A・Y」としての顔も持っている。
- 3年への進級後は塾講師の手伝いのアルバイトを始める。
- 写真の少女(零奈)
- 本作のキーパーソン。回想シーンでたびたび登場する。
- 五姉妹のうちの誰か。小学生時代の風太郎に京都の修学旅行で出会い、彼が勉強に取り組む契機を作った人物。当時のツーショット写真を、風太郎は生徒手帳に挟んで所持していた。
- それ以降1度も会うことはなかったが、後に自信喪失していた風太郎の前に再び現れる。風太郎に励ましの言葉をかけたが、その真意を語らず別れを告げて姿を消した。
- 未来の花嫁
- 本作のもう1人のキーパーソン。風太郎の結婚相手。
- 五姉妹のうちの誰か。高校2年生時の林間学校のキャンプファイアーの日から2,000日後、風太郎と結婚式を挙げる。祖父が経営する旅館に赴いた際、縁結びの鐘を事故とはいえ鳴らしてキスをしている。
- アニメでは声は付かず、台詞は字幕になっている。
親族
- 中野家の父
- 声 - 黒田崇矢
- 五姉妹の継父。大病院を経営する資産家。勇也とは学生時代からの付き合いであり、「マルオ」と呼ばれている[20]。
- 本編開始の数年前に零奈と再婚した。常にポーカーフェイスを崩さない現実主義者だが、挑発に乗りやすいなど感情的な面もある。五姉妹の学業不振を気にかけているものの、多忙を理由にあまり顔を合わせようとしない。義娘たちには「〜君」付けで呼ぶなど、他人行儀に接している。
- 中野 零奈(なかの れな)
- 五姉妹の実母。本編開始時から5年前の8月14日に亡くなっている[19]。
- 元々はシングルマザーであり、再婚までは上杉家と変わらぬ極貧生活を強いられていた。生前は教師で、不愛想で生徒に媚びない鉄仮面であったが、その美貌ゆえにファンクラブができるほど人気があった。五月同様、常に敬語口調で喋る。
- おじいちゃん
- 五姉妹の祖父であり、零奈の父親。老舗旅館「熊虎」の経営者。
- 余命幾ばくもない白髪の老人。姉妹の顔を見極めることができる数少ない人物(本人曰く「愛があればできる」とのこと)。風太郎と花嫁の結婚式から数年前に亡くなっている。
学校関係者
- 前田(まえだ)
- 声 - 伊東隼人
- 一花の2学年次のクラスメイトの男子生徒で、人相の悪い目つきと逆立った茶髪が特徴的。3年次に風太郎や姉妹と同じクラスになる。
- 同じクラスの一花に気があり、林間学校の際に「手をつないだカップルは結ばれる」という縁結びの伝説があるキャンプファイヤーに誘おうとするが、替え玉として一花に変装していた三玖に声をかけてしまう。そのフォローに入った風太郎に何かと突っかかっていたが、在学中はそれなりに親交を深めていた。
- その後、林間学校の伝説がきっかけで同級生の女子生徒・松井(まつい / 声 - 内田彩[21])と結婚。身重の彼女と共に風太郎の結婚式に出席している。
- 武田 祐輔(たけだ ゆうすけ)
- 学園理事長の息子。風太郎達の同級生で、3年次にクラスメイトになる。父親は学校の理事長を務めており、母親は医師。
- 親の教育に縛られ、将来は母と同じく医師を目指すよう言われているが、本人は宇宙飛行士を夢見て努力している。自らの成績を鼻にかけることはあるが、不正を嫌い正々堂々戦うことを信条としている。
- 高校のテスト成績は風太郎が1位をキープし続けていたためずっと2位で、在学中ずっと彼をライバル視していたが、他人に関心を持たない彼には長らく存在すら認識されていなかった。そんな中、3年になって風太郎が成績を落とした原因が五姉妹の面倒を見ていたことであると知り、対等な条件で競うべく、親同士の密約を利用する形で家庭教師交代を賭け全国統一模試の順位を争うことになる。結果は健闘したものの敗北し、風太郎のことを永遠のライバルとして尊敬にも似た感情で認める。これ以降は風太郎とはある程度交流を持つようになった。
- 江場(えば)
- 陸上部の部長。浅黒い肌とポニーテールが特徴的。思い込みの激しい性格で少々エゴイストな面がある。助っ人として仮入部した四葉の才能に惚れ込み、彼女を入部させようと期末試験の勉強そっちのけで合宿実施等を画策するが、四葉に変装した二乃に強引な勧誘を咎められる。その後、流されるままで二乃や風太郎らにまで迷惑をかけたことを反省した四葉が改めて江場と話し合い、大会まで協力という条件で勧誘は諦める。
その他
- 江端(えばた)
- 五姉妹の義父に仕える秘書。白髪の壮年男性。学校で教師をしていた過去がある[22]。
- 風太郎を家庭教師として連れ戻そうとする五姉妹の頼みごとを聞き、「阿多部 丸男(あたべ まるお)」という架空の家庭教師として変装した[22][10]。
- 下田(しもだ)
- 五姉妹の母親の元教え子。月命日の墓参りの際に五月と出会い、そのそっくりさに姉妹の母と見間違えてしまう。元ヤンであり、口調が荒い。
- 五月に母親の教師としての顔を話し、自分自身は高2の時に姉妹の母親から薫陶を受け、そのまま教師に憧れ塾講師の道に進んだことを語った。五月に対して母親に憧れることと教師を目指すことの違いを語った上で進路をよく考えるように諭している。
- 社長
- 声 - 赤澤涼太
- 一花が所属する芸能プロダクションの代表者。バツイチのシングルファーザー。一花の才能に惚れ込んでおり、一見向いてなさそうな仕事だろうと演じられると信じて取ってくる[23]。風太郎に対しても興味を持っているらしい。
- 菊(きく)
- 社長の一人娘。ジト目と三つ編みが特徴的。
- 妙に大人びた幼稚園児。横柄な性格で、上から目線の発言が目立つ。母親の浮気で父親が苦労してきたのを知ってるため、ままごとでは「ママはいらない」と言うが、一方で母親がいないことを寂しく思っていることを風太郎に見抜かれ、子供らしく素直になるよう諭される[24]。
- 店長
- 風太郎と二乃のバイト先の店長。人相は悪いが人当たりが良く、穏やかな人柄。店を繁盛させるために常に試行錯誤しており、風太郎からは見習いたいハングリー精神と称される程。中野姉妹に対しても好意的だが、中野姉妹に食べ放題をさせる代わりに風太郎の給料から引くと言うなどのブラックなジョークを言うことがある。また、ライバル店である向かいのパン屋を「糞パン屋」と呼び、敵視している。
作中舞台
- PENTAGON
- 物語序盤から中盤までの舞台。メゾネットタイプのタワーマンションで、中野五姉妹の部屋は最上階の30階にある。「PENTAGON」は英語で五角形を指す。
- 五姉妹の個室は原作とアニメとで左右の並びが逆になっている。
- アパート
- 五つ子の引越し先。最初は一花が一人で生活費を負担していたが、彼女の提案で姉妹全員で折半することになり、他の姉妹もアルバイトを始めている。
- 高校
- 風太郎や五つ子の通う高校。五つ子は黒薔薇女子からこの高校に転校してきた。
- REVIVAL
- 風太郎と二乃のバイト先であるケーキ屋。一花が映画の撮影で訪れた。
書誌情報
コミックス
- 春場ねぎ 『五等分の花嫁』 講談社〈講談社コミックス〉、既刊12巻(2019年11月15日現在)
- 2017年10月17日第1刷発行(同日発売[講 1])、ISBN 978-4-06-510249-7
- 2017年12月15日第1刷発行(同日発売[講 2])、ISBN 978-4-06-510814-7
- 2018年[講 3])、ISBN 978-4-06-511075-1 3月16日第1刷発行(同日発売
- 2018年[講 4])、ISBN 978-4-06-511416-2 5月17日第1刷発行(同日発売
- 2018年[講 5])、ISBN 978-4-06-511988-4 7月17日第1刷発行(同日発売
- 2018年[講 6])、ISBN 978-4-06-512607-3 9月14日第1刷発行(同日発売
- 2018年12月17日第1刷発行(同日発売[講 7])、ISBN 978-4-06-513250-0
- 2019年[講 8])、ISBN 978-4-06-514125-0 2月15日第1刷発行(同日発売
- 2019年[講 9])、ISBN 978-4-06-514879-2 4月17日第1刷発行(同日発売
- 2019年[講 10])、ISBN 978-4-06-515308-6 6月17日第1刷発行(同日発売
- 2019年[講 11])、ISBN 978-4-06-516335-1 9月17日第1刷発行(同日発売
- 2019年11月15日第1刷発行(同日発売[講 12])、ISBN 978-4-06-517312-1
- 春場ねぎ 『五等分の花嫁 第0巻』、2019年3月20日発売[25] - TVアニメ「五等分の花嫁」第1巻(Blu-ray/DVD)初回限定特典。週刊少年マガジン2017年8号に掲載された読み切りを収録。
キャラクターブック
各ヒロインのイラストや作者インタビューなどを収録したファンブック。
- 春場ねぎ、週刊少年マガジン編集部(監修) 『五等分の花嫁 キャラクターブック』 講談社〈KCデラックス〉
- 『五等分の花嫁 キャラクターブック 一花』 2019年11月15日第1刷発行(同日発売[講 13])、ISBN 978-4-06-516921-6
テレビアニメ
この節には放送または配信開始前の番組に関する記述があります。 |
2018年8月8日にテレビアニメ化が発表され[26]、TBS『アニメリコ』枠ほかにて第1期が2019年1月から3月まで放送された[27]。その後、同年5月5日に第2期の制作決定が発表された[28]。放送時期は未定。
スタッフ
- 原作 - 春場ねぎ[7]
- 監督 - 桑原智[7]
- シリーズ構成 - 大知慶一郎[7]
- キャラクターデザイン - 中村路之将[7]
- 美術監督 - 斉藤雅己[7]
- プロップデザイン - 荻野美希、川石テツヤ[7]
- 色彩設計 - 油谷ゆみ[7]
- 撮影監督 - 染谷和正[7]
- 編集 - 内田渉[7]
- 音響監督 - 平光琢也[7]
- 音楽 - 田渕夏海、中村巴奈重、櫻井美希[7]
- 音楽制作 - 日音
- 音楽プロデューサー - 水田大介、中目孝昭
- プロデューサー - 田中潤一朗、中村伸一、古川慎、相島豪太、高野泰博
- アニメーションプロデューサー - 宇田川純男、大澤宏志
- アニメーション制作 - 手塚プロダクション[7]
- 製作協力 - ポニーキャニオン、講談社、GYAO、ZERO-A、日音
- 製作 - 「五等分の花嫁」製作委員会、TBS
主題歌
- 第1期
各話リスト
話数 | サブタイトル | シナリオ | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | ||||||||||||||||||
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第1期 | ||||||||||||||||||||||||
#01 | 五等分の花嫁 | 大知慶一郎 | 桑原智 | いわもとやすお |
| - | ||||||||||||||||||
#02 | 屋上の告白 | 前園文夫 |
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#03 | 問題は山積み | 山口頼房 |
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#04 | 今日はお休み | 森田眞由美 | 山岡実 | 桑原智 |
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#05 | 全員で五等分 |
| 前園文夫 |
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#06 | 積み上げたもの | 大知慶一郎 | 桑原智 | 森田侑希 |
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#07 | 嘘つき嘘たろう | 吉村文宏 | 中熊太一 |
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#08 | 始まりの写真 | 山岡実 | 宮田亮 |
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#09 | 結びの伝説1日目 | 森田眞由美 | 桑原智 | 千葉孝幸 |
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#10 | 結びの伝説2日目 | 山岡実 | 鈴木卓夫 |
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#11 | 結びの伝説3日目 | 大知慶一郎 | 桑原智 | 吉澤翠 | 中村路之将 | |||||||||||||||||||
#12 | 結びの伝説2000日目 | 吉村文宏 |
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放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [31] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2019年1月11日 - 3月29日 | 金曜 1:28 - 1:58(木曜深夜) | TBSテレビ | 関東広域圏 | 製作局 / 字幕放送 |
2019年1月12日 - 3月30日 | 土曜 0:00 - 0:30(金曜深夜) | サンテレビ | 兵庫県 | |
2019年1月13日 - 3月31日 | 日曜 2:00 - 2:30(土曜深夜) | BS-TBS | 日本全域 | BS/BS4K放送 |
2019年1月21日 - 4月8日 | 月曜 1:00 - 1:30(日曜深夜) | TBSチャンネル1 | 日本全域 | CS放送 / リピート放送あり[32] |
TBSテレビ・BS-TBS・TBSチャンネル1では『アニメリコ』第1部。 |
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2019年1月11日 - 3月29日 | 金曜 12:00 更新 | GYAO! |
金曜 23:30 - 土曜 0:00 | ニコニコ生放送 | |
2019年1月13日 - 3月31日 | 日曜 0:00(土曜深夜) 更新 | |
日曜 0:30 - 1:00(土曜深夜) | AbemaTV |
BD / DVD
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | |
---|---|---|---|---|
BD | DVD | |||
第1期[25] | ||||
1 | 2019年3月20日 | 第1話 - 第3話 | PCXP-50641 | PCBP-54071 |
2 | 2019年4月17日 | 第4話 - 第6話 | PCXP-50642 | PCBP-54072 |
3 | 2019年5月15日 | 第7話 - 第8話 | PCXP-50643 | PCBP-54073 |
4 | 2019年6月19日 | 第9話 - 第10話 | PCXP-50644 | PCBP-54074 |
5 | 2019年7月17日 | 第11話 - 第12話 | PCXP-50645 | PCBP-54075 |
TBSテレビ アニメリコ 第1部 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
五等分の花嫁(第1期)
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脚注
注釈
出典
- ^ “5人のヒロイン描く「五等分の花嫁」連載化! CLAMP版「HiGH&LOW」終了”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2017年8月9日). 2017年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月24日閲覧。
- ^ “読み切りで好評を博した『五等分の花嫁』連載スタート! 「ずっと待ってた!」”. ダ・ヴィンチニュース (2017年8月19日). 2018年1月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月24日閲覧。
- ^ “第43回「講談社漫画賞」決定のお知らせ” (PDF). 講談社 (2019年5月10日). 2019年5月10日閲覧。
- ^ 川俣綾加 (17 September 2019). "5分の4の読者に嫌われる覚悟で。『五等分の花嫁』春場ねぎが語る、ヒロイン創作秘話" (Interview). 2019年9月18日閲覧。
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は無視されます。 (説明) - ^ a b c d e f “「五等分の花嫁」花澤香菜、竹達彩奈、伊藤美来、佐倉綾音、水瀬いのりが5つ子に”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2018年10月20日). 2018年10月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m “スタッフ&キャスト情報”. TVアニメ「五等分の花嫁」公式ホームページ. TBSテレビ. 2018年10月20日閲覧。
- ^ 原作1巻, p. 122.
- ^ a b “「五等分の花嫁」OPは中野家の5つ子が歌唱!追加キャストに高森奈津美&日野聡”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2018年11月25日). 2018年11月25日閲覧。
- ^ a b 原作6巻, 第50話 七つのさよなら(12).
- ^ 原作1巻, p. 26, 第1話 五等分の花嫁.
- ^ 原作1巻, p. 94, 第2話 お宅訪問.
- ^ 原作1巻, p. 183, 第5話 問題は山積み.
- ^ a b c d e 五等分の花嫁【公式】 [@5Hanayome] (2018年2月16日). "「教えて!五月せんせー!」その2『イメージカラー』". X(旧Twitter)より2019年10月25日閲覧。
- ^ a b c d e f 「佐倉綾音が『五等分の花嫁』のキャラクターの魅力を語る!」『週刊少年マガジン Vol.02・03 2018年1月8日号』第60巻第2号、講談社、2017年12月13日、169-170頁。
- ^ 原作6巻, pp. 119–120, 第47話 七つのさよなら(9).
- ^ 読切, p. 32.
- ^ 読切, p. 25.
- ^ a b c 原作7巻, 第57話 最後の試験が五月の場合.
- ^ 原作8巻, 第68話 スクランブルエッグ(8).
- ^ @aya_uchida (2019年3月28日). "最終回にも、松井役で出演していました♪". X(旧Twitter)より。
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引数が必須です。 (説明) - ^ a b 原作6巻, 第49話 七つのさよなら(11).
- ^ 原作7巻, 第53話 今日はお疲れ(2).
- ^ 原作5巻, 第38話 リビングルームの告白.
- ^ a b “パッケージ情報”. TVアニメ「五等分の花嫁」公式ホームページ. TBSテレビ. 2019年1月11日閲覧。
- ^ “五等分の花嫁:「マガジン」のラブコメマンガがテレビアニメ化 19年放送”. MANTANWEB. MANTAN (2018年8月8日). 2018年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月8日閲覧。
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- ^ “アニメ「五等分の花嫁」第2期制作決定!5つ子のヒロインを描くラブコメディ”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2019年5月5日). 2019年5月5日閲覧。
- ^ a b “音楽情報”. TVアニメ「五等分の花嫁」公式ホームページ. TBSテレビ. 2018年11月26日閲覧。
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- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
- ^ “五等分の花嫁”. アニメ・特撮. TBS CS[TBSチャンネル]. 2018年12月13日閲覧。
講談社コミックプラス
以下の出典は『講談社コミックプラス』(講談社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。
- ^ “五等分の花嫁 (1)”. 2018年5月19日閲覧。
- ^ “五等分の花嫁 (2)”. 2018年5月19日閲覧。
- ^ “五等分の花嫁 (3)”. 2018年5月19日閲覧。
- ^ “五等分の花嫁 (4)”. 2018年5月19日閲覧。
- ^ “五等分の花嫁 (5)”. 2018年7月17日閲覧。
- ^ “五等分の花嫁 (6)”. 2018年9月14日閲覧。
- ^ “五等分の花嫁 (7)”. 2018年12月17日閲覧。
- ^ “五等分の花嫁 (8)”. 2019年2月15日閲覧。
- ^ “五等分の花嫁 (9)”. 2019年4月17日閲覧。
- ^ “五等分の花嫁 (10)”. 2019年6月17日閲覧。
- ^ “五等分の花嫁 (11)”. 2019年9月17日閲覧。
- ^ “五等分の花嫁 (12)”. 2019年11月15日閲覧。
- ^ “五等分の花嫁 キャラクターブック 一花”. 2019年11月15日閲覧。
外部リンク
- 五等分の花嫁【公式】 (@5hanayome) - X(旧Twitter)
- 五等分の花嫁 - マガジンポケット
- TVアニメ「五等分の花嫁」公式ホームページ|TBSテレビ
- TVアニメ『五等分の花嫁』公式 (@5Hanayome_anime) - X(旧Twitter)